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引用:IMDb.com

千と千尋の神隠しの町山智浩さんの解説レビュー

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2020年05月26日更新
『千と千尋の神隠し』は売春についての映画である」ってのは私が言ったんではありません。宮崎駿監督自身が言ってるんです。(TBSラジオ「たまむすび」より)

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』(https://www.tbsradio.jp/tama954/) 
で、宮崎駿監督のスタジオジブリ制作のアニメーション映画『千と千尋の神隠し』のネタバレなし解説レビューを紹介されていましたので書き起こしします。 

映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。 

町山さん『千と千尋の神隠し』解説レビューの概要

①この映画は◯◯がテーマといったのは、監督自身

②日本の風俗産業の背景

③「湯女」という人たち
④アメリカでの物語の解釈

⑤作品に潜む宮崎駿の思惑

※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。 

映画『千と千尋の神隠し』町山さんの評価とは

(町山智浩)
はい。まずは葉書の紹介からいってみましょう。
ペンネーム、カイザーソルさんからです。

「ベタベタのペンネームでごめんなさい。風邪は治りましたか?」

あ、治りました、はい。ありがとうございます。

「お大事にどうぞ。最近、どっかのサイトで見つけたんですが、『千と千尋の神隠し』は売春映画だ、と、いかにもウェインさんらしいコラムがありましたが、日本でのテレビ放映で視聴率を40%取った今、もう一度声を大にしてこの辺のところを話してほしいです。ところで『千と千尋の神隠し』はアメリカではどう見られてるんでしょうか?」

引用:IMDb.com

『千と千尋の神隠し』は売春映画?

非常に誤解があるんでね、あの、ちょっと言っておきたいんですけども。
「『千と千尋の神隠し』は売春についての映画である」ってのは私が言ったんではありません。宮崎駿監督自身が言ってるんです。

なんでいつの間にか、オレが言ったことになってんのかな?とか思ってんですけど。
えーと、これはですね、実はこれは、『プレミア日本版』の2001年6月21日号のインタビューで彼が言ってるんですけども、ちょっと読んでみますね。

「僕が子供の頃には新宿にだって文字通り、赤いランタンが灯っているような街がありましたからね。元々、日本は性についてアッケラカンとしたものでしたから。ヨーロッパ人から貞操観念が無いんだと呆れられて性道徳を押し付けられるまではね。何もそれを復活しようと言ってるわけじゃないんですが、今の世界として描くには、何が1番相応しいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。」

はい。これ、宮崎駿自身が言ってる言葉ですからね。

「日本は全て風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか。今の女性たちは、売春窟に似合いそうな人が、物凄く増えている。」

宮崎駿自身が言っている

これ、私が言ってんじゃありませんよ、これ。宮崎駿自身が言ってるんです。
つまり、最初にあの、赤いランタンが灯っているような場所、って言ってるんですが、赤いランタンてのは赤い提灯ですけども。赤い提灯ってのは全世界共通で、売春宿の印です。
飲み屋が赤い提灯を灯すようになったのは、逆にその後で、元々、赤い提灯は売春宿の印なんですよ。

逆にその、売春するところでご飯を食べさせたりしてたんで、赤い提灯を灯すようになって。
それが普通の飲み屋とかに使われるようになったんで、元々はあの・・どこの国に行っても。っていうかね、多分、紀元前からだと思うんですけど、全世界共通で赤いランプを灯してるところは、「売春するとこですよ」っていうことを言ってるんですね。

えー、ま、そういうことを言ってるんですね、宮崎駿自身が。
つまりこれは「売春宿の話なんですよ」と。

実際にあの、『千と千尋の神隠し』で千尋が働くことになる、湯屋には赤いランプが灯ってますよね。
で、あの、柱とかが赤く塗ってあるんですけど、あれもまあ、売春宿っていうか。昔の、あの・・昔の遊郭のインテリアなんですね、あれは。
あの、『吉原炎上』とかですね、あの、昔の『陽暉楼』とか、遊郭ものの映画をちょっとご覧になれば、殆ど同じインテリアだってことがわかると思いますから、それをまず、見てください。

引用:IMDb.com

「湯女」を辞典で調べると・・

それともう1つ、1番大きな問題っていうのは、「私がこれを言ったんじゃない!」ってことを1番大きく声を出して、大にして言いたいのは。
千尋は湯女になりますよね、湯の女と書いて「湯女」という職業になりますが、湯女という言葉をですね、広辞苑とか古語辞典とかですね、百科辞典で引いてみてください。
こう書いてあります。絶対にこう書いてあります。

「売春婦」

湯女と書いてあるから、要するに、お風呂で人の身体を洗ったりするんだ、と。そっちがメインの職業で、と思ってる人は多いと思うんですけど、全然違います!
話は長くなるんですけど、風呂ってのは、風に呂って書きますよねえ。要するに、ま、スチームバスのことを言うんですね、風呂っていうのは元々は。
あの・・早い話、トルコ風呂なんですよ。で、日本では江戸時代に、その、湯女風呂っていうのが、メチャクチャ流行ったんですよ。

2つありまして、原因が。

江戸時代に湯女風呂が流行った理由

いわゆる普通の風呂、銭湯ですね。普通の銭湯は男女混浴だったんですよ。
で、全然落ち着かないんですよ。それ、男女混浴だったら嬉しい、って思う人が多いと思うんですけれども、全然間違いで。
あの、せっかくお風呂に入って落ち着きたいのに、・・要するに女の人はうるさいでしょ(笑)?
要するにまぁあの・・井戸端会議とかしてるわけですよ、風呂で。

これじゃ全然、風呂入っても疲れなんか取れないんですよ。
だから、その頃銭湯はあったんですけども、本当は男の人は銭湯に行くの、嫌だったんですよ。まず第1の問題として。これはかなり大きい問題なんですけど。

で、男の人専門の風呂ってのは欲しかったんですよ。
湯女風呂っていうのは、個室なんですよ。いわゆる「個室浴場」。今、ソープのことをそう言いますけどね、仕切りがあってですね、その仕切りの中で一人一人、客が分けられるんですよ。
『千と千尋』の中でもハッキリと描かれてますけれど。で、そこに行くと落ち着くんだ、ってことがまず、1つあるんですが。

引用:IMDb.com

売春の隠れ蓑になっていた

それで、もう1つは、売春の隠れ蓑になってて、実際はその、お風呂に入るってこと、目的以上に売春自体が、メインのウリだったんですよ。
どうしてそんなことが起こったか、って言うと、売春ってのは管理されてたんですね、その当時、江戸時代ってのは。
完全に管理されてて、吉原とか、幾つか政府が公認してる場所以外は、売春することは基本的に犯罪だったんですよ。

で、どうしてかって言うと、それも、吉原では税金を払ってるんですよ。
で、政府が完全に管理して、税金も払って、それでまぁ、病気とかも全部含めてですね、病気も管理してましたから。
ま、完全に安全なね、ディズニーランドのような(笑)、風俗営業だったんですね。

ところがですね、吉原ってのは、実はやっぱりこれも落ち着かない場所なんですよ。
あの、吉原は粋に遊ばなきゃならないんで、これ1番大きいんですが、花魁とか太夫って言われてる人達が働いてるんですけど。客とセックスするかどうか、っていうのは、客が決めるんじゃないんですね。吉原とかあぁいうところは。

花魁が決めるんですよ、誰とセックスするかは。
でも客はその間に、食ったり飲んだりした分を全部自分で払わなきゃいけないんですよ。

何度か通って、その花魁が「あ、この人いいわ」って思ったら、セックスさせてくれるんですね。

日本で言うキャバクラ

だから、いわゆる日本で言うキャバクラ。
通って、アフターして、あの・・・ホテル行けるとか、行けない時もあるとか。
幾ら、キャバクラに10万円、20万円つぎ込んだけども全然ダメだ、とかね。そういう人もいますけども。
あれは、日本の伝統的な遊びの、なんていうかあの、基本なんですよ。

ま、そういう、花魁ていうのは昔からそうで、花魁は、客を選ぶんですね。
昔からそうですよ。あの、一休さんとかの、室町時代からそうですね。

そこへ行ってもねぇ、いくらお金を使っても、モテない人もいるわけですよ。
全然セックスできない人もいるわけですよ(笑)金持ちで金使っても。ましてや、金無い人は使えないから、全然、セックスできないわけですよ。

で、その周りに、吉原以外の、非公認、非合法売春、ていうのが始まって。
で、うちはお客さんだったら誰でも断りませんよ、っていうお店が出来て、それがいわゆる湯女風呂なんですよ。ね。

だからあの、『千と千尋』の中で汚いドロドロの客が来て、みんなが嫌がってるのを千尋が洗ってあげるでしょ?で、抜いてあげるじゃないですか。そうすると、天国に昇天しますけども。
あの、「来た客を断らない」「絶体に嫌だって言ってはいけない」っていう話っていうのは、非常に典型的なですね、その当時の湯女風呂を舞台にした話に、典型的な物語ですよ。

引用:IMDb.com

トルコ風呂

そこに行くと、まぁトルコ風呂みたいになってて。スチームバスで汗流した後、その・・・どうだい?みたいなことを言って、その上に、まぁ寝床があって、そこでセックスすることになってるんですね。セックス自体は、その客と湯女の間の個人的な恋愛とみなされたわけですね。
それ、日本の売春と、今と全く同じなんですけども。だから取り締まることが非常に難しかったんですね。でもそれでも、すごい取り締まってるんですよ。

で、有名なのは、鎌倉のあたりに、非常に湯女風呂が沢山集まってて。
で、江戸っ子の人達は奥さんに「ちょっとオレ江ノ島に、弁天様を見に行ってくるよ」って言うんですよ。
それで(笑)、あの、弁天様が江ノ島の中に飾ってあるんですけど、有名な話でね。で、そこに行くんだよ、弁天様見に行くよ、って言うんですけど。
実は弁天様って、あの、本物の弁天様っていうか、本物の女の人を見に行ってるんですけど。で、そいうことを言うものだったんですよ。

だから湯女っていうのは、完全に売春婦なんですよ。湯女っていうのは、完全に売春の職業なんですよ。
だから『千と千尋』っていうのは、売春を匂わせたりとか、そういう話じゃなくて。完全に売春そのものの話なんですね。これは。湯女って言葉を使った段階でそうなんですよ。

それで、宮崎駿監督ってのは、そういう歴史的なことについて非常にこだわりがある人で。
『もののけ姫』を撮った時にですね、たたら衆ってのが出て来ましたね。鍛冶で鉄を作る集団ですけども。
あれは、セリフの中にハッキリと、元々売春をやってた女の人達を集めて始めたんだ、っていう風に言ってるんですよ。

元々売春をやってた女の人達を集めて始めたんだ、っていう風に言ってるんですよ。

売春っていうのは、非常にそのマージナルな領海にいるって言うんですけども、社会学的には。
社会の外に出てて、社会の保護を受けられない人達がやってるもんだったんですね。で、その人達に対する、非常にそのシンパシーがあるんですね、宮崎駿監督自身が。
左翼的なシンパシーだと思うんですけれども。で、それを彼自身の頭の中にある、その社会の外部っていうものと連動させて行くんですよ。

それで、何故、売春の話にしなければならなかったのか、っていうことは、あの・・・宮崎駿自身が、千尋がね、もし、もうイヤだ、もう我慢出来ない、ってことをこの中で言ったらもう助からないんだよ、ってことが条件として出てくるんですけども。そういう話ってのは実はね、非常に昔からあるんですよ。

昔からですね、こういう言葉があるんですけども、「苦界」って言葉があるんですねぇ。
苦界ってのは苦しむ世界って書いて「苦界」なんですけども、元々仏教用語で苦界っていうのはこの世の中全てのことなんですね。
つまり苦しみのある社会なんですね。

それで死ねばその苦界から、あの世に行って、救われることが出来る、と。
でもそれがいつの間にかその、売春しなければ暮らしていけない境遇っていうのを「苦界」って言うようになったんですけども。

引用:IMDb.com

「苦界に落ちる」

で、売春をしなきゃならない状態に追い込まれる人達っていうのを「苦界に落ちる」って言ったんですよ。
「苦界」についての『千と千尋の神隠し』みたいな話はいっぱいあるんですよ、昔から日本に書かれてて。

で、よくあるのは、お姫様とか高貴な身分の人とかホントに心の美しい娘がある状況に追い込まれて、売春をしなければならない状況に追い込まれると。
で、その中で耐え忍ぶことが出来れば、いつかまた成仏されることができる、とか。あとまた、キレイなお姫様の姿にいつか戻ったりするとかですね、いろんな話があるんですよ。

だから、『はちかぶり姫』なんかも、一種その、あの・・なんていうか、変形なんですけども。
であと『信徳丸』とかですね。いくつかそういう話は昔から、平安時代からいっぱい書かれてるんですよ。

ホントに病気でもって醜く変形した、売春婦が道端にいると。それで老婆になってると。
で、誰も相手にしないんだけども、誰かがその人に優しくした時に、その人は初めてその女神としての姿を現したり、お姫様としての正体を現すっていう『美女と野獣』みたいな話とか。

そういう、苦界に身を落とした心美しき人とかですね、やんごとなき姫の話ってのは昔からあって。
実はこれは日本だけの物語じゃなくて、中国にもあるし韓国にもあるし、あの・・ヨーロッパにあるし、ペルシャにもある、世界中にある話なんですよ。

売春婦と聖女や姫っていうのを同一視するっていう物語は世界中にある話

こういう風にですね、売春婦と聖女や姫っていうのを同一視するっていう物語は昔からあるんですよ。
1番典型的な例だと聖書に出てくる『グラナダのマリア』ですね。

キリストが十字架を背負って、ゴルゴダの丘に連れて行かれる時も、ずっと寄り添って。
で、キリストが十字架の上で死んでいくのもずっと見てて。キリストが復活するのも見てたのは、この『グラナダのマリア』で、この人は売春婦なんですよ。

昔から、その古代から全世界でですね、売春をしてる人というのは、神と接触することができる能力を持ってる人だっていう風に考えられてたんですよ。
っていうのは、売春するっていうのは非常に辛いことなんで、そういう辛いことをわざわざしなければならないっていうのは「ある一種の聖者なんだ」っていう考え方があるわけですね。社会の外側にいて、非常に厳しい環境に置かれていると。
で、その代わり人に愛を与えるんだ、ということで、昔から神の一種だと思われてたんですよ。

で、1番典型的な例ってのは中世に実際に、修道院ていうものの、修道尼っていうのは売春をしてたんですよ。
で、あと、看護婦さんですね。看護婦ってのは元々どっから出てくるかって言うと、従軍看護婦から出てくるんですね。
従軍看護婦ってのは軍隊に付いて行って、怪我した兵士を手当する係なんですけど。その人達は同時に売春もしてたんですよ。
看護婦と従軍慰安婦は同じものだったんですね、ヨーロッパにおいては。

だから、非常に看護婦、天使と言われる看護婦と、実際の天使である聖女と、1番下賎なものとされる売春婦ってのは、同じものなんでですよ、文化的には。世界中で。
全く同じものと考えられてるんですよ。

日本だと「白拍子」っていうのがいましたけれども、その、昔は出雲の阿国とか、歌舞伎ってのはありましたねぇ。
歌舞伎ってのは元々女性がやったんですけど、歌舞伎ってのはお芝居を観せた後セックスもしてたんですよ。

引用:IMDb.com

歌舞伎ってのはお芝居を観せた後セックスもしていた

神に近い所にいる人っていうのは、芸能を司ったり、看護婦として命を救ったり、実際に修道院として神と結婚してたりしながら、男の人に身体を分け与えるっていう形で、非常にその、人間ではなかなかできないことをしていく人たちなんだっていうところで全部、同じものとして同一視されてたし実際に同じ職業だったんですよ。

宮崎駿っていうのは、売春だから云々てことじゃなくて。
「苦界」に身を落とした千尋っていう少女が、一生懸命頑張ることによって、その、まぁ酷いダメなね自分の両親を救うことができるっていう。
非常に典型的なね、昔からよくある話をやってるんですよ。

あと、まぁあの実はこれ話がねえ『魔女の宅急便』と殆どおんなじなんですよ。
『魔女の宅急便』のキキは、現実社会の中で、本人だけが魔女でですねぇ、それで現実社会の中で苦労するっていう話だったですね。それと逆なんですよ。

つまり、魔物ばっかりの世界で、普通の女の子である千尋が苦労する。でも内容的にはおんなじですよねぇ。いじめられかたとかね。
とにかくあの・・・嫌だと言ったらダメなんだっていうところとかですねぇ、もう、基本的に同じ話ですねぇ。ただ場所を変えてるだけですねぇ。

ということでね、最大の問題は湯女っていうのはどういう職業だったのか。
湯女をやるってのはどういうことだったのかってことをちゃんと言ってる人っていうのは、マスコミとか雑誌の中でですねぇ、僕だけなんですよ。

あの、僕と相棒の柳下毅一郎っていうのがいるんですが、それが出した本の中で、ちゃんと書いてるんですけども・・えー『映画欠席裁判』ていう本で出てますんで、本屋さんで見てもらえばわかるんですけれども、そこで書いたのが最初で最後なんですね。

こんだけ映画評論家がいてですね、こんだけ映画を観た人がいてですねぇ。誰も「湯女ってなんだろべ?」って誰も言ってないんですよ。
「何をやってんだ、あのお店は?」って誰も言わないんですよ。ちょっと驚くんですけどねぇ。

雑誌ユリイカ

で、ユリイカって雑誌があるんですね。
それはあの、いわゆる現代思想雑誌でね、お偉い先生達がですねぇ「ジャック・ラカン」とかですね、現代思想について語ってる雑誌なんですが。
それがあの『千と千尋』特集をやったんですよ。でもう、それこそ20人、30人ぐらいの大学の先生とかがですね、『千と千尋』を観て色々論じてるんですが、誰一人として「湯女」について触れてないんですね。ちょっと、おかしいんじゃないかと思うんですよ。

それでもう1つ、渋谷陽一っていう、あの・・・ロッキング・オン社の社長がいますが。彼が偉そうになんか、宮崎駿との対談の本を出しましたけど。
その中でも「で、なんで湯女にしたんですか?」と「湯女って職業は、昔は、娼婦だったんですけど」みたいな話を・・・してないんですね。

何故?

これ、渋谷陽一ってのはあんまり頭の良い人じゃないから知らなかったんだろうと思うんですけども。
でもユリイカなんて大学の先生がいっぱい集まって原稿を書いてるのに、何故?だってこれ、話のテーマが少女が売春をするって話ですからね。
何故それに突っ込まないのか?

1番驚くのはね、その例の「プレミア」って雑誌で宮崎駿が突然、売春について語り出した時に、
「あ、『千と千尋』ってのは売春の話なんですね?」って突っ込まないんですね、その、聞き手が。一生懸命宮崎さんがその話をしても、そのまま受け流して全然違う質問に行っちゃうんですよ、頭痛くなってくるんですけど。なんでこんなにアホなのか、お前たちは。え!?

ということでね、僕はあの、まあ、この問題について日本でも書いたんですけども、アメリカでも書いたんですよ。
で、『パルプ』っていうですね、こっちの、ジャパニーズコミックを紹介する雑誌にまず書きまして。で、その後それを転載するってことでですね、アメリカで1番売れてるアニメ雑誌でですね、『アニメリカ』っていう雑誌に書きました。

それがですね、パルプに書いたのは、日本で映画を観た直後なんですけれども。
アニメリカはついこの間書いたんですが、アニメリカは『千と千尋』の公開直前に書きました。

そしたらですね、これがねぇ、大変な話題になって、アメリカではですね。
えー・・・僕が書いた原稿でもって結構いろいろ、インターネットを見るだけでいろいろ・・・なんていうか、騒ぎが起きてるんですが。

引用:IMDb.com

洋題『Spirited Away』

ま、それを調べるにはみなさんもですね、えー、『Spirited Away』、Spirited Awayってのは『千と千尋の神隠し』のアメリカ題名なんですが。
と、「prostitution」。prostitutionてのは売春ですね。それを、2つでキーワードでヒットしてもらえれば、Yahoo!とかですね、Googleで。
パッと出てくると思うんですよ、『千と千尋』と売春の関係について。ところがこの数はですね、日本のインターネットで同じようにして引いた数よりも多いんですよ。

つまり、僕が騒ぎを起こしたってことでもあるんですが、それ以上にアメリカ人はこの映画は「あ、そういう話なんだ」と。
結構わかってくれたっていうか、わかったんですね。

で、ちょっといくつかですね、インターネットから紹介してみたいと思います。

ワシントン大学の学生達のBBS

例えばこれ1つちょっと見てみますが、ワシントン大学の学生達のBBSなんですけども。
えーまずURLはですね、

http://students.washington.edu/llin/mmltraffic/5september0to.html#6

こういうスレッドがあがってるんですね。

『#6 Bath house as a brothel(売春宿としての風呂)』ってなってるんですけども。
で、これねぇディスカッションで、まぁ、ポストしてるやつから面白いのを1本引っ張りますと。えっと、アンドリューオズモンドという男がですね、ま、どうせオタクの小僧なんですが、書いてるんですね。

「『千と千尋』の『Spirited Away』に出てくる、Bath house(風呂)は、売春婦だという理論がパルプという雑誌のコラムによって広まっています。」

コレ、私が書いた原稿です。えー、

「でも私は納得出来ません」

って言ってるんですね。
で、その下に続いてく、あのースレッドの内容をちょっと次々に紹介してみたいんですが。
えー、こういう投稿もあるんですけれども、フィリップシュネア、これ多分ドイツ系の人ですね、の投稿なんですが。

「What is there, except a due be us association of a YUBABA'S dress with that of the 19 century madam to supported theory?」

と書いてあるんですけどもねぇ。
要するに、「19世紀のヨーロッパやアメリカの売春宿のマダム、女主人は湯婆婆とおんなじ格好をしてたんだよ。それでわかるでしょ?あの湯屋がいったい何を意味してるのか。」

あの、昔アメリカの売春宿ってのは、歴史的にはですね、西部開拓期に増えるんですけど。
要するに男ばっかりで女がいないんですね、西部っていうのは、開拓地なんで。ガンマンとカウボーイと、そういうのしかいませんから。

引用:IMDb.com

「マダム」って言われてる女主人はあの、湯婆婆の格好をしてるんですね。

で、男100人に対して女1人とかでね。そういう人は大抵、売春婦なんですよ。
で、売春宿が必ず町に1つか2つあって、そこでまあ、あの・・・100人に対して1人っていう割合で女の人達が奉仕してたんですが。
えっと、そこで要するに「マダム」って言われてる女主人はあの、湯婆婆の格好をしてるんですね。

だから、湯婆の格好を見るだけでアメリカ人は「あ、売春宿のマダムね。」ってすぐわかるんですよ。
だから、こういう、さっきのあの・・ってことで、ま、欧米の世界にいる人も、まああの湯婆婆でもう一発でわかっちゃうってことですね。

それで、さっきのあのオズモンドっていうですね、「宮崎さんが、そんな、売春の話なんかやるわけないよ」って言ってた男の、投稿なんですが。

「I've seen miyazaki mention prostitution as a symptomatic of the japan's current problems」
「日本の風俗産業っていうのは、日本の問題なんだっていう風に宮崎さんが言ったインタビューを読みました。」

「But, never heard him indicate the bath house was brothel」
「でも、『千と千尋の神隠し』に出てくる湯屋が売春宿だ、という風に直接言った記事は見ません。」

それはだから、プレミアのインタビュアーがバカだから。それに対して反応しなかったからこうなったんですねぇ。

「I've read claims that a this world should be aoubias to japanese audience. Apparently,the priceour architectural streams brothel. But I'm still sceptical.」

つまり、

「あのインテリアを見ると、どう見ても売春宿にしか見えない、っていう風に日本人が言ってるのも読みました」と。
「でも、僕は、信じられない。」・・・(笑)なんだかよくわからないですが。

自分で、あの湯屋が売春宿だっていう証拠を次々とあげながら、「でも僕は信じられない」って言い続けてるんですね、このオズモンドって男は(笑)
なんか「スゴイなぁ」と思って。

えっと、あとリョウコ・トヤマっていう女の子が投稿してるんですが、

「This is the scene in the film in which woman greeting to, and manager when she is leading hers customer to the bath. The way she was drawn she would me. Well,that it was there after she engaged such service. It was a hard to explain.」

「説明しにくいんだけれども」ってこのリョウコ・トヤマさんが言ってるのは、挨拶するんですね、女の子がね。
それで「これからお客さんを案内します」って言う風に支配人に挨拶すると、この現場がどうも説明しにくいんだけれども、売春にしか見えないんだよね」
と言ってるんですよ。

 あと、マイクアーノルドっていう彼は、やっぱりこれはそうじゃないのかな、って言う風に、あの・・・いろいろ調べると、「やっぱり、これは売春の話以外に考えられないな」っていう風に、マイクアーノルドっていう子は、そう、言ってますね。

海外の方たちの反応

僕がパルプに原稿を書いたのは一昨年なんですけども、えー、映画を観てすぐなんですね、日本に帰ってる時に。
で・・この、今あがってたやつっていうのは、去年の9月ぐらいなんですよ。映画が公開された直後なんですよ。
それでみんな観て、あの・・みんな僕の原稿を先に見て、観てますけども。「ホントにそうなんだろうか?」って確かめに行ってるんですけれども。

ただあのね、ここにねぇ、もっとちゃんとしたものがあるんですが。
えーと、読みますね、URLですね、

http://bobmink.com/tranceration/chihiro.html

えーと、ここでですね「ミステリーオブ千と千尋」と題してですね。
千と千尋を観てても、ちょっと分かりにくかったところ、特にアメリカ人にとっては分かりにくかったところの質問と答え、Q&Aをですね、ずーっと載せてるんですが。

この中でも、決定的に書いてあるんですよ。
これ多分、湯女って言葉が出てくるんですが、「湯女」ってなんでしょう?・・っていう質問があるんですね。
で、ここでちゃんと、彼は辞書で調べたかなんかしたんだと思うんですけれども。

Question4: Do the "yuna” (bath girls) do prostitution?
Answer: The real "yuna” of long ago did do prostitution.

って書いてありますね。
「湯女は売春をしてたんですよ」と。湯女って言葉を選んだ段階で、これは売春についての物語なんですよ。もし違う物語にしようとしたら湯女って言葉を選ばなかったはずなんですよ。
そんなばかな、そんなばかな、つってたのは若いあんちゃんで、あんまりその歴史的な文脈を全然知らない人だったと思うんですね。

えっとですね、

「The original bath house have existed since the heian period」
「こういうお風呂屋さんていうのは、平安時代からあったそうです。」

「Yuna, they served the sake, in the japanese style wooms, danced,played and syamisen, woulth the customers, backed in the bath, and the sometimes did prostitution.」

ねぇ、これはハッキリ書いてありますね。平安時代はまぁ、sometimesでね、時々売春をしてたんですけども。
江戸時代には完全に湯女風呂って感じで、100%売春しかしない湯女が登場するんですが。

「In the bath house in the movie are also the slug woman called "yuna”. They are sexual and a they have to be.」
「『千と千尋の神隠し』に出てくる湯女は、ま、お風呂で身体を洗うだけってなってるけれども。全員若い女の子しかいないし、必要以上にセクシーに見える。」

っていう風に指摘してますね。

「This will presentation leads us to believe that they were purpose free based on the original "yuna”」

つまり、

「(この宮崎駿の映画に出てくる)湯女っていうものは、これはもう、オリジナルの湯女、(つまり売春をしてた湯女)っていうものを意味しているに違いない」

と。それでここでねぇ、面白い疑問をね、ぶつけてますね。

「Why are all the gods in the movie are male?」

あはは(笑)・・あの映画に出てくるですねぇ、神様っていうのは、何故かね男ばっかりなのはどういうことなんだ?って言ってるんですね。
それはもう、そういう話だからですね。

引用:IMDb.com

映画に出てくる神様が男だらけなのは?

「When the gods enter the bath, we can see that one girl goes with him to wash his back.This kind of atmosphere brings mind a personal massage parlor.」

これはもう、あのマッサージパーラーにソックリだ、って、これは行ったことのある人が原稿を書いてますね(笑)
はい。あの・・・

「Its the bath of the refresh the man, and the sliding doors are rejuvenation is written. It's very suggestive.」

これはですね、「rejuvenation」てのは、回春て書いてる文字のことを言ってるんですよ。
で、回春ていうのは、文字通りですね、アソコの元気を良くする、っていう意味なんで。それがハッキリと画面に書いてあるんで、これはもう、売春の話以外にないでしょう。

「What's the miyazaki's beyond prostitution in his interview」

あーこれですね、宮崎駿は売春を禁止したってことに対して反対してる、っていう大きな問題があるんですよ。
つまり、あのインタビューの中で、売春ていうものは日本の伝統なんで、禁止するべきでは無い、ということを言ってるんですよ宮崎駿はね。
で、それは西洋の文化の押し付けなんだと。

それともう1つですねえ、ここで、宮崎駿がインタビューの中で言ってるんですけども、プレミアのインタビューだと思うんですけれども、ちょっと僕、手元に無いんで確認出来ないんですが、この英語サイトの中に出てくる宮崎駿のインタビューを、今、読み上げます。

「Girls who aren't a base more and are not good looking have a merchandise, but you just in being young and wearing sailor uniform.」

コレはですね(笑)
「頭が悪くて、見かけの悪い女の子でも、若くてセーラー服さえ着ていれば、価値がある」
って言ってるんですね。宮崎駿が言ってるんで、僕が言ってるんじゃないですよ!

「That's what should sell」
「それこそ彼女が売れるものなのだ。」

・・あの、私が言ってるんじゃないですから(笑)。
あの、宮崎駿が言ってますからね。

革新的な問題

こっからですね、核心的な問題になってくるんですが。またもう1つ質問ですね。

「What is there relation to the "yuna” used in a Spirited Away」
「『千と千尋の神隠し』は何故、湯女っていう売春婦の話にしたんでしょうか?」

って質問があって、

「In his interview, miyazaki quotes Psychological Analyst yuada hideshi」
宮崎駿がそのインタビューの中で、ゆあだひでしさんていう・・これ、ヒデシユアダ、じゃないですね、ゆあだひでしさんていう、精神病学者の意見を引用してる、と。

「If you buy a woman with money, all your getting is that which can be bought. However, even if she is the prostitute, if you are true in a heart and we her on. Its become a true love.」

あの(笑)面白いですねぇ。えー・・

「もし、女の人をお金で買った時に、あなたが得られる物はお金で買える物だけなんだ。けれども、彼女が売春婦だとしても、あなたがその彼女をホントに好きならば、多分それは本当の、本当の愛なんですよ。」

って言ってるんですね(笑)
なんか、そういう映画じゃなかったような気がしますけど。
これ、僕が言ってるんじゃなくて、宮崎駿が引用してるんでね。そんな話じゃない、と僕は思うんですが。
ま、そういうことを書いてますね、はい。

そういうことでね、まぁあの1番問題なのは、これねえ、すごく1番いいサイトでね。
自分で一生懸命調べて、その『千と千尋』って映画の、本質について論じたものなんですね。

それで、コレ以外にも、結構ねインターネットだとかなりあがってるんですね。
まぁ、みんな一生懸命考えたんですよ。「なんだろう?この話は?」って。一体何を意味してるんだろう?ってことで一生懸命考えたんですが。

引用:IMDb.com

アカデミー賞候補に

ただ、アカデミー賞候補に今、なりましたね。アカデミー賞にノミネートされましたね、『千と千尋』は。
多分、でも、選考委員てのはねえ、アカデミー賞の俳優たちですから。俳優と監督と、あそこで働いてる人達であって、インテリでもないしアニメマニアでもないですから。
多分、本当の意味はわかってないですね(笑)。根本的にわかってない。

それで『ふしぎの国のアリス』が元になってる、ってことぐらいはわかると思うんですけど。
『ふしぎの国のアリス』が一体、どういう話だったかってことがわかってないとわからないんですよ。

『ふしぎの国のアリス』っていうのはね、ルイス・キャロルっていう、あの、ロリコンの男がですね、10才の女の子、アリスっていう女の子のために書いた物語なんですよ。
で、『千と千尋』も宮崎駿がはっきり言ってるんですが、「自分の別荘に時々遊びに来る、10才の女の子のために書いた」つってるんですよ。
全く動機が『ふしぎの国のアリス』とおんなじなんですよ。

で、『ふしぎの国のアリス』を宮崎駿ってのはホントに好きなんですよ。
ていうのは、どれぐらい好きか、っていうと、『ふしぎの国のアリス』の挿絵で有名な、チェシャ猫ってありますね。あのチェシャ猫を、あの・・『となりのトトロ』でまるごと、パクってるでしょ、ネコバスに。で、『となりのトトロ』の顔も、チェシャ猫のあの挿絵のあの顔そのままなんですよ。真似じゃないですか。
で、今回は完全に『ふしぎの国のアリス』でしょ。

『ふしぎの国のアリス』を書いたルイス・キャロルっていうのは、どういう人だったか、死んでからわかったんですけども。
えー、少女のヌード写真をいっぱい撮ってた、変態だったんですね。ホントにロリコンだったんですよ。
だから、これは、宮崎駿ってのは確信犯なんですよ。自分もロリコンである、と。だから、『ふしぎの国のアリス』が好きだ、って言ってるんですね。
「私は真似しました」と。

根本的な問題、no face(カオナシ)

もう1つ、結構ね、根本的な問題があるんですが。
no face(カオナシ)っていうのが出てくるんですね。で、さっきのあの質問サイト・・ですねぇ。ここが問題なんですね。
1番まだみんなが混乱してるっていうのは、千尋自身は売春をしてないんですよ。で、それはね、でもねぇ普通なんですよ。
あの、花魁とかああいうとこでも、最初は売春しないで下働きするんですよ。いきなり売春しないんですよ。そのレベルなんですよ。で、そういう子達がいっぱいいたんですよ、見習いの。だから、そのレベルなんですけど、わかってない人はまた、「千尋が売春してないから、売春の話しじゃないじゃないか」とか言うんですけど、そんなことは無いですけどもね。
ま、そういう見習いをやってる、と。

見習いをやってる千尋に対してですねぇ、カオナシはあの、お金を持って、何を頼もうとしてんのか言葉が喋れないですけど、お金を持って、こう、なんか、千尋を追っかけまわすんですねぇ。で、これは一体、何なんだろう?っていう問題があるんですが。

ここで面白いのがねえ、そのプレミアに載ったインタビューで面白いのがねえ、『千と千尋の神隠し』のプロデューサーのですねえ、鈴木敏夫さんがですね、インタビューで、
「カオナシって何ですか?」って聞かれて、「あれは宮崎監督自身だよ」って言ってるんですよ(笑)

 ところがその時に宮崎駿がねえ、それを聞いてねぇ、もう、焦っちゃってねぇ「イヤイヤ、そんなことは無い!」つって、「カオナシ的要素はいろんな人にあるんだよ」って言ってるんですよ。それは無いと思うんですよ(笑)

それ、10才の女の子にお金払って、なんかさせてくれ、なんて言う人はね、ホントにねぇ、変わった人だけなんでね。
宮崎さんとかね、あの・・ルイス・キャロルさんとか、そういう人だけだと思うんですけれども。
そこはちょっと、宮崎さんね、あの認識間違ってるなと僕は思いましたね。あの・・そんなこと思わねえよ!普通は。っていう。
宮崎駿はそれに気がついて無いから、みんなそうだろう、って言ってるけど、みんなそうじゃねえよ(笑)ここが可笑しいな、っていう。

売春して一生懸命働いて戦う女の子の話

鈴木敏夫ってプロデューサーも認めてる。宮崎駿自身も認めてる、ね。で、アメリカの研究者も認めてる、売春の話なんですよ。
ただ、売春が悪いんだ、って言ってなくて、売春して一生懸命働いて戦う女の子の話、ってことであってね。
良い悪いっていう善悪なんかは判断してないんですよ。そういう物語ってあるんですよ。ねぇ。

で、それが全然わからないのが日本の映画評論家であって、誰一人としてそれを指摘してないし。
ねぇ。で、アメリカの映画評論家も全然わかってません。あの、こういう研究サイトにはいっぱいあがってますけど、アメリカの評論家でそのことを書いてる人は誰もいません。
ね、日本もアメリカも映画評論家はみんな、バカ!ですから、ね。

だから、宮崎監督とか、映画評論家に対してまともにインタビューを答えたくないんですよ。バカばっかで何やってもわかってないから。ね。
ま、そういうことでね、本人が言ってるのに、まだ、「町山がそういうことを言ってる」とか言ってるバカがいますけど、全然違うと。

で、まぁさっき言ったサイトとかみてもらえばね、あの・・・本当、細かいこととかわかるし、ま、自分で調べるのがいいんじゃないですか。
あの・・百科辞典とか調べればちゃんと載ってますよ。

ということで、もう、あまりにも明確なのにみんなが気が付かないっていう、本当にアホな話でした。

<書き起こし終わり>


○○に入る言葉のこたえ

①この映画は売春がテーマといったのは、監督自身
映画に込められた知られざるテーマを解説していく町山さんのトークが面白いので、是非聞いてみて下さい!

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