古典の現代的解釈に拍手!
2021年5月23日 22時56分
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総合評価:
4.0
これぞ『新時代』の透明人間ダ!
いやあ、面白かったですねえ。
124分という、ホラー系ではかなりの長尺ですが、決してダレることはなく、非常に楽しめました。監督は『SAW』を生み出したリー・ワネルですが、本作はSFアクションの傑作『アップグレード』の見せ方の応用(主にアクションシーン)が多数見られました。
それにしても、透明人間の現代的解釈には「ナルホド!」と膝を打つ思い。
コレも『アップグレード』でSFに開花したリー・ワネル監督ならではの着眼点でしょう。この設定にすることによってサスペンス映画としての幅が広がったと思います。
しかしホラー映画としてならポール・ヴァーホーヴェン監督の『インビジブル』の方が上だと、個人的には感じました。
さすがにケヴィン・ベーコンが演じた透明人間の狂気を超えることは難しいでしょう。
本作の場合、透明人間そのものよりも、ヒロインであるエリザベス・モスの熱演の方に惹きつけられました。
途中、本当に狂ってしまったのでは?と思うくらい、顔つきがヤバかった。
精神的に追い詰められて、キテる人間を体現していました。