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引用:IMDb.com

ウーマン・キング 無敵の女戦士たちの町山智浩さんの解説レビュー

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2023年01月13日更新
親が娘の為だったら命をかけるぜっていう話になっていきます。もう〜泣きますよこりゃ。(TBSラジオ「たまむすび」より)

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』(https://www.tbsradio.jp/tama954/)で、『The Woman King』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。

町山さん『The Woman King』解説レビューの概要

①1729年のアフリカのダホメ王国が部隊
②主人公は初潮が来たばかりの女の子で、親の借金で嫁に行かされる
③しかしダホメ王国は嫁に行きたくない女の子を引き取る場所があった
④当時のダホメ王国では、結婚しなかった女性は○○○○○○○に入るという方法があった
⑤アゴジェというダホメ軍は近隣諸国を侵略していた
⑥ハリウッド映画なので、いい話にまとまっている

※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。

『The Woman King』町山さん解説書き起こし

(町山智浩)まだ公開が決まってないんですが、日本では。『The Woman King』という映画なんですね。これは1729年のアフリカで、これ実話に基づいていてですね、現在はベナンと言われる国があるんですが、西アフリカに。当時ダホメ王国というのがありまして、そこが舞台です。主人公はやっぱりね、初潮が来たばっかりの女の子で、やっぱり嫁に行かされるんですよ。やっぱり親父が借金してて。(笑)金持ちのオヤジの所に行かされるんですけど。

(赤江珠緒)あららら。

(町山智浩)またね、このアフリカはね一夫多妻なんで、それも気持ち悪いんですけど。行かされるんですが、絶対嫌だ!って言ってメチャクチャにして逃げてきちゃうんですよ。

(赤江珠緒)ふんふん!

(町山智浩)その女の子はね、役名が”ナウイ”って言うんですけど、ちょっとナウい子なんですね、古いなこの言い方。(笑)

(赤江珠緒)ほんと、なういって久しぶりだ。(笑)

引用:IMDb.com

主人公は初潮が来たばかりの女の子で、親の借金で嫁に行かされる

(町山智浩)ナウいめちゃくちゃ久しぶりに聞いた。(笑)ナウイって名前の女の子で、それでまぁとにかく嫁に行かされた先でメチャクチャやって出てきちゃうんで、お父さんがどうしようもないって悩んでいると、そのダホメ王国にはですね、そういう子達を引き取る場所があったんですよ。

(赤江珠緒)え〜!

(町山智浩)で、さっきイギリスの話しでしたが(少女バーディ 大人への階段の町山智浩さんの解説レビュー)イギリスでは嫁に行けなかった女性は、修道院に入るんですね、生活していく為に。修道院に入るか森の奥に入って魔女になるしかないって言われてる時代なんですけど。

(赤江珠緒)ま、魔女・・。

(町山智浩)魔女になるっていうのは森の奥で1人で暮らして漢方薬を売って暮らす事ですよ。

(山里亮太)え〜!

(町山智浩)結婚しなかった女性の生き方だったんですけど。そのアフリカのダホメ王国では、女性だけの軍隊に入るっていう方法があったんですね。

(赤江珠緒)えーー!

ダホメ王国では女性だけの軍隊があった

(町山智浩)で、これはダホメ王国に実際に実在した軍隊で、全員女性の戦闘部隊なんですよ。

(赤江珠緒)女戦士たち!へ〜〜!!

(町山智浩)女戦士たちなんですよ。これね、かなりその当時もヨーロッパの人達をビックリさせて、写真とか絵とか一杯残ってるんですね。

(赤江珠緒)本当だ!

(町山智浩)そうなんですよ。きらびやかなんですよ、衣装が。

(赤江珠緒)そうですね。

(町山智浩)演奏するの!?っていうくらいですね、豪華絢爛なる衣装を着てて。

(赤江珠緒)なんかちょっと羽が頭に付いてて、なんか貝殻で装飾がキレイな感じのベストとか・・。

(町山智浩)そうそう、貝殻で着飾ってて、でもう1つの写真はライフル隊なんですけど、まぁライフルたくさん持ってるんですね、この部隊は。だからそのジャンパースカートっていうかミニスカートみたいなストライプのすごくかわいい衣装を着てるんですよ。

(赤江珠緒)本当だ。

(町山智浩)これユニフォームなんです、ダホメ軍の。

引用:IMDb.com

ダホメ軍のユニフォーム

(赤江珠緒)えーなんかブルーが基調の。オシャレな感じですね。

(町山智浩)オシャレ〜な感じなんですけど、手に持ってんの生首ですね、敵の。

(赤江珠緒)お〜〜本当だね。

(町山智浩)敵の生首、このかわいい衣装着てるんでビックリするんですけど。この絵は本当に当時ヨーロッパの人達が描いたダホメ女性軍団の絵なんですね。絵と写真なんですよ。で、結構100年以上続いて、写真が発明された後もしばらく続いてたんですよ。このダホメ軍。で、あまりにも有名なんで、ブラックパンサーというマーベルコミックの映画があったんですが、あれに出てくるアフリカの女性だけの軍団って出てきますよね。ものすごい最強の女性軍団。あれがこのダホメ軍をモデルにしてるんですよ。

(赤江珠緒)ふ〜ん!

映画「」のポスター

(町山智浩)実在するんですね。その女性軍の事を”アゴジェ”って言うんですけど。で、そこにですね、はねっかえり娘のナウイちゃんが入って、戦士として修行していくっていう映画が、この『The Woman King』なんですね。これね、主演はですねアカデミー女優のビオラ・デイビスさんという人で、このダホメ女性軍アゴジェの将軍のナニスカという人を演じているんですけれども。この映画ね、7,8年前にね企画が出来て、その時にこのビオラ・デイビスさん49歳だったらしいんですけど、お金が集まるのがすごく時間がかかったんで、57になっちゃったんですね。撮影する時に。

(赤江珠緒)えーー!でも57の体に見えない。。鍛えてますね〜!

(町山智浩)めっちゃくちゃ鍛えてるんです!この人。なんかね、半年ぐらいね、ずーっと自宅にトレーナーが来て徹底的に鍛えられたみたいですね。

(赤江珠緒)えーー!筋肉美と言いますか、はい。

(町山智浩)ものすごく鍛えられていて、この人が鍛えられている所はyoutubeにあります。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)もう死にそうになりながらものすごい訓練で全身筋肉に。。57でね〜するの相当きつかったと思うんですよ。

(赤江珠緒)そうですよね。。

(町山智浩)僕、3歳しか違わないですけど、それをゴルフを初めてやった後で、背中の筋肉が痛くて仕方ないんですけど。(笑)

(赤江珠緒)そうですよね、そう言われるとなおさらこの筋肉がすごいですね。

(町山智浩)すごいですよ、まぁハリウッドの俳優さんは本当にすごいなと思ってね。あれ、あれ山ちゃん見てません?マイティ・ソーの配信映画で、『ラブ&サンダー』 って見てません?

(山里亮太)いやぁ見てないんですよ。。

映画「」のポスター

(町山智浩)あ、見てない。あれね、ナタリー・ポートマンが新しいそのなんて言うか戦いの神・ソーになるんですよ。すっごい筋肉なんですよ、全身。

(赤江珠緒)そっか町山さん言ってたね、そうだそうだ。

(町山智浩)そう。ナタリー・ポートマンめちゃくちゃ腕太くなってて、それもねトレーニングしてる所のトレーナーの映像とかyoutubeに上がってたりするんですけど。

(赤江珠緒)だってナタリー・ポートマンっておいくつ・・?

(町山智浩)あの人ももうすぐ40ぐらいじゃない?

(赤江珠緒)40ぐらいか。

(町山智浩)40ぐらいですよね、確かね。もうすぐですよね。(※1981年6月9日生まれ)だからめちゃくちゃ鍛えて、ハリウッドの俳優はハッキリ言って、まぁ、10億円くらいもらうからね。。

(山里亮太)ハハハハハ!そら鍛えるよ!

(町山智浩)鍛えるよ、そりゃ。あとさ、家に来るんですよトレーナーが。

(山里亮太)あっ、なるほどね!

(町山智浩)家はねぇって言う。

(赤江珠緒)生活としてやっていくしかないね、そうなるとね。

(町山智浩)そうそうそう。それだったら俺も鍛えられるかな?とか色々考えたりするけど。(笑)10億くれて家に来るんだったらやってもいいかって思うんだよね。

(山里亮太)即決でしょう町山さん!(笑)

(赤江珠緒)そしたらやりますか。(笑)

アゴジェというダホメ軍は近隣諸国を侵略していた

(町山智浩)この『The Woman King』ってね、この映画のアゴジェっていうダホメの軍団はですね、ものすごく強かったんだけど、近隣諸国を侵略してたんですよ。

(赤江珠緒)へぇ〜。

(町山智浩)近くのアフリカの国を侵略して、その人達をさらって、奴隷として売ってたんですよね。実際は。

(赤江珠緒)え〜。。

(町山智浩)そう。ポルトガルとかスペインの白人達にね。で、ものすごく金があったんで、ライフルとか近代兵器を揃えてたんですよね。この映画の中でもね、スコッチウィスキーを飲むシーンが出てくるんですけど、買ったんだって、白人達からって言って、金あるじゃん!っていう、世界なんですけどダホメ王国って。悪い事してね。

(赤江珠緒)じゃぁ周りの国からしたら本当に驚異的なね。

引用:IMDb.com

ハリウッド映画なので、いい話にまとまっている

(町山智浩)驚異的な国なんですよ。これハリウッド映画なんで、そんな悪い事ばっかりしてらんない訳ですよヒロインがね。だから、そこからちょっとハリウッド的ないい話に変わっていくんですけど。で、さっき言った少女バーディもね、ハリウッド映画なんで、お父ちゃんがね、カネ目当てで自分の娘を売るってね、そんなひどい話はないよって事でちゃんといい話になります、そっちも。

(赤江珠緒)お〜!

(町山智浩)どっちもまぁ歴史的にはそんな事はなかったかもしれないけど。映画なんだからいい話にしたっていいじゃねぇかっていう。

(赤江珠緒)確かにね。

(町山智浩)で、親が出てくるんですよ。そこでこの2人の少女の本当の親がね。で、親が娘の為だったら命をかけるぜっていう話になっていきます。もう〜泣きますよこりゃ。娘とかいる人はね。お2人いらっしゃいますね。

(赤江珠緒)どっちも親泣き映画になると。

(町山智浩)親泣き映画なんですよ。で、『少女バーディ 大人への階段』はもうAmazonプライムで配信中なので、是非親子でご覧になって頂くといいかなと。あんた昔だったら嫁に行くしかなかったんだけど、今は自由なんだからなんでもやりたい事やりな!って言ってね。

(赤江珠緒)あ〜、現代の少女達へのそういうエールになる事があるんですね。

(町山智浩)なると思います。『The Woman King』はちょっと公開日未定ですけどね。

※書き起こし終わり

○○に入る言葉のこたえ

④当時のダホメ王国では、結婚しなかった女性は女性だけの軍隊に入るという方法があった

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