この映画は有村架純さんが出演しているので視聴しました。この物語は、主人公の慎一郎が、死を目前に控えた人の姿が、透けて見えるという不思議な能力を持つ人の話でした。しかも、この物語を面白くしているのは、透けて見える人の未来を操作して助けると慎一郎自身の寿命が縮まってしまうことでした。慎一郎は、ガラケーを大切に使っていましたが、不注意で壊してしまいます。携帯電話ショップを訪れると、有村架純さん演じる葵と出会います。彼女は親切にサービスで直してくれます。しかし、その後、再び携帯電話が壊れてしまい、慎一郎が葵に会いにいくと、何と彼女の腕が透けて見えるのです。慎一郎は、葵をデートに誘うことで彼女の運命を変えてしまいます。その後、葵は、慎一郎の交際申し込みもすんなりOKするのです。この時には、なぜすんなりOKしたのかとても不思議でした。その後、慎一郎が街を歩いているとたくさんの人たちが透けて見えるのを発見します。どうやら、大規模な鉄道事故が起きるようです。その鉄道には葵も乗るはずで、慎一郎は彼女に電車に乗らないように勧めますが、最終的には乗ってしまいます。慎一郎は、鉄道の前に発煙筒を炊き自ら電車を止め、事故を防ぎます。しかし、その代償は大きかったのです。慎一郎は多くの人を助けすぎて死んでしまいました。しかし、葵はなぜ事故が起きる電車に乗ってしまったのか。それは、彼女もフォルトゥナの瞳を持つ少女で、慎一郎が人を救うと寿命が縮まることを知っていたので、自分が犠牲になるつもりだったのです。それがわかった時には、とても悲しい気持ちになると同時に感動もしました。よくできた映画だと感心させられました。