ライダーズ・オブ・ジャスティスの町山智浩さんの解説レビュー
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映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』(https://www.tbsradio.jp/tama954/)で、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
町山さん『ライダーズ・オブ・ジャスティス』解説レビューの概要
①『ライダーズ・オブ・ジャスティス』って言うのは、”正義のライダー達”という意味
②デンマーク映画
③デンマークといえばアンデルセン
④列車事故で奥さんがなくなってしまう
⑤列車事故はギャングが仕組んだと陰謀論を唱える3人組のおじさん
⑥ギャングに復讐をして殺してしまう
⑦というコメディ映画
⑧陰謀を見つけたおじさん3人について
⑨取り返しのつかない事になって死体の山が築かれていく
⑩3人のおじさんの正体
※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』町山さんの評価とは
(町山智浩)今日、紹介する映画はですね、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』と言うかっこいいタイトルの映画で、これちょっと、1月21日から既に日本の劇場でも公開が始まってるんですけど、はい。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』って言うのは、”正義のライダー達”って言うね、なんかこう仮面ライダー勢揃いみたいなタイトルなんですけど。
(赤江珠緒)そうですね、王道な感じ。
(山里亮太)ヒーロー物って言うか。
(町山智浩)これね、デンマーク映画なんですよ。
(山里亮太)デンマーク。。
(町山智浩)デンマークって言うと、なんですかね、はい。なんか、デンマークで思い出すもの。
(赤江珠緒)デンマークって言うと・・。なんか北欧の。。
(山里亮太)家具家具!おしゃれ家具。
(町山智浩)オシャレ家具違う、それはスウェーデン。(笑)
(赤江珠緒)スウェーデンか。(笑)デンマークって、なんだ?
デンマークといえばアンデルセン
(町山智浩)デンマークって言うと・・?アンデルセン。
(赤江珠緒)アンデルセンだ!
(町山智浩)アンデルセンのね、童話のような非常にほのぼのする映画が、この『ライダーズ・オブ・ジャスティス』なんですけど。はい。主演はね、マッツ・ミケルセン。この人は『007/カジノ・ロワイヤル』では泣き虫の悪党ル・シッフルって言うのを演じて世界的スターになった人なんですけど。悪党なんだけどいつも泣いてて。泣きながらねジェームズ・ボンドのタマキンを拷問したりしてましたけど。(笑)よくわかんないキャラでしたけど。
(赤江珠緒)あぁはいはい。
(町山智浩)覚えてます?(笑)みんなあのシーン。(笑)で、その後はね、『ハンニバル』って言うドラマで、『羊達の沈黙』の天才殺人鬼のハンニバル・レクター博士を演じて、気に食わないやつを片っ端から殺してね、料理して食べちゃう役でしたけど。そうすると変な役ばっかりなんですけど、その一方で結構、いい人の役も上手くてね。前に『たまむすび』で紹介した『アナザーラウンド』って言う映画では、学校の先生なんですけど、奥さんからも子供からも生徒からもバカにされて、冴えない高校の先生で、だんだんお酒に溺れていく、かわいそうなおじさんを演じてましたね。
(赤江珠緒)ふ〜ん。
(町山智浩)と言うね、なんだろ、怖い人からかわいい人まで出来る、まぁすごい名優なんですが。はい。でこの映画はですね、彼が演じるのは、特殊部隊で戦う軍人なんですよ、マッツ・ミケルセンは。戦場に行ってると、その間にデンマークに残している奥さんと娘が列車に乗っていて、そこにいきなり別の列車がぶつかってきてですね、大事故になって、この奥さんが亡くなっちゃうんですね。
(赤江珠緒)あら〜・・。
列車事故で奥さんが亡くなってしまい・・
(町山智浩)で、後に残された娘のマチルデちゃんと、このマッツ・ミケルセンが悲しんでる所にですね、3人組の非常に奇妙な男達が現れるんですよ。で、この中の1人のオットーと言う人がですね、「私はあの列車に乗っていた者です。奥さんが亡くなられて非常に悲しんでおられると思います。私の本職は統計学者なんです。私は、統計学上ですね、この列車とあの列車が激突する可能性を計算したんですが、それはもう何兆分の1で、もう殆どない事なんです。だから、あの事故は偶然ではなくて、仕組まれた事なんです。陰謀があったんです。」って言うんですよ。
でそのオットーはですね、2人の仲間を連れてくるんですね。それはレナートって言う男と、ウルフって言うおっさん2人を連れてきてですね。「この彼らは実はインターネットのエキスパートなんです。この2人が、レナートとルフがインターネットを使ってこの列車事故を起こした犯人を突き止めました。」って言うんですよ、マッツ・ミケルセンに。で「その犯人は、ライダーズ・オブ・ジャスティスと言う暴走族なんです。」って言うんですね。ライダーズ・オブ・ジャスティスって言いながら暴走族なんですけど。(笑)
(赤江珠緒)そっち?うん。
陰謀論を唱える3人組のおじさん
(町山智浩)で、暴走族って言ってもね、日本の暴走族とは違うんですよ、アメリカとかヨーロッパの暴走族って。日本だと、ほら、原チャに乗ってクネクネ走ってたりコンビニでウンコ座りしてるお兄ちゃん達だけど、暴走族って。アメリカとかヨーロッパの暴走族って組織的な犯罪組織なんですよ。で、マシンガンとかショットガンとかで軍隊みたいに武装していて、武器の密輸であったり、麻薬の販売だったりをしてるまぁ、結構大きい組織なんですね。アメリカでもヘルズ・エンジェルスとかそうなんですけども。非常にまぁ私設軍隊みたいな所があるんですよ。それがまぁこの事件を起こしたんだと。で、そのオットー達が言うには、「彼らが起こした殺人事件の証人がその列車に乗っていて、今度裁判で証言する予定だった。その証人がその列車事故で死んだんだ。だからその証人を暗殺するために仕組まれた列車事故だったんですよ。」って言うんですよ。
(赤江珠緒)あら〜〜・・はい!
(町山智浩)で、それに奥さんが巻き込まれたんだと。列車内の監視カメラのデータが公開されてるんで、それを使って色々見たんですが、その事故の直前に1人の男が手前の駅で降りてるんです。その男が怪しいと言う事で、その男の顔を我々で顔認証しましたと。インターネット中で。そしたら、その降りた男はギャングで。そのライダーズ・オブ・ジャスティスのメンバーだったんだと。言うんですよ。
(山里亮太)たどり着いた・・?
ギャングに復讐
(町山智浩)「だから、彼らがやったんです。」と。言われて、で、奥さんが亡くなって悲しみに沈んでたマッツ・ミケルセンはですね、それを聞いて「なんだ犯人がいたのか!」と。「偶然だと思ってたのに!」と。言う事でまぁ、復讐の怒りに燃えてですね、そのギャング、顔認証で一致したギャングの家に行こうって事になるんですよ。で、このマッツとオットー達3人がその家に行くんですけども、すると、ドアをトントンってノックするんですけど、そしたらいきなり出てきたヤツはギャングなんで、いきなり拳銃を突き出したんですよ。こうバンと。そしたらマッツ・ミケルセンは特殊部隊で訓練された殺人マシンなんで、反射的に反撃してですね、素手でそのギャングをその場で殺しちゃうんですよ。
(赤江珠緒)わあ!
(町山智浩)だから考えるよりも先に体が動くって言う・・なんて言うんですかね、梅干しを見るとツバが出るみたいな感じですね、反射で。
(赤江珠緒)そんなに?
(山里亮太)反射で。(笑)
(町山智浩)反射で。で、その男を殺しちゃったから大変な事になっちゃうんですよ。まず手がかりがなくなっちゃうでしょう?
(赤江珠緒)えぇ!(笑)
(山里亮太)あぁそうかそうか。
(町山智浩)で、そもそも殺人なんですこれねぇ。
(赤江珠緒)そうね。いきなりね。
(山里亮太)そうだ復讐とはいえ。
というコメディ
(町山智浩)それでまた彼ギャングのメンバーだから、これでギャングから追われる事になっちゃうんですよ、この3人組とマッツ・ミケルセンは。それでも警察には通報できないんですよ、殺人事件やっちゃったから。で、どうしよう?って言う、コメディなんですよ。
(赤江珠緒)ちょちょちょ、ええっ?
(町山智浩)なんかこう、聞いてるだけで、ほのぼのと心温まる感じがするでしょう?
(赤江珠緒)いえいえいえいえ!すごく荒ぶってますけど。
(山里亮太)人死んでますけど!(笑)
(町山智浩)アンデルセンって言う感じで。アンデルセンって感じじゃないですか?
(山里亮太)ギャング出てこないですもんアンデルセン!(笑)
(町山智浩)あれっアンデルセンってギャングとか出てこなかったっけ?
(山里亮太)出て来なかったです!(笑)僕が読んでるアンデルセンは出てこなかったです。
(町山智浩)おかしいな、おやゆび姫とかマシンガン撃ちまくったりしなかったっけ。(笑)
(山里亮太)はははは!タランティーノかと思いましたよ。
(町山智浩)違ったっけ。(笑)まぁタランティーノ監督のアンデルセンみたいになってますけど。でね、このネットで色々陰謀を見つけたって言っているおじさん3人組の写真がそちらにあると思うんですけどちょっと見てもらえますか?もうヨレヨレでしょこれ。
(赤江珠緒)そうですね。
陰謀を見つけたおじさん3人について
(山里亮太)なんかあまり頼りになる感じじゃない・・。
(赤江珠緒)ちょっとうさんくさい感じの・・。
(町山智浩)ヤバい感じのね、このオットー、レナート、ウルフって言う3人組なんですけど。この映画、基本的にこの3人がボケたりコントをしてるだけの映画なんですよ。ひたすら、なんかボケたことをし続けるんですね。例えばこの3人がそのマッツ・ミケルセンの所に行って何やらコソコソしてるもんだから、そのマッツの娘のマチルデさんは、「お父さんなんか、怖い事しようとしてるんじゃない?」って疑う訳ですよ。そうすると、このレナートって言う3人組の1人が、「あぁ私はね、私達は実はセラピストで、あなた達が事故でお母さんを亡くされたから、心が色々傷ついてると思うんでセラピーに来たんです。」って、まぁ口からでまかせを言う訳ですよ。
(赤江珠緒)うん。
(町山智浩)そうすると、もうずっとつらかったマチルデちゃんはホッとしてね、自分のつらさを打ち明けてね、もう楽になるんですけど、その後でね、オットーがねレナートにね。「お前精神科医じゃないじゃん!」って言うんですよ。「何を精神科医のフリをしてるんだ、お前、精神科に通ってたでしょ!」って言うんですよ。
(赤江珠緒)おお〜!
(山里亮太)はははは!
この3人のおっさん・・
(町山智浩)そう言う、結構やばい話になってて。そう言うコントが延々と続くんですけど、これ見てるうちにね、観客はね、こう思ってくる訳ですよ、段々ね。この3人のおっさん、なんか定職がないよ。で、家族いなくてひとりもんだし、みんな50ぐらいなのに。で、このウルフって言うちょっとぽっちゃり型の人はですね、完全に引きこもりで、家から1歩も出ないで朝から晩までずっとネットをやってるんですよ。ずーっとネットやってるんですよ。これね、かなり、危ない人達なんですよ、この3人。
(赤江珠緒)あらあらあら。。
(町山智浩)だから、彼らが言ってる”ネットで突き止めた陰謀”って、信じていいの?って気持ちになってくるんですよ。
(赤江珠緒)わぁ〜〜・・。そういう事か。
(町山智浩)見ている方が。これヤバくない?この3人組と。(笑)で、非常に怪しい陰謀論を持ち込んできたおじさんと、考えるより先に手が出ちゃう殺人マシーンがチームを組むって、1番やっちゃいけない事じゃないですか。
(赤江珠緒)1番組んじゃいけないコラボですね。
(山里亮太)危険ですねこれは。
(町山智浩)そう。で、どんどんどんどん取り返しのつかない事になって死体の山が築かれていくと言う、ほのぼのとしたこう童話みたいな、なんかメルヘンなんですね。
取り返しのつかない事になって死体の山が築かれていく
(山里亮太)死体の山が築かれちゃっている、町山さんもう!(笑)
(町山智浩)メルヘンなんですよ、はい。ただね、これね一昨年ぐらいにデンマークで作られた映画なんですけど。これ今アメリカの人達が見るとゾッとするんですよ。こういう事があったんですよ、実際に。
(山里亮太)えっ?
(町山智浩)これね、今から1年ぐらい前ですね、去年(2021年)の1月6日にですね、アメリカのワシントンDCの連邦議会に暴徒が乱入した事件がありましたよね?
(赤江珠緒)ありましたね。
実際に起きたできごと
(町山智浩)それは連邦議会で大統領選挙の結果を認定して、バイデンさんの勝利という事で議会で認定するというのを妨害しようとして、トランプ前大統領が自分の支持者をネットで集めてですね、で集まった支持者に対して「議会に行け!」って言って、でみんな、それに従って突入したんですけど。ね。あれもね、日本で殆どちゃんと報道されてないんですけど、すごい数も少ない警察官達が守ろうとしたじゃないですか議会を。で、守りきれなかった訳ですけれども、あの事件の後ですね、警察官のうちの4人が自殺してるんですよ。
(赤江珠緒)えぇ・・。その後・・。うん。
(町山智浩)そう。で、その中にはガンサー・ハシダと言う日系人の方もいて、奥さんが自宅で彼が亡くなってるのを発見してるんですよね。で、幼いお子さんが3人もいるんですけど、ずっとその議会で乱入を受けてから、ずっと心が非常に傷付いてて、まぁおかしかったと。言う風に奥さんは言ってるんですけどね。やっぱり犯罪者じゃなくて普通の人達がいきなり自分達の事を襲って来て、「俺達は国を守りに来たんだ!」って言いながら、ボコボコにした訳ですから警察官を。やっぱり相当傷ついたんですね警察の人達は。でね、その議会を襲った人達は一体どうなったかって言うとね、その後700人逮捕されてるんですよ。でこれね、簡単に逮捕されたのはみんなね、自分がやってる事はいい事だと思ったから、インスタしてたんですね。
(赤江珠緒)そうですよね、思いっきり映像が残ってましたもんね。
(町山智浩)そう。だからすぐに犯人が特定されちゃって、片っ端から逮捕されちゃったんですけど。彼らね、やっぱり悪いと思ってなかったって言うか、褒められると思ってたんですよ。
(赤江珠緒)そりゃあんな堂々とって言うのはそう言う理由なんですね。
(町山智浩)そうです。だからトランプ大統領が言ってると。あの選挙はインチキだったと。私が本当の大統領なんだと言ってるから、それに従って行っただけだから、まさか逮捕されるとは思ってなかったんですよ。正義だと思ってたんですよ。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』な感じだったんですよ。
(赤江珠緒)あちゃ〜。。
(町山智浩)だからもう彼ら大ショックでね。で、その裁判がずっと続いてて、バッファローの格好をしてる人が結構テレビに出てたんですけど、突入犯の中でね。彼の弁護士さんで、アルバート・ワトキンスと言う弁護士さんの人は弁護の時にこう言ってて、まぁあのバッファローの人は41ヶ月の禁固刑と言う非常に重い罪になったんですね。だからその時に弁護して言ったのはね、「彼は悪いやつじゃないんですよ。」と。「バカなだけです!」って弁護をしたんですよ。
(赤江珠緒)どういう弁護。(笑)
(町山智浩)いい人なんですと。いい事をしようとしたんですと。”ネットで真実を知ってしまった”と思い込んだだけの、バカな人なんですと。かわいそうなんですって。
切ない弁護
(赤江珠緒)あ〜・・切ない弁護ですね。それ。
(町山智浩)そう。で、それを仕掛けたトランプはちゃんと彼らの面倒見るべきですって言ってるんですよね、ワトキンスさんは。だからこれはね、本当に悲しい事件だったなと思うんですよ。で、お父さんがそれに突入して、家族がもうバラバラになっちゃった一家とか、いるんですよね。それをね、18歳の男の子がFBIに通報したんですよ、テレビ見て。「お父さんだ!」って。それで、お父さんはピストルを持ってたんで、それがテレビのニュースに映ってたので、その人重罪でたぶん相当刑務所を出れないですよ、お父さん。
(赤江珠緒)あららら。。
(町山智浩)で、このね通報した18歳の男の子はテレビに出たんですよCNNの。でね、トランプさんの言う事を聞くまで、いいお父さんだったんですと。お父さんは貧乏で、うちお金がなくなっちゃって、仕事がなくなっちゃって、それから段々、世の中何かがおかしいと。いう風になって、トランプ支持者になっていったんでっていう風に息子さんが言ってるんですけど、この『ライダーズ・オブ・ジャスティス』に出てくる陰謀論おじさん達、全くその通りなんですよ。
これね、段々彼らが実は非常に不幸な人達で、心に傷があって、孤独なんだって事がわかってくるんですよ。で貧乏なんだって事もわかってくるんですよ。で、この不幸が偶然な訳がないと。何か裏でそれを操っているやつがいるに違いないって思っちゃったんですよ。ネットを見てそう思っちゃったんですよ。
3人のおじさんの正体
(赤江珠緒)あ〜・・。だってあの頃、本当に当時とんでもない色んなデマみたいなのが流れましたけど、それを本気で信じてるって言う映画もいくつも町山さん、紹介してくれましたもんね。
(町山智浩)そうなんです。やっぱりそれはね、不幸だからなんですよ、孤独だから。ネットばっかりやってて。だからもし、幸福な人だったらそんなことを信じないと思うんですよね。そう言う悲しさみたいなのがあって今もね、ワクチンに関してヨーロッパとか大変な事になっちゃって、ワクチンを義務化しようとするドイツの州知事を暗殺しようとする人まで出てきて。まぁ世界中大変な事になっちゃってるんですけど。ただこの映画はですね、アンデルセンの国で作られた映画なので、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は非常にほのぼのとですね、クリスマスに・・。
(赤江珠緒)いやいやいや。(笑)微塵もしてないですよ町山さん。
(町山智浩)いや、本当にちゃんとほのぼのと終わるんですよ、これ。
(赤江珠緒)本当に?これで?
(町山智浩)信じられないですよ、僕。ふざけるなって思いましたよ本当に。もう信じられないほどほのぼのとしたメルヘンで終わりますんで、ビックリする為に『ライダーズ・オブ・ジャスティス』、是非ご覧下さい!
(赤江珠緒)でもなんかやっぱり、自分が信じたい物が心に刺さってしまうっていうのは、誰しもあるのでしょうかね。
(町山智浩)そうなんですよ。だから人の事は笑えないですね。誰でもそういう事はあると思います。
(赤江珠緒)そうですね。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は現在公開中でございます。町山さん、ありがとうございました。
(山里亮太)ありしたーっ!
(町山智浩)どもでした!
※書き起こし終わり
○○に入る言葉のこたえ
⑦という○○○○映画