ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
このレビューにはネタバレが含まれています
ジョーカーを見たかったか、アーサーを見たかったかで評価が大きく分かれる作品。 RottenTomato33点。。全米で大不評!というのを知って見たせいか、自分はすごく楽しめました。 ジャンプスケアではないので怖かったりびっくりするシーンもなくほっとしましたが、そのあたりが物足りない人もいたのかも。 前作のジョーカーも劇場で鑑賞しましたが、結構忘れていたのでフォリ・ア・ドゥ鑑賞前に前作ジョーカー を流し見していきました。これが正解だった、サブキャラ的な登場人物を忘れていたので、私と同じく忘れている人は流し見でもいいので前作を頭に入れてから見た方が楽しめると思います。 ミュージカルにする必要があったのか?とも思いますが、このどんよりムードにはレディガガの美声が必須だったのだと思います。ホアキン・フェニックスもレディガガも最高でした。
禁断の惑星
2200年の未来の地球、を描くSF映画。科学者たちは、開発した円盤で、未知の惑星に行き、調査することになります。 しかし、その惑星には。電気の塊のような宇宙動物がいて、その調査を妨害します。 宇宙飛行士たちは大丈夫なのか。 これは、テクニカラー映画ならではの発色の特撮シーン、が見事な、MGM映画。 他に、原題のフォービドゥンの意味は禁断よりも、隠蔽する、という意味、のようです。
シビル・ウォー アメリカ最後の日
シビル・ウォー アメリカ最後の日というタイトル。予告の雰囲気と全米2週間連続No.1大ヒットとの事で、アメリカの内戦を描いた映画かと思い鑑賞。 実際は戦争カメラマンのロードムービーで、「あれ?思ってたのと違う」という印象で映画に入り込めなかった。 鑑賞後にレビューを見漁ると同じように感じていた人が多く、そういった人の評価は低かったのがうなずけた。映画として面白いのに、予告を盛った作りにしたせいでがっかりした人は多いと思う。 「もし今、アメリカが2つに分断され、内戦が起きたら」というあらすじですが、内戦を直接的にではなく、戦争カメラマンが内戦状態の中で長距離ドライブの旅に出るという間接的な形で物語が進みます。 どの立番の人も入り込めるようにという意図で、故意に内戦が起きた具体的なストーリーを描いていないようですが何も知らずに鑑賞すると、なんでこうなったの?という疑問が頭に残りノイズになりました。 パソコンやインターネット環境の話題は登場するもののスマホを見かけなかったので、どの時代を描いてるんだろう?と思ってしまったのもノイズに。水を求めて大勢が押し寄せるシーンなど、現代の想定なら誰かしらスマホをかかげている姿が自然なのでは。 アレックス・ガーランド監督の「MEN 同じ顔の男たち」も自分には苦手な映画だったので、自分とは相性が合わなかっただけなのかも、MENのよりはシビル・ウォーの方が断然見れますが。 ジャンプスケアというのでしょうか、銃の音などで結構びっくりさせられるので苦手な人は注意です。
侍タイムスリッパー
大阪物語
米問屋の社長にまで出世する男の方法論を、天才的な演出で表現する、映画芸術。3人でやっと運べるその問屋の金庫、が、盗まれた後に、予想外に、店に返還されて、これで給料が支払える、というラストシーンは、不条理的空間のシーン。これは、傑作です。
コンクリート・ユートピア
世界規模の大災害??で廃墟化したソウル。 ていうか、なんなのこの災害!?大地震!? こんな天変地異ある??と最初は疑問に思ったが、物語が進むうちにこれはあえてこんなふうに何だかよくわからない災害にしていることに気づく。 つまり、戦争や紛争、大地震などの自然災害、なんにでも当てはめれるように作られている。 そんな荒廃した世界のサバイバル映画として見れば娯楽作品だし、無政府状態の人間模様に焦点を当てれば社会派映画になる。 崩壊を逃れたマンションに外部の人間を受け入れるかどうかは、完全に難民問題だしね。 自分だったらどうするか…これは本当に難しい…。 また、独裁者が誕生する過程がとても見事だったと思う。 手柄をあげた普通の人間が周りから突然持ち上げられて、本人もその気になってだんだん変わっていく感じは、本当にああやって独裁者って生まれるんだろうなと怖くなった。 他の人のレビューで、登場人物たちにイライラするとか、救いがないからイヤだとか、そんな感想もあったけど、人間ってあの状況下なら絶対にあんな人間模様になってしまうと思う。 秩序を保とうとするあまり、どんどん残酷になっていく。 現在の世界情勢にも完全に当てはまる。 つくづく自分も含め、人間って愚かな生きものだな…。 あの状況下で、自分だったらどうするのか!? そんなふうに観る映画だと思った。
エイリアン:ロムルス
新鮮味がないとか、話のスケールが小さいとか、批判的なレビューもちらほらあったが、けっこうやり尽くされた「エイリアン」というフォーマットの中で、今の技術も駆使ししながら、創意工夫を凝らして作られた作品になっていて、ちゃんと面白かった。 シリーズオマージュも多い(全部は把握できない)が、エイリアン初心者でもちゃんと楽しめるようになったいた。(エイリアンのライフサイクルも、なんとなくわかるように復習してくれるし。) 以下、良かった点。 ・黒人アンドロイド「アンディ」のキャラ 今までありそうでなかったポンコツアンドロイドという設定。 彼(ロボット)と主人公(人間)の絆は、最後に姉弟関係や恋愛関係をも超越した結びつきに見えた。 また、可愛さと不憫さ、そして冷酷さも見せる絶妙な演技をしたこの俳優さんも素晴らしい! ・重力装置を使ったアクション 物理的にどういう原理かは全くわからないが…これは新しい斬新な映像だった! まだまだこんなアイデアがあるのか!と感嘆。 ・音の静と動の使い方 宇宙空間の「静」から、一気に「動」への切り替えなど、さすが「ドント・ブリーズ」の監督。 ・キモエイリアン 賛否両論ありそうだが、ビジュアル、なんとなくの性格も含め、オレは好き! というか、「なんだこれ…」的な批判が出そうなのも承知で、作り手が挑戦している感じが良い。 そんな感じで、ちゃんと新しいフレッシュさも盛り込まれてるし、物語もしっかり「エイリアン」してて、シリーズ作品として十分すぎる出来だと思う。 いや、これ以上望むのは酷でしょ。 なにより、一作目から45年も経ったこの2024年に真っ当な「エイリアン」の新作を見せてくれて感謝!! 過去作も見返したくなったぞ!!
X線の眼を持つ男
オットーという男
心あたたまるストーリー。時折ジョークも混ざっていてとてもいい映画なのですが。 自分の環境だと複雑に感じてしまった映画でした。 たまたま自分の親が一時的に不安症で弱っていた時に、この映画がCMでやっていて親が見ようかなと気にしていました。が、弱った親には見せなくてよかったと思った映画でした。 以下ネタバレを含みます。見る人によってはつらいシーンがあると思うので要注意です。 ・自死しようとするシーンが何度も出てくる ・バスの事故のシーンがある ・隣人老夫婦の息子は日本にいて、親の事に無関心、何年も帰ってこない上に老夫婦の家を勝手に売り老夫婦を施設に入れようとしている ・主人公は心肥大を患っている。きっと持病があるストーリーにしたい事と、心が狭そうな性格なのに心臓が大きい病気だという事で笑いをとりたいのでしょうが、心肥大と診断を受けた事のある人は焦ってしまう描き方だと思いました。心肥大だから余命が少なかったり、治療が必須だという訳ではありません。オットーは肥大型心筋症という病気で、心肥大と同じく心臓の筋肉が厚くなる病気ではありますが心肥大とは別の病態です。心臓が大きいからイコールオットーと同じ結末を迎えるという訳ではない点に注意が必要だと思いました。
ソウルの春
ある程度、粛軍クーデターについてや、韓国の時代の流れみたいなものを軽く予習してから観たほうが、この映画を理解しやすいと感じた。 とくに前半なんかは登場人物(ほぼ軍人)の多さや、その軍人たちの役職や所属している部署の多さに、たぶんほとんどの人が混乱すると思う。 首都警備司令部側と保安司令部のハナ会側の人物の顔もまだ覚えていない状態で、次々と話が進み、そこにさらに第2、第8とかの空挺旅団やら、特殊部隊、憲兵まで出てきて、その人物たちの電話のやりとりを速いカット割りの連続で見せられて、え?誰??のカオス状態に…。 後半、やっとなんとかそれぞれの人物を把握できてきて、そこからはちゃんと面白かった。 自分はとくに予習せず、韓国の歴史も知らずに観たので、単純に結末にビックリ! え〜⁉そうなるの⁉という、ちょっとどんよりした気持ちで映画が終了…。 骨太な映画で初見でも十分楽しめたけど、たぶん鑑賞2回目のほうがいろいろ理解できて面白い気がする。 あと、ファン・ジョンミンはこういう口八丁な悪人を演じさせたら、もう右に出る者はいないね!ほんと最高‼ チョン・ウソンも「アシュラ」みたいなインパクトある役ではなかったけど、ド真面目な軍人役がハマってたと思う。 それにしても韓国は、こういう政治的事件や黒歴史をちゃんと映画にできて、エンタメとして昇華して、さらにこういった作品がヒットするって羨ましいなぁ…。
ファン・ジョンミンとチョン・ウソンの再対決。 アシュラに比べると史実に基づいているので、ド派手で残酷なシーンは少なく物足りなさも少し感じましたが、韓国ではパラサイトを上回る観客動員数で国民4人に1人が劇場に足を運んだそう。 ファン・ジョンミン演じるチョン・ドゥグァンが起こした事件を描いた『タクシー運転手』ももう1度見たくなった。 韓国は映画というエンタメを通して歴史を学べてうらやましい、日本でも過去の政治家等の悪事を映画として描いてほしいと思いました。
犯罪都市 NO WAY OUT
マ・ドンソクが圧倒的なパワーで悪人どもをバッタバッタぶっ倒すという、みんなが見たいものは見せてくれる。 娯楽作品として、それだけで合格点は出せているが、それ以上の期待値は超えてこなかった。 個人的にこの手の作品は、ストーリーより悪役が重要だと思う。 悪役がより極悪で残虐で、観客にこいつはヤバイ奴だと思わせたら勝ちで、クライマックスの対マ・ドンソク戦がメインカードとして相応しいかどうかにかかっている。 同系色の作品で、「孤狼の血 Level 2」がシリーズ2作目でも成功しているのは、鈴木亮平演じるヴィランの魅力が圧倒的であるのが大きい。 今回の「犯罪都市」3作目は、日本のヤクザが登場するということで楽しみだったが、日本側のヴィランであるリキ(最近売れてる青木崇高)は、ヴィジュアルもセリフもなんだかチンピラ感が強く、個人的に悪役として魅力が弱いと感じた。 これ系の韓国人の悪役俳優にある泥臭さや顔面力、ヤバイ奴感が薄い…。 とくに彼が発するセリフが、韓国の人が書いた台本なのか、チンピラやザコキャラが言うような、ありきたりなダサいセリフしかない。 ここは日本のスタッフがなんとかすべきだと思う。 また、外国人の役者が演じる日本人役のセリフがカタコトなのも、やはりノイズに感じてしまう。(日本人俳優で揃えられそうなものだが…) あと、國村隼のフェードアウト感もなんだかなぁ…だった。 一方、韓国側のヴィランである汚職刑事は、これまでと違いスマートなイケメンで、憎たらしい感じは良かったが、過去作に比べるとインパクトに欠ける。 とくに最後の方は状況的に既にけっこう追いつめられていたし、もう少し強大な敵でいてほしかった。 そんな感じで今作の「ヴィラン」には苦言はあるけど、マ・ドンソクを見てるだけで、なんだかんだ楽しめてしまう作品でもある。 ただ、4作目もあるようだけど、劇場で観るかは迷うなぁ…。
密輸 1970
コメディ、アクション、サスペンス、犯罪、シスターフッド、さらには「海女」「ジョーズ」「韓国70年代カルチャー」など、多種多様なジャンルが詰め込まれた、これぞ娯楽映画‼というような作品だった。 序盤、ややオーバーアクションでコメディタッチな作風に戸惑い、その後の海女チーム、地元ヤクザ、密輸王、税関の四つ巴展開に少し頭が混乱してしまう場面もあったが、後半からの怒涛の見せ場の連続はさすがの面白さで、やはり韓国映画のパワー恐るべし‼ とにかくエンターテイメント性が高く、前知識や解説もとくに必要ないし、万人が楽しめる映画だと思った。 ただ、自分は前評判が良すぎたので、かなりハードルを上げて観てしまった部分もあったかなと…。 やっぱり個人的に韓国映画は、韓国ノワールや泥臭くて容赦ないバイオレンス作品の方が好みだなぁ…。
ブラドック/地獄のヒーロー3
チャック・ノリス主演の、ランボーやコマンドーみたいなアクション映画‼️しかもただの銃じゃなく、自動小銃G3に6連グレネードランチャーで北ベトナム正規軍を皆殺し🔫からの建物・車両破壊💥それに敵の飛行機を奪う時の肉弾戦が個人的に痺れました。そして手榴弾を投げられ、重傷でも敵4人とヘリをAK-47で血祭りにあげ、撃ち落とす勇姿に惚れました。 これは最高のB級戦争アクション映画です👍
凶悪
Netflix「地面師たち」が面白く、ずっと気になっていた「凶悪」も鑑賞しました。 ピエール瀧、リリーフランキー、松岡依都美が両作品に出演しています。 リリー・フランキーの怪演が本作も素晴らしかった。地面師たちが好きな人は凶悪もぜひ。 鑑賞後、実際の事件について調べると、思った以上に実際の事件に忠実に描かれていて恐ろしさが増します。
劇中で流れる昔のであろう音楽は知らない曲だけどどこか懐かしい音楽。昔のイケイケファッションも、日本の昭和の服装とリンクするところがあって面白かったです。 海の中の映像や音は圧巻で映画館で見てよかった映像でした。どうぶつの森の素潜りを思い出すような映像と音に涼しい気分になれます。 全体的に面白かったのですが、名前と顔を覚える前にストーリーが展開していきついていけなかったり、いまいちよくわからない話の掛け合いがありノリきれなかったのが残念でした。
イ・ビョンホン、かっこいいイメージでしかなかったけど、こんな小汚いおじさんも演じられるんだなと感心。 イ・ビョンホン×パク・ソジュン×未曾有の大災害時に唯一崩落しなかったマンション×韓国映画 これだけですごく面白そう!と期待をして見たのですが、期待を超える展開はありませんでした。 あまり評価が高くなかったのも納得。 どの役に感情移入するか人によってわかれそうなストーリー。キム・ボヨン演じるミョンファが個人的には1番苦手な行動をとっていました。マンション一同で生き残るために役割分担をして協力しあいますが、ミョンファは消極的協力。なのに自分の正義を貫いて結局数々の被害者を出してしまった、その点の反省は感じられない、悪い意味でのいい子ちゃんキャラ。でも、一般的にはミョンファが1番共感を得るのかしら。。
犬神家の一族
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