フード・インク
このレビューにはネタバレが含まれています
ある少年の告白
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
もう終わりにしよう。
ペット・セメタリー
ランボー ラスト・ブラッド
ロッキーシリーズのように、またシルベスタースタローンが今度は、ランボーシリーズでやってくれました。そう本作の「ランボー ラスト・ブラッド」です。久しぶりのランボーに、観る前から期待が膨らみました。 そして、いざ観てみると、うーん何というか、確かにランボーであることは間違いないのですが、全体的に一つ一つの行動にあまり必然を感じないというか、何となくランボーだからこうなるうだー!みたいな、どちらかと言うと、勢いだけで進んでいくような印象を受けてしまいました。 最初の敵のアジトに侵入するシーンも、ほとんど下準備もしないで、乗り込んでいってるので、ただでさえスタローン年齢がいってるのに、それはないだろーっと思わずツッコミを入れたくなりました。 しかし、戦闘シーンは、年をとってもさすがはランボー、すごい迫力のあるスリリングな描写になっていて、思わず興奮してしまいました。ラストのボスとの戦いも、目が離せない感じで上手く描けているなと思いました。 ストーリーの全体的な流れが、少し運任せのようなところもありますが、あくまで、ランボーがまた戻ってきてくれて嬉しいというような、広い心で、あまり細かい部分を気にしないで観れば、戦闘シーンの迫力は本当に凄いので、十分楽しめる作品だと思います。
見知らぬ乗客
オープニングの、それぞれ向かい合うように移動する足のショットから すでにヒッチコック節が全開だ。 有名な「交換殺人」をモチーフとした物語だが、実際に交換殺人が行われる訳では ない。サイコ野郎であるブルーノが執拗に交換殺人を求めてくる話である。 妻を勝手に殺し、自分の父を殺してくれとつきまとってくる異常さは、怖い、 というよりも気味が悪い、といった感じだ。 夜、家の前から俯瞰気味に見つめる目、日中大きな建築物の階段上段から 仰角気味に見下ろしてくる目、テニスの試合中に、ボールを追いかけ 首を振る観客たちとは異質に、微動だにせずにじっと見つめてくる水平の視線等、 いつでもどこででもあらゆる角度から見つめてくる演出によって、 常にブルーノに監視されている気味悪さを強調しているところが素晴らしい。 メガネ、ライター等、小道具の使い方も見事でまさに教科書のような映画だ。 クライマックスは有名なメリーゴーラウンドのシーン。 壊れて高速回転で回るそれを停止させるため、下にもぐって這い進んでいく 職人を映すショットがあるが、職人の頭にグルグル回っている メリーゴーラウンドの土台がぶつかりそうで、危ないなあ、でも映画なんで、 安全な状況で撮影しているのだろう、と思っていたら、見たまんま危険な状況だったらしく、 ヒッチコックが「映画術」の中で反省の弁を述べていた、という、 別な意味でメチャクチャスリリングなシーンであり面白い。 原作は「太陽がいっぱい」でも有名なパトリシア・ハイスミス。 彼女のデビュー作であり、こちらの評判もいいので手に取ってみた。 しかし自分が読んだものが旧訳版だったらしく、ちょっと文章表現が古めかしくて あまりノレなかった。 驚いたのが、原作はしっかりと「交換殺人」になっていた、ということだ。 しかし、この展開は正直あまり理解ができない。とにかくガイの感情の波が激しく、 妻を勝手に殺したブルーノを嫌悪したり、共感したり、 サイコ野郎のブルーノとは違った意味でお前もサイコだな、 と言いたくなってしまうほど、精神思考が分からないのだ。 こう感じるのは多分自分だけではないだろう。だからこそヒッチコックは 内容を変えて映画化しているのだ、と思う。 もちろんラスト・シーンも違う。映画はメリーゴーランドを使ったサスペンスで 視覚的に盛り上げているが、原作では殺人という自分の犯した罪に耐えられなくなったガイが 私立探偵に自白をする、というものだ。違うと言えば、サイコ野郎のブルーノは 誤って船から転落して死んでしまうし、そもそも映画ではテニス選手のガイは、 原作では建築家だ。 こうやってみていくと、ヒッチコックは物語を映像化した場合に、 どうすれば効果的に人の目に映るのか、またどうすればより多くの観客の共感を 得ることができるのか、ということに対し、本当によく考えて映画を撮っていたことが分かる。 余談だが元々はレイモンド・チャンドラーがこの映画の脚本を書いていたのだが、 ヒッチコックとぶつかり、「豚野郎」と言った末におろされたとのこと。 それ言っちゃ、ダメだろ……
ミュータント・タートルズ
「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」は、アメリカで、コミック、アニメ、実写版映画などで、主にキッズたちに絶大な人気を博した作品です。この作品は、実写版映画をさらに、マイケル・ベイ監督がCGを使った最新の映像技術でリメイクしたような感じで、実写版のものよりも、タートルズ4人の体が一回り以上大きくなって、戦闘シーンもかなり迫力が増して言います。簡単に言ってしまえば、着ぐるみだったタートルズが、CGになった感じです。 実写版の方も当時リアルタイムで映画館に観に行ってて、すごく面白かった記憶があります。 そしてこのマイケル・ベイ監督の「ミュータントタートルズ」ですが、ストーリーはあくまでシンプルで分かりやすく、痛快アクションで子供も大人も楽しめる感じに仕上がってて、とても楽しめました。 やはり、キャラクターがCGになったことで、ド迫力でド派手なアクションになって、戦闘シーンの映像の凄さは、実写版と比較にならない感じです。 タートルズ4人の強い個性は相変わらずで、性格と同様にそれぞれの武器が違っていて戦い方も違うのが本当に面白いです。 宿敵であるシュレッダーも、今風にデザインがアレンジされて日本の鎧っぽさはしっかりと残しつつも、よりカッコよいデザインになっています。またヒロインのエイプリル役を演じるのは、トランスフォーマーにも出演してるミーガン・フォックスで、イメージにあっていてよかったです。 新生実写版タートルズ、映像、ストーリー共に完成度が高く、旧作からのファンでも十分に満足いく出来だと思います。
舞妓 Haaaan!!!
ホテル・ルワンダ
とてもいろいろと考えさせられる映画だった。これは史実に基づいて描かれている物語であり、また今も世界の至る所で戦争、紛争、諍い、内線が勃発しているのだと思うと日本で平和に暮らせていることは幸せなことなんだと実感させられた。 内紛をしている現地の人はもちろんだけど、ヨーロッパ平和維持軍の冷徹非道ともとれる平定を大義名分に俺たちの国には関係無いこととばかりの横暴非道なふるまいに気が滅入りました。なぜ現地の人をああまでして平気で見捨てていくことができるのだ?戦争が佳境を迎えるころには一体正義はどちらにあって、この戦争の意義はどこにあるのだろう?と心がボロボロにやられていきます。 よしんば創作映画ならまだしも、これが事実あった紛争だということにただただ悲しくなります。 実はこの映画を観る前に「クラッシュ」という映画を見ていて、ここにもドン・チードルが出てくるのですが、この映画もアメリカの人種問題の根深さを浮き彫りにした重たい名作です。そのドン・チードル演じるポールの信念に感服しました。 こんな状況下の中、あのような行動をとれるのなんて、とてもじゃないけど自分には出来ないような気がしながら鑑賞していました。 4つ星ホテルということを最大の誇りとし、そしてそれを最大限に利用して一人でも多くの人を助けようとした行動には人として心からリスペクトします。きっとポールにとっては誇り高きホテルマンとしてのプライドをかなぐり捨てるのは辛かったんだろうなぁと察します。それほどまでに戦争は人を破壊するものだということを改めて考えさせられました。 本当に素晴らしい映画で☆5つでもいいのですが、あまりにも悲しい現実だったので☆1つ落としました。皆さんはどうでしょうか?
バグダッド・カフェ
ジャケット買いじゃないけど、ずっと前からこのジャケットが気になって仕方なく、見てみたというところです。どうやら名作と言われる映画のようだというのを後から知った口です。俳優陣で私の知っている人は誰もいませんし、監督も知っている人ではなかったです。 ストーリーは疑心だらけの排他的な地域でのよそ者に対するそっけない扱いから、その人のなりがわかったきて素敵な人間関係になっていくという、まぁごくありふれた内容ですが、主題歌の「Calling you」がこの映画のシーンとマッチしていてすごく臨場感があります。 しかしその一方フラットで特に驚くようなオチもなく、ややもすると淡々と進んでいく内容に眠たくなるという内容ともとれます。私はどちらかと言うと後者の方で所々うつらうつらしたりしていました。 でもジャスミンの手品で周囲の人との距離が縮まってきたりするのを演じてフィルムに収め、それを淡々と見せていくという一貫したやり方が好きな人ならきっと名作になるのでしょうね。私は今までオドオドしながら生活していたジャスミンがブーメランのシーンで楽しそうにしているのを見て、ちょっとほっこりしました。何故ほっこりしたのかはよくわかりませんが、映像の具合といいなんだかノスタルジーを感じたのです。 繰り返しますがこの映画はCalling youあってこその映画だということで現代の映画ではいささか通用しないのではないか?というのが感想ですね。
透明人間
結構あちこちで高評価を得ているようなので鑑賞。 主演の女優はどこかで見たことあるなあと思ったら、エリザベス・モスだった。 彼女はドラマ「マッドメン」のペギー・オルセン役がとても印象的だった。 最近ではドラマ「ハンドメイズ・テイル」の主演でゴールデン・グローブ賞の 主演女優賞を獲得している。 本作でもとても素晴らしい演技を披露している。 自殺したはずの夫が実は死んでいなく、透明人間となって自分を陥れようとしている、 ということを周りに訴えかけていくシーンが多いのだが、信用してくれない焦燥感により 徐々に変化していく表情の危うさが抜群に良い。 しかし物語の展開はちょっと弱いと感じる部分が多かった。 例えば夫から逃げ出して身を寄せる先が妹エミリーの同僚刑事の家、となっているが、 そもそもどんなことをされたので逃げ出したのかがよく分からなく、また 何故この同僚刑事の家なのか、(サイトによっては妹の恋人と紹介しているところが あるが、恋人ではないようだ)ということもあまり関連性がつかめない。 夫は光学科学者であるということもほとんど描かれていないにも関わらず、 自分の身近で起きる謎の現象を「光学科学者だった夫が透明人間となっている」と セリフだけで説明してしまっているのもちょっといただけない。 ただ、初めて透明人間が悪さを起こすシーンではガスコンロの火を強くする、 というものであったり、次にその存在を観客に知らしめるのが、寒い外で吐く息が白い、 というものであったり、シャワーカーテンに手形が映ったりと、なんか演出が 妙に地味でセコく、それがかえって笑えるなあと思ってしまったのだが、 後で調べてみると製作費が700万ドルとかなり低予算での映画製作だったことが分かり (ちなみに同じ透明人間ものの「インビジブル」は9500万ドル)お金がかけられない分 演出でなんとか頑張っているところは評価をするべきだと思った。 ラストのオチで強い女性を描いているところは現代的というべきか。
キング・コング
花宵道中
同名小説の映画版です。 こちらは原作とコミックを読んでから視聴しました。 原作と大きく異なっているのが、主人公が朝霧のみであるという点。 この作品は原作では遊郭・山田屋を舞台に朝霧を主軸とし、その朋輩、妹分、姉貴分と様々な遊女の悲哀を描いた女性たちの群像劇です。 それ故に吉原で生きる女たちの姿がそれぞれの観点から描かれていました。 やはり、映画となるとヒロインを複数立てるというのは難しかったのかと思います。 本作は安達祐実さんが脱いだ、とのことで話題にもなりました。 映像は美しく、安達祐実さんの所作もきれいです。 しかし、ヒロインをひとりにしてしまったことで物語が逆に薄くなってしまったのが残念です。 また、朝霧を身請けすることになった人物を変えてしまったのがかなり惜しいです。 原作では、朝霧を身請けする人物は好感の持てる人物で、彼女は幸せになれるはずだったんですよね。 しかし、半次郎への愛ゆえに違う道を選んだ。 その悲しみが描かれていないです。 原作を知らずに観れば、それなりにいいのかもしれませんが、原作から入った私には少し残念な仕上がりになっている作品でした。
アイアンマン
今や、日本でもスーパーマンやバットマンと並ぶ、人気ヒーローとなり知名度を得た「アイアンマン」ですが、その記念すべき1作目に当たる作品です。 私自身も当時、初めてこの本作品を映画館で観ようとした時は、アイアンマンとはいかなるものか?という感じでしたが、作品を見終わってすぐにアイアンマンのファンになりました。むしろ、スーパーマンやバットマンよりもカッコいいなとさえ思いました。 この1作目に当たる作品では、アイアンマンのスーツがいかにして生まれ、現実的な機械として、どの様な過程で最終形態にまで、改良されてきたかということを分かりやすく詳細に描いていて、それと並行して、主人公のトニー・スタークという人物がどういう人物なのかということも分かるエピソードも盛り込んでいます。その見せ方がとても巧妙で、何度見ても面白く感じる作りになっています。 映像も今観ても全然見劣りせずクオリティが高く、また、シナリオも完璧なくらいに無駄のない完成度で、観る人を飽きさせない面白く感じる要素を巧みに組み入れています。ストーリーの展開もテンポがよいので、ストレスなくサクサクと進んでいくのもこの作品の魅力的なところです。 また主人公のトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrがとても良い演技をしていて、ハマり役だと思いました。スーパーマンの様なあからさまな顔出しヒーローや、バットマンのような心の闇を抱えている今一スカッとしないヒーローと違って、アイアンマンは、いろいろな意味でバランスの良いヒーローな感じがして個人的に一番好きです。まだ観てない方は、絶対楽しめると思うので、是非観てほしいです、そしてアイアンマンの魅力を感じてほしいです。
毎日かあさん
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