マカオ
本作は、航空機関連よりも、映画プロデューサーとして有名な、H.ヒューズがプロデュースした映画作品。 演出は、名作:上海特急、の、スタンバーグです。 それだけで、期待しますが、これは、期待を裏切らないゴージャスなフィルムノワール社会派映画。 ヒロインを、ジェーン ・ラッセルが演じます。 香港 マカオ を舞台に、アメリカ人と中国人の違いを、それとなく、ハリウッド映画の基本を外さずに、描いていて、素晴らしい(映画途中に 猫𓃠 が特別出演しています)。 当時のアメリカの上流階級を優しく表現している映画としてお薦めです。
シャドウズ・エッジ
ジャッキー・チェン直撃世代で、80年代の一連の作品に熱狂していた少年時代だったが、こと2000年代以降のジャッキー映画に関しては数作しか観れていないし、そんなに印象に残っていない。 が、これは久々の傑作なんじゃ!? まず、アクション映画としてのレベルがすこぶる高い。 冒頭からハイテンションで最先端レベルのアクションシーンが連続し、最後までそのテンションが落ちない。 もう、観終わったらお腹いっぱいになる。 そして、ジャッキー以外の主要キャストの全員が際立っているのも素晴らしい。 正直、この映画はジャッキー単体(ジャッキーだけが主役)の作品ではない。 でも、そこがとても良かった。 特筆すべきは、今回のヴィランであるレオン・カーフェイ。 ベテランのジャッキーとは似て非なる存在で、悪役としてめちゃくちゃカッコいい! ぜんぜん知らない俳優さんだったけど、ラスボスとしての存在感や強さ、頭がめっちゃ切れる感じ、説得力抜群だった。 他にも、犯罪組織の若手メンバーの双子(二役)も印象的で良い味を出していた。 もちろん、警察側の若手たちも十分に個性が際立っていた。 そんなキャスト陣がいるにもかかわらず、やはりジャッキーの存在感たるや! 見た目も、役柄としても年老いたジャッキー、もうたまらん! あの哀愁漂うアナログ感、されど経験豊富なプロフェッショナル感、70代になったジャッキーも本当に良い。 アクションシーンも昔ほど派手さはないけど、まだまだぜんぜんキレキレだしね。 娯楽作品として、本当に大満足の一本だった。 なんだか続編ありそうね…。
WEAPONS/ウェポンズ
観て怖い怖くないは人それぞれだけど、ホラー映画として十分な出来だと思う。 種明かしをすれば「なーんだ…」で終わってしまうようなことを、見せ方を工夫してサスペンス・ホラーとして最後まで飽きさせず、興味を持続させていた。 子供たちが失踪した事件を、6章立てで6人の登場人物の視点から追っていく。 完全な「羅生門スタイル」だが、この6人の順番の出し方とかも上手いし、後々に物語が繋がっていくのも楽しい。 登場人物たちも、人間として良い面も悪い面もあって安易に感情移入させないようになっていて良い。 そして真相の人物のキモさ、ヤバさの塩梅も良かった。 ただ、マーカス校長だけは可哀想すぎる…笑 最後の大団円も、完全に悪フザケで好き。 まぁ映画観終わったら、みんな絶対あの走り方をマネしたくなるはず。
罪人たち
言われているとおり、プロットは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の黒人版という感じ。 そこにデルタ・ブルースや、音楽が持つ呪術的効力(悪魔や超常現象を呼び覚ます力)や、アイルランド系のヴァンパイア、当時の中国系移民、人種差別、KKKなど、様々な要素が絡み合ってストーリーが構成されている。 正直、日本人にはピンと来ない部分も多く(情報量も多い)、映画を観た後いろいろと解説が必要だった。 ただ、そこを理解すると本作をより深く楽しめる。 「フロム・ダスク〜」同様、前後半で異なる展開や世界観は面白いし、登場人物も音楽も魅力的で良かった。 強いて言えば、前半の仲間集めの部分はつまらなくはないけど、ちょっと長く感じた。(まぁひとりひとりのキャラ説明なんだろうけど…) あと、後半のバーで事件発生後、客をみんな帰しちゃうんだって思った。(密室での阿鼻叫喚が観たかったなぁ…) とはいえ、こんなごちゃ混ぜの変な映画が大ヒットする全米はやっぱすげーわ。
『バーバリアン』で知られるザック・クレッガー監督らしい、不穏さがじわじわと積み重なっていくホラー。 静かな郊外の町で、深夜2時17分に子どもたち17人が一斉に姿を消すという冒頭から空気が異様で、物語が進むにつれて町全体が狂気に飲み込まれていく感じがとても印象的でした。 視点が複数のキャラクターに切り替わる構成や、モキュメンタリー風の演出もあって、現実と虚構の境界が曖昧になるような不気味さがずっと続きますが最後はスカッとする展開で楽しめました。 ただジャンプスケアは本当にイヤでした。。 作品全体の雰囲気は静かで不穏なのに、突然くる“ドンッ”としたジャンプスケアが何度かあって、心臓が持っていかれました。 あの静けさの中で急に来るのは反則級で、正直そこだけは「やめてくれ…!」と思いながら観ていました。
ワン・バトル・アフター・アナザー
全作品見ているわけではないが、PTA監督作品は正直言って個人的にツボではない。 が、今作は1番わかりやすい娯楽作品だったと思う。 とはいえ、作風がアクションであり、コメディであり、ポリティカルな社会派でもあり、バランス的に見方(物語の捉え方)が少し難しくも感じた。 まぁその感じがPTA作品らしさでもあるが。 あまり深く考えず、娯楽作品として気楽に鑑賞するのが正解かも。 キャストの役者陣はみんな印象深く、演技を見ているだけでも楽しい。 昨今同様、ディカプリオのダメっぷり演技は最高だし、ショーン・ペンのイカれっぷり哀れっぷりもスゴイし、デル・トロの頼れるセンセイのカッコ良さはたまらん! 他、女優陣も総じて素晴らしかった。 レビューでは絶賛評価の人も多いなか、自分はそこまでではないけど十分楽しめたかな。 でも、上映時間162分は長いなぁ…。
私が棄てた女
本作は、当時の、日本国家の社会状況を描いた、社会派映画。 遠藤周作の小説と、大分、かけ離れた作品。(遠藤周作は、医者の役で出演) 図々しい共産党派閥の者たち、を描く、ロシア系の喫茶店でのシーン、次に、日本人の吉岡努を、マリ子が、そして、その兄や親戚が、いびる、シーン等に、演出した浦山桐郎の才気が、出ていて、これは、傑作です。 いくつか重ねた重厚な青春大作映画として観ることも可能。 中国系あるいは、韓国系の人たち、が、人数増えているようですが、日本人を描いた作品、として必見かも。 若い頃に、銀座の名画座:並木座で観た、思い出の映画です。
幸福の黄色いハンカチ
テレビで放送されたときに、何度か観ましたが、これは、映画:男はつらいよシリーズ、のミッチェルキャメラで撮影の頃の雰囲気、の、ほっとさせる映画。 次に、キリスト教の台詞のシーンが、途中にあるのは、山田洋次監督ならではですが,教条的比率が低い方です。 結論としては、 適度にラフな演出が、素晴らしい、北海道へ旅行したくなる映画作品として、お薦めです。
暗殺者の家
渡米前のヒッチコック映画の傑作。 フィルムの保存状態が悪く、画質程々。 しかし、渡米後のリメイク映画:知りすぎていた男(1955年)と違い、演出が、キリスト教宗教演出で、すぐれています。 特に、歯科医院のシーン・キリスト教の教会のシーンは、尖鋭的。 ギャング団、の、ピストルに依る撃ち合いは、当時のイギリス国家の状況が反影されているようです。
エクソダス:神と王
最新CG技術のシーンが、殆ど全シーンの史劇映画。 出エジプト記の、モーゼが、ヘブライ人たち40万人、を率いて、新天地(環境条件がいい暮らせる土地)へ移住するラストシーンには、感動します。 しかし、全体的には、CG技術の限界を感じさせる、作品で、ガッカリ。
白と黒
このレビューにはネタバレが含まれています
トゥルー・ラブストーリー 真実を言って
ストレンジ・ダーリン
ナミビアの砂漠
第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した話題作ですが、自分は好きではない映画でした。 河合優実さんが演じる主人公カナは最高でした。河合優実さんが本当に最高でした。 ですが、それ以外には何もない映画。この撮り方面白いでしょ、と言わんばかりのすべっている撮影方法とか、変な間とか、素人目で見てもへたくそでストレスを感じるシーンもありました。 河合優実が体を張ってくれて本当に良かったね・・としか思えない出来栄え。 他の方のレビューや評価を見て、共感を呼んでいる点をまとめてみました。 多くの方が指摘するのは、主演の河合優実さんが演じる主人公「カナ」の、言葉にならない感情や行動の生々しさです。 現代の若者の閉塞感と無気力さのリアルな描写。 何事にも情熱を持てず、日々をやり過ごしている感覚が、自分の経験と重なるという声が多く見られます。 言語化される前の感情の表現。 怒りや苛立ち、虚しさといった、まだ整理されていない心の動きが、セリフだけでなく、表情や身体の動きで巧みに表現されており、そこに心を掴まれたという感想が目立ちます。 「わかる」という感覚。 他人から見れば理解しがたい行動でも、「自分の中に同じような部分がある」「あの時の自分を見ているようだ」と、カナに自身を投影する人も多いのだろうなと。 カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞の受賞は「ドライブ・マイ・カー」以来との事ですが、自分は「ドライブ・マイ・カー」も無理な映画だったのでなるほど、この賞は自分と感性が合わないんだなと思いました。 河合優実を見る為の映画で、それ以上も以下もない映画でした。
JUNK WORLD
砂漠の生霊
字幕版であるゴニョゴニョ版を鑑賞しました。とっても面白かった! 字幕を追うのと、ユーモア溢れるセリフを両方追うのは大変かなと思いつつ意外と聞き取れて面白かった。「狭いな」を「マンインデンシャ」と発音したりするなど。 JUNK HEADでも印象的だった「ね〜ぽっぽんちょ♡」のセリフも出てきます。 1作目のJUNK HEADを見ていなくても問題なく楽しめますが、配信サービスで倍速でもいいので見てからいくとより楽しめると思います。似た顔の登場人物がいたり、2作目と1作目の主人公との繋がりもよくわかります。 変わらずコマ撮りストップモーションがすごいし、今回も独特な世界観のセットが見応えありました。 私の大好きなSF伏線回収系のストーリーだったのもハマりポイントでした。 3作目となるJUNK ENDの公開も楽しみにしています。
MaXXXine マキシーン
2作目『パール』が傑作すぎて少しハードル上がりすぎたのもあるけど、今回は物足りなさを感じてしまった。 とはいえ、好きなタイプの映画だし、80年代のルックスは観ていて楽しいし、ミア・ゴス含むなかなか豪華な役者陣もすごい良かったし、見どころはたくさんあった。 なんだけど、やっぱり『パール』の後の作品ということで、もっとインパクトの強い作風を求めてしまっていた。(『サブスタンス』も観た後だし…) 1作目は『悪魔のいけにえ』などの70年代ホラー風、2作目は『オズの魔法使い』などのハリウッド黄金期テクニカラー風。 どちらもすごい良かったけど、今回は80年代スラッシャーホラーだったり、ジャーロ映画だったり、なんかいろいろごちゃ混ぜというか… おそらくすごい数の映画のオマージュがあって、とっ散らかってる印象を受けた。 (過去作と違い、統一感がないというか…) まぁ今回は過去作とは違い、田舎ではなく都会(ハリウッド)が舞台だからなのかもだけど…。 あと、80年代のナイトストーカー(自分は知らなかった)やサタニック・パニックといった事象を絡めたラスボス的存在にもそんなにヤバさを感じれず、ドキドキしなかった。 なんなら、1作目『X』の老夫婦の方がヤバさも不快さも強かった。 1作目も2作目も作風は全く違えど、ちゃんとホラー映画になっていたけど、今作はホラー要素はあってもホラー映画に思えなかった。 個人的には、「ジャンル」としてホラー映画にこだわってほしかったな。 キャラクターとしてのマキシーンも、パールより薄く感じてしまった。 パールの物語にはめちゃくちゃ感情移入できて、ある種のカタルシスも感じたけど、マキシーンのアンチヒーローぶりにはそこまで爽快感を感じなかった。 マキシーンをもっと応援したくなるような動機づけがほしかった。 というか、スターになる夢が成功するにしても失敗するにしても、もっとマキシーンの爆発や狂気を見せてくれー!と思いながらそのまま映画が終わってしまった感じだった…。 とまぁ…ウダウダいろいろ抜かしたけど、3部作めっちゃ楽しんだ!
サブスタンス
ルッキズムやエイジズムへの強烈な批判であることは間違いないし、それを無視してはいけないけど、そんなことを抜きにしても好きな人にはたまらない映画だった。 よく言われている通りクローネンバーグ映画のようなボディ・ホラーで、大ファンの自分にはドンピシャだったが、グロ耐性のない人にはけっこう厳しいかもしれない。 とくに終盤の展開は…笑 映画を観ながらいろいろ連想してしまう。 楳図かずおの世界観。 喪黒福造の出てこない「笑ゥせぇるすまん」。 そしてクライマックスは、「ザ・フライ」「遊星からの物体X」「バスケット・ケース」「ブレイン・デッド」などのホラー映画のごちゃ混ぜ大団円。 いやもう、さすがにあれは笑っていいでしょ! 老いを全面に出す主役を演じたデミ・ムーア凄すぎる! グロシーンは多いけど、映像はシンメトリーでとてもキレイだし、冒頭の時代の移り変わりの見せ方もうまいし、サブスタンス(薬)をわざわざ何回も取りに行く描写(少ししか開かないシャッター含め)もいちいち面白いし、この新鋭の女性監督の演出スゴイ! いや、女性差別はしてないですよ…汗
グロい映画初挑戦でした。 60歳前後になると、女優さんは男優さんに比べて仕事がなくなる。 なのでデミ・ムーア自身がこの映画をプロデュースし、監督・脚本も女性。 女性ばかり若さを求められる状況に一石を投じる映画。だと思ったので、グロい描写があると聞きつつも、どのように60代女性の活躍の姿を見せてくれるんだろうと期待してしまっていました。 結果、想像よりずっとグロいシーンが多く、ほぼすべてがグロく、 グロに恐怖しか感じられず面白さを感じられない、私みたいなタイプには全くおすすめできません。 冒頭の演出、カメラワーク、デザインなど素晴らしい部分も多かったのですが、全てをグロで台無しにした感じがします。
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