北北西に進路を取れ(監督:ヒッチコック)
このレビューにはネタバレが含まれています
2023年10月26日 00時01分
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総合評価:
5.0
分裂的な世の中、という、アーネスト・リーマンの映画脚本に依る、製作費が掛かった、娯楽的サスペンス映画。
これは、ヒッチコック監督の演出、バーナード・ハーマンの映画音楽が、一級なので、アイロニーに満ちた作品に仕上がっています。
特に、国連ビルディングで、背中にナイフが刺さった男の、そのナイフを引き抜いた主人公が、同じフロアーにいた新聞記者に、フラッシュを焚かれて、写真撮影されてしまうシーン、や、カフェテリアで、イブ・マリー・セイントが演ずるギャング団の女が、いきなり、主人公を小さなピストルで撃つシーン等に、それが感じられます。
さらに、テクニカラーキャメラで撮影のカラーの発色は、実に派手な色合いですが、本作品には、合っているようです。
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