ワン チャンス
このレビューにはネタバレが含まれています
解夏
視力を失っていく病に冒された青年の夏の物語です。 主人公を演じるのは大沢たかおさん。 爽やかさを兼ね備えつつ、うちに秘めた悲しみの演技がいいです。 本作を観るにあたり、彼が冒されている病、ベーチェット病について少し調べました。 視力以外にも非常に多くの症状の出る、指定難病とのことです。 少しずつ視力が失われていくのは恐怖でしょう。 私自身も骨のガンで片足を膝下から失っています。 しかし、私の場合は「その日」がいつか事前に知らされていました。 タイトルの「解夏」は仏教用語。 作中に説明が出てきます。 長い恐怖を過ごし、やがて完全に失明する日「解夏」。 私の「解夏」もまた、そこへ至る日々は悲しみと怒りを含んでいました。 主人公・隆之も慟哭するシーンがあります。 ひたすら泣かせる展開ではなく、あくまで爽やかなストーリーなのがいいです。 隆之を支える周囲の人々の姿も現実的なラインで描かれています。 終盤にかけてのBGMがやや感情的にすぎるのが残念。 情景自体で十分感情が伝わってきますので、このあたりの過剰なBGMは不要かと思います。 長崎の美しい風景。そしてそれを見れなくなってしまうまでの静かな物語でした。
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
名探偵の代名詞ともいえるシャーロック・ホームズを、ロバート・ダウニー・Jr.が華麗に演じていくシリーズ第2弾です。熱い友情で結ばれた相棒のワトソン、美しくも危険な女性アイリーン・アドラー、犯罪界のナポレオンことモリアーティ教授。ホームズのまわりを飛び交う個性豊かなキャラクターたちにも、豪華な俳優陣が抜擢されているために原作ファンには堪りません。 19世紀末のロンドンの街並みや行き交う人々の服装が、リアルに再現されているために見とれてしまいました。イギリス国内では連続爆破事件が多発したり、海の向こうではフランスとドイツの対立が深まったりと不吉な予感も高まっていきます。暗雲立ち込める国際情勢には、今現在のヨーロッパにも繋がるものがありますね。 最大の見せ場はホームズとモリアーティが素手で一騎打ちを繰り広げる、スイスのライヘンバッハでの決闘シーンでしょう。一歩でも足を踏み外した途端に底知れない滝つぼへと落ちていく、ハラハラドキドキのシチュエーションです。壮絶なバトルの果てに勝利を掴んだのはどちらなのか、ホームズは大切な友と愛するイギリスを守ることができたのか見届けてあげてください。
グリーンブック
人種差別が根強い時代、肌の色でホテルが決められていて、アフリカ系アメリカ人が泊まれるホテルが書いてあるというガイドブックをグリーン・ブックというそうです。それだけでも何か嫌な気持ちになり、この映画は観ないでおこうと思っていましたが、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を獲った作品と聞き、観てみることにしましたが、ものすごく衝撃的で感動的でした。 演奏ツアーにマハーシャラ・アリさん演じるドクター・シャーリーとヴィゴ・モーテンセンさん演じるトニーがクリスマスまで演奏ツアーに出かけます。ドクター・シャーリーは天才ピアニストなのに、自己評価が低くて、悩みを色々と抱えており、トニーは粗野で差別的な人間で家族だけが大切な、楽観的な人間です。 チグハグな二人が最後まで演奏ツアーをやり遂げる中でお互いを助け合い、補い合い、心を開いていく過程や、人種差別を超えて友情を深めていく過程が感動的でした。 とてもいい作品ですが、性的描写があり、子供とは一緒に観られないのが残念でした。いつか大人になったら子供にも見て欲しいです。
ブラック・ウィドウ
この映画で私が最も関心を持った点が、アクションシーンです。ほとんどが女性キャストだったからこそ出来たしなやかで細かな動きは瞬きを忘れてしまうほどでした。主人公のナターシャはよく、そこパラシュートなしで飛ぶ?というシーンがあります。本作でも人間離れしている身体能力と度胸に注目してほしいです。 そして、今回は大きなテーマとして家族愛が描かれていました。今まで謎だらけだったナターシャの過去が明らかになると同時に、新たなキャラクターがたくさん登場します。個性豊かで、今後のMCUにどのように絡んでくるのかが楽しみでなりません。というのも、次の物語の伏線がいくつか張り巡らされているためです。皆さんはいくつ見つけられるでしょうか。 本編には関係ないことですが、ナターシャの子供時代を演じたエヴァー・アンダーソンさんは実はミラジョヴォヴィッチさんの愛娘なんだそうです。どこか雰囲気ある俳優さんだなと思っていたため、驚きました。そんなところにも注目してもう一度観てみようと思います!
素晴らしきかな、人生
こんな作品があったとは!いろんな映画を観てきましたが、何度も号泣ポイントがあって胸に突き刺さる作品でした。 大手広告代理店の経営者であるウィル・スミスさん演じるハワードが、子供失い、精神的に不安定になって仕事ができなくなります。子供が絡むウィル・スミスさんの映画はどれも傑作ですが、本作もすばらしかったです。会社に来ても、ずっとドミノをやっているのですが、ドミノをしているときは娘と繋がっていられるような気がしたんでしょうか、映画「ロボッツ」のビッグウェルド博士が自信を喪失してずっとドミノをしていたのを思い出しました。 ハワードから会社の権利を奪うための策略を練る3人に、ホイット役に「インクレディブルハルク」のエドワード・ノートンさん、クレア役に「タイタニック」のケイト・ウィンスレットさん、サイモン役に「アントマン」のマイケル・ペーニャさんと大物揃いで、さらに、騙すために雇われた役者のブリジット役に「RED」のヘレン・ミレンさんと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイさんが出演されており錚々たるメンバーです。そこに若手のラフィ役にジェイコブ・ラティモアさんが加わることで、すごく新鮮さが出て、よかったです。 子供を失った人のグループセラピーを開催しているマデリン役のナオミ・ハリスさんもすごくよかったです。ハワードとマデリンが過去受け入れることができた瞬間、涙が止まりませんでした。
ホテル・ムンバイ
インビクタス/負けざる者たち
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)
コナン映画史上初となる冬が舞台の作品なような気がしていますが。 東京都知事宛に脅迫状が届いてお約束のコナンの大活躍(スタンドアローン?)で幕が開けます。正直オープニングの大迫力の凄いのなんの!こりゃぁこの作品大当たりじゃわいと阿笠博士っぽい言い回しで期待度アップしました。 うーんしかしどうなんでしょうか?私はこのオープニングだけが最高と思ったけど、あとはダラダラした展開が延々と続きます。それに派手なだけのアクションシーンの映画となって、これ推理物ってことだよね?名探偵だよね。と訝しい思いにモヤモヤしっぱなしです。 途中の様々な展開は割愛しますが、伏線でもないようなシーンが目立つ気がしました。しかしやってきましたクライマックス。雪崩の中コナン君が弾丸のごとく滑走するシーンは、無理がありつつも最後の見どころとなっていて面白くみれます。 15周年記念にこだわったのか、ラストの15分のシーンも設定に疑問符がつくものの蘭の必死な姿に感動を覚えます。本当は☆1個と言いたいところですが、オープニングとラストが割とよかったので1つ上げました。
水曜日が消えた
サウスポー
セトウツミ
ちょっと変わったタイトルの作品があるな、と思って観てみたら大正解。 高校生の男の子ふたりが川辺で喋るだけなのですが、会話のテンポがよく非常に面白いのです。 塾へ行くまでの1時間半の暇つぶしをしないといけなかった内海くん。 そこへ瀬戸くんも参加するようになります。 何気ない会話の中にふたりがそれぞれ抱えている悩みなども出てきます。 しかし、シリアスになることはなく、あくまで軽快なテンポで物語は繰り広げられます。 秀才系の内海くんに対して、ヤンチャ系の瀬戸くん。 話すことも全く違うふたりですが、妙に気があっているのが面白い点。 関西弁が自然なのもいいですね。 ひたすらにしゃべっているだけなのに、飽きずに観ることができました。 私自身、高校時代に文化系の部活をしており、みんな仲がよくて帰りも駅前で座り込んでお喋りをしていました。 あの日々は今でも大切な思い出です。 このふたりもまた、大人になった時に川辺で過ごした時間を懐かしく思うことでしょう。 大層な演出もなく、大掛かりなセットもなし。 しかし、そこがいい。そんな感じの作品です。
名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)
96時間 レクイエム
Dr.パルナサスの鏡
イギリスの大道芸人がいた古い時代の雰囲気と、衣装や小道具などが凝っていて素晴らしく、不思議で深遠なファンタジーの世界を堪能出来ました。 2匹の馬に引かれたステージ付きの住居が、特に私は気に入っています。 パルナサス博士のところにやって来る悪魔がちょっとペテン師っぽい雰囲気で、どう見ても「悪魔」っぽくなくて、また博士に賭けを言い寄る内容も一貫性がない所は少し残念に思っています。 またパルナサスが過去に語り部として寺院にいたシーンは、仏教感があり最初のイギリスの風景とはミスマッチな感じがして、もっとヨーロッパ感で統一して欲しかったです。 でも、鏡の世界は自由でファンタジックであり、その中で自身の欲望が表されていくのも面白い表現の数々でした。 話の中心は、娘を手放したくないパルナサス博士と、真実を知って独り立ちしていく娘の、悲しい別れなのが印象的でした。 最後には家族を持ち幸せそうに笑う娘のヴァレンティナが観られて良かったです。
ジョーカー
犬鳴村
オカルト・ホラー好きなら知らない人はいないであろう犬鳴村。 これを元とした映画が放映されると聞き、非常に期待していました。 出不精なので、ネット配信を待っていたのですが……。 これはちょっとだめですね。 出だしは非常にいいのです。 しかし、そこからの展開が酷いです。 登場人物の相関関係が分かりにくいまま、物語は暴走。 私はもともとJホラーが好きです。 Jホラーにある、じわっとくる湿り気のある恐怖感がいいんですよね。 しかし、本作では様々な事象が次々に起き「誰が」「どういう理由で」そうなっているのかが理解できないです。 「そうはならないだろう」という展開も多く、ホラー慣れしている身だとかなりの陳腐さを感じました。 監督は清水崇さんとのことなので、もう少しうまく撮れたはずです。 ホラー好きとしてはアウト、な本作。 しかし、ジェットコースター的勢いでホラー展開していきますので、普段ホラーを観ていない方なら楽しめるかもしれません。
赤ずきん
赤ずきんを下地に人狼ゲームを重ねたファンタジーです。 ジャンル的にはホラーに近いかと思います。 少し気になったのは舞台設定が分かりにくい点。 おそらく中世あたりのヨーロッパなのだと思うのですが、ちょっと違和感があるんですよね。 登場人物が英語を話すのはあるあるなので、ここは仕方がないです。 しかし、途中で出てくるソロモン神父。 神父というからにはカトリックなわけで、そうなると妻帯できないので子どもを持っているのはおかしいのです。 「ここはいつで、どこなんだ?」と思ってしまいました。 若干そこが気になりますが、ファンタジーとして捉えるといいのでしょう。 村を襲う「人狼」の存在を知り、疑心暗鬼になる人々。 そして、裏切りなども描かれています。 映像は大変きれいです。輝度が高めで遠景は大変見事。 物語の中核である人狼の形状がちょっと残念かなー。 「赤ずきん」となるのはヴァレリーという女性。 赤いマントを与えられ、物語終盤から「赤ずきん」要素が出てきます。 「狼」とは人の中にある悪意なのかもしれないと感じました。
ジュマンジ/ネクスト・レベル
信長協奏曲
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