歴史あるレストランの総料理長のカール。有名な料理評論ブロガーとSNS上の喧嘩をきっかけに、そのブロガーはそのレストランに来店すると予告し、カールは意気揚々と新メニューで迎え撃とうとします。しかしレストランのオーナーは伝統を重んじて新メニューを許しません。それに腹を立てたカールはそのレストランを辞めてしまいます。料理をする場所を失ったシェフが次にめざすものとは。
なによりも料理がとっても美味しそうです。特色ある各地の料理やサンドイッチが主演だと思うくらい、料理が美しいです。料理とは人を喜ばせることのできる素晴らしいツールなのだと再認識させられ、思わず料理が作りたくなります。登場人物も皆、悪い人がおらず安心して見ることができます。SNSを活用した演出も新しく面白いです。料理がテーマではありますが、伝統を重視することと新しいアイディアを取り入れることの対立はどんな分野でもあることです。共感と感動必須のストーリーです。