小学校～それは小さな社会～の町山智浩さんの解説レビュー
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映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『こねくと』（https://www.tbsradio.jp/cnt/）で、『小学校〜それは小さな社会〜』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
町山さん『小学校〜それは小さな社会〜』解説レビューの概要
①アカデミー賞のドキュメンタリー部門の長編と短編の両方に山崎エマ監督が関わっている
②『小学校〜それは小さな社会〜』はアカデミー賞のドキュメンタリー部門短編にノミネート
③youtubeで配信されているのですぐに見る事ができる
④町山さん、めっちゃくちゃ○○○
⑤小さい子が一生懸命なにかする
※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。
『小学校〜それは小さな社会〜』町山さんが泣いた作品
（町山智浩）今日はですね、もうすぐアカデミー賞なんですよ。3月にですね。で今回ですねアカデミー賞のドキュメンタリー部門の、なんと長編と短編、両方の部門にですね。日本人の監督による日本映画がノミネートされてるんです。これたぶん初めてじゃないかな、同時っていうのは。日本時間3月3日に授賞式あるんですけど。しかもですね、これ、長編と短編、両方ともですね山崎エマさんという同じ人が関わってます。
（石山蓮華）それもすごいですね。
（町山智浩）ないんじゃないかな前例が。
（でか美ちゃん）ダブル受賞みたいな感じですね。
（町山智浩）感じなんですよ。で短編の方はですね山崎エマさんが監督をしている『小学校』というタイトルの短い映画なんですが。これは元々長い・・小学校で世田谷かな？小学校にずっと150日、4000時間撮影してですね作られた非常に長い元があって。それを短く20分ぐらいにまとめたものが、今回短編でノミネートされてるんですけど。これね、もうYouTubeとかで配信されてるんで見る事はできるんですけども、めっちゃくちゃ泣いた。
（石山蓮華）どんな話なんですかこれは。
（町山智浩）短編はね、ものすごく話を絞ってて。小学校1年生がもうすぐ新しい1年生が入ってきて2年生になるんですね。春にね。演奏会をして、新しい小学1年生を迎えようとするんですけども、ただ大太鼓とかシンバルとかだけは1人が叩くんですよ。それのオーディションをやるっていう話だけなんですけど。で、1人の女の子がなんとかそれに選ばれたくて、何度も挑戦して、それでオーディションに落ちたりして。で、また受かるんだけれども練習でうまくいかなくて、泣いてね。というね、もうちっちゃい子がね、一生懸命なにかするだけでね、おじいちゃん泣いちゃうの。（笑）
（でか美ちゃん）いや〜わかりますよ。
小さい子が一生懸命なにかする
（石山蓮華）でもほんとに、ちょっと今その、町山さんの語り口があまりにおじいちゃん伝として笑ってしまったんですけれども。（笑）でも子供が一生懸命頑張ってるのって、大人になればなるほど心に来ますよね。
（でか美ちゃん）心に来るし初めての挫折の可能性がある訳ですもんね人生のね。
（町山智浩）そうなんですよ。僕がとにかく泣いたのはね、その女の子、オーディションに落ちて泣いてるんですけど、全然関係ない遠くに離れたところに座ってる男の子も泣いてるんですよ。それで「どうしたの？」って聞くと「はるかちゃんが落ちた」って泣いてるんですよ。
（石山蓮華）え〜人のために泣ける子なんだ。
（町山智浩）はるかちゃん好きなんだと思うのすごく。
（でか美ちゃん）そうなのかなぁそうかぁ。
（町山智浩）もう素直にね、本当に子供が素直なだけでほんとに泣けてきちゃうんですおじいちゃん、もうすぐ死ぬからね。（笑）
（石山蓮華）そんな事。（笑）そんな事言わないでください。（笑）
（でか美ちゃん）でもなんかベビーカーに乗ってる子供が、こっちに向かって手を伸ばしてるだけでも泣きそうな時ってなんかあるじゃないですか。（笑）
（町山智浩）あるある。すごい泣いちゃう。ほんと困っちゃうんですけど、もう歳を取ると涙もろくてね。はい。それがね、『小学校』という映画で。
（でか美ちゃん）一応つっこませてもらうんですけど、町山さんそこまでおじいちゃんじゃないです。（笑）
（町山智浩）ありがとうございます。でね、『小学校』っていう映画はすぐ見れるんすけど。短編で20分なんでね、ぜひ見ていただきたいんですが、同じ山崎エマさんがもう1本の長編の映画の方ではプロデュースと編集をしてるんですね。その映画が長編ドキュメンタリー賞にノミネートされてて、おそらく取るだろうと僕は思ってるんですけども、これが伊藤詩織監督の『ブラック・ボックス・ダイアリーズ』という映画なんですが。
※書き起こし終わり
○○に入る言葉のこたえ
④町山さん、めっちゃくちゃ泣いた
