サスペリア
アメリカからドイツのバレエ学校に留学してきたスージー。到着早々、彼女の周囲で奇妙な事件が次々と発生する。天井から落ちてくるうじ虫。盲導犬に噛み殺される盲目のピアニスト。学校に隠された秘密とはいったい何なのか。
他に類例が無いATG的な、ホラー映画作品。 映画音楽も、すぐれています。 バレエ学校の、校長(高齢の女性)、専属ピアニスト(盲人の男)、の素晴らしい演技。 カ―テンの向こうに悪魔お婆さん、のシーンには、感心しました。 1980年代にオンエアー(テレビ)されたときの画質はひどかった、ですが、現在、入手出来るDVDの画質は、最高レベルです。 これは、装置(セット)が配色等もカソリック的の、 イタリアの伝統を感じさせる、神的な作品として、お薦めの映画です。
ダリオ・アルジェント全盛期の1作。 一応物語はあるのだが、あまりそこに囚われて観ない方が良いだろう。 この映画の良さは何と言ってもその映像美にある。 赤・青・緑などの原色を基調とし、極度に色彩のコントラストをつけた画作りは、 外連味たっぷりで、観客を問答無用に異世界にブチ込んでしまう事に成功している。 その他異様な影や大きな怖い男、また酒場でのダンスや鏡を反射させる老婆など、 おそらく細かい意味などは何もないのだが、不気味で怖がらせることだけを 目的とした過剰なまでの恐怖演出がこの映画では数多くなされており、 とにかく怖い、というホラー映画の至上命題を達成することに大きく貢献している。 いや、それ以上にこの監督、ガチでヤバイんじゃないの、と思わせるような、 そんな演出が満載なのだ。 怖いと言えばゴブリンの演奏するあの有名なテーマ曲もそうだろう。 昔突然、夜のデパートの屋上でこの音楽が流れてきたときは、泣きたくなる思いだった。 この映画の前に作った「サスペリア2」(日本では公開が後だったので、「2」とつけられてしまった)や この映画の2本後の「シャドー」などが個人的には好みであり、 世界観の構築という意味では非常に高い完成度を誇る映画群だ。 ただ最近ではもうこの頃の様な作品にはお目にかかれず、寂しい思いをしているのだが それは私だけではないはずだ。
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