裏窓
Rear Window
カメラマンのジェフは足を骨折し、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養中。身動きの取れない彼にとって退屈しのぎの楽しみは、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺める事だけ。だが、その中で、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づいた。セールスマンの様子を窺う内に、ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが……。
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裏窓の豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
ダンサーで女優のジョージアン・ダーシーによると、ベランダにいる夫婦が雨から逃れようと四苦八苦しているシーンは、アルフレッド・ヒッチコック監督のいたずらによるものなのだそうです。そのいたずらとは、およそ次のような話になります。ジェフの裏窓に面したアパートにいる俳優と女優は、ヒッチコック監督の指示を聞くためのイヤホンを身につけていました。そして、監督は、俳優にマットレスを引っ張るように伝え、一方、女優にはその反対方向に引っ張るように伝えました。撮影が始まると、その俳優と女優は、監督の指示が矛盾しているのに気づかないまま、マットレスを引っ張ろうと、必死にその役を演じました。結果、映画の中で、夫婦の内の片方が、ベランダの窓から部屋の中に、マットレスと一緒に放り込まれてしまったのでした。こうして、ヒッチコック監督は、望んでいたユーモアとリアリティを撮影することができました。また、監督は、この撮影結果に満足したので、別テイクは撮りませんでした。
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豆知識・トリビア
本映画は、女優グレース・ケリーの喫煙シーンを見ることのできる唯一の作品です。ケリーは、本作品を除いて、映画に出演する際、喫煙の演技を拒否しました。
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豆知識・トリビア
本映画のすべての音は、ダイエジェティックです。つまり、音楽、話し声、および、その他の音は、すべて、物語の世界の中で実際に聞こえるという設定です(ただし、最初の3つのシーンに使われているオーケストラの音楽は除きます)。
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裏窓の映画情報
公開日: 1955年1月14日 / 上映時間: 113分 / 製作年: 1954年
映倫区分: G (日本)