ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
このレビューにはネタバレが含まれています
東京リベンジャーズ
リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様
立体的な映像で、一つ一つがとても現実の風景に近いような印象を与えてくれました。そして、1シーンごとの間合いの緩やかさみたいなものが、とても観やすくて映像を楽しむことができました。設定は中学生なのですが、出てくるテニス部の仲間たちが全員イケメンですので見惚れてしまいます。ミュージカル、テニス、プリンス、アニメが一体となった新しい作風ですが、いっさい違和感なしでストーリーは進んで行きました。彼女役の桜乃の可愛さは半端ないです。控えめで、いつも「ごめんさない」という語り口にはキュンキュンします。リョーマと桜乃の間にあるピュアな感情は、清々しくて思わず応援したくなります。リョーマの父親の格好良さも格別です。いわば世界一のテニスプレーヤーですから、リョーマがリスペクトするのも当たり前でしょう。それでも、それを乗り越えようと奮闘するリョーマは、本当のテニスの王子様なのだと思います。テニプリの世界にハマりそうです。
シャン・チー/テン・リングスの伝説
祈りの幕が下りる時
あるアパートで発見された腐乱死体。 しかし、それはその部屋の持ち主ではありませんでした。 不可解な手がかりがひとつ。それは、部屋のカレンダーの各月に東京の橋の名前が書かれている点。 それを聞いた刑事・加賀は動揺します。 本作は小説が原作。シリーズ物の10作目にあたるようです。 恐らくは、これまでに加賀の過去について触れられていたのではないかと思います。 小説を読んでいなくても理解できるように作られてはいますが、読んでいると恐らくもっと面白く観れたのかな、と感じました。 過去や現在などひとつひとつのピースがうまくはまっていき、ストーリー的には大変おもしろいです。 ただ、音楽の演出が大変いただけない。 「ここは泣くシーンですよ」と言わんばかりにドラマティックなBGMがはいったりします。 切ないシーンを熱演している出演者の演技も、これでは台無し。 ストーリーがいいだけにBGMの使い方が惜しいです。 タイトルは最後に回収されます。 加賀が辿り着いた真実が切ない作品です。
シッコ
皮肉の効いた演出で社会問題を切り取る、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー作品です。 本作のテーマは医療保険。 タイトルの「シッコ」は「狂気」などのスラングを「sick」とかけており、日本語的に訳すと「ビョーキ」といった感じです。 日本では国民皆保険ですよね。医療費の負担は若い世代では3割負担になっています。 しかし、アメリカでは国の保険制度はなく、各自で保険会社と契約を結ぶことになっています。 これが大問題。冒頭でも紹介されている一例を挙げると、事故で指先を2本切り落としてしまった場合、それぞれの指に金額がかかり、一本だけを選ばざるを得なかったりするのです。 保険会社はあくまで商業。ですので、保険の申請をしても徹底的に調べ上げられ却下されることも。 日本では生命保険会社との契約は「よりよく、快適な治療」を受けるための手段でもあります。 私自身、大病を患ったときに生命保険会社から多額のサポートを受け、快適な入院生活を送りました。 ビジネスとしての医療保険は本来はそうあるべきでしょう。 しかし、なぜそうなったのか、なぜ変えられないのかという点にも踏み込んでおり、面白く観れる作品です。
名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)
図書館戦争 THE LAST MISSION
図書館戦争
1917 命をかけた伝令
ワンカット風の戦争映画です。 ストーリーはごくごく単純。 作戦中止の伝令を受け、それを伝えに戦地を進んでいく物語です。 なにが凄いかというと、 「ワンカットに見えるように作られた映像」です。 2人のイギリス兵が任務遂行のため進んでいくのですが、 自分自身も同じうように任務遂行しているかのような臨場感が味わえます。 戦地の景色や音はもちろん臭いや、空気感、呼吸なども感じられ 五感が刺激されます。 その演出は本当に一見の価値ありです。 そして機会があれば メイキングの映像も見てもらいたいです。 綿密に計算されたカメラワーク 役者の配置と動き、それに合わせた 様々な大きさのカメラとその配置と動き、 どれをとっても職人技であるのがわかります。 もちろん本編もドキドキハラハラしたり、 物語を堪能でき、作品そのものも楽しめます。 ですが、個人的には映画のプロフェッショナルな技が 堪能できた点がすごく新鮮で刺激的でした。 たまには、ちょと違った切り口で映画を楽しむ、 そんなことを感じさせてくれた映画でした。
信長協奏曲
アルゴ
この映画、実話なんです。 それ前提で鑑賞すると、緊迫感がマシマシです。 1980年頃、イランのアメリカ大使館人質事件のお話なんです。 イラン革命真っ只中の時期にアメリカ大使館が過激派に占拠され、 6名がカナダ大使宅へ潜伏。その6名の救出劇のお話なんです。 その救出方法が、まさしく映画的なんです。 準備から救出に至るまでのプロセスが、この映画では綿密に描かれています。 しかも実話なので、よくこの作戦が実行できたな、と。 仮に自分自身が潜伏している6名のうちの1人だったら、と考えると この作戦に命を預ける怖さがありましたね。 この映画、個人的には超おすすめで、 友人たちに「お勧め映画ってなにかある?」聞かれたら必ず伝えるうちの1本です。 理由はやっぱり、 ほかの映画ではなかなか味わえない「緊迫感」に尽きますね。 当時のイラクも忠実に再現されているでしょうし、 時代背景もきっちり描かれています。 革命の最中の情勢、言葉がわからない怖さ、 誰が正しいかを表現しているのではなく、 こうゆう事実があった、と淡々と伝えている、 ある種ドキュメンタリー感も演出しているところも、 より現実的で当時の空気感もすごく伝わってきます。 その中での脱出までの物語。緊張せずにはいられません。 百聞は一見に如かず、ぜひ鑑賞していただきたい1本です。 エンドロールの際、役者さんとご本人の写真が出るんですが そっくりなんです。そっくりすぎるんです。 役者さんの力、見せつけられました。そこも注目してください。 あと余談ですが、 かまいたちの山内さんもYouTubeで おすすめ映画として「アルゴ」をあげておられました。 なんか同じ価値観なのかな、と思って少し嬉しかったです。 でも「ゴジラ」(ローランドエメリッヒ監督ver)も上げておられた点は どうなんかな、と思いました。ほんと、余談ですが...
ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
ワンダーウーマン 1984
ターミナル
孤狼の血
LEVEL2公開に合わせて再鑑賞しました。 この映画渋すぎます。 原作未読なので、純粋に映画のみで楽しませてもらいました。 原作ファンの方は賛否両論ありそうですが、 映画として独自に長期シリーズ化してほしい。仁義なき戦いシリーズのように。 そう思わせてくれるそんな作品でした。 個人的に白石和彌監督の作品は好きな作品が多いんです。 きっと相性がいいのかな。 「凶悪」からはじまり、「ピンクとグレー」「日本で一番悪い奴ら」 「彼女がその名を知らない鳥たち」「凪待ち」「ひとよ」などなど。 結構、重厚感ある映画つくっておられますね。 戻って「孤狼の血」、良かった点は やっぱり男くささですね。プンプンにおいます。 みんな渋すぎます。 役所広司さん、どんな役もできてすごい役者さんですね。 今回のやさぐれ感も最高です。 松坂桃李さんもじわじわと悪者感出ていくところが最高です。 他、役者さんも豪華でいい味出しております。 個人的にはピエール瀧さんも好きで、 インパクト残してくれてます。 いろいろありましたが、これからも頑張ってほしいと勝手に思っている役者さんです。 ストーリーは基本いい人なんてほとんど出てこないんです。 ほぼ悪い人たちばかりです。 それぞれの思惑から対立し殺しあいます。 でも中には男気ある人もいて... それぞれの思いが交錯するところは、 やるせなさを感じ、なんだかソワソワします。 男同氏の熱い戦い、熱い思いを感じたい方にはお勧めです!
ミュージアム
スターリングラード
ひたすらヒサン。まあ、ウワサには聞いてましたけどね。。。 第二次世界大戦下が舞台でしかもドイツ映画なのに、ナチスがほとんど関係して来ないというのも珍しく感じました。 負け戦に挑む若者たちの姿というのは、場合によっては美しく描くことも可能でしょう。しかし本作はひたすら泥臭く、無残でヒサン。 「間違ってもこんな死に方はゴメンだなあ」と思わせる説得力に溢れている。 その辺はさすがは敗戦国というか、この世の地獄を作り出してきた当事国ならではの感性なのではないでしょうか。 飢えも寒さも相当のものだったでしょうが、個人的には対戦車戦での捨て身の白兵戦が本作のハイライトかな。 キャタピラで踏み潰されたり砲弾で身体が真っ二つになったりと、エグいシーンの連続。でも迫力ありました。悲しすぎるラストは心にこびり付きます。 一度は観るべき戦争映画の名作ですが、まあ二度観ることはないでしょう。 鬱映画なのでね。。。
ツナグ
ジョン・ウィック:パラベラム
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