シャイニング
このレビューにはネタバレが含まれています
明日に向って撃て!
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
もうとにかく最初っから最後までハラハラドキドキしっぱなしの爽快娯楽作品。かといってシリアスものではなく、あくまでもコミカルなアクション活劇。随分と前の作品だから今の感覚から言うと映像の部分では劣るのかもしれませんが、私はこういうのを映画というのだなぁと改めて実感させられました。 最初のセスナ、ゴムボート、雪山からインディワールドにどっぷりと引き込まれます。目の前にセスナ墜落の危機が及んでいるのに主人公のインディは「僕はセスナ操縦できないよ。君はできる?」などとヒロインに聞くあたりのウィットに富んだセリフは次々と飛び出して楽しい気分にさせてくれます。 その他トロッコのシーン、ロープの吊り橋からのワニのシーンともうとにかく目が離せません。キーホイクワンも頑張っていますよ。 インディ・ジョーンズ、ハムナプトラ、トゥームレイダースとこういう秘境系アドベンチャーアクションはいつ見ていてもいいものですね。 ただインディシリーズ特有なのかもですが、虫とか獣を使ったグロい演出がたまに混ざってきます。そういうのが苦手な人はそこは飛ばした方がいいかもしれません。というのは恐らくトラウマ級のグロさだからです。 私は猿のシーンがダメでした。あのヒロインのように失神しそうになります。
シンドラーのリスト
ブルー・リベンジ
はじめはサイレント映画かと思うほど、無口な主人公。 ボロボロの浮浪者丸出しの主人公が親の仇の出所を知ってナイフ片手に敵陣に乗り込む。ここまでで約20分。その間、一言も言葉を発しないのだ。 にしても、モノスゴイ緊張感である。 主演の全身全霊の相当に神経にクル演技力。 そして静けさの中に強烈なバイオレンス描写を潜り込ませる監督の才気を感じる一本でした。 本作のスゴイところは痺れるような緊張感がラストまでずっと持続すること。別にハラハラドキドキの連続するようなお話ではないし、後半は膠着もする。 なのに、ヒリヒリした感触は途切れない。 理由の一つには主人公がひ弱なホームレスだから。 戦闘のプロではないから、イチイチ危なっかしい。 だからこそつぎのシーンまで、一斉目が離せないのじゃないだろうか。 あーl心臓バクバクしたー! 個人的には途中、銃の撃ち方をレクチャーして貰ってるのが羨ましかった。 いやー、持つべき者は友達ですよ!
トップガン
この映画はとにかく、トムクルーズがカッコ良いです。 実際にある戦闘機のF15に乗っているシーンがとてもよく、マーヴェリックとグースの息もポッたりでとても面白かったです。 しかし、グースが亡くなってしまったのが残念でした。 そして、ラストシーンで、マーヴェリックが、ライバルのクーガーがミグに襲われているところを助けに行くシーンはとても見応えがありました。 また、トムクルーズが、日本のオートバイの忍者に乗っているところもとてもカッコ良かったです。トムクルーズが発するセリフもとてもカッコよかったと思います。
リメンバー・ミー
すがディズニー×ピクサー。 想像以上にいい映画でした。 トイストーリー3と同じ監督が撮った映画とのことで、楽しみにしていました。 ピクサー映画が昔から好きで、あの独特の世界観が大好きです。 リメンバーミーも楽しみにしていて、 予告も口コミも見ずに映画館に行きました。 はじめからぐぐっと引き込まれました。 日本でいうお盆に、先祖たちが帰ってくるお話。 死生観を描いた作品で、ともすると重くなりそうな内容をユーモアとスピーディな展開で引き込ませるのはさすがの一言。 人間界で忘れられてしまうと、永久に消えてしまう。 だからこそ先祖を忘れないように、写真をまつり、供養をするのかも。 一緒に観た友人も号泣し、大のお気に入りの1本に。 とにかくミゲル役の男の子が上手!! あまりに気に入ってサントラも聴いたけど、日本語版のほうがオリジナルよりいいのでは?と思うほど。 繰り返し観たい1本になりました。 是非皆さんも大切な人と、 家族と見て見てはいかがでしょうか?
ファイト・クラブ
映画 えんとつ町のプペル
キングコングの西野さんの絵本が映画になったのかぁ。最初はそのくらいの印象でした。 芸人さんが作った映画だし、話題性はある。けれど、ここまで心を動かされ、映画館にいる間中、優しい気持ちに包まれることになろうとは思ってもみませんでした。 単に話題性のある、タレントさんの映画、というわけではありません。 物語の登場人物は、現代社会に生きる人々を投影しています。現代のネット社会を投影しているとも考えられるでしょう。 目立った言動をする者がいれば、すぐにそれを抹殺しようとする者がいる。夢を語る者は、馬鹿扱いされ、干され、笑い物にされる。この作品は、そんな現代の在り方に一石を投じています。 いつから大人になってしまったんだろうと、映画を見終えて考えました。 プペルのように、キラキラとした瞳で、他人から何を言われようがからかわれようがそんなこと関係なく、本気で夢を追いかけていた、汚れを知らない純粋な子どもの頃の心を、いつどこに置いてきてしまったのだろうと。 もっと夢を語っていいんだ、もっともっと夢を追いかけていいんだ、プペルから勇気をもらいました。 そして、誰もが一人じゃないということ。 どんなに孤独だと思っていても、必ずあなたを応援してくれる、あなたを助けてくれる人がいるということも、この作品は教えてくれます。 もしかしたら、あなたに対して文句を言ってきたり、足を引っ張ったり、傷付けようとしてくる人が、一番の味方なのかもしれないのです。 あなたが夢を叶えたり、成功したりされたら、自分が夢をあきらめ、つまらない毎日を送っていることが辛くなるから。夢をあきらめたことが間違いだったんだって、そう思うことが怖いから、あなたを攻撃しているだけなのかもしれません。 私は、他人の夢を笑う大人にはなりたくない、そう思いました。 夢を信じることが、一生懸命頑張ることが、いつからかダサいと言われるようになったこの社会で、あなたはどう生きたいですか? 夢を追いかける大人か、そんな人を叩くことしかできない大人か。 観てよかった、本当にそう思います。 この作品を通して、西野さんのこの昨日にかける熱量が伝わってきて、さらに応援したくなりました。 夢を追いかけ、奇跡を起こした西野さんのことを。
ラブ・アクチュアリー
アラン・リックマン、ヒューグランド、コリンファース…大御所と呼ばれる俳優陣たちが勢ぞろいでとにかく豪華な作品です! 外国人の顔と名前がなかなか見分けられない自分にとって、いくつも同時に展開される話になかなかついていけず、「あれ?今これは誰の話だ?さっきの人とは違うのか?」と途中で断念しそうになったところもありましたが、最後までみると、もうとにかく今すぐ恋したくなります! 愛の形はいろいろで、もちろんすべてが幸福感で満ち溢れているだけではないのですが、その途中の展開で出てくる切ないシーンに胸が締め付けられ、何度も登場人物に共感して涙が出てしまいます。悲しくて…ということではなく、自分の存在は何なのだろう?と思い悩み、涙してしまうシーンや、好きな人に好きだということを伝えるために頑張ろうとする姿に涙腺が緩みます。 自分の大切な人と見たら、お互いに好きだという気持ちがもっと強まるのではないでしょうか。クリスマスに見るのをお勧めしたいです! また、個人的にはミスタービーンが俳優として出演されているのを見た初めての作品だったので、彼が一般人として演技されているのが衝撃でした。笑 最後にすべての話がつながっていく爽快感が何とも言えず、素敵です!
ROOKIES -卒業-
ドラゴン・タトゥーの女
ダークな内容の北欧ミステリーのハリウッド映画化ですが、全体的に冷え冷えとした映像が上手く作り込まれていました。 そのため、ストーリー内で展開される様々な虐待や事件が、それほど不自然さを感じさせないものになっています。 物語は基本的に結構これまでにあった富豪一族に関する謎解きの内容ですが、それをいろいろと現代的にしたことが、この映画の特色になっています。 主演のダニエル・クレイグですが、本作ではジェイムズ・ボンドのような活躍は見せず、ルーニー・マーラ演ずるハッカーで調査員のリスベットが何かと活躍を見せる映画になっています。。 かなり特異な出で立ちで出てくるリスベットですが、その外見と行動や性格の差を上手く使った内容になっていました。 冷徹なところから純真なところまで幅広く演じ分けているルーニー・マーラさん無しでは、上手く行かなかった映画でしょう。 158分と長めの映画ですが、長めの映画でないと表現できない内容を、しっかりと描いています。
チャーリーズ・エンジェル
ヘアスプレー
ありのままの自分を愛することは、どんな服やアクセサリー、スタイルも敵わないと教えてくれる映画。 オープニングからオシャレ、かわいさ、楽しさ全開。素敵な映画だと確信できてワクワクが止まらない。トレーシーの愛嬌満点の笑顔にすぐに心を掴まれ、また、他の登場人物たちも個性的で飽きない。映画においての悪役もなんだか憎めない。 自信をくれるだけでなく、黒人差別という大きな問題にも切り込んだ深いストーリーになっている。ただ、暗い雰囲気にはならず自然な流れで訴えかけるような構成なので、見辛さがあったりテンションが下がるということもない。自分はこの映画が差別問題について考えるきっかけになった。 音楽はサントラが欲しくなるほど全て最高。聴いているだけで元気が出てきて、思わず踊りたくなる。歌もダンスも、白人と黒人それぞれの特徴が良く出ていて、どちらの文化も素晴らしいものなのだと思わされる。違うから良いのだと思える。 自信がない時、元気が欲しい時に観るべき一本。
タイタニック
田中さんはラジオ体操をしない
某電機メーカーの八王子工場の前で、20年以上に渡って毎日のようにギターの弾き語りを披露する田中哲朗のキャラクターに惹かれてしまいます。株主総会ではガードマンの制止を振り切って乱入、議論白熱となった会場では取っ組み合いの大乱闘。外では破天荒の塊のような田中さんが、家に帰るとごく普通の夫であり良き父親であるのが面白いですね。 世の中から「変わり者」の烙印を押された田中さんについて、「尊敬しています」とサラリと答えてしまう息子さんが素敵です。そのひと言を聞いた田中さんが、思わず素顔をさらけ出してしまうシーンにはホロリとさせられますよ。 たかが始業前の数分間の社内行事でそこまで意地を張らなくても…などと多くのサラリーマンの皆さんが妥協してしまうのでしょう。一方では戦前の軍国主義とラジオ体操の意外な関係性、さらには21世紀の日本に広がりつつある同調圧力との不気味な繋がりも見逃せません。田中さんの独り相撲なのか、社会全体が危うい方向に向かっているのか考えてみてください。
メイズ・ランナー
もののけ姫
大列車作戦
この映画「大列車作戦」は、アクション映画の名匠ジョン・フランケンハイマー監督が、美術品を巡るドイツ軍将校とレジスタンスの闘士の虚々実々の駆け引きを、スリリングに描いた、反戦映画の力作だと思います。 この映画「大列車作戦」は、第二次世界大戦末期、ナチス占領下のフランスにおいて、フランスが世界に誇るピカソやセザンヌ等の、ルーブル美術館所蔵の数々の名画を列車に積んで、ドイツへ持ち去ろうとする、ドイツ軍将校フォン・バルトハイム(ポール・スコフィールド)と、それを阻止しようとするフランス国有鉄道の整備士でレジスタンスの闘士ラビッシュ(バート・ランカスター)との、虚々実々の駆け引きを描いた実話の映画化作品ですね。 線路のポイントを切り換えて進行方向を変えたり、駅名を変更してドイツ側の目をごまかしたりして、列車を延々と時間をかけて引き回す等の阻止作戦が、非常に大がかりなもので、我々観る者は、この作戦がいつバレるかとハラハラ、ドキドキしながらのサスペンスがたっぷりと、走る列車の迫力と緊迫感の相乗効果によって、我々観る者の心をつかんで離しません。 とにかく、アクション映画の名匠ジョン・フランケンハイマー監督による演出技法が、シンプルな力強さに満ち溢れていますが、レジスタンスの抵抗運動を蒸気機関車のイメージと象徴的に重ね合わせた映像が、極めて効果的な役割を果たしていると思います。 かつてこの映画を初めて観た時は、活劇要素の強いアクション映画かなと思って観初めましたが、ミシェル・シモン演じる機関士がサボタージュの現場を押さえられて、即座にドイツ軍から銃殺される場面を初めとして、次々とレジスタンスの仲間や人質が殺されていくのですが、勇猛果敢な主人公のラビッシュは、やがて、これらの美術品を守り抜くという事のために、罪もない多くの人々がこんなに犠牲になっていいものだろうか?----という、精神的な苦悩やジレンマに苛まれていきます。 この映画の中での印象的なエピソードとして、主人公のラビッシュが、ある駅の駅長室にいたドイツ兵を一人絞め殺します。 すると、そこに偶然、居合わせたフランス人の駅長が、さっと自分で自分にさるぐつわをかませて、そこにあった縄を取り出して、ラビッシュに縛ってもらいます。 このコミカルで喜劇的な人物が、その後、ドイツ軍に捕らえられて、あっという間に銃殺されてしまうという、短いけれども凄惨で残酷なショットがありますが、このようなコメディリリーフ的な喜劇的な人物が、これまでの映画では悲惨な目に会う事などあり得ないという、娯楽映画の定石を完全に覆してしまう描写があり、美術品のために、これだけの生命を犠牲にする事の意味は?----という、この映画の中で繰り返し語られる言葉が、この場面を観て、何か心にひっかかるものを感じてしまいます。 そして、この映画のラストシーンで、ドイツ軍将校のフォン・バルトハイムが、芸術の価値について、レジスタンスの闘士ラビッシュに、「お前には、お前が守ろうとした物の価値はわからないだろう。 今までお前がして来た事は、何のためであったのか、自分にもわかるまい。 美術品が持つ価値は、それを理解する者にしかわからないのだ。 だから、それがわからないお前はただのクズだ」といった内容のセリフを、目の前に累々と横たわる死体を前にして、平然と冷酷に言ってのけますが、この強烈なシーンを描く事で、ユダヤ系のジョン・フランケンハイマー監督が、ナチス及び現代にも生き残っている、ナチス的思想の怖さ、傲慢さ、愚かさ等を強烈に批判しているメッセージなのだと思います。 この映画は、内容的にも白黒の映像で撮る事で、映画の持つ厳しさや緊迫感が良く描かれていたと思いますが、この映画も含めて、ジョン・フランケンハイマー監督の初期の白黒の作品として、「明日なき十代」「終身犯」「影なき狙撃者」「5月の7日間」等があり、あらためて、白黒映画の持つ力強さ、素晴らしさを感じてしまいます。 出演俳優としては、主人公のバート・ランカスターは、この映画の前に「エルマー・ガントリー 魅せられた男」でアカデミー主演男優賞を受賞し、その後、イタリアの芸術派の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」に出演と、まさに彼の俳優としての円熟期を迎えていた時期に出演していたわけで、きびきびとしたアクションとその中で苦悩する人間のジレンマを見事に演じていたと思います。 また、相手役のドイツ軍将校フォン・バルトハイムを演じた、イギリスの舞台出身の名優ポール・スコフィールドは、後にフレッド・ジンネマン監督の「わが命つきるとも」でトーマス・モアを実に奥深い人間像として演じて、アカデミー主演男優賞を受賞する等して、この映画でも尊大な人間が持つ、複雑で矛盾に満ちた人間像を、見事に演じていたと思います。 そして、フランスの名女優ジャンヌ・モローも、美術館館長のピラールを言葉ではなく、その目力で表現する内面的な演技の凄さで、その存在感を示していたと思います。
フォルトゥナの瞳
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