差別問題を描いた作品
2021年2月9日 23時26分
役立ち度:1人
総合評価:
5.0
アメリカの人種差別問題は、日本人の我々にとってあまり身近ではないし、なぜアメリカそこまで大きな問題になっているのか、歴史をよく知らない自分にとって、遠くない過去にただ、肌の色が違うだけで、これだけの差別や屈辱を味わっていた人が、大勢いたと思うと、この問題は本当に切実に解決していかなければいけない問題だと思えました。
ピアノの才能はあって、演奏家としても収入に問題がなくても、ただ肌が黒いというだけで不審者扱いされつかまってしまったり、お店をさせてもらえなかったり…。
主人公のピアノ奏者の男性のちょっと卑屈な部分がちょっと癪に障る時もありましたが、そんな彼を理解し、ボディーガードとして、また最終的にはよき友人として彼を支えるもう一人の主人公を見てると自分もこんな人間になりたいなぁと思えます。
ピアノ演奏の旅が終わり、最後、街に戻ってきたときはなんだかとてもさみしい気持ちになりましたが、最後には最高の幸せが待っています!