ビル・スカルスガルドが凄すぎる
2021年8月8日 20時08分
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総合評価:
5.0
27年周期で現れては人々を恐怖に陥れる、ピエロの姿をした悪魔と子供たちとの闘いを描いた物語ですが、実は観るまでピエロの格好をした殺人鬼=人間の話だと思っていました。だから私は良い意味で期待を裏切られ、想像もしていなかった方向へ話が進んで最後まで楽しく観ることができました。
もう出だしからゾクゾクとさせてくれて、雨の排水溝のシーンはすっかり有名ですよね。
そこから効果的に赤い風船で恐怖心をあおってきます。効果音もなかなか気持ち悪い。
でも何が一番怖いってペニー・ワイズの動き!演じるのは超イケメンのビル・スカルスガルドですが、声も動きもかなりの気持ち悪さ。見たことはありませんがドラマ版の「IT」のペニーワイズとは全くの別物に仕上がっているでしょう。さらには左右でそれぞれ外側に動く目玉。これがCGじゃないから驚きですよね。あんなにイケメンなのにこんなピエロになりきれちゃうなんて、そのギャップがまた魅力的です。
この作品はストーリーも演出もわりといいのですが、このペニーワイズの完成度の高さによるところが大きいのではないでしょうか。
人によってはトラウマになりそうですが、怖いけど面白い、見ごたえのある作品です!