メタとディスのダブルパンチが効いた名作。鑑賞する人を楽しませる意味で非常に優れた作品です。
なんといってもメタ表現がとても秀逸です。あからさまに視聴者に語りかけたり、画面にガムがついたり、冒頭のyoutubeパロディによるスタッフディスなど、とにかくネタ満載で「ずっと楽しい」が約束された作品です。主人公が不死身なので、それを前提に展開されるネタが新鮮で面白いです。最近だとザボーイズで似たような描写がありますね。
最近の洋画吹き替えはピンキリのばらつきが目立ち始めていますが、こちらは本当に見事な吹き替えです。元のテイストをちゃんと反映させつつ、日本人にも伝わるように表現されています。とくに主人公の吹き替えが見事で、BGMで聞き流していても耳に入って笑えます。
色んな方向に表現が吹っ切れており、ゴア表現やセクシャル表現など、いずれもネタ的ですが過激なので耐性は少し必要です。
総合的に「楽しい映画」のお手本となる作品です。是非とも笑って楽しみ、続編2の鑑賞も強くおすすめします。