ターミネーター ニュー・フェイト
ある日、未来から来たターミネーター“REV-9”(ガブリエル・ルナ)が、メキシコシティの自動車工場で働いている21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)と弟のミゲルに襲い掛かる。ダニーとミゲルは強化型兵士のグレース(マッケンジー・デイヴィス)に救われ、 何とか工場から脱出した。そして彼らをしつこく追跡するREV-9の前に、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が現れる。
前提として第1作ターミネーターを現代の社会や価値観に合わせてブラッシュアップし、ベースとなる物語や設定を現代版に変換したような映画だった。 映画全体の基本的な展開はこれまでのシリーズと同じように、標的を抹殺するべく未来からターミネーターが送り込まれ、相変わらずしつこく追っかけてくる映画。 何度も新作が作られ、過去の話はなかったことにもされ続けた不遇なシリーズにあたらた切り口を開けてみせたことは今作最大の魅力である。 シリーズ従来の設定として、英雄の子を産むサラコナーは、「母」であることが前提であった。つまりサラが聖母マリアのように(『神』であるキリストを授かった)英雄を生む母胎だった(サラの台詞でターミネーターが狙うのは子宮よ)。 守るべきものはサラではなく、ジョンであるということ。 それに対して、今作ではダニ本人が英雄というのは新鮮だ。 当時と現代の大きな違い、女性の社会進出とともに従来の男女観の転換を練り込んでいるあたりはすごく良いと思う!
このレビューにはネタバレが含まれています
SFアクション映画の革命作として名高い1984年の「ターミネーター」、1991年の「ターミネーター2」そして、本作はその「ターミネーター2」の正統な続編となる作品です。また「ターミネーター」を作り出したジェームズ・キャメロンが制作に復帰しています。ジェームズ・キャメロンといえば「ターミネーター」だけではなく、「エイリアン2」・「タイタニック」・「アバター」などの監督もしているハリウッド界の巨匠です。 本作では、アーノルド・シュワルツェネッガーに加え、28年ぶりに復帰したリンダ・ハミルトンが出演し、「ターミネーター」シリーズの往年のファンには、堪らない内容となっています。また新キャラクターとして、タイムマシンにより送られてくる女性戦士「グレイス」が、中性的な魅力をもっていて、本作の見どころの一つになっています。 「ターミネーター」シリーズは、何作が出ていますが、本作は「ターミネーター2」に直接繋がっているので、「ターミネーター2」を観ている方なら、ストーリー展開がとても分かり易いと思います。本作では、前作の強敵だったT-1000をさらにバージョンアップさせたREV-9という新しいサイボーグの強敵が出てきますが、このREV-9が凄まじいほどの強さです、しかもわざと目立たなくさせるためか、見た目はひょろっとして地味な感じなのでそのギャップが逆に怖さを感じます。 T-800ことアーノルド・シュワルツェネッガーは、年と共に人間性が増強されマイルドになった印象、正直本作では、あまり印象に残りませんでした、しかしその分、28年ぶりに復帰したリンダ・ハミルトンの、年齢を感じさせない超絶アクションがとにかく凄かったです。もしかしたら、本作の一番の見どころかもしれません。
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