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引用:IMDb.com

ドリームプランの町山智浩さんの解説レビュー

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2022年03月30日更新
僕自身が見て思ったのは、すごくアメリカの伝統的な事が行われたと思いました。(TBSラジオ「たまむすび」より)

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』(https://www.tbsradio.jp/tama954/)で、『ドリームプラン』のネタバレなし解説を紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。

町山さん『ドリームプラン』解説レビューの概要

①ウィル・スミスが念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞
②アカデミー賞授賞式でクリス・ロックを殴る事態に
③ウィル・スミスの妻は脱毛症で坊主。その妻を坊主でいじったクリス・ロック
④アメリカで非常に論争を呼んでいる
⑤日本では圧倒的にウィル・スミスを○○している人が多い
⑥元々因縁があった
⑦ジェイダの男性問題もいじられていた
⑧クリス・ロックの人物像
⑨ウィル・スミスがやった行為は男性性の誇示

※○○の中に入る文章は、この記事の1番最後で公開しています。
TBSラジオたまむすびでラジオ音源を聞いて頂くか、書き起こし全文をご覧頂くか、この記事の1番最後を見て頂く事で判明します。

ドリームプランでアカデミー賞主演男優賞を獲得したウィル・スミスのクリス・ロック殴打事件

(町山智浩)という事でね、今日はまずですねアカデミー賞ですね。僕がもう10年ぐらいやらせてもらってるそのWOWOWでアカデミー賞の授賞式の中継をやってるんですが、まぁびっくりしましたよ!

(赤江珠緒)あ〜でしょうね〜〜!うん!

映画「」のポスター

(町山智浩)はい。あの、この番組でもご紹介した、『ドリームプラン』という映画でセレーナ&ヴィーナス・ウィリアムズ姉妹の父親を演じてアカデミー主演男優賞をとうとう取った、ウィル・スミスさんがですね。賞を受賞する前に、コメディアンのクリス・ロックという人にちょっとからかわれてですね、奥さんが、そのウィル・スミスの奥さん、ジェイダ・ピンケット・スミスという女優さんがですね、頭を丸坊主にしてたんですね。で、それは脱毛症のせいで頭を丸めてたんですけども、それを見たクリス・ロックがですね、まぁこれちょっと分からないと思うんですけど、「『G.I.ジェーン2』で会えるといいね。」って言ったんですね。

映画「」のポスター

(赤江珠緒)ああいや、わかりますわかります。あのデミ・ムーアさんがね、丸刈りにされて出てましたもんね。

(町山智浩)そうなんですよ。もう20年以上前の映画なんですよね。

(赤江珠緒)見てた見てた、うん。

(町山智浩)軍隊に入った、海兵隊に入ったデミ・ムーアが丸刈りしたりしてるんで、それの続編に出るの?みたいな事を言ったらですね、その言った時はウィル・スミス笑ってたんですけども、突然舞台の上に上がってって、クリス・ロックにかなりキツいビンタをかましたんですね。で、これがどうなるかという事に今なってるんですけどね。ウィル・スミスは先ほど、正式に謝罪をしました。

(赤江珠緒)あぁそうですか、うん。

引用:IMDb.com

アカデミー賞協会は規約違反の処分を検討中

(町山智浩)で、アカデミー協会はこれは規約違反なんで、ウィル・スミスをどう処分するのか?っていう話し合いをしているところですね。

(山里亮太)規約違反?

(町山智浩)もちろんだって、暴力とかね。

(山里亮太)あぁそっか。

(町山智浩)会の進行を邪魔したりしちゃいけないですからね。

(赤江珠緒)あーーそうかー。

(町山智浩)もちろんビンタ自体は実際は、クリス・ロックが訴えればこれは完全な暴行になるので刑事事件になりますけど、まぁ訴えないですと、言う事ですけどね。で、まぁこれが非常に論争を呼んでるんですけれども、アメリカの方では。まぁ色んな分析とかもあってですね、最初ウィル・スミスが笑ってたりする事もあるし、で、そのクリス・ロックが脱毛症である事を知っていたかどうかというのも、まだわからないんですよ。

(赤江珠緒)あぁそうなんですね。

(山里亮太)おーなるほどなるほど。

アメリカで非常に論争を呼んでいる

(町山智浩)そうなんです。だからいったいこれはどういう事なんだっていう事で色んな取材が続いてる状態なんですけれども。僕も一時、脱毛していた事があってよくわかるんですけど、ポロポロ抜けちゃうんですよね。それで真っ白になって肌が出ちゃうっていう事があって、一時大変だったんですけどもね。で、今すごく日本の方で・・僕ちょっとネットを見ましてね。これどういう風になってるかなと思って見たら、ウィル・スミスは圧倒的に支持してる人達が多いんですね。で、”殴って当然”とか言ってる人達が非常に多いと。それはアメリカとかなり温度が違う感じです。

(赤江珠緒)でもやっぱり日本だと、そのウィル・スミスさんが後でスピーチしたのが全部、流れる訳でもなく、”家族を守る為に”とかね。そういう感じになると、あと脱毛症の事をいじるなんて、みたいなのはやっぱり思う人、多いみたいですね。

引用:IMDb.com

元々因縁があった

(町山智浩)そうですね。元々、因縁みたいなものがあるっていう事も言われてるんですけど。まずそのアカデミー賞がですね、前も話したんですが、6500人の会員で投票していたものが現在9500人で3000人増えてるんですね。それは2016年にウィル・スミスさんが主演男優賞を取るつもりだった『コンカッション』っていう映画で、アカデミー賞の候補にも引っかからなかったんですよ。で、その時に製作もしてたウィル・スミスが非常に怒って、しかも奥さんのジェイダ・ピンケット・スミスがですね、ボイコットしたんですね、アカデミー賞を。アカデミー賞授賞式には行かないと。言ったんですが、その2016年のアカデミー賞の司会をやってたのがクリス・ロックなんですよ。

(赤江珠緒)あぁ、そうなんですか。うんうん。

(町山智浩)それでジェイダ・ピンケット・スミスのアカデミー賞ボイコットって言うのは、俺がリアーナ・・リアーナっていう美人歌手がいますけど、彼女をボイコットするようなもんだって言ったんですね、ステージの上で。これどういう事かって言うと、最初から呼ばれてねえよっていうギャグだったんですよ。

(赤江珠緒)はぁ〜〜〜・・。

(町山智浩)それはちょっと、まぁウィル・スミスもジェイダさんも怒っただろうと思うんですけど。

(赤江珠緒)まぁそうですよね。

ジェイダの男性問題もいじられていた

(町山智浩)それがまぁ前振りであって。しかも今回ですね、アカデミー賞の授賞式の1番始めの方で、レジーナ・ホールという女性の司会者、黒人の女性の司会者がですね、やはりそのジェイダ・ピンケット・スミスいじりをしたんですね。

で、それはその、私は独身だから独身の男を舞台裏に連れてってね、コロナテストをしたいのよとか、なんかちょっとエッチな事を言ったんですよ。その時に、ウィル・スミスも、ね。呼びたいって言ったんですね。彼は結婚してるけど独身みたいなもんだからっ言ったんですよ。彼女は。で、それは実は結構ギリギリの話でですね、というのは2020年、だから一昨年か。早いなぁ。(笑)一昨年にですね、実はジェイダ・ピンケット・スミスと何年も肉体関係にあったという事を告白した歌手がいたんですね、ラッパーで。

(赤江珠緒)おぉっ。うん。うん。

(町山智浩)オーガスト・アルシーナと言う男がですね、そういう告白をして、かなりマスコミに対してはっきり言ってですね、実はウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスって言うのはオープンマリッジと言うですね、互いの性的なパートナーに縛られないという関係なんだと。

(赤江珠緒)へー!!

(町山智浩)だから僕が、ジェイダと関係がずっと何年もある事をスミスはわかってるんだ、認めているんだっていう事を言ったんですよ。で、それに対してジェイダとウィル・スミスの夫婦はそんな事はない、事実無根だっていう風に反論したんですけども、非常にはっきりしない形が続いていたんで、それをそのレジーナ・ホールという司会者がいじったんですよ。

(赤江珠緒)なるほど!

(町山智浩)つまりウィル・スミスとジェイダは夫婦だけども本当は夫婦じゃないんでしょう、彼女には男がいたんでしょうって事をやっちゃったんですよ。

(赤江珠緒)はーー!

(町山智浩)で、ちょっと・・その反応は映さなかったんですけども、ちょっとスミス夫婦いじりがひどかったんですね。

(山里亮太)なるほど!

(赤江珠緒)そうですね、本当ですね。

(町山智浩)だから、そこでクリス・ロックが過去の因縁も含めてやっちゃったんで、色々まぁ積もり積もった感じになったんだろうという風に言われてるんですね。

(山里亮太)なるほどなぁ!

(赤江珠緒)やっぱりこのクリス・ロックさんという方はアカデミー賞でそうやって何回も司会をされるっていうのは、有名な芸人さんなんですか?コメディアンさんなんですか?

(町山智浩)この人はものすごい毒舌なんですよ。とにかくめっちゃくちゃ言う人で、殆ど普通の時間のテレビに出るっていうのはアカデミー賞ぐらいで、出れない人ですね。

(山里亮太)へぇ〜!

引用:IMDb.com

クリス・ロックの人物像

(町山智浩)非常に政治的な話をするんで。もうブッシュ大統領の時代には徹底的にブッシュいじりをしてて、政治家についてはものすごい・・トランプなんかもそうですけど、徹底的にまぁもうめちゃくちゃに言う人なんですよ。そこが人気のある所なんですけど。ただまぁいくつもこうなんて言うか要素が重なっている事件だろうと言われていて、ウィル・スミス自身がですね、その出た映画が『ドリームプラン』っていう映画なんですね。で、その受賞の時の挨拶で彼が言っているのは、これはクレイジーな父親についての映画なんだけれども、自分自身もそうなってしまったって言ってるんですよ。これは映画見てもらったらわかるんですけれども、チンピラに絡まれるんですね、自分の娘達が。で、拳銃を持ってそのチンピラ達を撃ちに行くんですよね。

(赤江珠緒)あぁそうか、仰ってましたね、町山さんね。

(町山智浩)だから”家族を守る”と言いながら、その拳銃を持って突っ込んでく父親なんですよ。それを演じてるから自分もちょっと・・なってしまったと反省をしてたんですけども、これもまたね色んな問題があって、ウィル・スミスさんね、この間伝記出したんですよ、自伝を。『Will』っていうタイトルで、そこで書かれてるのは、自分の父親はいつも母親を殴っていたって事なんですよ。

(赤江珠緒)はぁ〜・・。

(町山智浩)9歳の頃に、自分の父親が母親を殴って、本当に殴って叩きのめすのを見たと。それからずっと見ていたと。いう風に言ってて、まぁ離婚してるんですけども、お父さんとお母さん羽。で、2016年にお父さんが癌で亡くなった時に、彼介護に行ってるんですが、介護をしながら、つまり父親を運んだりしながら、この父を今ここで殺してやろうと何度も思ったって書いてるんですよ。だからすごくウィル・スミスさんっていうのは非常にいつもにこやかでね、ジョークばっかり言ってる人でね、楽しげなんですけども、ちょっと心の中には何か非常に傷がある人なんだなと。いう事も色々言われてますね。で、まぁすごくスーパースターなんでね『ドリームプラン』が完成した後ですね、映画としてはそれほど・・コロナだったんでヒットしなかったんですけれども、出演者全員に、主な出演者全員に合計で40億円のお小遣いをあげてるんですよ。

(赤江珠緒)ええっ!?40億?

(町山智浩)40億。40ミリオンです。合計で。そのくらい太っ腹なんですけど、それは逆に言うとすごく気を遣う、まぁなんていうか親分体質なとこなんですよね。

(赤江珠緒)また額がすごいですね。

(山里亮太)すごい。

ウィル・スミスがやった行為は男性性の誇示

(町山智浩)額がすごいんですけど。それはだからすごく、家族の為だったら殴りに行くみたいな所も非常に結びついたところで批判もされています現在。弁護士のですね、サニー・ホスティンっていう人とかですね、ショーン・ハーパーという男性学の教授とかが、ウィル・スミスがやった行為、つまりその自分の奥さんや彼女が侮辱されたから相手の男を殴るという行為は、男性性の誇示なんだと。いわゆるその、非常に害のある、有害な男性性というね、男らしさの誇示という事を行ったのであって、愛とは関係がないんじゃないかという風に批判していますね。

(赤江珠緒)はぁ〜。

(町山智浩)あと、キャシー・グリフィンというコメディアンの人はですね、トランプ大統領を茶化しすぎたんで、トランプ大統領の支持者からですね、殺害予告とか受けてる人で。コメディアンがキツいジョークを言った為に、それに怒った人が舞台に上がってコメディアン殴るという事がよしとされてしまうとコメディアンが非常に危険になるという風にツイートをしてます。

(山里亮太)そうですよね。

(赤江珠緒)なるほど。

(町山智浩)これはすごい怖い事だという風に言ってますね。で、僕自身が見て思ったのは、すごくアメリカの伝統的な事が行われたと思いました。

(赤江珠緒)ふん!?

(町山智浩)アメリカでは奥さんを侮辱されると、手袋を叩きつけて決闘するんですよ。

(赤江珠緒)はぁ〜。

(町山智浩)見た事ないですか、なんかで。

(赤江珠緒)まぁ、なんか、うーん。欧米のそういうなんかね。

(町山智浩)見た事ないか。

(赤江珠緒)決闘だーみたいなのはなんか。

引用:IMDb.com

アメリカでは奥さんを侮辱されると手袋を叩きつけて決闘する

(町山智浩)1番有名な例はですね、アンドリュー・ジャクソンという政治家が人妻を略奪して結婚したんで、その事を性的に揶揄された時に決闘を申し込んで相手を射殺しています。自分のかみさんを、要するに不倫だったんだろうみたいな事言われて、まぁ実際それに近かったんですけれども、決闘で自分が正しい事を示すっていう、勝った方が正しいっていう考え方があるんですよ、アメリカには。欧米には。で、そのアンドリュー・ジャクソンはそれですごく人気になって、妻を侮辱した男を殺した英雄として、大統領になりました。

(赤江珠緒)は〜それきっかけで?

(町山智浩)はい。そういう事があるんですよ。だからすごく、ウィル・スミスさんに対する批判の中で、まぁ非常に僕はなるほどと思ったところはですね、『最後の決闘裁判』っていう映画がありまして、去年公開された映画なんですが。それはフランスを舞台に1386年に実際にあった事件で、騎士、ナイトですね。だから日本の武士みたいな侍がですね、自分の奥さんを留守中に別の侍にですねレイプされて。それを訴えたんですが、相手が否認したので、決闘で決着をつけるっていう事が実際にあったんですね。

(赤江珠緒)そうですね。これ、ご紹介いただきましたよね、この映画ね。

映画「」のポスター

→最後の決闘裁判の町山智浩さんの解説レビュー

(町山智浩)はい。これはマット・デイモンがその夫なんですけども、この映画はですね、奥さんが決闘を望まないんですよ。どうしてかって言うと、この夫は奥さんの事を思いやってる訳じゃなくて、自分が恥をかかされたっていう男のメンツだけで戦おうとしているんですよ。

(赤江珠緒)男のメンツだ、ほうほう。

(町山智浩)だから、その時愛はないんですよね、そこにね。で、ウィル・スミスが今批判されているのは演説の中で奥さんに触れなかったっていう事なんですよね。

(山里亮太)あぁなるほど。触れなかったんだ。

(町山智浩)触れなかったんですよ。

(赤江珠緒)触れてないんだ。 

(町山智浩)俺は、家族を守る!俺は!俺は!って言ってるばっかりで、いや、ちょっと待てって言う。奥さんの事はどこ行っちゃってるのって言う。だから俺は俺はって言う自分のプライドの為にやったんじゃないかっていう風に批判されてるんですけど。もう1つ僕が思い出した映画がですね、やっぱりアカデミー賞2017年の、アカデミー賞で外国語映画賞を取ってる映画で、『セールスマン』っていう映画があるんですよ。イラン映画なんですけど。それはやっぱり奥さんが何者かにどうも暴行されたらしいと。いう事で暴行した犯人を探す夫の話なんですね。で、その夫は普段は非常にイランでは珍しいって言うとアレなんですけども、非常にリベラルで女性の権利とかも非常に考えている優しい夫なんですけれども、奥さんが暴行されたらしいっていう事を周りに知られるとですね、絶対にその犯人をやっつけてやるっていう風に段々なってくんですよ。で、で奥さんはもうそういう事をすると私自身の傷も広がるからやらないでって言ってるんですけども、やめてって言ってるんですけども、徹底的にその犯人に復讐する事だけを考えて暴走していくんです。その夫が。で、奥さんは、あなたの中にもう私への愛はないんだと。自分の為にやってるでしょうそれ。って言うシーンがあるんですね。それがあの『セールスマン』っていう映画だったんですけど、それも思い出させる話だなと思ったんですね。あ、時間がないなあんまり。(笑)

(赤江珠緒)なるほど。

(町山智浩)今日紹介する映画は今週末公開の映画で、その『セールスマン』を撮ったアスガー・ファルハディ監督 の新作で『英雄の証明』っていう映画なんですけども。

→英雄の証明の町山智浩さんの解説レビュー

※書き起こし終わり

○○に入る言葉のこたえ

⑤日本では圧倒的にウィル・スミスを支持している人が多い

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