アカデミー賞受賞のニュースを知ってから、ずっと気になっていた作品でした。
内容は漠然としか知らなかったのですが、子供にも良さそうだなと、小学校高学年男子と中学生女子を含む家族で鑑賞。
結果、自分史上5本の指に入る超名作でした!
高評価のポイントは、子供でも容易に理解できるシンプルなストーリーなのに、ちゃんとシリアスもユーモアも涙も含まれるバランスの良さ。
人種差別、移民差別、性差別等、ヘビーな問題がこれでもかというほど仕込まれているのに、鑑賞後に温かな余韻を残してくれます。
仕事では大成功していてお金持ち。でも、深い孤独を抱えつつ、それでいて穏やかで他人思いのドクター・シャーリーの姿に切ない気持ちにもさせられました。
ぶっきらぼうで偏見主義の主人公が、シャーリーとの交流を通して徐々に変わっていく姿は見ていて心地良く、時にクスッとさせられ、子供も飽きずに最後まで集中して見ていました。
変な先入観の入ってしまう有名俳優でなく、日本では知名度の低い俳優を起用していることも高評価のポイントでした。
大人はもちろん、小学生以上のお子さんがいらっしゃる方は親子で鑑賞することを強くお勧めいたします!