ザ・サークル
世界的なSNSの企業に、普通の若い女性であるメイ(エマ・ワトソン)が偶然に入社する話ですが、恵まれて育った高知能な若者達が、カリスマ的経営者に率いられどんどん社会を変えていくようなネットの仕組みを作ってゆく話です。 主人公のメイは何かと違和感を覚えつつも、勤務環境の良さや、その企業の恵まれた健康保険に引き寄せられ、どんどんと深みに入ってゆきます。 妙に明るく清潔な社内の風景が、観る人によっては理想的な職場に見えたり、言いようのない違和感を持ち見えたりしそうでした。 何かと社会の分断について報じられている米国でも、言いようのない違和感を覚えつつもその経済的影響から、大手IT企業への不信感を表明しない人が多いのだろうと思いました。 技術的に可能になったことを深い考えなしにどんどん実用化するので、様々な事が起きてきますが、経営陣はその面倒な部分の影響を受けないために、あらかじめ対策をしているという話です。 NHK-BSで、ある識者が次のヒトラーが出てくるのは企業からかもしれないと言っていたのを思い出しました。
メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮
このレビューにはネタバレが含まれています
MINAMATAーミナマター
水俣病に関する報道を米国でした、ユージーン・スミスを描いた映画ですが、最近のジョニー・デップとは違う役柄を演じています。海賊映画などのエンタメ物を一通りやったので、以前から関心のあったことを製作兼主役として製作したのでしょう。 この映画の中では、公害の原因となった企業にとっても被害が大きすぎるので、賠償できる範囲も限られてくるという展開ですが、いかに企業などによる環境破壊などの公害を事前に防ぐ必要があるのかがよく解る内容でした。 米国映画で日本が描かれるときには、何かと違和感を抱く描写が多いですが、本作ではそのようなところはあまりありませんでした。 被害者の代表を演じるのは真田弘之さんですが、アクションシーンのない普通の人の役でも説得力のある演技を見せていました。 チッソの社長役は國村隼さんですが、最近は様々な国の様々なジャンルの映画に出演しています。本作でも賠償しようにも手に負えなくなった立場をじっくりと演じていました。
アメリカン・ソルジャー
監督のジェイソン・ホールは『アメリカン・スナイパー』の脚本を手掛けた方です。 戦争映画ではなく、帰国後の兵士のことを描いた映画になっています。 主人公のアダム(マイルズ・テラー)はイラク戦争から帰還しますが、フラッシュバックや不眠などのPTSDの症状で苦しみ、軍にいたときの仲間のトーソロ(ビューラ・コアレ)は爆発に巻き込まれた事による記憶力などの認知能力の低下で日常生活に困難をきたしています。 アダムは、自分は五体満足で帰れたのだから、恵まれている方だと周囲には話しています。 そして退役軍人省に行きますが、病院で診察を受けられるのも数ヶ月後と告げられます。さらにトーソロは記録の不備から、自分で負傷時の記録を探して提出する必要もあるのでした。 この20年ほど続いたイラク戦争やアフガンでの紛争が、いかに従軍した兵士の心身を破壊しているのかがよく解る映画になっています。 この映画の主人公のアダムのように、一見五体満足で帰ってこられても、PTSDなどで社会に戻れず、ホームレスになっている帰還兵も多数いるとのことです。 なぜアメリカで違法な薬物が帰還兵たちのあいだで蔓延しているのかも分かる内容になっていました。
メイズ・ランナー
シャン・チー/テン・リングスの伝説
羊とオオカミの恋と殺人
ウ~ム、映画としてはハッキリ言って不出来です。 穴を覗くオハナシだからってワケじゃないですが、とにかく穴だらけの設定で。。。 まあ、本作に整合性などを求めるのはそれこそナンセンスというもの。 本作最大の魅力、それは女殺人鬼役の福原遥が可愛すぎるというその一点に尽きます! も~ファーストコンタクトのオムライスのケチャップ舐めからしてゾクゾクとしてスゴく可愛い・・・。 第一声からして天使のアニメ声でメチャクチャ可愛い・・・。 そうです。この映画はニートと殺人鬼の超変化球ラブコメディであると同時に、福原遥ファン垂涎のアイドル映画に他ならない! ・・・というワケでファンである僕は総合評価は甘めです。 正直、映画として至らない点は山のようにあるのですが・・・。 特に後半の多人数を相手にした時のダンスみたいなダッサイ殺陣はなんとかならんかったのか・・・? でも主人公の言葉を借りると「それでもやっぱり可愛いんだよなあ」ってコトで、許せてしまうのでした。
マーベルコミックスもDCも原作が好きで読んでいたが このシャンチーは見事にスルーしていた。 原作では魅力的に感じなかったからだ。 今回、MCUでシャンチーをやります!となった時は やはりそそられなかった。 休日たまたま暇だったからフラッと映画館に。 たまたま席が空いていたからチケットを購入。 いつものようにポップコーンとLサイズのコーラを 買って席に着く。 面白かったらラッキーくらいだな、と思って高をくくっていた。 これが大きな間違いだった。 MCUは複線のオンパレードだが、このシャンチーに関しては 別に他作品を知らなくても何の問題もない。 新たなフェーズが開幕し、新規ファンの取入れに関してこの作品は 適正が高いと感じている。 若干今までのマーベル作品とは違う色はあるものの、元々カンフー映画が 好きだった人やアジア映画が好きな人、マーベル映画が観たいけど途中からでは不安な人 こういった方々を楽しませてくれる作品であると考えている。 ホテルマンの主人公がいきなり格闘に目覚めるような話ではない。 元々ヤバいくらい強い奴が普通を装って元に戻った話なのだ。 決して本作品を観て「僕/私にもこうなれるんだ!」といった希望は持ってはいけない。 バックボーンが違いすぎる、父親が1000歳超えているんだぞ? キャプテンアメリカが培ってきたあの格闘術もワカンダの王の格闘術も 中国1000年の歴史がある「テン・リングス」の格闘術を前に成すすべないだろう。 それくらい強い。習いたい。 中国4000年の歴史については1ミリも触れていない作品ではあるが、 みんな大好きカンフーアクション、MCUあるあるの他作品とのクロスオーバー、 良い曲たち(サントラには星野源が楽曲提供していた)、是非劇場で楽しんでほしい。 一般ピーポー枠のヒーローだが恐ろしいほど強いシャンチー。 強さランキングをつけてみてほしい。
コマンドー
劇場で公開されて早35年。 今のハリウッドでは到底見られないような 暴力・エロ・アウトローな行動の集まり Twitterではベネットの画像が時折流れてくる中、 皆はこの映画を知っているのだろうか そんなことはどうでもいい、必要なのは ピザ、それに旨い酒。 近年の映画では原作との違いやシーンごとで 描きたい人物の心情など、あまりにも考えることが多すぎる 映画館に足が伸びなくなってしまうことは映画好きな私には 悲しいことだが、本作品はとにかく何も考えなくていい また、これはぜひとも吹替で観ていただきたい 玄田哲章さんVerで観ていただきたい 内容はとにかくシンプル。 特殊部隊を辞めたジョン・メイトリクス大佐は仲間が誰かに殺されたのを知らされる。 ある日、襲撃を受け、娘が恨みのある将軍と元仲間(※こいつがベネット)に誘拐される。 持てるものは全て持ち、敵は残らず殺していくストーリーで ところどころコミカルなシーンもエロティックなシーンもある 無駄のない描き方、ぜひピザと旨い酒を用意して観てほしい
アリー/ スター誕生
ロボコップ
この映画は1987年に公開されたピーター・ウェラー演じる初代ロボコップのリメイク作品です。 そしてリメイク作品あるあるといいますか、好みが分かれる作品かなと思います。 映像の綺麗さやアクションの派手さなどは間違いなく本作の方が素晴らしいのですが、良くも悪くも洗練され過ぎてしまっているような印象を受けます。 初代ロボコップでの、泥臭い映画の雰囲気や、少し不気味に描かれるロボコップ(マーフィ)の心の葛藤や、そんな要素が好きな方にはあまりオススメ出来ないかも知れません。 ロボコップ自身もかなりスマートなシルエットになっており、初めてロボコップを見る方からしたらとてもカッコよく見えると思いますが、 初代ロボコップのマッシブな少しムチッとしたシルエットが好きな方には、この点も納得がいかないかも知れません。 しかし昔の作品を現代のクオリティーでリメイクする、そのリスペクトな気持ちが伝わる映画ですので、アクションやロボが好きな方は一度見てみてはいかがでしょうか。
ミッドサマー
ワン チャンス
Youtubeをよく観る方なら、名前くらいは知っているであろう、ポール・ポッツ氏の物語です。 物語の始まりは彼の少年時代から。合唱団でもとりわけ声に張りがあった彼。 しかし、太っていて歯並びが悪い彼はいじめられっ子でした。 歌には関わり続けていたものの、いつも自信がなくチャンスを逃すことも。 彼が有名になったきっかけはイギリスのオーディション番組です。 この動画はYoutubeで何度も観ました。 いかにも自信がなさそうで、冴えない風貌。 映画ではある程度しっかりした表情なんですが、実際の番組では本当に「冴えない」んですよね。 「大丈夫なのかな、この人」と思ったのを覚えています。 そんな彼が、どんな道を歩んできたのか、非常に興味深く観ました。 結末を知っているだけに、自信がない彼に「イケてるから頑張れ!」と心のなかで何度も応援。 オペラは一度だけ観にいったことがあります。 素晴らしい歌で紡ぎ出される物語に魅了されました。 最後のセリフにある通り、本作はポール氏がチャンスを得るまでの「オペラ」。 劇中曲も非常によかったです。 当時の実際のオーディション番組のシーンをうまく編集しているのも注目ポイントです。
アウトブレイク
ルパン三世 カリオストロの城
ギャングース
コノ手の映画はアホほど観てきたけど、エンドロールをこんなに清々しい気持ちで迎えた作品も珍しい。 社会の底辺を舐めるようにして生きる若者たちの残酷物語であると同時に、恐ろしく純度の高いエンタメ青春映画なのだ。 主演の三人が三者三様のキャラクターを見事に演じており、特に個人的にはニガテだと思っていた加藤諒の好演は良かった(今まで避けててゴメン)。 あと渡辺大知(黒猫チェルシー)、世界的ギタリストのMIYAVIという音楽畑出身の二人の活躍も光る。 ノンフィクションが基になっているだけに設定にはリアリティがあった。 だからこそ、後半のファンタスティックな展開が痛快に映える。 あのラストバトルはいささか劇画的と捉えるヒトもいると思うが、僕はだからこそ良いのだと感じた。少なくともモヤモヤはしない。 『SRサイタマノラッパー』シリーズが有名な入江悠監督だけど、本作は新境地と言える内容だったんじゃないだろうか?
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
Fukushima 50
セントラル・インテリジェンス
この映画は元いじめられっ子のCIAエージェントと普通のサラリーマンが世界を救うために奮闘するザ・アメリカンコメディなスパイ映画です。 物語は主人公であるカルヴィンのもとに高校の同級生であるボブから久しぶりの連絡が来るところから始まります。 高校時代はみんなのヒーローだったものの今はしがないサラリーマンをやっている主人公カルヴィンと、 逆に高校時代はいじめられっ子だったけれども、今はCIAのスーパーエージェントであるボブが繰り広げるコメディ要素も盛り込んだアクションが最高にかっこいいです!! ただ映画冒頭でのボブがCIAのエージェントであると明かすまでの展開が、話が長いと言うか少し退屈でだれてしまっているような印象を受けました。 それでも映画後半での若干おとぼけな感じのボブと、余裕なく焦りまくるカルヴィンの笑えるやり取りや、怒涛のアクションはその退屈さを打ち消すくらいかっこいいです。 是非このアクションを楽しんで見て頂けたら嬉しいです。
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