親の愛を感じる
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月9日 16時04分
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総合評価:
4.0
ユダヤ人迫害をテーマにして製作された映画は数多い。大抵はひどい、悲しい、とても残念だ、という作品の多いなか、ライフ・イズ・ビューティフルはちょっと違う。それは、迫害のなかでも明るさ、健気さ、そして親としての希望があるように思える。心をうつシーンは、息子に対してゲームだと教える様子。この場面は、いつ見ても年齢関係なく心を打たれてしまう。ユダヤ人迫害にたいして、一家族に焦点を当てて描かれているので、誰でも見やすい迫害映画作品と思う。見終えたあとは、涙が出るというよりも、言葉が出てこない状況になった。でも、迫害や戦争からの被害について、目をそらさずに見ておくべきだと思う。そして作品のタイトルの意味はとても重い。迫害をテーマにしながら希望に目を向けている。人間として最もであり、健気であり、見ている方は善悪を考える機会となるし、親の愛情が描かれている点でも、とても良き作品です。