牙狼 GARO 月虹ノ旅人
冴島雷牙の親への葛藤から開放される部分や、再会した喜びそして今後のストーリーがしっかりと最後まで描かれている作品でした。父親となった冴島鋼牙は、息子に対して厳しくも温かみのある表情を色々なシーンで見せてくれます。また冴島鋼牙にとっては祖父にあたる冴島大河との遭遇には、牙狼ファンにとっては感慨深い内容となっていました。そして友情出演である京本政樹がどこで登場するか、牙狼ファンとしては興味深い点と言えたことでしょう。親子3代の絆も見える内容となっており、これまでTVシリーズなどで描かれなかった親子の再会なども描かれています。エンディングは戦いが一通り終わり、リラックスした感じで見終えることができます。 若干物語が時間軸を確認しながら理解しなければならない部分があったり、これまでTVシリーズを見ていなかった人には追いつくまで時間がかかる内容になっていると感じました。しかしアクションシーンや昔からの牙狼ファンにとっては、十分楽しめる内容と言えるでしょう。
牙狼〈GARO〉 〜蒼哭ノ魔竜〜
2005年から綴られてきた冴島鋼牙シリーズの最後の作品で、非常にアクションシーンなどが迫力ありました。様々な変身などで敵を倒していく特撮の中でも、必要なアイテムなどを奪われて旅を続けていく内容は斬新と言えるでしょう。またアイテムを取り戻していきながら、より主人公が成長していく姿を見ることができる点も、特撮映画としては珍しい内容になっています。VFXをふんだんに活用したアクションシーンでは、これまで以上に迫力ある内容に仕上がっていました。最後のシーンではTVシリーズの最終話でヒロイン目線で描かれていた部分の全容が見えて、より感動的に終わっています。そして冴島鋼牙シリーズの作品は、これで終わりであると感じさせる内容になっています。 最後の作品ということもあり、より過去出演したキャラクターがところどころで登場するものと思っていましたが、あまり登場しませんでした。またこれまでの内容と異なり、メルヘン要素が多々見受けられたのも疑問に思う点ではありました。
牙狼 GARO GOLD STORM 翔
新たな物語の始まりを綴っていくだけでなく、アクションもふんだんに見せてくれる作品です。牙狼シリーズは2005年より冴島鋼牙が主人公の物語が繰り広げられていましたが、もう一人別の世界で牙狼の称号を継いでいる道外流牙の物語が2013年より始まっていました。TVシリーズで徐々に成長していった流牙が、一人前の牙狼の称号を継ぐ者として戦う姿を最初から見せてくれます。その中でもヒロインの魔戒法師・梨杏との関係性も描かれており、TVシリーズが好きだったという方は魅力的な作品と言えるでしょう。そしてアクションにおいても新しい仲間を増やしながら、アイテムを活用した戦いを見ることができます。 この作品から新たなTVシリーズへとつながっていきますが、全体的に先へつなげていく内容が殆ど見えませんでした。映画上で一つの物語を完結させて終えて、新たなTVシリーズの映像や内容は若干最後に出てくる程度でした。物語がTVシリーズへつながる内容をある程度盛り込んでくれたら、より世界観が繋がっていったかもしれません。
牙狼 GARO RED REQUIEM
約100分の上映時間でしたが、昔から牙狼が好きなファンだけでなく新たに関心を持っている人に対しても面白さを伝えてくれる作品です。TVシリーズから4年ほど経過してから映画化されましたが、当時より評価の高い最先端のVFXを活用した迫力のある映像が臨場感を生み出していました。また映像が3D対応になっているところもあり、砕けるガラスなどが自分の方へ向かって落ちていく表現が素晴らしかったです。作品自体も主人公の冴島鋼牙が仲間たちと出会いながら成長していくとともに、TVシリーズから旅に出て成長している姿も見ることができます。仲間が怒りなどの感情から行動を起こそうとした時に、優しく冷静に律していくシーンは成長した冴島鋼牙の象徴とも言えるかもしれません。 そして中尾彬や津田寛治、斉藤洋介などの名俳優が存分にアクションを繰り広げているシーンも迫力十分です。アクションとCGをしっかりと組み合わせ、より作品が迫力ある内容に仕上がっていました。 ただVFXのシーンでは目まぐるしく変化する箇所もあったので、ついてこれないと感じてしまう部分もありました。またTVシリーズが好きだったという方は、当時のキャストがほぼ出ないところも残念でした。
イエスタデイ
このレビューにはネタバレが含まれています
美術館を手玉にとった男
ダンケルク
フード・インク
ある少年の告白
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
もう終わりにしよう。
ペット・セメタリー
ランボー ラスト・ブラッド
ロッキーシリーズのように、またシルベスタースタローンが今度は、ランボーシリーズでやってくれました。そう本作の「ランボー ラスト・ブラッド」です。久しぶりのランボーに、観る前から期待が膨らみました。 そして、いざ観てみると、うーん何というか、確かにランボーであることは間違いないのですが、全体的に一つ一つの行動にあまり必然を感じないというか、何となくランボーだからこうなるうだー!みたいな、どちらかと言うと、勢いだけで進んでいくような印象を受けてしまいました。 最初の敵のアジトに侵入するシーンも、ほとんど下準備もしないで、乗り込んでいってるので、ただでさえスタローン年齢がいってるのに、それはないだろーっと思わずツッコミを入れたくなりました。 しかし、戦闘シーンは、年をとってもさすがはランボー、すごい迫力のあるスリリングな描写になっていて、思わず興奮してしまいました。ラストのボスとの戦いも、目が離せない感じで上手く描けているなと思いました。 ストーリーの全体的な流れが、少し運任せのようなところもありますが、あくまで、ランボーがまた戻ってきてくれて嬉しいというような、広い心で、あまり細かい部分を気にしないで観れば、戦闘シーンの迫力は本当に凄いので、十分楽しめる作品だと思います。
見知らぬ乗客
オープニングの、それぞれ向かい合うように移動する足のショットから すでにヒッチコック節が全開だ。 有名な「交換殺人」をモチーフとした物語だが、実際に交換殺人が行われる訳では ない。サイコ野郎であるブルーノが執拗に交換殺人を求めてくる話である。 妻を勝手に殺し、自分の父を殺してくれとつきまとってくる異常さは、怖い、 というよりも気味が悪い、といった感じだ。 夜、家の前から俯瞰気味に見つめる目、日中大きな建築物の階段上段から 仰角気味に見下ろしてくる目、テニスの試合中に、ボールを追いかけ 首を振る観客たちとは異質に、微動だにせずにじっと見つめてくる水平の視線等、 いつでもどこででもあらゆる角度から見つめてくる演出によって、 常にブルーノに監視されている気味悪さを強調しているところが素晴らしい。 メガネ、ライター等、小道具の使い方も見事でまさに教科書のような映画だ。 クライマックスは有名なメリーゴーラウンドのシーン。 壊れて高速回転で回るそれを停止させるため、下にもぐって這い進んでいく 職人を映すショットがあるが、職人の頭にグルグル回っている メリーゴーラウンドの土台がぶつかりそうで、危ないなあ、でも映画なんで、 安全な状況で撮影しているのだろう、と思っていたら、見たまんま危険な状況だったらしく、 ヒッチコックが「映画術」の中で反省の弁を述べていた、という、 別な意味でメチャクチャスリリングなシーンであり面白い。 原作は「太陽がいっぱい」でも有名なパトリシア・ハイスミス。 彼女のデビュー作であり、こちらの評判もいいので手に取ってみた。 しかし自分が読んだものが旧訳版だったらしく、ちょっと文章表現が古めかしくて あまりノレなかった。 驚いたのが、原作はしっかりと「交換殺人」になっていた、ということだ。 しかし、この展開は正直あまり理解ができない。とにかくガイの感情の波が激しく、 妻を勝手に殺したブルーノを嫌悪したり、共感したり、 サイコ野郎のブルーノとは違った意味でお前もサイコだな、 と言いたくなってしまうほど、精神思考が分からないのだ。 こう感じるのは多分自分だけではないだろう。だからこそヒッチコックは 内容を変えて映画化しているのだ、と思う。 もちろんラスト・シーンも違う。映画はメリーゴーランドを使ったサスペンスで 視覚的に盛り上げているが、原作では殺人という自分の犯した罪に耐えられなくなったガイが 私立探偵に自白をする、というものだ。違うと言えば、サイコ野郎のブルーノは 誤って船から転落して死んでしまうし、そもそも映画ではテニス選手のガイは、 原作では建築家だ。 こうやってみていくと、ヒッチコックは物語を映像化した場合に、 どうすれば効果的に人の目に映るのか、またどうすればより多くの観客の共感を 得ることができるのか、ということに対し、本当によく考えて映画を撮っていたことが分かる。 余談だが元々はレイモンド・チャンドラーがこの映画の脚本を書いていたのだが、 ヒッチコックとぶつかり、「豚野郎」と言った末におろされたとのこと。 それ言っちゃ、ダメだろ……
ミュータント・タートルズ
「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」は、アメリカで、コミック、アニメ、実写版映画などで、主にキッズたちに絶大な人気を博した作品です。この作品は、実写版映画をさらに、マイケル・ベイ監督がCGを使った最新の映像技術でリメイクしたような感じで、実写版のものよりも、タートルズ4人の体が一回り以上大きくなって、戦闘シーンもかなり迫力が増して言います。簡単に言ってしまえば、着ぐるみだったタートルズが、CGになった感じです。 実写版の方も当時リアルタイムで映画館に観に行ってて、すごく面白かった記憶があります。 そしてこのマイケル・ベイ監督の「ミュータントタートルズ」ですが、ストーリーはあくまでシンプルで分かりやすく、痛快アクションで子供も大人も楽しめる感じに仕上がってて、とても楽しめました。 やはり、キャラクターがCGになったことで、ド迫力でド派手なアクションになって、戦闘シーンの映像の凄さは、実写版と比較にならない感じです。 タートルズ4人の強い個性は相変わらずで、性格と同様にそれぞれの武器が違っていて戦い方も違うのが本当に面白いです。 宿敵であるシュレッダーも、今風にデザインがアレンジされて日本の鎧っぽさはしっかりと残しつつも、よりカッコよいデザインになっています。またヒロインのエイプリル役を演じるのは、トランスフォーマーにも出演してるミーガン・フォックスで、イメージにあっていてよかったです。 新生実写版タートルズ、映像、ストーリー共に完成度が高く、旧作からのファンでも十分に満足いく出来だと思います。
舞妓 Haaaan!!!
ホテル・ルワンダ
とてもいろいろと考えさせられる映画だった。これは史実に基づいて描かれている物語であり、また今も世界の至る所で戦争、紛争、諍い、内線が勃発しているのだと思うと日本で平和に暮らせていることは幸せなことなんだと実感させられた。 内紛をしている現地の人はもちろんだけど、ヨーロッパ平和維持軍の冷徹非道ともとれる平定を大義名分に俺たちの国には関係無いこととばかりの横暴非道なふるまいに気が滅入りました。なぜ現地の人をああまでして平気で見捨てていくことができるのだ?戦争が佳境を迎えるころには一体正義はどちらにあって、この戦争の意義はどこにあるのだろう?と心がボロボロにやられていきます。 よしんば創作映画ならまだしも、これが事実あった紛争だということにただただ悲しくなります。 実はこの映画を観る前に「クラッシュ」という映画を見ていて、ここにもドン・チードルが出てくるのですが、この映画もアメリカの人種問題の根深さを浮き彫りにした重たい名作です。そのドン・チードル演じるポールの信念に感服しました。 こんな状況下の中、あのような行動をとれるのなんて、とてもじゃないけど自分には出来ないような気がしながら鑑賞していました。 4つ星ホテルということを最大の誇りとし、そしてそれを最大限に利用して一人でも多くの人を助けようとした行動には人として心からリスペクトします。きっとポールにとっては誇り高きホテルマンとしてのプライドをかなぐり捨てるのは辛かったんだろうなぁと察します。それほどまでに戦争は人を破壊するものだということを改めて考えさせられました。 本当に素晴らしい映画で☆5つでもいいのですが、あまりにも悲しい現実だったので☆1つ落としました。皆さんはどうでしょうか?
バグダッド・カフェ
ジャケット買いじゃないけど、ずっと前からこのジャケットが気になって仕方なく、見てみたというところです。どうやら名作と言われる映画のようだというのを後から知った口です。俳優陣で私の知っている人は誰もいませんし、監督も知っている人ではなかったです。 ストーリーは疑心だらけの排他的な地域でのよそ者に対するそっけない扱いから、その人のなりがわかったきて素敵な人間関係になっていくという、まぁごくありふれた内容ですが、主題歌の「Calling you」がこの映画のシーンとマッチしていてすごく臨場感があります。 しかしその一方フラットで特に驚くようなオチもなく、ややもすると淡々と進んでいく内容に眠たくなるという内容ともとれます。私はどちらかと言うと後者の方で所々うつらうつらしたりしていました。 でもジャスミンの手品で周囲の人との距離が縮まってきたりするのを演じてフィルムに収め、それを淡々と見せていくという一貫したやり方が好きな人ならきっと名作になるのでしょうね。私は今までオドオドしながら生活していたジャスミンがブーメランのシーンで楽しそうにしているのを見て、ちょっとほっこりしました。何故ほっこりしたのかはよくわかりませんが、映像の具合といいなんだかノスタルジーを感じたのです。 繰り返しますがこの映画はCalling youあってこその映画だということで現代の映画ではいささか通用しないのではないか?というのが感想ですね。
透明人間
結構あちこちで高評価を得ているようなので鑑賞。 主演の女優はどこかで見たことあるなあと思ったら、エリザベス・モスだった。 彼女はドラマ「マッドメン」のペギー・オルセン役がとても印象的だった。 最近ではドラマ「ハンドメイズ・テイル」の主演でゴールデン・グローブ賞の 主演女優賞を獲得している。 本作でもとても素晴らしい演技を披露している。 自殺したはずの夫が実は死んでいなく、透明人間となって自分を陥れようとしている、 ということを周りに訴えかけていくシーンが多いのだが、信用してくれない焦燥感により 徐々に変化していく表情の危うさが抜群に良い。 しかし物語の展開はちょっと弱いと感じる部分が多かった。 例えば夫から逃げ出して身を寄せる先が妹エミリーの同僚刑事の家、となっているが、 そもそもどんなことをされたので逃げ出したのかがよく分からなく、また 何故この同僚刑事の家なのか、(サイトによっては妹の恋人と紹介しているところが あるが、恋人ではないようだ)ということもあまり関連性がつかめない。 夫は光学科学者であるということもほとんど描かれていないにも関わらず、 自分の身近で起きる謎の現象を「光学科学者だった夫が透明人間となっている」と セリフだけで説明してしまっているのもちょっといただけない。 ただ、初めて透明人間が悪さを起こすシーンではガスコンロの火を強くする、 というものであったり、次にその存在を観客に知らしめるのが、寒い外で吐く息が白い、 というものであったり、シャワーカーテンに手形が映ったりと、なんか演出が 妙に地味でセコく、それがかえって笑えるなあと思ってしまったのだが、 後で調べてみると製作費が700万ドルとかなり低予算での映画製作だったことが分かり (ちなみに同じ透明人間ものの「インビジブル」は9500万ドル)お金がかけられない分 演出でなんとか頑張っているところは評価をするべきだと思った。 ラストのオチで強い女性を描いているところは現代的というべきか。
キング・コング
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