コマンドー
コマンドー部隊の指揮官として名高いメイトリクス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は娘と山奥で平和に生活をしていてが,ある日,かつての上官が訪れる.彼からメイトリクスの元隊員が殺されていることを聞いたそのとき,謎の武装集団による襲撃を受けた.娘を連れ去られたメイトリクスは取り戻すため,再び戦いの世界に身を投じる. ターミネーター,プレデターに並んでシュワちゃん映画として根強い人気を誇る本作.なんといっても,なんの捻りもないストレートな脳筋脚本がすがすがしい.エクスペンダブルズの元祖ともいえる本作.どう考えても娘を吹き飛ばす可能性があった爆発シーンは思わず笑ってしまいます.素晴らしい筋肉です. 印象に残るセリフの数々が最高ですね.人生で初めて「OK」だけで笑いました.ちょっとしたギャグですね.また,本作は当時にしては珍しくヒロインがアフリカ系の女性です.そういった意味でも貴重な作品です. ぜひとも皆さんもあの「デーーーン」に興奮してください.
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0
いわずとしれた大人気シリーズ攻殻機動隊の劇場化作品を,さらにCGシーンを足した本作.大ファンとしては正直,一部のCGシーンがアニメーションと馴染めず違和感があります.別作品を交互にみせられているような気持ちになるんですね.悪くはないけど,必要もない.そんな感じです. ただ,人形遣いの声を榊原良子にしたのは個人的に大歓喜です.女性の義体で男性の声というのも世界観としてはグッドだったんですが,それ以上に彼女の声は洗脳されそうというか,ぞくっとするものがあります.田中敦子も含め両者が大好きなので会話をしているだけで本当にたまりません. 肝心の内容は少々難解ですが,イノセンスよりはストレートです.巻き戻しながらみてもいいですが,注意して聞いていれば止めるようなこともありません.また,攻殻機動隊シリーズ自体にいえることですがITや工学の知識があると,より楽しめます. たしかにCGは正直いまいちですが,それでも良作なので是非ともおすすめ.
最高の人生の見つけ方
最高の人生の見つけ方は、洋画を見たことがありましたが、邦画では初めて作品に触れました。以前洋画を見たときもとても良い印象でしたが、今回は日本が舞台になっているため、より想像を膨らませながら見ることができました。ストーリーとしては一度洋画で見ていたためそこまで大きな発見はありませんでしたが、ストーリーがさりげなくうるっときて心があったかくなる感じがとても素敵な作品だなと思いました。死を描く物語はやもすると暗くなってしまいがちですが、前向きになれるようなストーリーです。キャストも豪華女優陣が演じており、演技感などなく自然なためストーリーにのめりこんで見れるところがとてもよかったです。演出や映像も日本を舞台に描かれているので、日本の土地がでてきて訪れたくなるような感覚になりました。ムロツヨシさんは脇役でも映画に味を出してくれる役者さんだなと感じながらみていました。夢を叶えていくのは、生き生きと輝くきっかけになるのだなと思いました。音楽に関しては特に感想は抱きませんでした。
隣の影
あらすじを読むと隣人トラブルオンリーのハナシみたいですが、実際は元カノとのSEXビデオを持っていたのがバレた中年男が、離婚寸前の妻と娘の親権を争う件が作品の三分の一を占めます。 まあ、それはそれでけっこう惹き込まれたんですけどね。 しかし、メインとなる隣人トラブルは顛末を含め、まあ~怖かったですね! ブラック・コメディ的な部分もモチロンあるんだけど、個人的には笑いよりも恐怖の方が上回りました。 特に犬をアレしちゃうサイアクの事件はもう・・・メチャクチャ精神的にキマした。 犬好きは取り扱い注意な作品ですね。 てか観ない方がイイかも・・・。 ドラマでしっかり見せるサスペンス・スリラーとして秀逸な作品ですが、クライマックスではタガが外れたような血まみれスラッシャー・ホラーと化します。 でも、別にいきなりで萎えたりはしません。自然な流れで展開しますので。 記憶に強く刻まれた北欧ブラック・サスペンスとなりました。いやはや恐るべし・・・。
ニューヨーク1997
「ハロウィン」や「遊星からの物体X」などのホラー映画史を語る上で外すことのできない傑作を生みだし続けてきた「ジョン・カーペンター」監督。 監督の作品としては、SF・ホラーなどのジャンルが多いと思うが今作のジャンルとしては近未来の荒廃したアメリカ合衆国ニューヨークを舞台にしたSFアクション映画として捉えられる。 話のあらすじとしては、犯罪率が400パーセント超になったニューヨークを一つの島(刑務所)として政府が管理する近未来が舞台。 そのニューヨーク(刑務所地帯)に大統領を乗せた旅客機が墜落し、その後大統領は何者かに拉致される。政府は重犯罪者であるスネーク・プリスケン(カート・ラッセル)に身柄の自由と引き換えにその救出を依頼する。そしてスネーク・プリスケン単独で救出にあたることに。 鑑賞しての感想としては、舞台設定がぶっとび過ぎてるいるのでそこをツッコミたくなる人は鑑賞を控えてもらったほうがいいと思う。 見所は、スネーク・プリスケン(カート・ラッセル)のキャラ造形に尽きるだろう。眼帯・隻眼の風貌、アウトローのイメージがかっこいい。今から40年前の映画なのだが、全く古びた感じがしない。 スネーク・プリスケンシリーズは人気があるらしく続編「エスケープフロムL・A」も作られている。これも内容ほとんど変わらず舞台がL・Aに変わったぐらい。一作めの今作を鑑賞して気に入った人は是非第二弾もどうぞ。 後最後に余談、私の好きなカーペンター映画は「要塞警察」です。緊迫感が半端ないサスペンスで見応えあります。
パラサイト 半地下の家族
このレビューにはネタバレが含まれています
ミッション:インポッシブル2
舟を編む
スーサイド・スクワッド
「極悪人を集めて特殊部隊、スーサイド・スクワッドを作り世界の平和を守らせる」という、変化球気味ながらもオーソドックスなテーマのアクション映画で、終始アクションシーンが繰り広げられます。 なお、他のDC映画と一応ストーリー上の繋がりがありますが、冒頭で少し触れられる程度で見ておかないと映画が楽しめないようなことはありません。 というより、ストーリーはあってないようなレベルで、あくまでアクションを楽しむ映画と思っておいた方が良いです。 スーサイド・スクワッドのメンバーは全員極悪人という設定ですが、どこか愛敬や弱点のある人物が多く、特に後半はメンバー同士のやり取りが増えるので雰囲気も少し柔らかくなります。 今作の中でも特にマーゴット・ロビーの演じるハーレイ・クインはとてもキュートで、エキセントリックなファッションや言動と愛らしい仕草が印象に残ります。 他にも、常にクールに戦う反面、娘への愛情にあふれるデッドショット、凛とした美しさと強さを持つカタナ、スーサイド・スクワッドの指揮官で本作では貴重な常識人なのに何度も敵にさらわれかける姿が笑いを誘うリック・フラッグ隊長といった個性的なキャラクターが面白いです。
竜とそばかすの姫
ルパン三世 THE FIRST
「これぞルパン三世」な、お約束の集大成にして「THE FIRST」、優れた入門編でもある最新にして最良なルパン映画。 トンガリ系の物は近年リブートされて、好評を博しておりますが、「お茶の間向け」物に関して言えば、長らくの間、古典である『カリ城』『ルパンVS複製人間』が幅を利かせ続ける体たらくでありました。 そして、40年という時を経て、遂に「皆様ご存知」なルパン三世が帰ってきたのです。 監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『STAND BY ME ドラえもん』等の3DCGアニメーションの名手として知られる山崎貴。 海風になびくルパンの髪の毛や、クルクル猫の目のように変わる表情や、ヒロイン「レティシア」の抱きしめたくなるような「そこにいる」可愛さ、超リアルなカーアクションやスーパーイリュージョン的なルパンの身のこなし等々は、2D作画アニメでは成し得なかった魅力に満ちています。 奇をてらったようなお話ではなく、展開も容易に読めてしまうかもしれませんが、その分取っ付きやすく、キャラクターの魅力も分かり易い訳で、全くルパンを知らない子供達の「最初の」入口としてもオススメなのです。
アバウト・タイム 愛おしい時間について
この作品は洋画の中でも個人的にトップ3に入る名作で、何度も何度も見返しており、そのたびに涙が止まらない名作です。学ぶことがたくさんあります。ストーリーとしては時間を移動できる力をもつ主人公が日常生活で公開することがあるたびに戻りやり直すというお話です。まずこの作者がもちろん自分のためにも戻るのですが、大切な人のために、また身近な人のために自分の超能力を使うところに主人公のやさしさが感じられ、主人公にとても好感をもつことができます。ただし、この超能力にはトラップがあり、それを知った主人公の行動がとても感動的でぜひ映画で実際に見てほしいです。この際にとった主人公の行動は本当に大切なものは何かということも教えてくれるような気がします。音楽も時代を感じさせる映像もとてもストーリーにマッチしていて、映像がとてもきれいです。キャストもどこかさえない主人公もヒロインの女優さんもとても演技が上手く洋画の中でもとりわけお勧めの作品です。
EXIT
タイトルにもあるように、毒ガステロで街がパニックになる映画なのに、エンターテイメントという新しい映画です! 主人公は就活中でちょっと情けないオッサン。そんなおじさんが70歳になる母親の古希祝いの為にとある会場にいると、突如街では謎の有毒ガスが蔓延していた!絶体絶命の状況下で、主人公のヨンナムは家族を守り、生き延びることができるのか!?というお話。 普通の映画であれば主人公がムキムキで、颯爽と娘やガールフレンドを守るかもしれませんが、この映画はちょっと頼りない男が主人公ってのがポイントで、その情けなさからちょいちょいと観客を笑わせにくるのがポイントです。 でも壁を渡ったり毒ガスから逃げる描写はハラハラで、手に汗を握りながら見守りました。 ヒロイン役は少女時代のユナ!彼女も身体能力が高く、足を引っ張るどころかカッコよくて、観ていてストレスがたまりません! そして賑やかな家族やクズなキャラクターもいて、しっちゃかめっちゃかっぷりが楽しい映画です。 脚本も面白くて、助かりそうで助からないことの連続で飽きることなく楽しく観ることができました。 自分がこの状況に陥ったとき、どんなふうに逃げるか?など友達とワイワイ談義しながら観るのもオススメです!
50回目のファーストキス
ゴジラvsコング
ブラック・ウィドウ
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
大まかなストーリーはインディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)とナチスによるキリストの聖杯争奪戦ですが、今作ではインディの父のヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)が登場し、彼の存在がこの映画をとても魅力的なものにしています。 いくつもの冒険を経験して常に注意深く行動し、知識も実戦経験も豊富なインディに対し、ヘンリーは常にマイペースで彼の失敗にインディが巻き添えを食うシーンも多く、本作きってのコメディリリーフです。 しかし、一方でナチスの焚書を痛烈に批判したり、(偶然も含めて)インディのピンチを救うシーンもあったり、特に後半ではインディの相棒として大活躍してくれます。 作品全体でもアクションやカーチェイス等のハラハラするシーンと、インディとヘンリーのコメディのようなシーンが上手く切り替えられ、ここぞという時にはあの有名なテーマソングが流れるのでメリハリが利いています。 ストーリーは今作で完結しているため無理に他のシリーズ作品を観る必要もなく、非常に気軽に楽しめる冒険映画です。
スイートプールサイド
クラスでも所属している水泳部でもパッとしない日々を送っている主人公、太田年彦にはいかにも草食系といった須賀健太のイメージがぴったり填まっていました。制服姿から水着に着替える時に、やたらと同級生の目線を気にしながらバスタオルを腰に巻いている様子にも笑わされますね。直後に降りかかってくる悲劇は、思春期真っ只中の男子高校生としては堪ったものではありません。 そんな年彦が密かに憧れている後藤綾子から、ある日突然にデリケートなお悩みを打ち明けられてしまう展開にドキドキです。季節が梅雨から夏真っ盛りへと移り行く中でも、彼女が頑なに長袖を着用している理由に妄想を膨らませてしまうはず。 顎に蓄えたワイルドな無精髭、両親の留守中に限って遊びに来る美人の彼女。弟が持っていないものをすべて手にする兄、太田光彦役の松田翔太が格好良すぎます。頼れる兄貴のアドバイスを受けて恐る恐る大人の階段を上っていく、年彦と綾子の危うい関係を見守ってあげてください。
SHORT PEACE
八百屋お七伝説を大胆に脚色した恋物語「火要鎮」、人間たちに打ち捨てられたガラクタたちの逆襲が痛快な「九十九」。和のテイストを前面に押し出した最初の2作品から、一気に大友ワールドに引き込まれてしまいました。 雪深い東北の地を舞台にした「GAMBO」は、空高く舞い降りてくる鬼の異様な形相に圧倒されます。その一方では可憐な少女・カオと、無骨な白熊が心通わせていく様子で心温まりますよ。 パワードスーツを装備した傭兵と自らの意志で動く戦車とのバトルを迫力満点に描く「武器よさらば」は、このオムニバス映画を締めくくるのには相応しいです。砂漠の中の廃墟と化した近未来の東京の街並みには、大友監督の代表作「AKIRA」を思い出してしまうでしょう。 4つの独立した世界観を描きながら、根底に流れる平和へのメッセージは一貫していて揺らぐことはありません。短編では物足りないほど作り込まれたストーリーで、それぞれの登場人物に先祖・子孫の関係があるなどもう少し遊び心があっても良かったのかもしれません。
犬部!
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