Porcelain War(原題)の町山智浩さんの解説レビュー
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映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『こねくと』(https://www.tbsradio.jp/cnt/)で、『Porcelain War(原題)』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
町山さん『Porcelain War(原題)』解説レビューの概要
①日本での公開はまだ未定
②Porcelainとは○○○という意味
③映画の前半はほのぼのとカップルが陶芸を自撮りしている
④突然ロシア軍が攻めてきて、後半は戦闘シーンの自撮りになる。
※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。
『Porcelain War(原題)』町山さんの評価とは
(町山智浩)もう1本の映画があってね。これも長編ドキュメンタリー賞の候補になってて日本ではまだね公開決まってないんですけど、『Porcelain War』っていう映画も見たんですよ。これねPorcelainっていうのは焼き物の磁器、お茶碗とかに使うやつ。だから瀬戸物ですね。瀬戸物戦争っていうタイトルの非常に奇妙な映画で、なんだろうと思って見たら、これ撮ってる人がね、瀬戸物でかわいい手のひらに乗るようなマスコットを作ってる夫婦なんですよ。結婚してる・・?名字が違うからカップルみたいなんですけども、で一緒に暮らして、かわいいねフクロウとかね、猫ちゃんとかね。色んな物作って、カメレオンちゃんとかね。きれいに色を塗ってね、作ってるアーティストなんですよ。陶芸師ですね。
自撮りでね作ってるところをカップルで撮り合ってるだけの映画なんですよ。前半は。
(石山蓮華)ほのぼのですね。
(でか美ちゃん)ねぇ。ほっこり映画なのに戦争ってついてるんですもんね。
映画の前半はほのぼのとカップルが陶芸を自撮りしている
(町山智浩)そこにねロシア軍が攻めてくるんですよプーチン軍が。それでもってものすごい爆撃やって戦車で踏みにじって虐殺してるんで。今までかわいい瀬戸物のね、マスコットを作ってたおじさんが、もう故郷を守るしかないって事で銃を取って戦い始めるんですよ、ロシア軍と。後半はだから、まぁ自撮りなんですけど、激しい戦闘シーンですよずっと。そんなもの撮るつもりなかった訳ですよ彼ら。
(でか美ちゃん)そうですよね、日々の事を記録してただけなのに。
(町山智浩)そうしたらそんなになっちゃってね。そしたらまた先週トランプがね。プーチンと一緒にウクライナのロシア側の地域をロシアにあげるっていう発表をして。
(でか美ちゃん)なんであなたが決めるのというね。
(町山智浩)なんでお前が決めるんだよっていう。もうなんなの?一体。なんか地球の王かなんかのつもりなのかなトランプは。
(石山蓮華)いやだから、本当に人1人、1人1人がたくさんいるっていう他人というものをどう思ってるのかが私はまったくわからないなぁと思いながら。
(町山智浩)あぁトランプさん。ほんとにわからない、そこに住んでる人に人生があるとかまるでわかってないんだと思いますけど。
(でか美ちゃん)『マッドマックス』みたいですね。(笑)まじで。なんか全然笑い事じゃないけど思っちゃう。
(町山智浩)ねぇ。あの首領ですよね。ヒャッハーな人達を率いている人達と同じでね。しかもそのウクライナに、もし条件のいい形でね、プーチンと交渉してほしいんだったら、ウクライナにある地下資源の半分を俺によこせって言ったんですよ。
(石山蓮華)いや〜、もう本当に・・なんなの?
(町山智浩)ヤクザ?信じられないですよほんと俺。
(石山蓮華)それって交渉じゃないですもんね。ただ暴力ですもんね。
(町山智浩)みかじめ料をよこせみたいな感じなんでね。本当に信じられない、これが現実だって事自体が信じられないですよ全く。この『Porcelain War』、瀬戸物戦争っていう映画は、まぁやっぱりこれもウクライナの問題なんで、今現在アカデミー賞でこれが候補になってるって事は非常に大きな意味があるんですが。
※書き起こし終わり
○○に入る言葉のこたえ
②Porcelainとは瀬戸物という意味