藁にもすがる獣たち
このレビューにはネタバレが含まれています
花束みたいな恋をした
舟を編む
一冊の辞書を作るのに10年以上もかかるなんて知りませんでした。かなりのビッグプロジェクトなんですね。 大半の人は「うわ、大変そう」となるのかも知れませんが、職を転々としてきた私としては、こうやって10年以上かけてひとつのことに取り組める仕事ってうらやましいな、と思ってしまいました。 主人公がこの部署に配属されて間もない頃に「この仕事に一生を賭けたい」みたいなことを言うんですが、そんな風に思える仕事に出会えるってむちゃくちゃ幸せじゃないですか。この主人公にとっては本当に天職でしたしね。 このまじめ一徹の主人公、その名も馬締(まじめ)くんは対話力もなくノリも悪くて、悪く言えば現代からズレている、でも逆に言うと人の真似をして無理にみんなに合わせないという、芯の強さを感じます。 孤立するっていうのはそれはそれで勇敢なことだと思います。 ちなみに宮崎あおい演じる香具矢ちゃんはいかにも作られた感のあるキャラで、二人の恋愛の部分は正直現実味がありませんでした。 なんだか取ってつけたような…。 サブストーリーだからこれぐらいがちょうど良いのかしら。
ノン子36歳 (家事手伝い)
坂井真紀ってこんなにがっつりのラブシーンをするんですね。しかも全裸!かっこいいなぁ。 相手が星野源というのも驚きでした。いや、むしろこっちの方がビックリなぐらい。 長回しワンカットでのラブシーンはなかなか印象に残るものがありました。 それにしても、36才出戻りってそんなに悪いことですかね。 実家が神社だから考えが古いとかあるのかも知れませんが、それにしてもノブ子を完全に見下す妹のキツさったらないですね。 あんな人が神社を継ぐと思うとそっちのほうがでゾッとしますよ。 映画全体としては何かが大きく動くというわけではありませんが、一つ一つが大げさではなく美化もされていないので、すっと入って来るものがあります。 マサル(星野源)がノブ子(坂井真紀)を後ろに乗せて自転車で走る長回しのシーンがあって、ちょっとふらつきながらこぎ始めて、そのまま会話をしながら二人乗りしてるという何でもないシーンなんですが、閉ざしていたノブ子の心にフッとさわやかな風が吹き込んだような、なんとも言えない素敵なシーンでした。
ビューティフル・デイ
ターザン:REBORN
ファウンド
なかなかグロい映像が盛りだくさんの映画でした。 本編自体は生首が出てくる以外はそれほどグロいシーンはないのですが、劇中でマーティが見る「ヘッドレス」というスプラッター映画の内容がかなりキツめなんですよね。女性の胸を切り落としたり、目玉をえぐり取って食べたりと、なかなかのグロさです。本編よりこっちのほうが目立つというのも面白い。 この「ヘッドレス」は架空の映画だそうですが、どうやらスピンオフとして長編が作られたらしく、こっちに興味を持っちゃった人が続出した感がうかがえますね(笑)。 まぁそんな話はさておきこの映画、実はけっこうちゃんとした映画だと思うんです。 黒人への差別意識を持つ親が子供に与える影響とか危険性をちゃんと描いていて、お兄ちゃんは決して一人で勝手に殺人鬼になったわけではないですし、今は可愛いマーティだってそうなる可能性があるということを訴えた優作だと思います。 低予算ながら多くの映画祭で話題を呼んだというのにも納得です。 これは社会派映画の斬新な形ではないでしょうか。
GODZILLA ゴジラ
レオン
数々の名作を生み出したリュック・ベッソン作品でも特に有名な作品です。 若き日のナタリー・ポートマンが見れるのも見どころの一つですね。 無口でルーティンワークの好きな殺し屋レオンと突然何者かに家族を殺されてしまい復讐を誓う少女マチルダの2人のなんとも切ないヒューマンストーリーです。 世捨て人のレオンが少女マチルダの奔放さに心を徐々に開いていく姿と、少女のマチルダが自分の知らない世界の大人であり殺し屋のレオンを真似していく姿は、ラストシーンを考えると緻密に演出されている作品だと思います。 不器用なレオンだからこそマチルダの決意を揺るがすことができず、不本意ながら少女に殺し屋としての仕事を教えてしまったのでしょうか。 敵役として出演しているゲイリー・オールドマンのクレイジーっぷりも後半スカッと持っていくために素晴らしく憎たらしく演技されていたと思います。 内容も非常に面白いですが、ところどころで出てくるミルクを飲むシーンは印象的ですね。 この作品を見るとこちらも牛乳を飲みたくなってしまいます。 まだ見ていない方は必見です!
ホワイトハウス・ダウン
アメリカではよくある設定のホワイトハウスが襲撃されてしまうお話。そんな展開から始まるB級アクション映画です。 主演には今ではG.I ジョーで有名なチャニング・テイタムと大統領役としてジェイミー・フォックスが出演しています。 個人的には、「コーチ・カーター」というバスケットボール映画でチャニング・テイタムは出演していましたが恐らくまだ無名の頃。映画自体もそこまで有名ではないですが、どことなく彼を気に入っていたのでこういったアクション映画に主演として出てくれたのは嬉しかったです。 内容としては先でも述べたように、突如ホワイトハウスを襲撃してきた武装集団と戦うため、たまたまホワイトハウスに居合わせた護衛官が単身敵を倒しいというある意味単純明快なストーリーです笑 見る前から結末がハッピーエンドを予想できる安心できるストーリー展開ですので刺激が欲しい方には物足りないかもしれません。 個人的には配役が嬉しかったので見てみました! とりあえず気軽に楽しめる作品だと思います。
コードネーム U.N.C.L.E.
イギリスで人気だったスパイアクショのTVシリーズを映画化した作品です! 世界の危機を救うため、アメリカのCIA捜査官とソ連のKGB捜査官が手を組むスパイアクション映画です。 設定としては、当時敵対している国同士の諜報員が手を組むというのは面白く斬新でした。 内容としても、国柄を含めた持ち味、キャラクター設定を取っていて真逆な2人の性格が更に面白かったです。 真逆な2人のデコボココンビが最初から終わりまでの関係性の変化などもうまく描けていてわかりやすかったです。 この2人のスパイが守っていた科学者の娘役で起用されていたアリシア・ヴィキャンデルは初めて見ましたが非常に可愛らしい顔立ちでキュートな女性でした。これからもたくさん活躍していって欲しい女優さんですね。 余談ですが、旦那様は今はX-MENシリーズの若き日のマグニート役のマイケル・ファスベンダーと聞いてちょっと驚きました。 時代に合わせたスタイリッシュな作りであった作品でしたので十分楽しめると思います。 続編も匂わせるような雰囲気でしたので、是非制作されたら見てみたいと思いました!
バンク・ジョブ
本作は実際のイギリスで起きたロイズ銀行ウォーカートーキー強奪事件を元に描かれたクライスサスペンス映画です。 主演は「トランスポーター」シリーズで有名なジェイソン・ステイサムと共演に「ディープブルー」で主演であったサフロン・バロウズが出演していました。 舞台がイギリスということもあったかその他のキャスト人も英国俳優の方たちでまとめられていて実話のリアリティーを演出できていましたね。 内容も、実話を元に作られただけあってしっかり練られていました。 王室のスキャンダルの為に政府が銀行を襲うように企ててしまうということが実際にあったかと思うとゾッとしますね笑 今作はジェイソン・ステイサムのお得意のアクションシーンはあまりないものの、頭脳プレーヤーとしてしっかりと劇中で活躍していましたね! サフロン・バロウズももっと注目されていい女優さんだと思いますが、あまり他作品では見かけないので残念ですね。 非常に中身は見応えある作品ですので、まだ見ていない方にオススメしたいと思います。
トリプルX:再起動
トリプルXシリーズの第三弾! 第一作目の主人公、ザンダーを演じるヴィン・ディーゼルは再起用してトリプルX復活作となってきいます。 元々三部作予定でしたが、ニ作目の興行収入が芳しくな続編制作が中止になっていましたが数十年ぶりにようやく復活でした。 キャスティングとしては、ヴィン・ディーゼルとサミュエルジャクソン以外は新キャストになっていましたがなかなかの粒揃いのキャストたちに魅了されました。 内容も、時代の変化もありハイテクなスパイ道具やシステムが登場したりと見どころ満載だと思います! なんといっても本格アクション俳優の方々で固めてきた感じがあり、アクションシーンだけでも十分に楽しめる作品になっていました。 また、一作目二作目を踏襲した小ネタが要所で出てくるので前作前前作を見てからこの作品を見ると更に楽しめるような作りになっていたと思います! 最後の緊急ナンバー9番により登場してくる人物もトリプルXを見ている人であれば胸熱展開でしたね! さらに続編もありそうな雰囲気でしたので今後も期待していきたいと思います。
牙狼 GARO 月虹ノ旅人
冴島雷牙の親への葛藤から開放される部分や、再会した喜びそして今後のストーリーがしっかりと最後まで描かれている作品でした。父親となった冴島鋼牙は、息子に対して厳しくも温かみのある表情を色々なシーンで見せてくれます。また冴島鋼牙にとっては祖父にあたる冴島大河との遭遇には、牙狼ファンにとっては感慨深い内容となっていました。そして友情出演である京本政樹がどこで登場するか、牙狼ファンとしては興味深い点と言えたことでしょう。親子3代の絆も見える内容となっており、これまでTVシリーズなどで描かれなかった親子の再会なども描かれています。エンディングは戦いが一通り終わり、リラックスした感じで見終えることができます。 若干物語が時間軸を確認しながら理解しなければならない部分があったり、これまでTVシリーズを見ていなかった人には追いつくまで時間がかかる内容になっていると感じました。しかしアクションシーンや昔からの牙狼ファンにとっては、十分楽しめる内容と言えるでしょう。
牙狼〈GARO〉 〜蒼哭ノ魔竜〜
2005年から綴られてきた冴島鋼牙シリーズの最後の作品で、非常にアクションシーンなどが迫力ありました。様々な変身などで敵を倒していく特撮の中でも、必要なアイテムなどを奪われて旅を続けていく内容は斬新と言えるでしょう。またアイテムを取り戻していきながら、より主人公が成長していく姿を見ることができる点も、特撮映画としては珍しい内容になっています。VFXをふんだんに活用したアクションシーンでは、これまで以上に迫力ある内容に仕上がっていました。最後のシーンではTVシリーズの最終話でヒロイン目線で描かれていた部分の全容が見えて、より感動的に終わっています。そして冴島鋼牙シリーズの作品は、これで終わりであると感じさせる内容になっています。 最後の作品ということもあり、より過去出演したキャラクターがところどころで登場するものと思っていましたが、あまり登場しませんでした。またこれまでの内容と異なり、メルヘン要素が多々見受けられたのも疑問に思う点ではありました。
牙狼 GARO GOLD STORM 翔
新たな物語の始まりを綴っていくだけでなく、アクションもふんだんに見せてくれる作品です。牙狼シリーズは2005年より冴島鋼牙が主人公の物語が繰り広げられていましたが、もう一人別の世界で牙狼の称号を継いでいる道外流牙の物語が2013年より始まっていました。TVシリーズで徐々に成長していった流牙が、一人前の牙狼の称号を継ぐ者として戦う姿を最初から見せてくれます。その中でもヒロインの魔戒法師・梨杏との関係性も描かれており、TVシリーズが好きだったという方は魅力的な作品と言えるでしょう。そしてアクションにおいても新しい仲間を増やしながら、アイテムを活用した戦いを見ることができます。 この作品から新たなTVシリーズへとつながっていきますが、全体的に先へつなげていく内容が殆ど見えませんでした。映画上で一つの物語を完結させて終えて、新たなTVシリーズの映像や内容は若干最後に出てくる程度でした。物語がTVシリーズへつながる内容をある程度盛り込んでくれたら、より世界観が繋がっていったかもしれません。
牙狼 GARO RED REQUIEM
約100分の上映時間でしたが、昔から牙狼が好きなファンだけでなく新たに関心を持っている人に対しても面白さを伝えてくれる作品です。TVシリーズから4年ほど経過してから映画化されましたが、当時より評価の高い最先端のVFXを活用した迫力のある映像が臨場感を生み出していました。また映像が3D対応になっているところもあり、砕けるガラスなどが自分の方へ向かって落ちていく表現が素晴らしかったです。作品自体も主人公の冴島鋼牙が仲間たちと出会いながら成長していくとともに、TVシリーズから旅に出て成長している姿も見ることができます。仲間が怒りなどの感情から行動を起こそうとした時に、優しく冷静に律していくシーンは成長した冴島鋼牙の象徴とも言えるかもしれません。 そして中尾彬や津田寛治、斉藤洋介などの名俳優が存分にアクションを繰り広げているシーンも迫力十分です。アクションとCGをしっかりと組み合わせ、より作品が迫力ある内容に仕上がっていました。 ただVFXのシーンでは目まぐるしく変化する箇所もあったので、ついてこれないと感じてしまう部分もありました。またTVシリーズが好きだったという方は、当時のキャストがほぼ出ないところも残念でした。
イエスタデイ
美術館を手玉にとった男
ダンケルク
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