イエスタデイ
このレビューにはネタバレが含まれています
望み
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
魔女がいっぱい
ロバート・ゼメキス監督が、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者の人気作を、実写化した作品です。「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイが大魔女役で出演し、ファンタジックでお洒落な世界観が見どころの作品になっています。内容は、ある少年とそのお婆ちゃんとの活躍が描かれていて、全体を通してハートウォーミングなストーリー。 登場人物のファッションが斬新で、ファンタジーな世界観が強烈に印象に残ります。ストーリーは、原作と少し違う部分もありますが、子供でも観て楽しめるような作りで分かり易いです。 大魔女役のアン・ハサウェイが、ハマリ役で、CGでのメイクのようですが、元々目が大きい彼女の顔に魔女の雰囲気がとても合ってる気がします。演技もキレッキレで、ものすごいオーラを放ちまくり! ストーリー展開もテンポがよく、サクサク観れる感じで、特に正体を晒した魔女たちが同じ目的でひとところに集まるシーンんは圧倒的な映像美を感じられます。 基本的に原作を知らなくても十分に楽しめる内容だと思いますが、もし原作を知っている方なら、原作は舞台が英国だけど本作はアメリカとか、原作では、ハッキリさせなかったブルーノのその後が本作ではちゃんと描かれていたりど、原作との違いを比較しながら観るのも楽しいと思いますよ!
エンゼル・ハート
私立探偵のハリー・エンゼルがある依頼者から「ジョニー」と呼ばれる男の生存確認を依頼され調査を進めるうちに、ある驚愕の事実に直面する、という話。 公開当時、日本でのTVCMの作り方がとてもうまく、この映画の中の美しいショットのみをうまく組み合わせて放送されていたのを思い出す。 つまり、画作りはなかなか良かったものの、物語はそのオチにちょっと面食らってしまう、というものだ。「ローズマリーの赤ちゃん」に似た衝撃、と言えばいいだろうか。 また、依頼者役のロバート・デ・ニーロのゆで卵のむき方が印象的で、以降時々同じようなむき方をしてしまう、というように、映画そのものよりもその枝葉の部分がとても印象に残っている映画でもある。 今鑑賞し直してみると、1987年公開の映画ということもあり、主役のミッキー・ロークの着る衣装が少しダブッとした感じで実に80年代っぽく、それがまたキャラクターに妙に合っていると改めて感じた。 途中場面はニューオリンズへと移っていくが、この展開は原作にはないとのこと。 けれども基本ハリーの一人称で展開していくハードボイルド的世界観で作られているこの映画においては、こういう背景の場面転換は観客を飽きさせないようにするうえでとても効果的であると感じた。 物語としてのオチはちょっとアレだけど、画面構成等色々と印象に残る部分も多い映画だ。
ブラック・クランズマン
ジョジョ・ラビット
ナチスを扱っているのに、色彩豊かで頬が緩みクスッと笑う場面も多い。 けれど余韻はズシリとやってきて、決して繰り返してはいけないと強く感じる。 シリアスさとポップさのバランスが絶妙。 ヨハンソン扮するお母さんが本当に素敵で、素敵過ぎた故に観賞後も暫く引きずってしまった。 芯があるけれどチャーミングで、子供としてではなく1人の人として息子に向き合う姿に胸を打たれる。 だらしなく適当なのにかっこいい役をやらせたらサムロックウェルの右に出るものはいない、と勝手に思っている。 監督扮するヒトラーもコミカルでとても良かった。
キャロル
2時間どの場面を切り取っても美しい。 2人の美貌は勿論、ファッションも、紡がれる言葉も全て美しい。 本当に妖精のようなテレーズに「天から落ちたよう」と魅力を伝えるキャロル。 小説のような言葉遣いだけれど、その言葉が大袈裟になることなく、ルーニーマーラの淡麗な容姿がより一層言葉を引き立てる。 しなやかで強そうに見えるキャロルがふとした時に見せる脆さや危うさ。 目だけでも魅せるケイトブランシェットの表現力の高さに圧倒される。
TENET テネット
ノーラン監督はもれなく全作観ている。 逆行の設定が飲み込めるまでは、分からない!けれど面白い!分からない!!と見進め、やっと理解できた頃に興奮状態のままエンドロールを迎えてしまった。 高揚を沈静させ、オペラハウスは?あの場面は順行?と一つ一つ疑問を解消していくと、思っていたより複雑じゃないのか、と意外とスッキリしてしまった。 勿論、とても面白かったし映像も凄い。 けれど、最新技術なのがひしひしと伝わり、設定も真新しいことが表に出過ぎて、話として何度も見たい、とはならなかった。 インセプションやインターステラーほど、登場人物の心情を描きそこに感情移入するようなことはあまりなく、だからこそカラクリが解けると味気なく感じてしまったのかも。
グレタ GRETA
イザベル・ユペール(仏)VSクロエ・グレース・モレッツ(米)! 『ピアニスト』と『キック・アス』! こんな、異種格闘技とも言うべき夢の対戦カードが実現するとは! 長生きはするもんである。 さて、内容は至ってシンプルなサイコ・スリラー。正直、マッチメークの時点で期待しすぎた感がナイではナイですが、イザベル・ユペールがイカれたマッド・オバサンを見事に怪演してくれているおかげで、もういくらでも観ていられる(笑) 気のせいかもしれませんが、ユペールさんもどこか楽しそうに、嬉々として演じているように見えました。 レクター博士ばりに拘束服を着せられた時の『目』とか、ヤバかったですね。 対するクロエも、何とも勇敢に懸命に立ち回っており、オマケにどんなにピンチでもしっかり可愛いので目の保養にも最適でした(笑) よく、この手のサイコキラーって悲しい過去を背負っていたりするものなんですが、グレタには一切、それもない。実にアッパレ!な潔いヘンタイババアなのでした。
ワンダー 君は太陽
非の打ち所がない!ストレスを感じません。 オギーが初めて登校するシーン、大好きです。注目してほしいです!!! 兄弟関係あるあるの「長男長女が下の子をよく思っていない」が無いのが好きです。自分は自分、弟を守らなきゃというお姉ちゃんに胸が締め付けられました。 この映画は、明らかに分かりやすい正義感とか、あからさまな主張とかが感じられない。クラスメイトひとりひとりの勇気、いじめっ子だって「いじめっ子」だけの描かれ方をしていない。ちいさな優しさが積み重なっていることで、隙間のない、中身がぎゅっと詰まった、暖かい作品になっているのだと思う。 ブラウン先生の最後の格言が全てであり、どんな人でも優しく包み込むような作品だと思う。いじめっ子のジュリアンと、いじめの的だったオギー、同調圧力に屈しなかった勇気あるジャック、それぞれを繊細に描いていることが伝わってすごく好きです。 『人をいたわれ みんなも闘ってる 相手を知りたかったら やることは1つ よく見ること』の言葉は、この映画を観た後だからこそ、心うたれます。 生きていく上で大切な名言がいっぱいある映画でした。
ジョーカー
そして父になる
父になる、という変化を描いている作品なのは理解しているつもりだけれど、それにしたって序盤の福山雅治はお堅い。演技も上手いし、厳格ぶりがリアルでした。 是枝監督の作品では 万引き家族や誰も知らない のように 何も無い、何気ない日常が印象的に残されていて、今回の作品は 対になるような雰囲気の、2組の家族。 高層マンションに住む夫婦と、生活感のある暮らしをしている夫婦。後者のような雰囲気の家族は、万引き家族 も 誰も知らないも 同様だと思います。独特の雰囲気。世界観。子役の子のつぶやきをそのまま使ったり、監督の作品は子どもが本当に自然に喋っている。すごく好きです。服装や食べるもの、趣味、そして子育て、生き方。二組の家族が対となっていることがとてもわかり易く表現されています。 ただ、テーマは重い。全部見ても、耐えられなかったシーンはそのままに残る。 そして看護師役の 中村ゆりも印象的。彼女の息子のシーンも、ぐっときました。
想像以上でした。 すべての人物に、共感する部分がある。 個人的に妹ちゃんの気持ちがなんとも切なく、清原果耶ちゃんの演技の上手さもあって胸が締め付けられました。 石田ゆり子の美しさオーラがなんというか、良い意味で消えてる。やっぱり綺麗なんだけど、辛いシーンは負のオーラが、帰りを待つシーンは親の雰囲気が、滲み出ていました。やっぱりきれいですが。 両親役ふたりの迫真の演技、そして竜雷太もアクセントとして印象的。 何もしなければ、何も出来ない大人になる。心に刻んでおきます。 予告見た時にこんなのほぼネタバレでしょと思っていましたが、ちゃんと観てよかった。 マスコミ、少年犯罪、非行、いじめ、被害者へのプライバシー、加害者家族の人権など、社会派要素も入ってて、見応えありました。本当に。 終盤は号泣間違いなし、重く答えの出ないテーマですが、観るべき映画だと思います。岡田くんファンはもちろん、色んな人に観てほしい濃厚な映画でした。
母さんがどんなに僕を嫌いでも
コンフィデンスマンJP ロマンス編
Disney's クリスマス・キャロル
19世紀の文豪ディケンズによるベストセラーが、ディズニーのCGによって生命を吹き込まれ21世紀に甦ったかのようでした。加速する高齢化や薄れていく人と人との繋がりといったストーリーの根底で扱う社会問題は、現代のほうが一層深刻なのかもしれません。 クリスマスの夜が迫ってロンドン全体が浮き足だっている中で、ひとり自宅に引きこもり暖炉の前に座り込むエベニザー・スクールジだけは厳めしい顔つき。たとえ大きなお屋敷に莫大な財産を貯めこんでいたとしても、心の中の隙間だけは埋められないことを痛感します。 死んだはずの共同経営者マーレイが突如として目の前に現れるシーンは、原作ほどに陰惨としたムードはありません。スクールジの心を動かすために代わる代わるやって来る「過去」「現在」「未来」の3人組も、亡霊というよりも案内人のようで親しみが持てます。悩んだ末にスクールジが下したひとつの決断には、いかにして他の誰かと幸せや感動を分かち合うのか考えさせられるでしょう。
台風家族
アース・フォール JIU JITSU
本作は、ディミトリ・ロゴセティス監督の人類に戦いを挑んできたエイリアンと地球人の最強格闘家軍団の戦いを描いた異色のSFアクション大作。 今まで、エイリアン対最強格闘家軍団なんてハリウッド映画があっただろうか?しかも、ベテラン俳優ニコラス・ケイジと超体当たりアクション映画「トムヤムクン」でスタントなしの超人的なアクションを披露したあのトニー・ジャーの共演です。また、女性版ブルース・リーの異名をもつジュージュー・チャンも注目! ストーリーは、まるで「プレデター」の如く非常に好戦的なエイリアンが突然彗星と一緒に襲来して、公然と人類に戦いを挑んできます、ここまではよくある内容ですが、そのエイリアンに対抗するのが、最新の軍事兵器やスーパーマン的な超人ヒーローでもなく、様々な武術を極めた9人の地球人という設定が凄過ぎです。ともすればB級的な空気が漂いそうですが、そこはさすがディミトリ・ロゴセティス監督です。ちゃんとしたハリウッド1級映画に仕上げています。 9人の武術も、クンフー、ムエタイをはじめ、カポエラ、空手、剣術、イップマンの詠春拳、ついにはグレイシー柔術までてくる徹底ぶり!人類の運命を背負った武道家たちの壮絶な戦いは、通常のアクション作品とは1味も2味も違いますよ。 映像の完成度の高さも相まって、観ていてその戦いぶりにとても興奮します!とにかくこの映画は、余計な先入観なしでぜひ観て頂きたいです。
マッドマックス2
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