トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦の町山智浩さんの解説レビュー
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映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『こねくと』(https://www.tbsradio.jp/cnt/)で、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
町山さん『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』解説レビューの概要
①1980年代の九龍城砦を舞台にした香港のカンフーアクション映画
②九龍城とは、どの国にも属さない無法地帯
③人口密度が世界一を記録、サッカーコートの3倍半くらいの面積に5万人住んでいた事がある
④中国返還をきっかけに九龍城も結局破壊しなければならなくなった
⑤この映画のプロデューサーはそこで生まれ育った子供らしい
⑥原作が○○○でアクションシーンがまさに○○○
⑦最強の敵が歌う曲はモニカ
⑧トワイライト・ウォリアーズは”黄昏の戦士たち”という意味
※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』町山さんの解説
(町山智浩)今日はですね『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』という映画を紹介します、はい。
(町山智浩)今ねみんなね、心の中でね。たぶん今この曲を聞きながら心の中でねみんなね、愛してるよなんて〜って、歌いだしたらいきなり知らない言葉が出てきてびっくりしたと思います。
(でか美ちゃん)そうそう!めちゃめちゃ荻野目さんの声を想像しながら待ってたら。
(町山智浩)誘ってもくれない〜とか、歌詞が出たら違う歌詞が出たんでびっくりしたと思いますが。(笑)これは広東語バージョンの『ダンシング・ヒーロー』なんですね。でこれがね大ヒットしたのは1987年なんですが、それを舞台にした香港のカンフーアクション映画です、これは。
(石山蓮華)は〜面白そう。
1980年代の九龍城砦を舞台にした香港のカンフーアクション映画
(町山智浩)で、なぜこの映画を今日紹介するかと言うと、この映画で大ボスを演じてるサモ・ハン・キンポーさんの誕生日です今日は。
(石山蓮華)おめでとうございます!サモ・ハン・キンポーさん!今おいくつなんですか?
(町山智浩)もう70過ぎてますね。
(石山蓮華)へぇ〜おめでとうございます。
(町山智浩)まだお元気ですけども。で、この映画は、これね九龍城というね、日本で九龍城として知られてたんですが、本当はガオルン城っていうらしいんですけども。香港のなんて言うんですか、世界最大のスラムを舞台にしたギャングカンフーアクション映画なんですね。これ聞いた事ありますか?
(石山蓮華)もちろんあります。九龍城はクーロンズゲートっていうゲームが昔流行った時におうちでやって、あのオープンニングで「わぁなんか電線かっこいいな」って思ったのは電線の原体験の一つになっています。
(でか美ちゃん)わ、すご!
九龍城とは
(町山智浩)やっぱり。とにかくね、電線映画なんですよこの映画は。もうねずっと電線がものすごい量で滝のように建物の中をね、駆け巡ってるのがずっと映ってる映画ですね。はい。これね、九龍城というのはなんて言うんですかね、どこの国でもない土地だったんですよ。元々、その香港は清王朝というね中国の王朝の持ち物だった訳ですけど、中国の国土でしたからね。その清王朝の国土防衛用の砦として作られた建物らしいんですよ。最初は。で、そこに清の軍隊が駐留してたんですけども、アヘン戦争でですね香港がイギリス軍にね、借款されることになって。で香港がイギリス領になった時にそこだけ清の軍の砦として残されたらしいんですよ。飛び地として。その時は軍がそこに駐留していたらしいんですけども、でその後、清という国なくなっちゃうんですよね。だから、そこが無人になっちゃう訳ですよ。で無人になるんだけど、英国もその土地の権利は持ってない訳ですよ。で中国は共産国になるんですけども、その後もずっとその九龍城は、誰のどの国のものでもないものでなり続けるんですよ。するとどうなるかというと警察が入れないんですよ。
九龍城とは、どの国にも属さない無法地帯
(石山蓮華)そうか。
(町山智浩)だから中国から逃げてきた難民の人達がそこに住むでしょう?あとまぁヤクザが住むでしょう?追われてきた人達がそこに隠れるでしょう?だから完全な無法地帯になるんですよ。
(石山蓮華)そういう歴史が・・私は初めて知りました。
(でか美ちゃん)私もです。
(町山智浩)だからちっちゃい『マッドマックス』みたいな世界です。屋内『マッドマックス』ですね。『北斗の拳』みたいな世界が屋内にある状態ですよ。

(でか美ちゃん)うわ、大変、屋内のほうが意外と怖いですね、聞いてみると。
(町山智浩)これは怖いですよ逃げ場がないからね。で電線がすごくいっぱい増えたっていうのは最初電気流れてなかったらしいんですよそこ。だから他から引いてきて各自が引いていたんで。
(でか美ちゃん)そうか誰も管理してないから、そうしなきゃいけなかったんだ。
(町山智浩)それでそうなったらしいですね。途中からなんか電気を送るようになったらしいですけど。で内部では人口密度が世界一になったのかな?一時。そのサッカーコートの3倍半くらいの面積に、5万人住んでた事があるらしくて。
(石山蓮華)ものすごいですね。
(町山智浩)すごいんですよ。
(石山蓮華)でもあの私のイメージする九龍城砦、まぁ小さな部屋というかマンションみたいな部屋がたーくさんあって細い路地がいーっぱいあって、なんか階数がたくさんみたいな、まぁ巨大なマンションみたいな物かなと思ってたんですけど。
(でか美ちゃん)ね。なんかレゴブロックみたいな状態になってるマンションみたいな感じだと思ってたけど、ぎゅうぎゅうだったんですね。
巨大なマンションのような内部
(町山智浩)あれバラバラに作られたらしくて、要するに法律も何もないから、建物を作って付け足していったんですね。増築していってああいう四角い塊になってますけど中身は全部バラバラの建物らしいんですよ。しかもですねプロの建築家が作っていなくて基礎工事もしてないで建ててるんですよ。で、高さ15階くらいまでいったらしいんですけど、でもみっちりしてるところに建ててるから互いに支え合って倒れないという。
(でか美ちゃん)へぇ。意外と平気なんですね。なんか意外と平気とかで住むの絶対嫌だけど。(笑)
(町山智浩)でも中は隙間だらけだし、床の高さも合ってないし、ていうもうめちゃくちゃなんですよね中がね。で、これは1987年さっきの荻野目ちゃんの歌が流行ってた頃に、香港政府がですね、要するに香港は中国から借りてる状態だったんで、イギリスが。これを中国に返還するっていう事になって、九龍城も結局破壊しなければならないという事になった時の物語がこの『決戦!九龍城砦』なんですね。
(石山蓮華)わ〜見たい〜!
(町山智浩)もうそれだけで見たくなりますよね。
(でか美ちゃん)だってね、どんだけそのその無法地帯でね、そのお尋ね者みたいな人達が集まってるとはいえ、そこでもう生活しちゃってる訳じゃないですか。壊すったって。。ていうね。
(町山智浩)この映画のプロデューサーはそこで生まれ育った子供らしいですよ。
(石山蓮華)えーー地元がここなんですか!
この映画のプロデューサーはそこで生まれ育った子供らしい
(町山智浩)地元がここ。(笑)生まれ故郷が九龍城。(笑)すごい世界ですよね。
(石山蓮華)そういう方もいますもんね。。
(町山智浩)そりゃいるでしょうね、5万人も住んでたんだからね最大で。でね、主人公はチャンっていう青年で、中国から来た難民なんですね。中国本土から来た。で偽パスポートを作ろうとしてサモ・ハン扮するボスにお金を払うんだけども、騙されてですね。でドラッグを持ってその逃げ出して。サモ・ハンのアジトから。で、この九龍城に逃げ込んで。で、九龍城を仕切っているのはですね、竜巻。サイクロンという名前のボスなんですよ。で、その彼の元でですね、弟子として修行して。修行つってもヤクザですけどなるのは。で、その九龍城を守ろうとするという話なんですよ。で、どうしてそのサモ・ハン達が九龍城を狙っているかというと、その九龍城の人達5万人を要するにそこから出さなきゃなんないんですよ。だから香港政府は立ち退き料を払おうとしてるんですね。それをかすめ取ろうとしているんですよ。
(石山蓮華)わっ、悪いですねぇ。
(町山智浩)莫大な金額ですよそれ。だからそこに入り込もうとして、そこを仕切っているそのサイクロン組にサモ・ハンの組がですね、侵略戦争をかけるという話なんですね。そう聞くとものすごくリアルな感じがするじゃないですか。
(石山蓮華)なんか本当にそういう事があったんじゃないかみたいなね。
(町山智浩)と思うんですけど、原作が漫画なんです。それも少年ジャンプみたいな漫画なんですよ。
(でか美ちゃん)へ〜そうなんですね。
原作がマンガでアクションシーンがまさにマンガ
(町山智浩)だから今のシチュエーションはすごくリアルなんですけど、ヤクザなんだけども、戦ってると例えばパンチバーン!と出すじゃないですか。するとパンチされたヤクザがピュー!て飛んでいくんですよ何メートルも。
(でか美ちゃん)全然急にリアルじゃないんだ。(笑)
(町山智浩)全然リアルじゃない。(笑)しかも途中にコンクリートの壁とかあると突き抜けます。
(でか美ちゃん)おもしろ。
(石山蓮華)少年ジャンプだ。
(でか美ちゃん)笑っちゃうかもしんない。(笑)
(町山智浩)笑っちゃうかもしんない。(笑)ドラゴンボールかそれっていうね。原作通りなんですけども。でもねこれがまたいい感じなんですよ。というのは、これは1987年を舞台にしてるんですが、1987年というのは実は香港アクションの黄金時代なんです。これね、僕なんかも本当にそれを実感してるんですけど、特にこの1987年前後に作られた香港映画ってのはすごくて。例えばジャッキー・チェンの最高傑作と言われてる『ポリス・ストーリー/香港国際警察』が作られた年ですよこの頃。

ジャッキー・チェンがこれ以上のアクション映画は撮れないだろうってぐらいの凄まじい映画なんですよ、内容は。人が死んでないのがおかしいぐらい、まぁジャッキー・チェンは大怪我して救急車で運ばれますけどラストで。それとかですね、あとミシェル・ヨーさんっていう女優さんがいますね。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を輝いた。あの人がデビューしたのがこの頃なんですよ。

(石山蓮華)そうなんですね。
(町山智浩)それが『皇家戦士』というアクション映画で、共演が真田広之さんです。

(石山蓮華)おお〜ここで真田さんにこねくとするんですね。
(町山智浩)そうですね。あと『男たちの挽歌』という映画があるんですよ。香港ノワールの大傑作でチョウ・ユンファさんが主演したやつですがあれもこの頃なんですよ作られたのは。だから香港映画が大変ことになっていたのは1985年から89年にかけてなんですよ。その5年間っていうのはあまりにもすごくて、あんまりにも凄まじいアクションばっかりやりすぎて大怪我したりですね、ミシェル・ヨーさんも大怪我しました、ジャッキー・チェンも大怪我しました。重傷者まで出たんでさすがにこの路線もまずいってことで縮小したんですけども。大爆発に巻き込まれて主演女優が全身大やけどっていう事態にまでなりまして。
(石山蓮華)大事故ですね。。
(町山智浩)エスカレートしてっちゃったんですよ香港アクション映画は。
(でか美ちゃん)その5年でガーッと盛り上がり過ぎたというか。
(町山智浩)やりすぎたんですね。はい。その頃のやりすぎな感じがものすごく出てるんですが、この『決戦!九龍城砦』のアクションを監督した人は日本人です。谷垣健治さんという日本の方です。彼は、その頃に香港アクション映画の80年代の傑作を見て、この世界に行きたいって決めて、1人で香港に行って、エキストラからスタントマン、そしてアクション監督へと成り上がった男なんですよ。
(でか美ちゃん)わ、めちゃくちゃドリカムしてますね。
(町山智浩)それこそもう全身ボロボロになりながらやった訳です。その頃の香港映画っていうのはとにかくマットを敷いてない床に2階から飛び降りるとかそういう世界ですからね。
(でか美ちゃん)それはもう・・!
(町山智浩)法律的に間違ってるんですよ。法律的に間違った世界ですからその頃の香港映画っていうのは。だからそれこそ真田広之さんがハリウッドで何年かけてね、それで結局プロデューサーとして『SHOGUN』で成功したりね。あと『Mr. Jimmy』のジミー桜井さんがジミー・ペイジになろうとして、本当にジミー・ペイジから認められたのと同じなんですよ谷垣さんは。ジャッキー・チェンになりたくて。
(でか美ちゃん)夢を叶えたというね。ちょっと壮絶だなとは思いますけど。
(町山智浩)壮絶だったんですが。だからね、この87年っていう時代設定と、その87年に作られていた香港映画の事を考えると非常に胸が熱くなるんで、人が飛んでいって壁をぶち抜いても、それはOK!っていう感じなんですよ。それが基本だからっていう。
(石山蓮華)見応えありそう。
(町山智浩)で、サモ・ハンっていう人はまた素晴らしい人で。サモ・ハンはブルース・リーの弟子ですよ?本当に直系の香港アクション映画を作ったのはブルース・リーですけども、その本当のお弟子さんなんでね。それをここで出してくるというね。まぁ素晴らしい映画なんですが、ちょっとね、1曲かけてもらえます?
(町山智浩)これ知ってますか?
(でか美ちゃん)もちろん、膝ガクガク動かしてましたよ今。
(町山智浩)吉川晃司さんの『モニカ』なんですけども。このね『トワイライト・ウォリアーズで凄まじい香港カンフーバトルが続くんですが、その中で最強の敵がこの歌を歌うんですよ。
(石山蓮華)ちょっとバカバカしい感じ。
(でか美ちゃん)なんで日本の歌を。
(石山蓮華)確かに。
(町山智浩)カラオケで歌うんですよ。ヒットしたんですね香港でも。こいつがものすごい最強で、どのくらい最強かって言うと、気功を極めたゆえに体が鋼鉄のようになって、拳銃の弾丸も日本刀も受け付けないぐらい体の硬い男なんですよ。
(石山蓮華)かっこいー!
(でか美ちゃん)ちょっともう面白いです。(笑)
(町山智浩)もう面白いんですよ。日本刀で切りつけてもいきなり日本刀の刃を噛み砕いて飲み込んじゃうんですよ。
(でか美ちゃん)そんな訳ない。(笑)おもしろい。
(町山智浩)めちゃくちゃ強いんですけど。それでサンクス!サンクス!とか言ってるんですけど、こいつをどうやって倒すかって話になってくんですよ。
(でか美ちゃん)そうか、強すぎますもんね。
(町山智浩)ね。でもこんなに強い男がですね、なぜかね、僕見てるとね。昔TBSラジオにいたプロデューサーで橋本さんっていうプロデューサーがいたんですよ。
(石山蓮華)橋Pこと。
(でか美ちゃん)通称橋P。
(町山智浩)橋Pですよ。橋Pそっくりなんですよこいつが!
橋Pそっくりな最強の敵
(でか美ちゃん)めっちゃ思っちゃうじゃないですか出てきたら。(笑)
(石山蓮華)手元に資料があるんですけれど、確かに橋Pに似てるって言われると、なんですかね?ひげとあご?
(でか美ちゃん)雰囲気が、衣装のなんか感じとか。このダンディーな感じ?
(町山智浩)似てるでしょ?衣装はね、北村一輝系なんですけど演技とかも。北村一輝の1番くどい演技をやってますけど。やめろ!って言いたくなるような演技してるんですけど、最強なんですよ。銃で撃っても死なないんですよ。でも見た目は橋Pなんですよ。
(でか美ちゃん)言わんとしてる事はわかりますね。
(石山蓮華)TBSラジオリスナーさん的には、吉川さんのモニカを歌いながら、橋Pが出てくるって事ですよね。
(町山智浩)しかもね、ものすごいイキったやつでねイキったところを示すためにね燃えてる石炭をかじってツマミにしたりしてるやつなんですよ。
(でか美ちゃん)やんなくていい事までしてる。(笑)
(町山智浩)でもこの映画ね、そんなにとんでもない映画なんですが、見てると悲しくなっちゃうんですよ。これ『トワイライト・ウォリアーズ』って”黄昏の戦士たち”っていう意味なんですけど。つまり九龍城っていうのはなんだかんだ言って戦ったところで結局なくなっちゃうよって事なんですよ。もう滅びる運命にある人達なんですよ。これがなぜ今中国で作られたかって事があって、もう時間がないんでパッといきますが、今香港は滅びつつあるんですよ。
(石山蓮華)ねぇ。色々政治的に気になりますよね。
(町山智浩)そうなんですよ中国共産党のすさまじいですね圧力で、香港のでたらめなところが全部なくなっていって、で香港といえばネオンが有名だったですけど、ネオンもうないんですよ香港今。
(石山蓮華)ちょっとショックですね。
(でか美ちゃん)ねぇ。
(町山智浩)ネオンのない香港に誰が行きますかね?
(でか美ちゃん)うーんそれを見たいって思ってね行く方も多かったでしょうから。
(町山智浩)中国共産党政府は徹底的な香港の弾圧をやってるんで、もう年間に10万人20万人っていう勢いで、住民が逃げて行って外国にね。人口が急激に減少してるんですけど香港は。でたぶんこの映画を作った人達の中には懐かしい香港、香港がまだいかがわしかった頃。香港がもうトワイライトでね、もしかしたら滅びてしまうかもしれないというね、不思議な哀愁が漂ってるんですが。でも橋Pがモニカ歌いながらね石炭かじったりしてる映画なんで。(笑)非常にそれも難しいとこなんですが、というね。ちょっと情報量が多くてすいませんでした。はい。
(石山蓮華)これは必見ですね。
今日は来週1月17日金曜日公開の映画、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』をご紹介いただきました。町山さん、ありがとうございました。
(町山智浩)どうもでした。
※書き起こし終わり
○○に入る言葉のこたえ
⑥原作がマンガでアクションシーンがまさにマンガ