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引用:IMDb.com

ラストナイト・イン・ソーホーの町山智浩さんの解説レビュー

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2021年12月01日更新
だんだん自分を解放していくというですね、非常にいい話になっているんです。成長していく物語になってるんです。で、アッ!と驚く結末です。えっ?っていう感じで。はい。その辺は言えないんですけど、まぁ非常に優れた映画で。ちょっと怖くて嫌な気持ちになりたくないなと思う人が行っても大丈夫です!素晴らしい結果が待っていますので。(TBSラジオ「たまむすび」より)

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』(https://www.tbsradio.jp/tama954/)で、『ラストナイト・イン・ソーホー』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。

町山さん『ラストナイト・イン・ソーホー』解説レビューの概要

①ロンドンの繁華街、ソーホーについて
②超高級っていう所で、一歩裏に入ると○○○感じの店がある、それがソーホー
③60年代イギリスに憧れる、現代の女の子の話
④夢の中で1965年のロンドンにワープする
⑤1960年代のロンドンは世界の中心だった
⑥夢の中の人物、サンディが実在している事がわかる
⑦ポップな曲がかかっている中で、映画はホラーに突入していく
⑧女性が自由に活動出来ると思ったが事実は違い、真実は○に隠されていた

※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。

イギリス映画を町山さんがご紹介

(町山智浩)という事で今回の映画のお話をします!はい。今回はですねイギリス映画なんですけど、はい。あ、音楽がかかって・・。

〜音楽〜

(赤江珠緒)うん、フランス語ですね。

(町山智浩)はい。今この曲はですね、ペトゥラ・クラークというイギリスの歌手のですね『Downtown』という歌の、何故かフランス版がかかってますけど。(笑)

(赤江珠緒)あぁ、そうなんですか。(笑)

(町山智浩)これ元々は英語です!はい。

(山里亮太)この曲は聞いた事ある!

(赤江珠緒)ねぇ。よく聞きますね。

引用:IMDb.com

ロンドンの繁華街、ソーホーについて

(町山智浩)はい。映画で『ラストナイト・イン・ソーホー』というね、映画を今日は紹介します。”ソーホー”というのは、ロンドンの繁華街なんですけれども、説明するのすごく難しいんですが・・ピカデリーサーカスってご存知ですか?

(赤江珠緒)うん。

(山里亮太)僕はちょっと・・。

(町山智浩)ロンドンの1番ど真ん中で。で、そこにはリージェントストリートっていうまぁ銀座のなんていうか・・三越あたりみたいな高級ブティックが並んでる道があるんですよ。

(赤江珠緒)目抜き通りみたいな?はい。

(町山智浩)目抜き通りみたいな。で、すぐ、その近くって言うか、その90度曲がった所にレスタースクエアって言って、そこは高級な劇場がいっぱい集まってる所で。だから日比谷みたいな感じですね。ミュージカル劇場とか映画館とかあの、1番高級なのが集まってる所があって、そこの2つのその高級な所に挟まれた所ソーホーという所があるんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)90度の角度で挟まれているんですが、そこはものすごくいかがわしい所なんです。

(山里亮太)いかがわしい・・ほう。

銀座のような高級な街の近くにいかがわしい場所が

(町山智浩)だから昔はストリップバーとかがいっぱい集まって風俗系の店が集まってる所なんですよ。ですごく面白いのは、日本だとだから銀座とか日比谷に、歌舞伎町がある感じなんですよ。

(山里亮太)おーーなるほど。はいはいはい。

(町山智浩)ロンドンに行く人はね、結構ビックリすると思うんですね、表通りもう超高級っていう所で、一歩裏に入るとヤバい感じの店があるんですよ。今はだいぶ高級化したんでなくなったんですけど、僕が初めてロンドンに行った時は結構びっくりしましたね、85年ぐらいだったんですけど。で、その「ソーホーで昨夜」っていうタイトルの映画がこの『ラストナイト・イン・ソーホー』っていうタイトルの映画なんですが。これですね、ホラー映画です。

(山里亮太)えっ。ホラー?

(町山智浩)はい。で、ミュージカル映画です。

(赤江珠緒)ホラーでミュージカル映画!

(山里亮太)共存するの?

引用:IMDb.com

ホラーでミュージカル映画

(町山智浩)共存するんですこれ。で、タイムトラベル物なんですよ。で、基本的には青春映画です。

(山里亮太)えっ。(笑)すごい、色んな要素がいっぺんに・・。

(町山智浩)これ、詰め込みすぎているんですけど。

(赤江珠緒)うん、ちょっと思いました。(笑)

(町山智浩)これ監督はですね、『ショーン・オブ・ザ・デッド』とか『ベイビー・ドライバー』とかを作ってきた人で、僕は何度もインタビューしてるまぁオタク系のエドガー・ライトという監督なんですけれども。その彼がですね、まぁ若いんですけど、子供の頃からお父さんとお母さんから1960年代のロンドンとかイギリスで流行ってた歌をずっと聞かされてきて。

映画「」のポスター

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)自分がまだ生まれてなかった60年代のロンドンに憧れて作った映画がこの『ラストナイト・イン・ソーホー』なんですね。

(赤江珠緒)ふーん!うん。

(町山智浩)でこれね、ストーリーは、まず20歳になったばっかりの、イギリスの田舎に住んでる女の子が、おばあちゃんがずっと、いつも聞かせてくれる60年代のイギリスのポップス、歌謡曲ですね。に憧れて、その60年代のファッションとか60年代の映画とかを見て、60年代に行きたいな!っていう気持ちになって。で、ファッションデザイナーを目指して60年代風のデザインのファッションを描いてですね、応募して、ロンドンのファッションスクールに・・ロンドンにもすごいファッションスクールが実際にあるんですけども、に、入学を許されるっていう所から始まります。

(赤江珠緒)あー、なるほど、うん。

(町山智浩)で、その女の子はですね、エロイーズっていう名前で、トーマシン・マッケンジーというですね、『ジョジョ・ラビット』っていう映画でヒロインを演じた、本当に20歳ぐらいの女優さんが演じてるんですけど、その彼女が60年代のロンドンに憧れて現代のロンドンに行くとですね、まぁ全然彼女の思ってたような物と違う訳ですね、想像した物と。で、やっぱり昔の事ばっかり好きで、今の友達となかなか仲良くなれないんですよ。

映画「」のポスター

(赤江珠緒)あぁー。

(町山智浩)溶け込めないんですね、現在のロンドンに。で、1人で寮を出ちゃって、ある下宿に入るんですけれども、その下宿がある所はソーホーなんですよ。

(赤江珠緒)うーん!うんうん。

(町山智浩)ただソーホーはそんなにもういかがわしくないんですよ今は。世界中、どこの都市も家賃が上がっちゃったんで、ヤバい所はどんどん消えてってるんですけども。

(赤江珠緒)あぁ、そっか・・。

(町山智浩)で、その彼女がそのソーホーの下宿で夜寝るとですね、夢の中で1965年のロンドンに行っちゃうんですよ。

(赤江珠緒)ふんふん、うん。

夢の中で1965年のロンドンにワープ

(町山智浩)でも、鏡を見ると自分じゃないんですよ、その鏡の中にいるのは。それはね、後からわかるんですサンディというね、1965年に実在した女性の中に彼女が入っちゃうんです、夢の中で。

(赤江珠緒)ほーう、ほうほう。

(町山智浩)はい。それで現代の20歳ぐらいの女の子と1965年の20歳ぐらいの女の子が夢、の中でリンクするっていう非常に奇妙な映画なんですね。でそのサンディっていう60年代の女の子を演じているのはアニャ・テイラー=ジョイというですね、あの・・『クイーンズ・ギャンビット』の・・。

(赤江珠緒)あー!すごく印象的なね、眼力の強い女優さんですよね。

(町山智浩)そうです、ものすごい眼の力の強い。彼女なんですけど。彼女は1965年にロンドンにやってきた子なんですね、歌手を目指して。でそこに行くと、1960年代のロンドンっていうのは実は世界の中心だったんですよ。これはね、ちょっと説明しないとわからない所なんですけども、ビートルズが出てきたでしょう?

(赤江珠緒)そうかぁ!はい。

引用:IMDb.com

1960年代のロンドンは世界の中心だった

(町山智浩)ね。それでミニスカートが出てきたんですよ。ロンドンから。

(赤江珠緒)ツイッギー?

(町山智浩)そう。ツイッギーです。よくご存知ですね!はい。で、そのファッションとか音楽とかカルチャーは全部ロンドンから世界中に向けて発信すると。いう時代で、60年代は。とにかく60年代のロンドンって言うのは世界の全ての文化がそこから生まれるっていう時代だったんですよ。あの『007』、ジェームズ・ボンドもいましたしね。そこで流行ったものは全部世界で流行ると言う事で、もう全世界からお洒落な人が来て、で、もう町中ものすごくお洒落で華やかで、超楽しい世界になってるんですね。

(赤江珠緒)へえ〜。

(町山智浩)で、その60年代のロンドンに彼女は、憧れてる現代の彼女が、60年代の女の子の体の中に入って、もう60年代ロンドンを超楽しむ訳ですよ。

(赤江珠緒)あぁ。そこは堪能できていいんですね、本人もね。

60年代ロンドンを満喫するが・・

(町山智浩)そう。そこはすごい楽しいです。で、そこにまたハンサムな彼氏が来てですね、君は素晴らしい才能を持っている。と。君をスターにしてあげようって近付いてくるんですね彼が。で彼と恋に落ちるんですけど。ただ、その時にロンドンのその華やかなショービジネスとかファッションの中心の所に、わずか1ブロック裏に入っただけで恐ろしい闇の世界が広がってるんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)だからこれ本当にね、ロンドンが独特で、世界中どこでもそんな話はできないなっていう事なんですね。つまり、すごく高級な所と、ものすごく怖い暗黒街?風俗街が、本当に1ブロック、2ブロックで繋がってるっていうのはロンドンぐらいなんですね。他はみんな棲み分けてるじゃないですか。

(赤江珠緒)そうそう、そんなに隣接はしないですね、それはね。

(町山智浩)隣接してないんですよ普通は。でもロンドンだけはなぜかしてたんですよ。で、彼女は華やかなスターの方に行けると思ってるんですが!っていう事で大変な事になってくんですね。そのサンディっていう60年代の女の子は。で、それを夢で体験して、これは夢なのかしらってその、現代のエロイーズちゃんは思うんですけど、調べていくとこのサンディが実在している事がわかってくるんですよ。

(赤江珠緒)ほお!

引用:IMDb.com

夢の中の人物、サンディが実在している事がわかる

(町山智浩)だから何とか彼女を助けなきゃ!と思うんですよ。2つの時代のその時間軸が並行して進む話なんですよ。

(赤江珠緒)ほーお!

(町山智浩)と言うね、非常に奇妙なサイエンスフィクションのようでファンタジーのようでホラーでね。で、しかもずーっとさっきから流れてる60年代ポップスがずっと流れてるんですね。

(赤江珠緒)ふーん!うん。

(町山智浩)はい。これねシラ・ブラックさんという人の『You’re My World』っていう歌で、この人はビートルズとかと一緒に出てきた女性歌手なんですけど、この頃ね、イギリスの女性ポップス、女性歌謡曲っていうのはものすごく流行っていたんですよ。で、そういった非常にロマンチックな歌が流れるんですけど、画面で起こる事はホラー映画ですから血みどろなんですよ。

(赤江珠緒)うん。この、曲の中で?

ポップな曲がかかっている中で、映画はホラーに突入していく

(町山智浩)こういった曲、こういったもう楽しいポップスとかロマンチックな歌を背景にものすごく恐ろしい事が起こっていくんです、どんどん。どんどん映画はホラーに突入していくんですけど、この『ラストナイト・イン・ソーホー』という映画は、そういう風に画面で恐ろしい事起こって、音楽がすごくポップでかわいいロマンチックな・・って言うと、ミスマッチに聞こえるでしょう。ところが、実は結構、ミスマッチじゃないんですよ。

(赤江珠緒)えっ。何故に?

(町山智浩)これ歌詞を聞いてくと、その当時のイギリスの歌謡曲というのは、非常に絶望的な恋愛について歌った物ばかりなんですよ。

(赤江珠緒)へーえ!うん。

(町山智浩)だから「あなたがいなければ死んでしまう」とか。「あなたは私の全てなの」とか。で、途中でですね、「パリの操り人形」というサンディ・ショーの歌が流れるんですけれども、その歌は「パリの操り人形」って、すごく楽しい感じの曲なんですね。これ、今かかってます。

〜音楽〜

(町山智浩)すごい楽しそうでしょう?この曲。ねぇ。この「パリの操り人形」っていう歌は大ヒットしたんですけど、これ歌詞をよく聞くと、「私はあなたを愛して、あなたの操り人形になってしまった」っていう歌なんですよ。で、「私はあなたの言いなりなの」っていう歌詞なんですよ。で、このサンディは、その悪い男の為に言いなりになって恐ろしい事になっていくんですけども、この当時って、この主人公の現代の女の子は、その当時のロンドンっていうのはものすごく、女性が解放された所だったんですね。つまりミニスカートを履いてた訳ですよ。で、それまでのイギリスって言うのは、1960年ぐらいまでのイギリスって言うのは世界で1番、非常に伝統的で、女性差別的で厳しい社会だった訳ですね。で女の人は手首まで必ず隠さなければならなくて、首も見しちゃいけなかったんです、昔イギリスでは。だから襟の詰め襟みたいなドレスをビクトリア王朝時代の女性は着てたんですよね。

(赤江珠緒)そっかそっか、うん。

引用:IMDb.com

女性が自由に活動出来ると思ったら・・

(町山智浩)そのぐらい、ものすごく厳しくて、それで女性は何もしちゃいけないとかね。なってて、ある高級な生活をしてる女性達は、なにも一切、家事も何もしないでただ家にずっといるっていう状態だったりしたんですけども。ただそれが急に1960年代になって、それこそミニスカートで足出して。でパンツ見えてる訳ですよ、あの時代ってみんな。で、その・・フリーラブとか自由恋愛って、結婚に縛られない恋愛をしようっていう事で女性が一気に解放されて、急に良くなったと。思われてたんですけども、実際にはその歌とかを聞くと、まだものすごく女性は抑圧の下に置かれていた事がわかるようになってるんですよ。で、このサンディとか、この映画のヒロインの子達は最初は憧れて、ロンドンの開放的で自由な・・ねぇ、女性が自由に活動できるものだと思って行ってみたら、実はその裏にあった闇に吸い込まれていくっていう話なんですね。

(赤江珠緒)おおおお・・。そういう事か。

(町山智浩)そう。この頃ね、実は日本の歌謡曲もそうだったんですよ。

(赤江珠緒)んっ!?

(町山智浩)その当時、1965年ぐらいの日本の歌謡曲っていうのはイギリスのその頃の歌謡曲とすごくよく似てるんですよ。奥村チヨさんが歌った、「恋の奴隷」っていう歌を聞いた事あります?

(赤江珠緒)あぁ!ありますあります、はい。

日本でもイギリスと同じ事が起きていた

(町山智浩)どう思いました?

(赤江珠緒)”恋の奴隷になりました”ですもんね。”奴隷”っていう言葉がもう今は・・歌詞としては使って来ないですもんね。

(町山智浩)使えないでしょう?ねぇ。だってあの、”恋の奴隷になりました”って、その後ね、”悪い事があったら、どうぞぶってね”って言うんですよ。

(赤江珠緒)そうだそうだ。

(町山智浩)で、”あなた好みの女になりたい”っていう歌なんですよ。それ、さっき流したその、「パリの操り人形」殆ど同じなんですよ、歌詞が。

(赤江珠緒)精神的には支配されてるって事かぁ、なるほど。

(町山智浩)あと、弘田三枝子さんがこの頃、「人形の家」っていう歌を歌ってて。それは、「あなたに捨てられた私は捨てられた人形みたい」っていう歌なんですね。これ実は、ものすごく女性と男性との関係が、非常に当時、イビツだった事が実はわかるんですよ。で、さっき言っていたこのストーリーね。『ラストナイト・イン・ソーホー』っていう映画の中にあるその60年代に、都会に憧れてスターになる事に憧れて、田舎から出てきた女の子が騙されてっていう話って、実は1965年頃、日本で山のように作れてたんですよ、そういう映画が。それはね、『夜の青春シリーズ』っていう映画が東映で作られてて。

(赤江珠緒)『夜の青春シリーズ』?

(山里亮太)ほう!

引用:IMDb.com

夜の青春シリーズ

(町山智浩)『夜の青春シリーズ』。大抵、緑魔子さんが主演なんですよ。で、緑魔子さんが田舎から出てきた女の子で、なんかスターになりたいな、歌手になりたいな、みたいな事で田舎から出てくるんですけども、そこで男に騙されて。その男に惚れて。で水商売で働かされてっていう映画が次々と作られていた時代があって。

(山里亮太)えー!

(赤江珠緒)わぁ〜ほんとだ!ここにポスターがありますけど、梅宮辰夫さんと共演されたり。

(町山智浩)そう!梅宮辰夫さん毎回それやってたんですよ!で、その映画のタイトルがですね、『ひも』とかね。『ダニ』とかね。

(赤江珠緒)『かも』!とかね。

(町山智浩)そう。そういうタイトルで梅宮辰夫が次々と田舎から出てきた少女を引っ掛けて、自分に惚れさせて、働かせるっていう映画が次々と作られてて。

(赤江珠緒)うっわぁ〜・・。

(町山智浩)まぁ恐ろしい時代だった訳ですよ。

(赤江珠緒)そうですね・・。

(町山智浩)まぁ表側ではグループサウンズがあってね。非常に華やかな時代だった訳ですけど、グループサウンズっていうのはイギリスの、そのビートルズとかそういった物に影響されて日本で出てきた物なので、そういう表の部分から闇の部分まで実は当時の日本とイギリスはそっくりだったんですよ。

世界が抱える共通したテーマ

(赤江珠緒)そうか・・!やっぱりこう世界が抱えている問題って今もね、格差が・・色んな映画が作られるっていう事を町山さん仰いますけど、やっぱりその時代その時代にあるんですね。テーマみたいなものがね。

(町山智浩)あるんですよ。そう。だから僕は日本の方だけは詳しく知ってましたけど。同時期に生きてたから。

(赤江珠緒)『夜の青春シリーズ』・・!

(町山智浩)そう。イギリスでも全く同じだったっていうのは今回ね、そのエドガー・ライト監督と話してねよく分かってね。ちょっとびっくりしましたね。ただ、ここでひねってるのは、そこに現在の女の子が入って来て、その60年代の子をなんとか救おうとするっていう話が新しい・・ね、ポイントで、この映画の。しかもこの主人公の女の子は現代では非常に生きづらくて、友達とかあんまりいなかった子が、60年代に接する事でだんだん自分を解放していくというですね、非常にいい話になっているんです。成長していく物語になってるんです。

(赤江珠緒)そうですね!なんか何重にも仕掛けがあるみたいな感じですね。

(町山智浩)そうです。で、アッ!と驚く結末です。えっ?っていう感じで。はい。その辺は言えないんですけど、まぁ非常に優れた映画で。ちょっと怖くて嫌な気持ちになりたくないなと思う人が行っても大丈夫です!素晴らしい結果が待っていますので。

(赤江珠緒)おっ!そうですか。

(町山智浩)ぜひご覧いただきたいと思います。『ラストナイト・イン・ソーホー』です。

(赤江珠緒)はい。12月10日からロードショーで始まります。『ラストナイト・イン・ソーホー』。わかりました。町山さん、ありがとうございました。

(山里亮太)ありしたーっ!

(町山智浩)どもでした!

※書き起こし終わり

○○に入る言葉のこたえ

②超高級っていう所で、一歩裏に入るとヤバい感じの店がある、それがソーホー

⑧女性が自由に活動出来ると思ったが事実は違い、真実は歌に隠されていた

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