よこがお
このレビューにはネタバレが含まれています
パラサイト 半地下の家族
殿、利息でござる!
人のために何かをするというのは今も難しいですが、侍に切り捨てごめんと言われて殺される時代に、昔はもっと大変で思いつく人もいなかっただろうと思います。寄付やボランティアなど、自己犠牲の精神について考えさせられました。 初めて貯金を始めた山崎努さん演じる浅野屋甚内がお金を貯め始めたのは、村の困窮状態を長年感じており、さらに、論語などを学んで感銘を受けていためです。字が読めない人がほとんどの時代に本当にすごいなと思いました。さらに、これが実話だということに驚きました。 家族や仲間ことも疑ってかかればいくらでも疑う事できますが、卑屈にならず相手と自分を信じることから大願成就の道は始まるんだなと思いました。 江戸時代の封建制は徹底しているんだということがよく分かりました。農民の中でも大肝煎、肝煎、旦那衆など分かれており、武士もたくさんの階級と役職に分かれています。何か一つ決めるだけでも相当の時間がかかります。大肝煎は傘を使えるけど他は使えないなど、厳しい決め事もあります。 60年で6000両国から利息として支払わせたことから、1両13万円で作中計算していたので、7億8千万円です。それを全て町民に還元したわけですから本当にすごいと思います。自分だけじゃなく他人が幸せであることが自分の幸せにつながることを知っていたわけですね。
ボーダーライン
この作品の最初の7分。たったの7分で、圧倒される。 そんじょそこらの圧倒感と較べないでほしい。驚きの連続、リアリティをもって迫って来る。たったの7分間で。 既に、7分の中に目をそむけたくなるシーンも出てくる。それが、この映画「ボーダーライン」覚悟して観るか、停止を押して引き返すかのどちらかを、監督に突きつけられているような気さえする。それは、7分過ぎても、容赦なく続く。 FBI捜査官のメイサーとレジーは、その冒頭でどえらい目に遭う。 「どこのおっさん?偉い人なの?」という風貌のジョッシュ・ブローリン演じるマットが、メイサーを簡単な質問だけでスカウトする。 マットが追っているのは、誘拐事件を手下に指示している麻薬王だった。その捜査に参加させられたメイサー。付いてくるレジー。 そして、マットが「アレハンドロ」と、名前だけ紹介した謎の人物が加わる。ベネチオ・デル・トロが演じる、アレハンドロ。とにかくオーラから行動から、何から何まで凄い。個人的に、メイサーの知らぬところで行われる、未開封のウォーターサーバーを、担いでいく後ろ姿、後半にメイサーにあるものを強要するシーンは、恐怖でゾクゾクする。 そんなものは序の口で、警察をも信じられないメキシコ、ファレスでの、緊張感バリバリの高速渋滞シーン。真面目ゆえにマットのチーム行動をかき乱してしまうメイサー。「花火が見えるよ」とメイサーを誘ったチームの一員が屋上で見せたファレスの銃撃戦。アレハンドロが加わった本当の目的。 重いテーマ、ストーリーを緻密に脚本にした、俳優、監督でもあるテイラー・シェリダン、ブルっと身を震わせるTHE BEASTという名曲を作った音楽担当の故ヨハン・ヨハンソン、(「ジョーカー」の音楽担当をしたヒドゥル・グドナドッティルは、彼の弟子)、撮影監督には、俳優のファンも多い、ロジャー・ディーキンス。そして、監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。 キャスト、スタッフ、誰か一人掛けたら、この映画は出来なかったと思う。 文句のつけようがない。
ホビット 思いがけない冒険
ニュージーランドの美しい風景と共に、またガンダルフと新たな仲間たちの冒険が始まる。 ロードオブザリングおなじみのキャラクターたちも登場します。 竜に奪われた王国を奪還するため、ドワーフのトーリン一行とビルボとガンダルフの冒険物語です。 勇気をくれる作品、ビルボと共に中つ国で壮大な冒険に挑みましょう!
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
信じられないくらい泣いたのを覚えています。 最高でした。 次につなげる戦争映画。彼らがつなげたのは"希望"そのものでした。 スターウォーズエピソード3と4の間、4のほんの数十分前までの物語がこんなにも濃く、熱いものだなんて想像もしていませんでした。 スピンオフでスターウォーズという作品をより引き立たせる、より大好きにさせる。 スピンオフの役割が完璧だった最高の映画だと思います。 ダースベイダーが過去一こわい作品でもありました。
ボルベール <帰郷>
オールド・ガード
シャーリーズ・セロンの最新作がアクション映画と聞けば、待ってました!と配信日に鑑賞。 最初からグッと心をつかまされるアクションシーン。 さらに、殺し屋4人の「秘密」が明らかになるシーンは、アクションだけの映画ではないぞ、と姿勢を正してしまった。 アクション映画には、スパイ、刑事、クライムなど+αの部分があるけれど、その+α部分に驚いた。 時間が経過するごとに、「秘密」と、この映画のタイトルが結びついてきて、そうだったのか!とニヤニヤして、嬉しくなってしまった。 武器は、体、銃、重そうな謎の鉄の棒。個人的に、体を張ったアクションシーンが好み。 向かうとこ敵なしの4人。無双なのは「秘密」が関係しているからだけど、始まりがあれば、終わりがある。本人たちも知る術なく終わりが来る。それは、彼らのように無双になれない私たちも同じなんだ、思った。 「秘密」を利用しようとする会社のCEOのキャラクターが弱くてガッカリした。 あと、音楽も苦手だった。 でも、ラストは最高だった。 シャーリーズ・セロン。彼女くらいの年齢で、体張ってアクションしている女優さん知らない。素直に、凄いな、と見入ってしまった。申し訳ないけど、チームの他の俳優さんたち、知らない人ばかりで、何に出てたかとか知ってたら、もっと楽しめただろうな、と思った。 こんなに早く、シャーリーズ・セロンがアクションする映画を見られるとは思わなかった、と同時に、彼女の俳優のふり幅の広さにも驚かされた。
幸せへのキセキ
フライト
地獄の黙示録
ミッドサマー
母なる証明
ナイトクローラー
オーディション
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
透明人間
ファイト・クラブ
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
アリス・イン・ワンダーランド
幼いころ、一番好きなお話は「不思議の国のアリス」でした。 子どもの頃観た洋画で印象に残っている作品は「シザーハンズ」でした。監督はティム・バートン。 アリスをティム・バートンが監督するなんて観ないわけにはいきません。 監督の親友ジョニー・デップとパートナーだったヘレナ・ボナム・カーターも、もちろん出演しています。 ジョニーは帽子屋、ヘレナは赤の女王です。ぴったりはまり役ですね。ティムの映画に欠かせないこの二人を観るだけでも十分満足してしまいます。 お話はアリスが成長して19歳になっており、人生で悩んでいます。うさぎが再び現れ、不思議の国へ戻ります。 不思議な世界に迷い込んだ瞬間、あきらかにCGだけどすごすぎる映像美が目の前に広がります。 登場する動物、怪物、背景などとてもリアルです。どうやって撮影しているんだろうとラストまで思いっぱなしでした。アリスももちろん大きくなったり小さくなったりします。衣装もその都度変わるので、見目変化に富んでおもしろいです。小説の続編「鏡の国のアリス」ともからまっていてアン・ハサウェイ扮する白の女王も登場します。 映画のロゴもまさにティム・バートンって感じがしますが、映画も最初から最後まであの独特な彼の世界観一色で奇想天外です。 自分探しの旅、ということがテーマであり、誰もが思い当たる節があるので、年齢問わず楽しめる作品です。
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