プレデター
南米某国で行方を絶った重要人物奪還のためにジャングルに潜入する特殊コマンド部隊。だがゲリラを掃討した彼らを待ち受けていたのは宇宙から飛来した肉食異星人プレデターだった。体を透明化させて周囲の風景に溶け込み、どこからともなく牙を向くプレデターに隊員たちは次々に倒されていく。仲間を全て失った隊長シェイファーは、姿なき敵が熱に反応して攻撃してくる事を突き止め、ついに一対一の闘いを挑む。
この映画はなんといってもビジュアルのよさに限ります.あのアーノルド・シュワルツェネッガーが主演をするだけでもワクワクするのに,登場人物がことごとくマッチョです.みているだけで興奮します. 冒頭の握手のシーンが本当に大好きです.白人種と黒人種の上腕二頭筋が盛り上がって,間を友情が流れています.これだけで最高に面白いです. いわゆるネットで盛り上がる名シーンも数々あります.「いたぞおおおおお」と叫んでいる有名なシーンです.どうして,こんなに有名なのか少し意味不明です. 本作はシンプルにアクション映画として成功しています.何者かわからないまま,特殊部隊が次々と犠牲になります.不気味な雰囲気のまま人数だけが減っていく感じがたまりません. 結局,部隊はほぼ全滅するのですが,それからのシュワちゃんとプレデターとの闘いがまた見ものなんです.ランボーで森の中に逃げたときの展開です.自然を利用して立ち向かう展開は胸熱です.胸熱で胸厚です.
このレビューにはネタバレが含まれています
南米のジャングルで宇宙人に襲われる特殊部隊を描いた映画だが、 この宇宙人が何だかよく分からない。何だかよく分からないが、 とにかく面白いのだ。 こういうところがアメリカ映画のすごいところで、例えば「ブロブ」とか 「ザ・グリード」とか「トレマーズ」とか、設定に何の論理もリアリティもない 怪物がでてくるのだが、それ以外の物語が非常にしっかりしているので、 全体が面白く観れてしまう。この映画も、ただ怪物宇宙人に襲われる、 というだけではなく、シュワちゃんが騙されて救出作戦に駆り出されてしまう、 という風に設定がしっかりしており、対ゲリラとの戦闘シーンもよくできている。 チームのメンバーを率いる姿なんかなかなか板についており、 リズミカルにその行動をとらえるマクティアナンの演出が非常に素晴らしい。 画面も、見せるところはフィックスでしっかりと見せ、動きが必要なところは動く。 ただしハンディで撮るようなブレブレの画面は多用しないので、とても観やすい。 最近はカメラも小型化され、臨場感を出しやすいという理由でだか何だか知らないが、わざとブレ画面を多用する監督が多いが、見づらいだけだ。 全編を通すと論理的に破綻している映画なのに、何故か面白く観れてしまうのは やはり監督であるマクティアナンの手腕によるところが大きいだろう。 もう一つ、何だか分からないがこの映画が面白い理由の一つに、 やはり主演のシュワちゃんの存在感があげられるだろう。 もしこれをスタローンが演ったらどうだったか、ブルース・ウィリスだったら どうだったか、と考えてみると、どうもしっくりこない。 何がしっくりこないかというと、他の俳優では人間くさいからだ。 宇宙人に襲われて逃げ惑う「パニック」映画ならいいが、宇宙人との「対決もの」 となった場合、同じ土俵に上がれる俳優と言えば、シュワちゃん以外に いないだろう。「デモリション・マン」「ジャッジ・ドレッド」でスタローンは 惨敗したが、シュワちゃんはこの映画の他「トータル・リコール」やもちろん 「ターミネーター」シリーズなどで好成績を上げている。 この人間離れした風貌は、とてもSFと相性が良いのだ。 ただし、どうも「コマンドー」に見えて仕方がない。 最初、予備知識なしでTVで観た時、「コマンドー」の続編かと思った。 今度の相手は宇宙人なのか、と。 公開当時、評価は低かったが人気があったため、続編が作られ、 更にエイリアンと物語をシンクロさせた「エイリアンVSプレデター」まで 製作された。しかしどれも面白くない。 それは前述した要素が全て抜けているからだ。これらがないと、成立しえない映画なのだ。 別にエイリアンとプレデターが戦ってもらわなくてもいい。 コマンドーと戦うプレデター、これが一番面白いのだ。
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