ヴェノム
ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団が人体実験を行っており、死者が出ているといううわさを聞きつける。正義感にかられ、真相を突き止めようと調査を始めた彼は被験者と接触したために、地球外生命体のシンビオートに寄生される。
このレビューにはネタバレが含まれています
異様な力を手に入れて、非日常の世界に入っていく過程がスリリングで、どこか懐かしいながらもワクワクさせられる描きかたでした。 「人間以上の力を使えるようになる」「二つの人格が一人の肉体をシェアする」など、それ自体としては多くの作品にある展開でも、シンプルで飲み込みやすいお話になっている分、非常に風通しがよくて、久しぶりに「こういうの、やっぱり好きだなぁ」と思えました。 アメコミ映画は近年どんどんスケールが上がっており、今ではイベント性の高い出来事が起こるだけでは以前ほど驚かなくなってしまった自分でも、本作はフレッシュな気持ちで楽しめました。どこかノスタルジックな、調子の良いフランキーな掛け合いの響くサンフランシスコの街が出てきて、良い意味でプレーンなアクション映画になっていて、なおかつ王道の成長物語であるという、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」を初めて観た時のような気分でした(逆に現代性と呼べるものが「他者との共生」といったモチーフのレベルにとどまっている、と不満に思う方もいるのではないか、とは思いますが)。少し毒のある締め方もクールです。 初登場は1980年代のスパイダーマンのアメコミで、基本は悪役として繰り返し登場しつつ、主人公になるコミックは継続的にではなく断続的に発表され続けたキャラクターです。元がスピンオフだったキャラの単独映像化は「スーパーガール」や「パニッシャー」など色々あるものの、そうしたキャラクターがソロの映画でキャラ立ちできる環境があるということは、とても希望があって良いな、と思いました。
ライフ財団のドレイクが中心になって、秘密裏に行っている地球外生命体「シンビオート」の実験風景などで、その生命体の動きがとても滑らかに表現されているのに目が釘付けになりました。どうやってるのかとても気になりました。 また、元記者エディの中にシンビオートが入ってからのお互いのやりとりも面白く、エディが変化して「ヴェノム」となるシーンや、その姿も怖そうだけれど愛嬌のある様子にくぎ付けとなって行きました。 ただ少しだけ残念なのは、敏腕記者だったエディが職も恋人も失い落ち込んだ様子なのですが、それ程精神的に大きな変化があった様には感じられなかった点でした。 まぁそんな些細な事は置いておいて、後半でシンビオートのボスがドレイクに寄生して、ヴェノムがそれと対峙していくシーンなどは、とても迫力がありました。 個々の心情など細かい部分は気になりましたが、気楽にこのシンビオートの戦いが、どう決着がつくのかを観ていくだけでも十分に楽しめる作品でした。
グロいシーンも多いけど、終始飽きずに見られる作品 あらすじは、記者の主人公がとある会社の黒い噂の真相を追い潜入した際、地球外生命体の‘’ヴェノム‘に寄生されてしまったことから展開する人類の存続をかけたダークヒーローストーリー。反発し合う一人と一匹が徐々に心通わすヒューマンチックな部分もあるのも面白いところ。 CG技術を最大限に活かしたアクションシーンは素晴らしく、職種のような動きをするヴェノムがリアルに表現されていた。 これも、アクションをこなす俳優陣と役名もないアクションチームの素晴らしい連携プレーの魅せる技。最高。 しかし、結構グロめの演出が多いので(ヴェノムが人間を頭から食べるなど)注意。一応、PG12作品なので強い縛りはないらしい。 人外と体を共有するという設定は「寄○獣」を少し連想させるが、そこまで気にはならない。理解できないヤバい感覚の人外と主人公が徐々に心通わせていく流れは個人的に好きなまとめ方だった。 しかし、最後のクライマックスは急足に感じた。心通わせたにしてもヴェノムが人間のために死を選ぶのは(結果生きてたけど)、急に距離縮みすぎだろと少しツッコんでしまった。でも嫌いじゃない。笑 第二作が公開決定したらしいので、すごく楽しみ。
ヴェノムはマーベルのキャラクターで、スパイダーマンの映画にも最強の敵役として出てきました、でもあのヴェノムとはちょっと違います。 この作品のダークヒーローとしてのヴェノムもなかなかパンチが効いてていてとてもカッコいいです。 トム・ハーディが演じる、何をしても、うだつの上がらない男がひょんなことから、闇の力を手に入れて、超人になってしまう。しかし、この作品で特徴的なのが、主人公の中にヴェノム自身の人格がしっかりと存在してるところです、そこが魅力的であり、滑稽で笑える部分でもあります。 映像もフルCGにより、現代の街を舞台にして、所狭しと繰り広げられる戦いの破壊劇は、とても迫力があって疾走感のある闘いのシーン等文句なしに観ていて興奮します。 ただし、ひとつ残念だったのは、この作品のシナリオです。主人公の男の設定などはよいとしても、ヴェノムの行動動機が、今一不明慮に感じました。映像自体はもの凄いのですが、ストーリーを深く理解するためには、全体的に描写不足は否めない感じで、もうすこし、ヴェノムの過去の出来事から、主人公とのつながりの中での心理的変化を丁寧に描いてくれていたら、もっと楽しめたのではないかと思いました。 ヴェノムのキャラ設定は、他の勧善懲悪的なお決まりのヒーローにはないものがあって、とても魅力的に感じたので、余計にその部分が残念に感じました。しかしながら、あまり深く考えすぎず、映像美を楽しむぐらいの気持ちで観れば十分に楽しめる映画だと思います。なんといっても、興行的に成功を収めたことがそれを証明しています。
MARVELシリーズの代表的なヴィランの1人、すヴェノム!スパイダーマンの宿敵ですね。 スピンオフ作品で、ヴィランが主役なのは珍しいですが、ヴェノムの知名度と人気度のおかげでしょうか…! では、観てみた感想ですが… 面白かったです!ちゃんとヴェノムの能力も描かれていたり、寄生される側のトム・ハーディもクレイジーな演技が抜群でした。 あとは、ちゃんと筋骨隆々のヴェノムで安心しました。ひと昔前のサム・ライミ監督のトビーが演じていたスパイダーマン3でヴェノムが出てきますが、原作とは程遠い細マッチョヴェノムくんだったのでファンの中にはガッカリした方は多数いると思います。 今作は、そのことも払拭できてたのでよかったです! あと原作ではヴェノムって色々な人が寄生されているみたいですが、今作は元祖ヴェノムのエディ・ブロックでした! 今作がヒットしてスパイダーシリーズと合流なんてできればまた胸熱展開になりますが、どうなるでしょうか! また、今作を見る方はエンドクレジットも、是非お見逃しなく!
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