コンスタンティン
かつて2分間だけ自殺に成功したことで、天国行きを閉ざされたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。天国に行くために自らの特殊な能力を生かして、悪魔払いのエクソシストとなるが……。
このレビューにはネタバレが含まれています
ジョン・ウィックのシリーズも好きだけど、こちらのキアヌ・リーヴスが好きです。 こちらもスーツ姿が決まっています。煙草の消し方、吸い方、煙を吐く場所、そして、吸っている理由。 いきなり最初から、こういう内容が好きな方は、ワクワクが止まりません。久々に来た来た来た、と興奮しました。必ず、遺跡発掘が絡んでくるんですね。ソレを見つけた途端の人間が、人間でなくなる演出は、好きな方にはワクワク、苦手な方は回れ右して「停止」という分かりやすさです。 その後の展開も素晴らしく良かったです。 キアヌ・リーヴスも良いのですが、何と言っても、ガブリエル役のティルダ・スウィントン。彼女を初めて知った映画が、この作品ってかなり罪深い。ユニセックスな魅力全開で、ファンになりました。シャイア・ラブーフ演じる弟子のチャズも良かった。コンスタンティン(キアヌ)に牙を剥く、バルサザールも最高にカッコ良かったです。スリーピースと、謎のコインがお似合いでした。 娯楽作品ですが、この内容の金字塔のアノ作品も観たくなります。 何より、豪華キャストのこちらがシリーズにならないのか不思議でなりません。大人の事情があったのかもしれません。
末期の肺癌を患うジョン・コンスタンティンは特殊な能力を持ち、人間界で悪事を働くハーフブリードを祓う仕事をしています。悪魔祓いを続けることで神から恩赦を受けて自殺未遂をしたことによる地獄行きを回避しようとするコンスタンティン。 そんな彼は人間界に悪魔が侵入しようとしていることに気が付くのですが…。 宗教色が強い映画なので好き嫌いは別れると思います。 私にとっては最初から最後までみどころだらけ。 キアヌのダークヒーローっぷりも最高です。 ヒロインはレイチェル・ワイズですが、この組み合わせは「チェーン・リアクション」と同じですね。 ティルダ・スウィントンが演じるガブリエルも魅力的。 登場人物は多くありませんが、いずれも個性的で魅了されます。 ピーター・ストーメアが演じるサタン(ルシファー)が「ちょい悪オヤジ」な感じなのも悪くありません。 宗教色が強いもの、悪魔祓い系、それほどグロくないホラーが好きなかたにおすすめです。恋愛要素がないのも好印象です。続編が出てほしい映画NO.1です。
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