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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界の町山智浩さんの解説レビュー

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2025年05月20日更新
ずっと、世界史の中でも本当に忘れられてた事で。まぁこれはすごい女性がいたんだなというね映画なんですけども。(TBSラジオ「こねくと」より)

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『こねくと』(https://www.tbsradio.jp/cnt/)で、『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。

町山さん『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』解説レビューの概要

①リー・ミラーという実在の女性の伝記映画
②ファッションモデル→シュールリアリズム運動のヌードモデル兼写真家→戦争カメラマンという肩書
③アメリカの内戦を描いた映画『シビル・ウォー』の女性戦場カメラマンもリー・ミラーに対するオマージュ
④第二次世界大戦が始まりカメラマンとして従軍
⑤○○○○○○っていうものが行われていたんだという事の最初の証拠写真を撮影したのがリー・ミラー
⑥こんなにすごい人が何故知られていなかったのか

※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。

『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』町山さんの評価とは

(町山智浩)今日はちょっとねゴールデンウィーク明けの5月9日日本公開の映画なんですが、『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』という映画を紹介します。これはリー・ミラーという実在の人物というか女性のですね伝記映画ですね。この人はどういう人かと言うと、モダンガールっていう言葉が昔あったんです、モガっていう、1910年代20年代ぐらいにアメリカの女性達がですね、それまではなんて言うか主婦がたった唯一の女性の理想像だったところに、そういった生活感を持たない働く女性としてのファッションアイコンが生まれたんですね。1920年ぐらいか。そのモガの代表だったファッションモデルの人です、リー・ミラーという人は。で、その当時創刊された『VOGUE』というファッション雑誌、今もありますけども、そこの専属モデルとして活躍された人で、その後ですね1930年代にパリに行って、この人は。リー・ミラーさんは。30年代にフランスでシュールリアリズム運動というのがあったんですよ。これはダリとか有名ですけれども、まぁシュールっていう言葉をよく言うじゃないですか、ヘンテコな時。それは最初アート運動として起こって、それまで写実的な絵を描いてたのが、そうじゃなくて現実にはないような、マグリッドの絵みたいなね。宇宙に石が浮いてたりね。影が変だったりとか現実にないようなものを描く、リアリズムじゃないものを描くというですねシュールリアリズム運動というのがあったんですが、それでまぁヌードモデル兼写真家として活躍します、このリー・ミラーさんは。パリで。

で、その後1940年代は第二次大戦になって、ヨーロッパ戦線で連合軍がですねナチに支配されてヨーロッパに上陸するんですが。その連合軍に同行して、最前線で戦争写真を撮り続けました。

(石山蓮華)すごい人生ですね。

ファッションモデル→シュールリアリズム運動のヌードモデル兼写真家→戦争カメラマン

(町山智浩)これ3つバラバラなんですけど1人の人がやったんですね。これがまぁリー・ミラーというとんでもない女性なんですけども。これがね、アメリカで公開された時に同時にアメリカで公開されてたのが『シビル・ウォー アメリカ最後の日』という映画なんですよ。

映画「」のポスター

(石山蓮華)はい。以前ご紹介いただきましたね。

(町山智浩)これは去年公開された映画の中ではまぁ1番すさまじい映画だったと思います。内容は、アメリカの大統領が任期を勝手に延長して、しかもそのFBIを潰すという事をした為にアメリカ国民が怒って内戦に突入するという映画なんですが、現実になりましたね殆ど。あとは内戦だけだな、はい。まぁ、そのすさまじい内戦を描いた映画が『シビル・ウォー』だったんですが、主人公が女性の戦場カメラマンなんですよ。で、これをキルステン・ダンストという女優さんが演じてるんですが、彼女の役名が”リー”と言うんですね。で、それはこのリー・ミラーに対するオマージュなんですよ。

『シビル・ウォー』の女性戦場カメラマンもリー・ミラーに対するオマージュ

(石山蓮華)そうなんですね。

(でか美ちゃん)リー・ミラーの、戦場カメラマンとしての部分だけを描いたのがシビル・ウォーだったんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。

(でか美ちゃん)もっとあったんだ他にも色んな肩書。

(町山智浩)他にもあったんですよ。でそこに写真があると思うんですが、椅子に座って横を向いているリー・ミラーさんの写真があると思うんですが、これが彼女が19か20歳ぐらいの頃ですね。

(石山蓮華)おキレイですね。

(町山智浩)道端でね、スカウトされたんですよ。

(でか美ちゃん)へーそりゃされるわな。

(町山智浩)ニューヨークを歩いてたら、車に轢かれそうになったらしいんですけど、そこでたまたま彼女を助けた紳士がですね、コンデナストという人なんですが、この人はあの『ニューヨーカー』という文芸誌がありますね。それとか『VOGUE』ファッション誌とか『Vanity Fair』ってまぁファッション誌ですけど。そういうのを創刊したハイクオリティマガジン。アヒクオリティマガジンてのはものすごく高い広告が入る、超ブランドのね、グッチとかね。そういう雑誌の創刊、発行人の人ですね。

(石山蓮華)ドラマですね。

ファッションモデルとして2年間、ニューヨークのトップモデルとして活躍

(町山智浩)はい。この人が偶然道端でそのエリザベス・ミラーさんっていうね。”エリザベス”を略して”リー・ミラー”って言ってるんですけども、を見つけてですね、モデルなんない?っていう事でモデルにしちゃったんですよ。で、まぁこのイラストのモデルにもなってますけど、VOGUEの表紙の。写真の、まぁファッションモデルとして2年間、ニューヨークのトップモデルとして活躍するんですけど、彼女自身は元々写真を撮ってた人だったんですよ。で、まぁ飽きちゃって、撮られる事に。で、パリに行ってそこでですね、マン・レイという、シュールリアリズムアーティストと会うんですよ。で、このマン・レイという人はものすごくたくさんシュールリアリスティックな写真を撮ってる事で有名な人なんですけども、彼の恋人兼モデル兼共同制作者として、リー・ミラーさんは数々の名作を・・まぁ作るんですね。今、僕言いよどんだのはこれがかなり後で問題になったからなんですけど。1番この人がやった仕事としては有名なのは、ソラリゼーションという写真技術を発明した事です。

(でか美ちゃん)ソラリゼーション。

(町山智浩)これね、そこに写真が、彼女のヌード写真があると思うんですけど、そちらの方にね。これすごく影の部分が光ってる、写真じゃないですか。

(でか美ちゃん)ほんとですね。反転してるというか。

(町山智浩)これ、ネガとポジを合わせるとこんな感じになるんですよね。この技術を偶然発明しちゃったのがこのリー・ミラーさんなんですけども。で、あとこの唇の絵はどっかで見た事あると思うんですけど、これ1番有名なマン・レイの作品ですね。

(石山蓮華)見た事あります。雲がたくさんかかった空に、真っ赤な唇が浮かんでる絵ですね。

(町山智浩)巨大な唇がね、空に浮いてるんですけど。この唇はこのリー・ミラーさんの唇なんですよ。非常に薄いんだけれども格好のいい唇でね。で、こうやって2人で色んな作品を作ってたんですが。シュールレアリズム運動というのは非常に大きな運動となっていって、その中で彼女は女性としては殆どいなかったんで他にね。まぁミューズとしてパリでちやほやされたんですが。このマン・レイさんと大喧嘩になっちゃって。それで別れるんですが。これね、作品ね全部マン・レイは全部”マン・レイ作”として発表してたんですよ。

(でか美ちゃん)あぁ共同なのに。

じゃぁ歴史からリー・ミラーの名前を消されちゃったっていう事なんですか。

(町山智浩)そうなんですね。それでまぁ私も作者なのに、一緒にやったんじゃないのって事でもって喧嘩になって別れて、で、その後、結婚してエジプトに住んだりとかしてたんですけどこの人は。

(でか美ちゃん)波乱万丈な。

波乱万丈な人生

(町山智浩)波乱万丈なんですよ、この人本当に。エジプトの大金持ちの実業家に見染められて結婚してるんですね、たしかね。で、ロンドンに引っ越したところでですね、第二次世界大戦が始まって、猛爆撃を食らうんですよロンドンが。前映画でも紹介しましたけどね。『ブリッツ』っていう映画でね、ロンドンがドイツ軍からものすごい爆撃を食らってて、でその写真を撮るんですね。爆撃で瓦礫になったところを。で、それを彼女は『VOGUE』誌に送るんですよ。昔世話になったから。で、ファッション誌に送るんですけど、なんでこんなの送ってきたんだって話になる訳ですよ。で、載せなさいと。これが現実なのよ。ファッションとかやってる場合じゃないでしょみたいな話になって。で、私はこの戦場に行きたいのと。現場で戦争を見なきゃいけないのと。それはアメリカに伝えるから、『VOGUE』誌の専属カメラマンとして従軍したいと言い出すんですよ。

で、『VOGUE』誌ってファッション誌なんですけど。まぁ彼女がそう言うからしょうがないやって感じになるんですね。

(でか美ちゃん)でも受け入れてくれたんですね、それを。

第二次世界大戦が始まりカメラマンとして従軍

(町山智浩)あのね、軍隊側は最初嫌がってるんですよ。だって最前線に女連れてけねぇよみたいな話になるんですよ。でも来ちゃったしみたいな話になってて。で、ドイツ軍。ナチスによってヨーロッパ全土が支配されてる状態で、イタリアから連合軍ね、イギリス・アメリカ・フランスとかの連合軍が、まぁフランスは2つに分かれちゃうんですけど、フランス本土はナチに占領されて傀儡政権になってるんですが、イタリアから上陸するんですけどその上陸作戦に参加するんですよ。で、現場でもう最前線で。写真がそこにあると思うんですけども、戦闘している真っ最中の写真を撮るんですね。この人はね、だから今ロバート・キャパという人がすごく戦場カメラマンとしては有名だったりするんですけども、あの人より実際はすごいんですよ。ロバート・キャパという人は実は写真がでっち上げだったりね。捏造したりとかですね、うまくいってなかったりするんですけど。この人のが写真は全然すごいんですね。強烈で。

(でか美ちゃん)よくおさめられたなぁていう写真が多いですね。

(石山蓮華)生々しいですね。

(町山智浩)これもう本当に銃弾が飛び交ってるところで撮ってる写真ですね、これイタリア戦線ではね。で、その横にある写真があると思うんですけど、このリー・ミラーさんが撮影したのはこれパリがナチから解放するんですけども、その後かなり長い間、ナチの支配下に置かれてたんで、フランスの女性達はそのままそれが続くんだと思ってナチスの、ドイツ軍の士官達と結婚したり恋人関係にあったんですよ。その女性達をみんなで捕まえて、丸刈りにしてリンチしてるとこですね。それを撮ったんですねこのリー・ミラーさんは。これも残酷ですよねでもね。

(石山蓮華)そうですね暴力的ですね。

(町山智浩)というか、フランスってナチに加担してユダヤ人狩りとかやってんですよ、みんなで。それなのに急に知らんぷりして、お前は売国奴だ。ナチの男と結婚しやがってってこんな風にいじめをやってるんで、もうフランス人も大概だなと思うんですけど。そういう証拠写真を撮ってガンガン送る訳ですよVOGUEの方に。で、VOGUEの方も困るんですよ結構。

(石山蓮華)どこに・・載せようって。思ったりするかもしれない。

(町山智浩)これね、僕送ってないですけど、死体写真とかもすごい量なんですよ。で、その敵も味方もそうだし、ナチスのね、側の政治家とかが一家心中したりしてる写真とかもあるんですよ。すごいんですけど、ガンガン撮ってくんですよ、このリー・ミラーさん。で、1番この人が歴史に残るというかすごい事をしたのはですね、結局ドイツ軍に、ドイツに入るんですね、そのまま連合軍と一緒に。ドイツに入ったら、そこにナチスの収容所がある訳ですよ。ダッハウって言うんですが。で、そこの中でユダヤ人が、ユダヤ人とかナチスに反対した人とかですね、ゲイの人とかがみんな逮捕されてたんですけど、共産主義者とかが。で、何が行われていたのか誰も知らなかったんですよ、収容所の中で。その収容所の中にとうとうアメリカ軍が入るんですね、連合軍が。中入ったら、もう死体だらけなんですよ。要するにユダヤ人の人達が、ご飯を食べさせてもらえないで餓死してもう山積みになってるんですよ。で、それをこのリー・ミラーさんは撮るんですよ。これ最初の、ホロコーストっていうものが行われていたんだという事の証拠写真になるんです。これ最初に撮った人が女性だって知らない人多いと思いますよ。

ホロコーストの最初の証拠写真

(でか美ちゃん)いや知らなかったです。

(石山蓮華)私も知らなかったですね。

(町山智浩)知らないですよね。ちなみにそのダッハウ収容所を開放したのは日系人部隊ですよ。

(石山蓮華)そうなんですね。

(町山智浩)今、トランプさんがね、日系人部隊の記録とかを抹殺しようとしてて大変な問題になってますけど。日本人の人達はアメリカでね家族を収容所に取られて。人質になってたんでアメリカ軍に参加して、ナチスと戦って、なんとユダヤ人の収容所を解放したんですよ。日系人が。今、日系人のね博物館とかアメリカ中にいっぱいあるところがねトランプから資金を打ち切られて大変な状態になってますけど。まぁそういうところにね、このリー・ミラーさんがいたんですけど。これはね、こんなにすごい人が何故知られてなかったんだ、今までっていうね。これね、息子さんも知らなかったんです。

(石山蓮華)どうしてですか?

(町山智浩)隠してたんですね、このリー・ミラーさんが。

(でか美ちゃん)これ隠せますか?

(町山智浩)だからVOGUE誌とかに出た後、まぁマスコミから消えてたんですね、この人ね。イギリスの田舎にずっと引っ込んで、子育てをして。で、亡くなった後に、屋根裏を・・その遺品を整理してたら息子さんが。70歳ぐらいで亡くなるんですけど、リー・ミラーさんは。そしたらゾロゾロすさまじい写真が出てきてびっくりしたんですって。

(石山蓮華)えっ、それで。

(町山智浩)それでなんですよ。

(石山蓮華)なんかちょっとあまりにこうすごい仕事をしたのに、この歴史から消されていたような存在なんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。この人ものすごいね、リー・ミラーさんは怒りがあって、戦場で周りが止めるにもかかわらずどんどん危ないところに入っていくんですけど。そのダッハウの収容所で大量の遺体を発見した直後に、ミュンヘンが近くにあるんですけど、ミュンヘンにヒトラーが来てた時に、住んでたヒトラーのアパートがあったんですよ。そこまで飛んでって、とんでもない事をするんですよこのリー・ミラーさんは。怒りのあまり。それもね、すごいんですけど。

これね、演じてるのはね『タイタニック』の彼女ですよ。ケイト・ウィンスレットですね。エリザベス・ミラーさんを演じてるのはケイト・ウィンスレットなんですけど、これ顔似てるんですよこの2人。

映画「」のポスター

(石山蓮華)このちょっと写真が、ご本人の写真とケイト・ウィンスレットが演じてる写真と、こう並べると、目鼻立ちの感じとか、あー・・近いかもしれないですね。

配役は息子さんが指名

(町山智浩)これね、息子さんがね指名したみたいですよ。お母さんに似てるから彼女にやってもらいたいなって言ってたらしいですけどね。というね、結構これはね、ずっと、世界史の中でも本当に忘れられてた事で。まぁこれはすごい女性がいたんだなというね映画なんですけども。ひとつね、『シビル・ウォー』を見てもらうとね、わかるというかですね、感じる話があるんですよ1つ。『シビル・ウォー』という映画はアメリカが内戦状態になって、ものすごい激戦になっているとこに突っ込んでいく女性カメラマンの話なんですけれども、彼女ずっとサポートしてる男がいるんですよ。で、彼は恋人関係でもなんでもないのに、命がけでそのリーという、同じ役名なんですけども、キルステン・ダンスト扮するカメラマンをサポートし続ける献身的な男性が出てくるんですね。で、なんでこの人はこんなに助けるんだろうと。危ないのにと。思うんですが、その理由はこの『リー・ミラー』という映画を見るとわかるようになっています。

(石山蓮華)そうなんですね。じゃぁこの『シビル・ウォー』はAmazonプライムで配信中という事なので、映画見る前に『シビル・ウォー』、どっちの順番がいいですか?

(町山智浩)『シビル・ウォー』を見てた方がいいと思います。この非常に危険な撮影をした、リー・ミラーさんには1人、献身的な男性がいたんですよ。で、恋人でもなんでもないんですけども、彼女のために命がけで言いなりになってついてきた男がいるんですよ。

(石山蓮華)じゃぁ実際のリー・ミラーさんにもそういう存在がいたんですね。

(町山智浩)いたんですよ。で、どう見ても、彼は好きなんですよリーさんの事が。でもリーさんは人妻なんですよ。でも命がけで、なんというかですね、寅さんのようにですね。彼女に尽くす男性が出てきます。ちょっとね、そこはね泣けますね。

(石山蓮華)戦地の中で、彼女が撮らなかったら歴史の中で一生その忘れられて、えと声も出せなかった人を撮り続けた人が、その人自身の声っていうのが、このまぁ私は今この時点で初めてリー・ミラーさんの功績を知った訳ですが、その声を出さなかったのはどうしてなんだろうっていうのはすごく気になりますね。

(でか美ちゃん)ねぇ気になる。息子が屋根裏で写真見つけなかったら全然この映画も『シビル・ウォー』も生まれてないかもですもんね。

(町山智浩)つまりこれね、『VOGUE』の写真として撮ってて、『VOGUE』はそういう雑誌じゃないからその後出さなくなるんですよ。で、アメリカ軍の記録として撮ってないんですよ。だから出てこなかったみたいなんですけど、アメリカ軍は最近そのトランプの指示でですね、女性が戦場で活躍していた写真とかをすべて、公式のサイトから消したりしてるんですよね。

(でか美ちゃん)それってもう、捏造に近い物があるから、消すってね。

(町山智浩)だからすごく問題になっているのは硫黄島で星条旗を立てたアメリカ兵の1人が先住民だったんでそれも消すとかね。で日系人が混じってたら消すとかやってるんですけど。まぁそういう中で彼女の映画がね、公開されるっていうのは非常に大きな意味があると思いますけどもね。トランプがそういう事をやってるのは、いわゆるDEIという多様性に対して反対してるんでトランプは。多様性をアメリカ軍が昔からやっていたという事は消さなきゃなんないんですね。どういう国だよ一体って思って僕は本当にもう頭痛いんですけど。

(石山蓮華)ねじれすぎてますね。

(町山智浩)だから今までもこうや消されてた話なんですけどもね、この映画で知っていただくといいなと思います。本当にすごい人がいたんだという事ですね。ファッションモデルですよ?

(石山蓮華)この映画是非見たいですね。

(でか美ちゃん)見たい。多才な人がいたんだというね。歴史的に。

(石山蓮華)今日は5月9日公開の映画、『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』をご紹介いただきました。町山さん、ありがとうございました。

(町山智浩)どもでした。

※書き起こし終わり

○○に入る言葉のこたえ

⑤ホロコーストっていうものが行われていたんだという事の最初の証拠写真を撮影したのがリー・ミラー

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