アニータとジェニファー、田舎の仲良し女子高生。主人公アニータは真面目そうなファッションの子で、親友のジェニファーは鄙にはまれな美人だけど、やっぱり田舎の子だからあか抜けない。
そのジェニファーが、ある事件をきっかけに美しさを増していき、彼女が綺麗になるほどに周囲で凄惨な殺人事件が起こる。
要はジェニファーがモンスターになってるわけです。彼女をモンスターにした原因は伏線となり、最後のほうで回収されます。
その辺は映画を観たらわかるとして、仲良しのアニータとジェニファー、そこはそれティーンエイジャー同士なのでお互いに内心鬱屈があったりします。アニータはジェニファーの華やかさに惹かれているようだったし、ジェニファーももしかしたらアニータのことが本当は一番好きだったのかも。
そう思わせるほど、ボーイフレンドの扱いが(映画の演出ですけど)雑です。めっちゃ雑。そして女の子のほうが総じて強い。
フェミニズムというレッテルを貼ると、余計な思想が混ざって楽しめなさそうなので止めておきます。
2人の女の子がいちゃいちゃしたりキスしたり、男を取り合って殺し合ったり……。
これってホラー映画のくくりなのかな。グロテスク描写は影で描写されるなど、一応お子様への配慮はしている感じに見て取れます。
ひたすら、強くて可愛い女の子たちが疾走する姿が楽しい映画です。