映画トランスフォーマーのマイケル・ベイ監督にに変わり、トラヴィス・ナイト監督が制作した、初になるトランスフォーマー作品です。マイケル・ベイ監督のと,どう違うのか、それも、この作品を観るときの楽しみの一つでした。
実際に観てみると、両者の作品の描き方にかなりの違いがあることが分かりました。マイケル・ベイ監督のトランスフォーマーは、一つの事を表す描写が長くなる傾向があって、良く言えば綿密な描写ですが、悪く言えばちょっとしつこいというか、無駄に長くなってるシーンが多いように思います、しかし、トラヴィス・ナイト監督は彼の描き方とは逆で、むしろ極力無駄を排除して、きれいに完結にまとめ上げる、そんな印象をこの作品から受けました。どちらが良いかというよりも、好みの問題だと思います。ただ個人的には、今回のトラヴィス・ナイト監督の方が、より分かりやすくまとまってる感があり好きです。
今作はより子供でも理解出来るようにしていて、人間パートとオートボットパートの各々抱えてる2つの問題を、上手くきっちり2時間にまとめあげているのは、すごい才能だと思いました。
また登場キャラクターのカラーを赤、青、黄色という三原色に、ハッキリと色分けしているので、誰と誰が戦っているのか、どっちが味方でどっちが敵なのかが、ひと目でわかるようにしてあるので戦闘シーンなども、分かりやすくストレスなく観れました。
物語が進むにつれて、主人公がしっかり成長してる描写もよかったし、バンブルビーのカッコよさ、そして、ちょっとお茶目な可愛さの両面をちゃんと描けていました。全部見終わった後、本当にこの監督はまとめるのが上手いなと改めて感じました。今までのトランスフォーマーシリーズを全く見てなくても、子供から大人まで、とても楽しめる映画だと思います。