FAKE
日本中を騒然とさせた「偽ベートーヴェン事件」から2年後、社会派の映画作家として名高い森達也監督がカメラ片手に突撃取材を決行しています。渦中の人物・佐村河内守の自宅マンションはもちろん、ゴーストライターとして一躍時の人となった新垣隆のサイン会にまで潜入してしまう大胆不敵さは相変わらずですね 佐村河内の日々の生活が淡々と映し出されていますが、妻と一緒にテレビを見たりケーキを食べたりとこれといった仕事をしている様子はありません。楽譜も読めない楽器も弾けないという事実を恥ずかし気もなく答えてしまう厚かましさには呆れてしまいましたが、終盤に待ち受けているどんでん返しには驚かされるでしょう。 ドキュメンタリーでありながら作りもののドラマを観ているような演出もあり、カメラの前でインタビューに答える人たちのことをどこまで信用していいのか悩まされます。テレビのワイドショーや週刊誌のゴシップネタでは伝えられていない真実を、この映画の中から見つけ出してみてください。
監督失格
ある時は新進気鋭の映画監督と売れっ子の女優、ある時はドロドロの愁嘆場を繰り広げる男と女、またある時はサバサバと割り切った友だち同士。平野勝之と林由美香の関係性は、その時々で目まぐるしく移り変わっていて面白いです。 ピンク映画から一般作品へとシフトチェンジしていく平野監督、AV女優という肩書きにとらわれることなく政界進出まで目論む由美香。両者のあいだに微妙な距離感が生じていく中でも、お互いへの愛憎半ばするような気持ちは変わっていません。ケンカ別れしたかと思えばくっついてを繰り返すこのふたりを1番に的確に言い表す言葉は、同じ時代をともに駆け抜けた「戦友」でしょうか。 実家の母親とも連絡が途絶えて撮影現場にも顔を出さなくなった由美香を心配して、平野監督がカメラ片手に彼女のマンションを訪ねる場面はショッキングですよ。1度は自分自身に「失格」の烙印を押した平野監督が、真夜中の東京を自転車に乗って飛び出し北海道へ向かう再出発のシーンが感動的です。
名探偵コナン ゼロの執行人
このレビューにはネタバレが含まれています
十二人の死にたい子どもたち
硫黄島からの手紙
二宮和也扮する主人公・西郷昇が硫黄島の海岸沿いで、鬼のような上官からムチを喰らうオープニングはかなり衝撃的でした。たまたまその現場を通りかかった陸軍中将栗林忠道は、西郷のような名も無き一兵卒からすれば雲の上のような存在でしょう。下級の兵士への体罰を禁止する人道的な一面もあるかと思えば、アメリカへの滞在歴もあって進歩的。猛烈な飢餓と理不尽な暴力が横行するこの島の中で、ふたりの間に芽生えていく身分を越えた絆が伝わってきます。 激しい戦闘シーンの合間にフラッシュバックのように挿入されていくのが、内地にいた頃の西郷の穏やかな生活ぶりです。小麦粉の配給が滞る中でも創意工夫を凝らして焼き上げるパンや、心優しい妻との何気ない会話に希望を感じました。 犬を射殺することを拒否して左遷させられた元憲兵の清水、国家のために命を捨てることを心情とする海軍指揮官の伊藤。戦地にやって来た理由は千差万別で、それぞれが複雑な事情と持論を抱えているために一筋縄ではいきません。個性豊かな登場人物の中でも、果たして誰が生き残るのか予想しながら観てください。
紙の月
日日是好日
20歳の女の子・典子が茶道を通して歩んでいく姿を描いた作品。 従妹とともにはじめたばかりの頃は、無邪気でちょっとお行儀が悪かったりします。 そんなふたりを、樹木希林さん演じる武田先生が飄々とした構えで導いていくのが素敵です。 この作品で始めに目を惹くのは、樹木希林さんの所作の美しさ。 詳しく茶道を知っているわけではないので正確なものかはわかりませんが、佇まい自体がとても綺麗なのです。 無邪気なふたりをうまくあやしながら、時には厳しく接しています。 物語の中では緩やかに時間が流れ、典子も大学生から社会人など様々な人生の岐路に立っていきます。 それはすべてうまくいく、というものではなく……。 この作品は、茶道をテーマにした、典子の人生の「道」を描いたものでしょう。 人生には岐路がたくさんあります。どれを選ぶかは自分次第。 そして、うまくいくとも限りません。 しかし「あの時こうしておけば」と後悔ばかりを繰り返しているのは不毛なもの。 「日日是好日」。いい出来事も悪い出来事も、自分自身がしっかり受け止めて次に繋げられるなら、それはすべて良きことなのです。 そこに至るまでの典子の苦悩なども描かれており、とても素敵な作品でした。 無駄なBGMもなく、凛とした雰囲気がよかったです。
花束みたいな恋をした
似た2人が出会って恋に落ちて、日常を共にしていく温かい映画でした。出会った時の初々しい感じやワクワクが、ずっと一緒にいようと思う気持ちが2人のずれを生んでいく。好きだから、好きでいる事がお互いの距離を生んでいくのが、見ていてとてもリアルで切ない気持ちになりました。別れたばかりの人はちょっとキツい映画かもしれません。 恋をしてる人、恋が終わった人だけでなく、音楽や文学好きの方にもおすすめです。2人の好きな音楽や本、正直私はほとんど知りませんでしたが、映画が終わった後に絶対調べよう!と思うものばかりでした。話してる事や使ってる物も懐かしく、あぁ、こんなのあったなぁと自然と色々な記憶が蘇ってきました。 見終わった後に温かい清々しい気持ちになる映画でした。1人で見ても、誰かと一緒に見て感想を言い合うのもおすすめだと思います。友達でも、隣で見てた方でも、あそこ良かったねー!私もあんなのあったよ!と言い合いたくなるような、誰かに伝えたくなるおすすめ映画です。
未来のミライ
ドクター・ドリトル
雨に唄えば
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
カイジ ファイナルゲーム
レイクサイド マーダーケース
鉄男 THE BULLET MAN
通勤電車に乗り込んで都内の巨大なビルの群れへと向かう、ひとりのアメリカ人男性の鬱屈とした横顔がオープニングを飾ります。日本人でさえウンザリしてしまう満員の車内や息苦しいオフィスに、主人公アンソニーが神経を磨り減らしていくのは無理もありません。そんなアンソニーにとっては心のオアシスとなる妻のゆり子の優しさ、何よりも守りたい息子・トムの無邪気な笑顔。ある日突然に家族に降りかかる不条理な悲劇と、アンソニーの暴走していく姿が痛々しいです。 全編を通してモノクロームを背景にして進行していきますが、ここぞという見せ場で画面が赤く染まっていく演出が鮮烈です。両手が拳銃に変化して胴体が鋼鉄化していくグロテスクなシーンにも、夫でもあり父でもあるひとりの男性としての悲哀を感じてしまいました。 1989年に公開された「鉄男」で主演を務めていた田口トモロヲが、「歯磨き男」として一瞬だけ登場するなどサービス精神も忘れていません。 これまでのシリーズでは多くを語ることなく幾つかの謎を残して終わっていくスタイルを貫いてきましたが、今作では海外の観客を意識し過ぎたためか若干説明が多かったのではないでしょうか。
X-MEN2
X-メン
箱入り息子の恋
クーデター
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。