ドウェイン・ジョンソン(ロック様)とケヴィン・ハートのコンビが非常に魅力的なアクションコメディで、アクションあり友情ありのエンタメ要素満載の一作です。
ボブともう一人の主人公であるカルヴィンのやり取りは常に軽妙で、突如として身に降りかかった事件や、無茶苦茶なボブに振り回され続けるカルヴィンのうろたえまくる姿が最高です。
しかし、最初はボブを見捨てて逃げるほどだったカルヴィンもボブと一緒に行動する内に絆が芽生え、高校時代にいじめられたトラウマから弱気になったボブをカルヴィンが陰に日向にフォローし、ボブもカルヴィンを信頼しているためこれ以上ないくらい良い組み合わせです。
アクション面でもロック様のパワフルなアクションシーンが終始繰り広げられ、主役に相応しい大活躍をしてくれますし、ケヴィン・ハートのコミカルな動きも必見です。
ストーリーはオーソドックスながらも真の黒幕がなかなか判明しないこともあって常に信頼できる人間が少なく、緊張感があります。
複雑な伏線や深いメッセージ等はありませんが、爽快で何も考えずに楽しめるマッチョなエンタメ映画です。