暗殺
このレビューにはネタバレが含まれています
ダブル・ミッション
ジャッキー・チェンのコメディ&アクション映画で、今作は3人の子供を持つジリアンとの恋愛がベースとなっていました。そのやんちゃで一筋縄ではいかない子供達との孤軍奮闘ぶりが楽しく描かれていて、敵もちょっとお間抜け風なので気軽に観れました。 ジャッキーの父親役(?)はちょっと珍しいのかな?と思いつつ、シリアスな感じでもないので、流し見する気持ちで観て行きました。 ボブ(ジャッキー)の一番の問題は、個性豊かな3人の子供達から父親として認められないと結婚できないという事。ちょっと嫌われている中、ボブが3人の面倒を見なくてはならなくなった時に、本当はCIAのエージェントであるボブですが、子供らに速攻持ち物など調査をされるのが面白かったです。 長女ファレンが尾根でボブに自分の身の上を語るシーンは、ちょっとずつ心を開いている感じがして少しジーンときました。 また、長男のイアンが知らずに敵の情報をダウンロードしてしまって、敵に皆が狙われて行く辺りからはスピード感や緊迫感も出てきて、派手なアクションもみられ面白くなってきました。
ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷
東京から物語は始まるし、『呪怨』の文字が歪んでいって『グラッジ』になるなど、少なくともオリジナルをないがしろにした作品ではないと分かります。 しかし、大して怖くもないし、やたらとグロいし、伽椰子もほとんど出ない(俊夫に関しては全く出ない)し、別に『呪怨』じゃなくても良かったのじゃないか?と思ってしまいました。 時系列が現在と過去を頻繁に行き来するのも軽く混乱しますし、必要あったかな?と。 リブートというからにはかなり気合いが入っていたと思うし、コッチも久々の『呪怨』だったのでそれなりには期待してたんだけどな・・・。 怖がらせ方とかも、かなりオールドスタイルで最悪ではないけど「今更なあ・・・」と歯がゆさというか、どうにもガックシ来ました。 正直、個人的には当分オカルトはイイや・・・という心境です。 このシリーズ、どうなっちゃうんだろう??? アメリカではそこそこ売れたらしいので『2』もあるかも。 まあ、どうでも良いのですが。
トゥルーライズ
青天の霹靂
SING/シング
人間が一切出て来ない、動物たちだけの世界でのお話。ふわもこコアラの嘘というかちょっとしたミスから集まったド素人の歌うま動物たちが、最後はお金や名声のためではなく自分たちのために歌い踊る姿に感動させられます。 正直ストーリーに真新しさは感じられませんでしたが、アニメとは思えないほど滑らかに踊る動物たちは観ていて楽しいですし、たしかに歌声も素晴らしいです。 以前USJでSINGのアトラクションを楽しみましたが、絶対先に映画を観ておくべきでした~またUSJにも行きたくなりました。 息子と一緒に鑑賞しましたが、やっぱり知ってる歌は少なかったようです。テイラースウィフトは反応していましたが、それ以外の歌の時はちょっとポカンとしていましたね。歌のノリやストーリーでそれなりに楽しんではいましたが、楽曲を知っている大人の方がもしかしたら楽しめるかもしれませんね。 とはいえやはり動物たちのキャラクターがとても個性的でかわいく設定されているので、大人も子供もほっこり観れておススメです。
セントラル・インテリジェンス
ドウェイン・ジョンソン(ロック様)とケヴィン・ハートのコンビが非常に魅力的なアクションコメディで、アクションあり友情ありのエンタメ要素満載の一作です。 ボブともう一人の主人公であるカルヴィンのやり取りは常に軽妙で、突如として身に降りかかった事件や、無茶苦茶なボブに振り回され続けるカルヴィンのうろたえまくる姿が最高です。 しかし、最初はボブを見捨てて逃げるほどだったカルヴィンもボブと一緒に行動する内に絆が芽生え、高校時代にいじめられたトラウマから弱気になったボブをカルヴィンが陰に日向にフォローし、ボブもカルヴィンを信頼しているためこれ以上ないくらい良い組み合わせです。 アクション面でもロック様のパワフルなアクションシーンが終始繰り広げられ、主役に相応しい大活躍をしてくれますし、ケヴィン・ハートのコミカルな動きも必見です。 ストーリーはオーソドックスながらも真の黒幕がなかなか判明しないこともあって常に信頼できる人間が少なく、緊張感があります。 複雑な伏線や深いメッセージ等はありませんが、爽快で何も考えずに楽しめるマッチョなエンタメ映画です。
ゼイリブ
トラ・トラ・トラ!
湯を沸かすほどの熱い愛
この映画は、母親演じる宮澤りえが癌のため余命宣告されるところからスタートをする。 このような始まり方をする映画は、闘病をメインに描くものが多いと思うが、この映画は色んなカタチの家族があっていいのだと思わせてくれる、笑いありの明るい感動映画だ。 余命宣告後も強く明るく家族第一に考える本当に強い母親役を演じている宮澤りえの演技は、圧巻だった。 また娘役を演じている杉咲花の演技も素晴らしかった。 強い母親の姿を見て、うじうじしていた性格がどんどん変わっていくのだ。 映画の後半で描かれるこの親子の秘密にはとても驚かされたと同時に涙が止まらない。 涙腺崩壊とはこのことだと思った。 この映画は題名の通り、お風呂屋さんが舞台である。映画を見ていくうちにお風呂屋さんには、どんどん活気が出てくるのだ。 その様子が正に、宮澤りえ演じる家族達を表現しているようだった。 思いっきり泣きたい時、一方で強くなりたいと悩んでいる時に見てもらいたい映画だ。 そして、涙なしでは観られないため、次の日お休みというタイミングで見てもらいたい。
ジェネラル・ルージュの凱旋
フォックストロット・シックス
米・インドネシア合作という物珍しさもあって観てみましたが、「思ったよりは良い」というのが第1印象でした。 まず、アクションは文句なしで良かったです。 銃撃戦、格闘戦ともに派手で俳優の動きも良く、満身創痍になりながらも戦う描写が多いためとても見応えがあります。 また、「コディアック」というパワードスーツ(パッケージ絵の裏に写っているロボットのようなもの)が強敵として登場し、他にも敵側の強大さが示されるシーンが随所に出てくるので、主人公たちの戦いが絶望的なものだと否応なしに見せられます。 ただ、ストーリー面に関しては、大筋では分かるものの細部に分かりにくい場面や描写が時折あり、もう少し気を使ってほしかったと思います。 登場人物も多くそれぞれが個性的なのは良いのですが、主人公側は初登場時以外に見せ場が少ない登場人物もおり、名前が覚えづらいのも難点です。 あと、流血表現や痛い描写が多めなので、苦手な人は注意したほうが良いです。 見事なアクション面と、改善してほしい点がままあるストーリー面とで長所と短所が明確に分かれており、「誰でも楽しめる映画」とならないのがとても惜しい作品です。
攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers
前作からの恥の上乗り第2弾.とにかくSACとGIGが築き上げたキャラクターがお嫌いなようで,攻殻機動隊ファンを引き付けてきたものが何一つ残っていない.ここまで足蹴にされると反感を覚える. SACのポーカーで着想を得たのか知らないが,どうしてサイトーをスリル中毒のギャンブラーにした理由が知りたい.大川透の演技からどうしてこんな野蛮人にしていいと思ったのか説明がほしい.デザインの変え方といい,イシカワはさほど手を加えていないにもかかわらず何がしたいのかわからない. パズに至ってはナイフキャラにこだわるあまり,パズのアクションだけが浮いている.新劇場版でもそうだが,自分がやりたいアクション要素を無理やり入れることで全体の整合性がとれなくなってくる.違和感がある. 浅はかなアニメにありがちだが,印象的なキャラ付けに固執するばかりで上っ面な要素の塊になりさがることがある.SACおよびGIGと比べて,このARISEが典型例である.これまでの攻殻機動隊にあった脚本や声優が共同で作り上げたキャラクターの深みがことごとく失われている.アクションだけは悪くないのに,ほかのスタッフが無能なのか別物になった攻殻機動隊もどき.
パディントン
まず、とにかく終始パディントンの可愛さにキュンキュンさせられます(笑) ペルーのジャングルからやってきた紳士で礼儀正しいクマのパディントンがブラウン一家と家族になるために奮闘するのですが、パディントンは慣れない都会での生活に多くのトラブルを起こしてしまいます。 しかしそのトラブルがどれも可愛らしく見ていて本当に楽しくなってしまいます。 そしてある理由からパディントンを捕まえようとする悪役ミリセント・クライドも、仕掛ける罠や作戦が全部可愛いのです。 このように悪役でさえも映画の雰囲気に合った「愛される悪役」として描かれており、この映画全体をホッコリとさせています。 また日本語版の主題歌にAIの「ハピネス」が採用されているということも相まって、是非これからの寒くなる時期やクリスマスが近づく季節に見ていただけると、より楽しむことが出来ると思います。 赤い帽子と青いダッフルコートがトレードマークのまさに「ザ・イギリス紳士」のパディントン。 そんな可愛いキャラが大好きな方に是非見ていただきたい映画です。
西遊記 はじまりのはじまり
「西遊記」のはじまりのはじまりを描いた、見たこともない世界が広がるファンタジーアドベンチャー作品です。もう冒頭の魚の妖怪から引き付けられて、最後まで一気に観てしまいました。 一番の見どころはCGを駆使したユニークな妖怪たちだと思います。少し粗さはありますが妖怪たちのクオリティはなかなかで、個人的には豚が良かった!中国の風景もとても綺麗でした。 ストーリーも「西遊記」を知らなくても大丈夫。「西遊記」に詳しい旦那いわく、なんか違う…のだそうですが、妖怪ハンターたちの珍道中くらいに軽い気持ちで見ても十分楽しめます。 ロマンスが絡んでくるのもお決まりっぽいのですが、よくあるテイストとは少し違ってキュンキュンきちゃいました。 そしてあのエンディング曲!チャウ・シンチ―監督は親日家なんですかね。 おなじみのチャウ・シンチ―組のキャストもチラホラと目に入って、監督本人の姿も久しぶりに観たかったのですが、もう監督に専念するとのことで残念です。続編も気になります!
RED/レッド
ピーナッツ
この映画は、ウッチャンナンチャンの内村光良さんが監督・脚本・主演を務め、他の出演者も2000~2005年に放映されたお笑い番組「内村プロデュース」(通称:内P)のレギュラーだった芸人が多く起用されています。 これだけ書くと、芸人や持ちネタの方がメインの映画のように見えますが、実際には1本の映画としてしっかりと完成されています。 多少ストーリーに強引な点があるものの、「落ちぶれてしまった草野球チーム、ピーナッツのメンバーが再び集結し、それぞれ苦悩や挫折を抱えながらも名門チームとの勝負に挑む」という展開はまさに王道で、とても明るい気分になれます。 出演者も本職の俳優のように慣れた演技ではないものの、いずれも全力でされているのが伝わってきます。 芸人たちの持ちネタもストーリー上に無理のない形で取り入れられていたり、レギュラーメンバー以外にも竹中直人さんやくりぃむしちゅーの有田哲平さんが端役で出演していたり、ふかわりょうさんの両親やランニング中の行進歌といった「内P」からの小ネタもあったり、かなり多くの要素が盛り込まれています。 「内P」を知らなくてもおじさんたちが再起のために頑張る草野球映画として楽しめ、「内P」を知ってる人は小ネタでもクスっと笑えるという、小粒ながらもなかなかの良作映画です。
トランセンデンス
この映画は「リアルな雰囲気も残しつつ、AIなどの近未来的要素がミックスされたSF感」が男心をくすぐります。 残念ながら「映像の綺麗さ」や「音楽の素晴らしさ」を求める方にはあまりオススメ出来ない作品かも知れません。 物語は主人公である量子科学者のウィルとその妻エヴリンが人工知能PINNを開発するところから始まります。 二人はPINNが人間の能力を超える存在になることを目標に開発を続けていましたが、ある時 反テクノロジーを唱えるテロ組織によってウィルが瀕死の怪我を負ってしまいます。 そこで妻のエヴリンはウィルをPINNにアップロードすることを考えつきます。 しかしウィルがアップロードされたPINNはやがて暴走をはじめ… といった具体で進んで行きます。 冒頭にも述べた通り、この作品は「リアルと近未来のSFミックス感」を楽しむ映画だと思います。 なんとなく先が想像出来てしまうようなありきたりなストーリーではありますが、「男子好みのド定番」みたいな一面もあり、個人的には好きな映画の一つです。 また映画全体はかなりクールな雰囲気で進んで行くので、「誰かと一緒にワイワイ見る」というよりも「一人で落ち着いて見る」というタイミングで見ることをオススメします。
ワイルド・スピード/ジェットブレイク
モンガに散る
台湾では社会現象にまでなったという本作は、言わば台湾版『友へチング』。 でも韓国映画に比べてバイオレンスは抑えめで、イケメン揃いの青春映画としてのカラーが強い。それでも、定番のはずの友情と裏切りの物語なのに、こんなにも夢中で観てしまったのは何故なんだろう? 一つは間違いなく脚本が良いからだ。奇をてらわずに清々しいまでにストレートな青春ドラマの描き方。 それでも既視感なく観れたのは台湾という国の、取り分け夜の街灯りが魅せる夢幻的な情景のせいかもしれない。とにかく彷徨する姿までが絵になるんだよなあ。 あと、バイオレンス抑えめとは書いたものの、『瞬間接着剤』を使った身の毛もよだつ拷問が出て来たり、ナイフによる滅多刺しなどヤルことはしっかりヤッている。 格闘シーンもカンフーみたいな動きは一切なく、無骨な前蹴りとかただぶん殴ったりと、荒々しいのがとても良い。 僕がイチバンぐっと来たのはクライマックスの血しぶきが花びらになる演出。ホントに上手いことやるなあって感動しました。
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