スイート・イースト 不思議の国のリリアンの町山智浩さんの解説レビュー
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映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『こねくと』(https://www.tbsradio.jp/cnt/)で、『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
町山さん『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』解説レビューの概要
①アメリカの表面に出てこない、○○的に非常に極端な人々のグループに次々と巻き込まれていくというコメディ
②主人公は首都ワシントンに修学旅行に行った女子高生
③少女が軽やかに、ふざけながら駆け抜けていくという非常に奇妙なコメディ
※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。
『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』町山さんの評価とは
(町山智浩)でね、ちょっともう1本ね今週公開される映画を紹介したくて。一気にいきます。『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』っていう映画が今週14日から公開されるんですが、これアメリカ映画なんですけど。これコメディで。非常に美しいコメディでインディペンデント映画の低予算映画ではあるんですけども。これね、1人の女の子、高校生が首都ワシントンに修学旅行で行ったらそこからですね、アメリカの表面に出てこない、政治的に非常に極端な人々のグループに次々と巻き込まれていくというコメディなんですよ。
(石山蓮華)これコメディなんですね。
(町山智浩)コメディなんですこれ。で、ネオナチの人がいるでしょう?白人至上主義者もいれば、その反政府運動をしているアンティファと言われてる人がいたりね。色んな人達がいる訳ですよ。表には出てこない。非常に政治的に偏った人達と言われてる人達ですね。あとQアノンと言われてるその、陰謀論にとりつかれた人達ですね。銃で武装してる。そういった人達がいっぱいいて、訳のわかんない行動を次々としてる訳ですけど、その人達の間をこの少女がですね、なんていうか軽やかに、ふざけながら駆け抜けていくという非常に奇妙なコメディ。
(石山蓮華)ちょっと想像つかないけど気になりますね。
(町山智浩)これ、すごい変な映画なんですけど。で、”不思議の国のリリアン”っていうタイトルがついているように、不思議の国のアリスが元になってますね。でね、この映画はね、監督に僕ちょっとインタビューして、その政治的なギャグの意味とかも全部聞いて、というのはね、たぶん日本の観客はこれを見ても何が何だかわからないと思うんですよ。で、それを説明したビデオが上映後に流れる事になってますんで。
(石山蓮華)あら、助かりますね。
(町山智浩)わかんなくても僕が最後に出てきて解説しますから大丈夫ですから。
(石山蓮華)こちらはですね、町山さんの『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』の細かすぎる深堀り動画、こちら3日間限定で上映されるんですね。
(町山智浩)これね、監督と2人でね、これわかんねえよなって言いながら色々と・・ここはどういう意味なんですか?とか聞いてったのがあるので、ぜひご覧くださいという事ですが。ただ監督もね、この頃はそういう過激派の人達がちょっと怖いねみたいな話をしてたんだけど今それどころじゃないよねアメリカって言ってましたね。トップの人が1番怖いというね。そういう事も含めてですね、今でしか見れない映画だなと思いますねこれもね。
※書き起こし終わり
○○に入る言葉のこたえ
①アメリカの表面に出てこない、政治的に非常に極端な人々のグループに次々と巻き込まれていくというコメディ