単なる逆再生ではなくエントロピーの逆転(でいいのかな?)した世界を体験できる
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月22日 16時36分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
めちゃくちゃ面白かったー。単なる逆再生ではなくエントロピーの逆転(でいいのかな?)した世界を体験できる。 ミステリーとしても伏線が回収されていくのでにやつく。未来を「知っているやつ」と「知らないやつ」の掛け合いがおしゃれ。未来は決まっているけれど、そのためには過去をやり通すことが必要。「無知」じゃないと耐えられないという。観賞後にネタバレいろいろ読んだけど自分がわかった以上の情報はなかったので1回で理解できた(多分)
回転扉に入れば順行か逆行に切り替わる、回転扉は数カ所に存在する、ってのを覚えておけば割と簡単。←これは「どうして?」と考えないことが大事(笑)
2回目鑑賞
1回目で否定的だったあの人が、セイターとキャットの息子説が濃厚に。「息子をつくったこと」が失敗と語るセイター、キャットの「もう息子に会えないのかしら」のセリフに主人公が「きっと会える」であの人をチラ見。正解はノーランにしかわからないのだろうけどあれこれ推理するのは楽しい。映画の見方としては正しくないかもしれないけれど、この映画に限ってはきになるシーンを巻き戻せるレンタル配信がとても助かる