仮面舞踏会として繰り広げられる性の狂宴
2021年2月17日 22時33分
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総合評価:
3.0
「時計仕掛けのオレンジ」など、ホラーやサスペンス系が強い監督スタンリー・キューブリックの遺作として広く知られていて、初めてタイトル知ったのは小学3年生の時に見た劇場版CM。妙に色気があって性の目覚めの一つとして記憶していたと思う。
ストーリーは正直難解です。簡単にかみ砕いて言うと周りから理想の夫婦と思われている主人公夫婦が紆余曲折あって再生していく物語だと解釈できます。
序盤の鏡見ながらトム・クルーズ演じるビルとイチャつくニコール・キッドマン演じるアリスの流し目が醸し出す妖艶さがすごいドキドキするし、どこぞの秘密結社?のような恰好の男女が挿入などの直接的なシーン無しでも、いかにも背徳感あるシーンだというのを丁寧に作りこんでいる。
「夫婦が喧嘩してからの仲直りの方法はひとつだけでしょ?」とメイキングでキューブリック本人が言っていたらしいが、その言葉はラストシーンで集約されているのだなと感じました。
特殊性癖に目覚めたいお方は良ければお取りください。