怪物
このレビューにはネタバレが含まれています
M3GAN/ミーガン
日本公開が遅かったので待ちに待った公開、鑑賞を楽しみにしていました。 続編の「M3GAN 2.0」の公開も2025年1月にアメリカ公開予定で高まる期待。 でしたが、子育てを任せられたロボットが暴走し問題を起こす。それ以上の盛り上がりがなく、都合の良い展開に感じ自分はあまり楽しめませんでした。
TAR/ター
長いセリフまわしが序盤は続きます。ノーカットのシーン等すごいんですが、英語がわからない私は字幕を追うので精一杯。 ちょっと疲れる前半でしたが、飽きないで集中して見られたのは自分でもびっくりでした。 わかりやすい映画ではないので、解説やいろんな人の意見を聞くのが楽しい映画です。 ケイト・ブランシェットがとにかく圧巻。 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスも映画館で鑑賞しましたが、個人的にはアカデミー賞主演女優賞は圧倒的にケイト・ブランシェットだったと思う。 見る前の評判と比べて残念に感じたのは、 「最後にいきなり幕が上がり、場内が明るくなる。びっくりな結末。 そのために映画がエンドクレジットから始まる。」 という点。確かに序盤にエンドロールは流れますが、映画が終わった後にも結構長めなエンドロールが入ったんです。日本上映だからなのかな。最後の展開も特に驚くような感じではなかったし、その点はちょっと前評判を意識しすぎてしまいました。
ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-
けっこう難解だったが、最後まで興味深く観れた。 ただでさえクラシックに疎いのに、意味が読み取れないシーンも多数あり、ラストシーン含め解説が必要だった。 なので単純明快な娯楽作品が観たい人にはおすすめできない。 冒頭から長々と専門的な講釈を垂れるシーンを観て、正直最初は寝落ちを覚悟したが、徐々にケイト・ブランシェット演じる天才指揮者のカリスマ性を含んだ暴君ぶりに圧倒されていく。 天才ゆえの傍若無人(思いやり全くなし)な振る舞いに、知らず知らずのうちに周りに敵を増やして、自らを苦しめていく。 その段々と追い詰められていくシーンがホラー的演出(説明不足なシーン多し)で、とても不気味で引き込まれる。 「あのシーンは一体どういう意味なんだろう??」と自分でいろいろ想像して、後で解説見ながら答え合わせして楽しむ映画だと思う。 言わずもがな、ケイト・ブランシェットの演技は圧巻だった!
チャイルド・プレイ
個人的にはリブート大成功だと思った。 ただ、「チャイルド・プレイ」1作目の雰囲気を求める人には合わないと思う。 ていうかリブート作品なので、オリジナル感を求めるのはお門違い。 物語が現代なのでオリジナルと違い、AIの暴走がテーマになっている。 チャッキーがあらゆるAI機器を乗っ取って、それを駆使して全方向から襲ってくる感じが恐ろしい。 チャッキーの顔も全く違うデザインなので、「こんなのチャッキーじゃない!」っていうレビューをたくさん見たけど、いやいや、この顔(めちゃくちゃ不快なデザイン)だから良いんじゃんって思った。 とにかく映画の最初から最後まで、チャッキーの顔芸炸裂しまくりで笑わせてくれる。 なのでこの絶妙な顔の気持ち悪さが、今回のリブート作のキモだと思う。 この不気味な顔の人形(バディ)がなぜか大ヒットで、人々がこぞって買い求めるのも含め笑ってしまう。 その他、スプラッター要素もちゃんと楽しめるし、子供たちの友情協力プレイでチャッキーと対決するのも気分上がるし、大満足だった。
ブレット・トレイン
たぶん見たほとんどの人が感じると思うけど、「タランティーノっぽいなぁ」と…。 演出、登場人物、会話のやりとりとか… すでに実績のあるデヴィッド・リーチ監督もこんなの撮りたかったんだ⁉と思ってしまった。 …なので、演出とか諸々が二番煎じ感はあるし、クドく感じるところも正直あった。 でもやっぱりタランティーノ好きとしては、トータルで見れば充分面白かった。 登場人物のレディバグ(ブラピ)や、タンジェリン&レモンのキャラは良かったし、やりとりは見てて楽しかった。 あと、チャニング・テイタムの使い方には笑った。 真田広之もカッコよかったけど、もう少し笑わせてほしかったな。
泥の河
場所的には市電が走っていたのだが、そこまでの再現は無理だったのだろう。
フェイブルマンズ
スピルバーグが映画の道に進む決意をするまでの物語。 前半の幼少期のエピソードまではあまり面白みを感じなくて、正直退屈だった。 でも後半、高校生になり転校して学校でひどいいじめを受けるあたりから、サミー(スピルバーグ)に感情移入して見入ってしまった。 母親の不倫、ユダヤ人差別、学校でのいじめ(サミーは身体がとても小さい)、そして恋愛などで悩み、葛藤しながら成長していく。 サミーの成長を小さいころから見せられているので、やっぱり自然とサミーに気持ちが入って応援してしまう。 学校でのイケメンのいじめっ子との一連のエピソードは、とても印象的で良かった。 最終的に映画としてとても満足したのだが、それはこれが「スピルバーグの自伝」と知って見ているから興味深く見れたのであって、もしこの映画がただの創作した物語だとしたら、ちゃんと面白く思えたかは疑問ではある。 スピルバーグの生い立ちには全く興味ない人が見たら、どう感じるのだろう…。
ベネデッタ
バビロン
いちおうそれなりに予習してから鑑賞したけど、3時間は集中力続かず… 冒頭の豪華絢爛酒池肉林の宴シーンはすごいし、当時の映画製作のシーンも興味深かったけど、浮世離れし過ぎて登場人物たちにあまり感情移入できず、その後のストーリーに面白みを感じなかった。 個人的にもう少し話をコンパクトに、2時間くらいでまとめてくれれば見やすかったのに…と思った。
デイミアン・チャゼル監督のセッション、ラ・ラ・ランドは面白かった!ので、今作バビロンも期待して鑑賞しに行きましたが、こちらは自分には合わない作品でした。 セッション>ラ・ラ・ランド>ファースト・マン>バビロン の順で、最新になればなるほど自分には合わなくなっていく。。セッションは最後の怒涛の名シーン。ラ・ラ・ランドは踊りを混ぜた色鮮やかなシーンが見ていて楽しかったし面白かったのですが、ファースト・マンは特に記憶に残っているシーンがなくバビロンは冒頭の乱痴気騒ぎシーンが印象には残りますが面白さはそこまでないし。。 乱痴気騒ぎのシーンは大量の人を使ってすごいなとは思いました。ただ、全体的に暗くてよく見えずもったいないとも感じました。アジア人の目の見え方の違いなのかもしれませんが、もっと鮮明に見たかったです。 ストーリー性が薄いのか、次の展開が全く気にならない、キャラクターに共感もできない、3月になり映画館の中は半袖になっても暑い、そのせいか非常に長い3時間で集中もできませんでした。
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
正直、ぜんぜん乗れなかった… 並行宇宙(マルチバース)…⁉ エヴリンが想像すればするだけ、その並行宇宙が生まれて、その世界に行き来できてしまうので、もうずーっとなんでもありの世界だから、エヴリンがどれだけ窮地に陥っても、見ててぜんぜん危機感を感じないし、ハラハラドキドキもしなかった。 それでその並行世界の行ったり来たりの繰り返しを、永遠と同じテンポで見せられる。 結果感想として、長い… テンポ早くて話追うの疲れる… 同じようなシーン、パターンを何度も見せられて飽きてくる… と、自分には全く響かなかった… でも、ハマる人にはハマる映画だとは思う。 笑えるところもあったし(ここもハマる人はハマりそう)。 個人的には、キー・ホイ・クァンが久しぶりに見れて嬉しかった。
アカデミー賞、本年度最多ノミネートという事で期待して公開初日に見に行ってしまいました。 冒頭のせわしないシーン、誰かが喋ってるのに他の誰かが被せて喋りつづけるシーン、この時点でストレスMAXで、大丈夫かこの映画。。きっと大丈夫、これから面白くなる!と信じるも、全くおもしろくならず、頻繁に入るコメディシーンも全く笑えずスベリ倒していて、自分史上TOP3に入る駄作でした。。
スマホを落としただけなのに
面白かった!!おすすめです。 テンポよくストーリーが進むので、飽きる事がなく、自宅での鑑賞でもスマホをイジってしまったりもなく熱中して鑑賞しました。一部、都合が良すぎるな・・と思う展開もあったのですが、全体的に良すぎるので気にならない。カメラワークもスマホを中心にオシャレに撮っていて、でも全く見づらくない。映像もとてもキレイ。普通の展開では終わらせない、脚本もすごくいい。すごいな韓国映画・・!とうなる作品でした。 ホラー映画の括りになると思うので、1人で鑑賞するのが少し怖い気持ちもあったのですが序盤はとってもポップな仕上がりですし、ごく一部怖いシーンもありますが耐えられるレベルでした。ので、ホラー映画が苦手な方にもおすすめしたいです。
LAMB/ラム
羊から生まれてきたアダのビジュアルが絶妙でキモカワ。 家族で食卓を囲むシーンがシュールで笑ってしまった。 結末の意味は、人それぞれいろいろと想像を巡らすことができる。 自業自得、因果応報みたいな、そんな単純な教訓だけではないと個人的には思った。 アイスランドの雄大なロケーションが本当に美しい。 白夜のこととか、国技がハンドボールとか、いろいろ調べてしまった。 景色の美しさに対して、映画は終始不気味だし陰鬱な雰囲気で面白い。 こういうジャンルにしては、わりとテンポはゆっくりでじれったく感じる部分もあったけど、それなりに最後まで楽しめた。
イニシェリン島の精霊
「おまえとは金輪際絶交だ」みたいな小中学生のようなケンカから、最終的に取り返しのつかないとんでもない展開になり、物語に最後まで引き込まれた。 このケンカがアイルランド内戦のメタファーなのはわかったが、それを抜きにしてもパードリックとコルムのどちらの言い分も理解でき、どっちにも感情移入できて面白かった。 また、小さなコミュニティの中の閉じた陰湿な村社会的な話は個人的に好みだった。 終始八の字眉毛で退屈な良い人を演じたコリン・ファレル(パードリック)、狂気とたまに見せる優しさが絶妙なブレンダン・グリーソン(コルム)、強さと知性を持ち合わせるも時代によってその才能を抑制するしかなかった女性ケリー・コンドン(妹)、変わり者で村のみんなから蔑まれるクセの強い役なら間違いないバリー・コーガン(ドミニク)、俳優陣が素晴らしくて見てて飽きない。 イニシェリン島のロケーションも美しく、映画館で観るべき映画だと思う。
マッドゴッド
ほとんど同じ世界観でほぼ同時期の「ジャンク・ヘッド」と比べると、映像のすごさやカオス度、グロ度は勝ってると思うが、ストーリーは圧倒的にジャンクヘッドの方が楽しかったな。 ジャンクヘッドがポップでわかりやすいのに対して、マッドゴッドはダークで少しわかりにくい感じ。
MEN 同じ顔の男たち
「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督なので鑑賞。 DVその他…男性に対するトラウマをかかえる女性の物語。 心を癒やすための旅で、出会う男性の顔が全て同じ(に見えている?)で気持ち悪い。 というか、終始「男」は気持ち悪く描かれるし、嫌なヤツばかり。 自分は男性なので、女性から男はそんなふうに見えてるのかと心配になった… 「SNS 少女たちの10日間」での男のキモさや、「最後の決闘裁判」での男の傲慢さとか、最近は男性嫌悪的な要素の映画が増えたと思う。 そういった映画を見ると、女性に対しての行いを反省したり襟を正されるとともに、自分が男性であることがなんか申し訳なくなってくる… そして男ってほんとダメだなぁ…キモいなぁ…と男でありながら男が嫌いになってきました… あとはグリーンマンとかの神話や、終盤のトラウマ描写の意味など、自分にはわからない部分が多かったので解説が必要。 ていうか全部理解できる人いるのかな… でも主演のジェシー・バックリーも良かったし、映像も美しいし、キモい描写グロい描写も笑えるし、全体的にはとても楽しめた。
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