この映画は、リドリー・スコット監督の映画で、人類誕生の瞬間と、ポスターに書いてありますが、「エイリアン」の最初の物語なんですね。
エイリアンが出てくる、出てこないとかいう以前に、構造が全くあの映画と同じなんですね。
ある意味、焼き直しと言ってもいいと思います。
プロローグは、とある宇宙人が太古の地球と思しき場所で、有機生命体を生みだそうとしているところから始まる。
時代は下って、21世紀の地球。時代も場所も全く異なる地球上の様々な場所から、共通性を有する壁画が発見される。
それは“人類の創造主”から宇宙への招待状ではないかと、そう考えた科学者たちは、莫大な富を持つ資本家によって創られた宇宙船プロメテウス号に乗って地球を旅立つ--------。
ここからがエイリアンと同じ流れになって、目指す惑星が近づき、乗組員は長い眠りから目覚める。
惑星に降り立った彼らは、異星人の遺跡と思われる場所の奥深くへ侵入する。
そこで未知の恐るべき生命体に遭遇。
その生命体は、人間の体内へも入り込み、急速な成長を遂げる。
乗組員の中には、密命を帯びたアンドロイド(マイケル・ファスベンダー)もいる。
クライマックスで最後に立ち向かうのは、やはりヒロイン。
だから、観ていたら強烈な既視感に捉われますね。
この作品ではノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロンのWヒロイン。
それで、その人類起源の謎は解けたのかというと、なぜその創造主がそういう試みをしたのかが分からないまま。
実は、そこがこの作品のラストとも結びつき、続編の可能性を匂わせていますね。
この作品は観た後に、お互い確認をしあいたくなる映画ですね。
おそらく、この一本だけでオフ会とかも可能なのではと思います。
ただ、その前に「エイリアン」シリーズを全部とは言わなくても、一作目だけでも、もう一回観ておいた方が10倍は楽しめると思いますね。