七人の侍
/ Seven Samurai
麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。
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豆知識・トリビア
黒澤明監督の当初の構想は、侍の一日を描くというものだった。侍が寝床から起き、朝食を食べ、主君の城に行き、最後に何らかの過ちを犯して家に帰り、面目を保つために自殺するというものだった。たくさんのリサーチをしたにもかかわらず、彼は映画を作るのに十分な確かな事実情報があるとは感じなかった。そこで彼は、日本の有名な剣豪の生涯を題材にした、侍の5つの戦いを取り上げた映画のアイデアを提案した。橋本はその脚本を書き始めたが、黒澤は「クライマックスの連続」のような映画ではうまくいかないと考え、結局そのアイデアも破棄した。その後、プロデューサーの本木壮二郎は、歴史研究の結果、日本の戦国時代の武士は、食料や宿泊と引き換えに、農民の村で一晩見張り役を買って出ることがよくあったことを発見した。そして黒澤は、ある村が侍を雇って村の警護をさせていたという逸話に出会い、そのアイデアを使うことにした。黒澤は、セリフのある役柄の一人一人に完全なプロフィールを書いた。そこには、服装、好きな食べ物、その人物の過去、話し方の癖、戦いの時の反応など、思いつく限りの詳細が書かれていた。今までこんなことをした日本人監督は他にいなかった。
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七人の侍の映画情報
公開日: 1954年4月26日 / 上映時間: 207分 / 製作年: 1954年
配給・制作会社: 東宝