ブゴニア
ヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーンがタッグを組んだ5作品目の昨日、「ブゴニア」。 女王陛下のお気に入り (2018年) Bleat (2022年) ※短編映画 哀れなるものたち (2023年) 憐れみの3章 (2024年) ブゴニア (2025年/2026年公開) 『ブゴニア』は、韓国映画『地球を守れ!』をリメイクしたSFコメディスリラーで、日本では2026年2月13日に公開。エマ・ストーンが役作りのために丸刈り(坊主頭)になったことが印象的。 今までのヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーン作品が好きだった方は、本作ブゴニアも楽しめると思います。 *「ブゴニア(Bugonia)」の意味 タイトルの「ブゴニア」は、古代ギリシャの儀式に由来します。 意味: 牛(Bous)の死骸からミツバチが誕生(Gonia)するという、「死から新たな命が再生する」という自然発生説的な信仰を指すそうです。 劇中では、既存の秩序や人間性を破壊し、自分たちが信じる「新世界」を再生させようとする登場人物たちの歪んだ狂信性を象徴するキーワードとして機能しています。 印象だったキャストはジェシー・プレモンス。 エマ・ストーンをエイリアンだと疑う男役です。 この方、シビルウォーで赤いサングラスの兵士を怪演された方です。このシーン派手な演出はないのにめっちゃくちゃ怖くて印象的で、「赤いサングラス」と聞いてすぐに思い出せるシーンです。 今作も素晴らしい演技でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
オリエント急行殺人事件
アガサ・クリスティの小説の映画化作品。 列車内での殺人事件を描いていますが、ハイソ・上品、上流階級的な映画。 監督は、ネットワークのシドニー・ルメット。 演出は、キリスト教宗教の静謐の演出で、一級です。 次に、イングリッド・バーグマンの演技が、印象に残りました。 他に、批判があったようですが、リチャード・ロドニー・ベネットの映画音楽、も、キリスト教宗教を表現出来ていて、素晴らしい。 キリスト教嫌いの人たち、は、観ておくべき1本、と言えます。
アマデウス
冒頭の、サリエリが病院に搬送されるシーンに、交響曲25番第1楽章の音楽は、ミステイクでは。 次に、歌劇:ドン・ジョヴァンニ のシーンは、本当に素晴らしい。 さらに、サロンで、モーツァルトが、13管楽器のためのセレナーデ、の終曲、を指揮するシーンの演出は、すぐれています。 しかし、レクイエム、を、ラストシーンに置く構成は、いかにも定型的で、ガッカリ。 結論としては、 当時にタイムスリップしたような、全体的の仕上がりに感心する、ゴージャスな映画作品には、違いありませんが、程々です。
HELP/復讐島
サム・ライミ監督の作風を理解してる人なら絶対に満足する作品だと思う。 過去作で言うと「スペル」に近い塩梅かと。 設定はほぼほぼ「逆転のトライアングル」と同じ。 でもこっちの方が良い意味で低俗で悪ノリで、完全にコメディに振り切っている。 まぁどっちもゲロ映画ではあるが…笑 しかも、ただのクソ上司に対するリベンジ系映画にはせず、観客の心情を右往左往させてくる展開はさすが! それでいて、ちゃんと終始笑わせてくれる。 (実際、映画館でもあちこちで笑いが起きていた。) 終わり方も本当にスマート! このくらいがちょうど良い。 あと、主演の2人が素晴らしい! この2人の演技合戦でもある。 (早めにいなくなる脇役社員たちも良かった。) とにかく、多少のグロ描写は平気で、ブラック・コメディ(不謹慎ギャグ)に理解ある人なら十分楽しめる。 サム・ライミにはこういう類いの映画を量産してほしい。
ランニング・マン
「ベイビー・ドライバー」「ラストナイト・イン・ソーホー」のエドガー・ライト監督の新作ということで鑑賞。 「ショーン・オブ・ザ・デッド」などの初期作品もまぁ普通に好き。 結果、スティーヴン・キングの原作(未読)ということもあってか、観ててあまりエドガー・ライト作品っぽさを感じなかったな。 そこを期待してたので、少しガッカリ… が、エンタメ作品としては良作で、ぜんぜん普通に楽しかった。 登場するキャラクターも、リアリティショー「ランニング・マン」も終始バカっぽくて、そこを笑える人であれば楽しめる作品だと思う。 ただ、ラストのくだりは(自分の理解不足か)ちょっとわかりづらかったし、尺も長めでグダグダ感も少し感じた。 この手のジャンルなら、もうちょいスカッとさせてほしかったな。 映画から帰宅後、未見だった同原作のシュワちゃんの「バトルランナー」(1987年)も視聴して比較。 単純に言うと、こっちはバカ度がマシマシで、これはこれで楽しかった。(当時の評価は低いようだが…) トホホ映画感もあるけど、出てくる敵キャラたちは「バトルランナー」の方がぶっ飛んでて魅力的だし(ただ皆あっさり負ける…)、終わり方もこっちの方がスカッとした。 ゲームの視聴者が主人公(シュワちゃん)を応援するようになるキッカケもわかりやすかったな。 比べると、どちらにも一長一短がある。 もちろん「バトルランナー」は30年以上も前の映画だから、今回の「ランニング・マン」の方がブラッシュアップされて描写やルックは格段に良いし、作品としての完成度は高い。 ゲームのルールも、全米をフィールドにした全視聴者参加型の方が面白いしね。(「バトルランナー」は狭いフィールドで、視聴者は参加しない。) 結論、原作にわりと忠実らしい本作「ランニング・マン」と、ハチャメチャパワープレーのシュワ版「バトルランナー」を見比べて楽しむのが正解。
プリティ・ベビー
撮影監督のスヴェン・ニクヴェストの撮影技術が、素晴らしい、フランス映画(制作:アメリカ)。 舞台は、アメリカですが、描かれているのは、昔のフランス。 死刑台のエレベーター、鬼火、等々 の頃 と比較すると、ルイ・マルの演出は、尖鋭的が足りませんが、しかし、カットの割り方は、100%フランス的、ラストシーンまで、箍が緩まず、持続します。 これは、映画芸術 作品 として、必見の映画では。
ヒッチコックの映画術
この映画は、推理が含まれたドキュメンタリー的映画。 しかし、疑惑の影、引き裂かれたカーテン、北北西に進路を取れ、に関しての解説は、大変、興味深いものがあります。 ヒッチコック映画のファンは、必見かも。 画質がいいので楽に観れます。 ちなみに、本作は、日本で1981年に出版された、トリュフォーがヒッチコックにインタビューしたときの録音を活字にした有名な本、とは、無関係の映画作品です。
コート・スティーリング
「レスラー」「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督の破天荒アクション・クライムムービーということで、一体どんな作品に仕上がってるんだ!?と期待して観に行った。 結果、めっちゃ楽しかった! というか、前作「ザ・ホエール」と作風が違いすぎてビックリ! ダーレン・アロノフスキーって、こんな巻き込まれ型の娯楽作品も撮れんのね!? 起きてる事はすごいシリアスなのに、なんか笑っちゃう…絶妙で不思議なバランス! 登場人物たちの魅力、主人公の挫折、98年のニューヨークという時代背景、猫と…それらがうまい具合に絡み合って最後までずっと楽しい。 いやでも、起きてる事はあくまでシリアスで可哀想なんだけど… オースティン・バトラーは男前だなぁ。 モヒカンのラスとユダヤ人兄弟も良い! あと、ローラ・ダーンの使い方… そして、本作はネコ映画でもある!最高!!
マカオ
本作は、航空機関連よりも、映画プロデューサーとして有名な、H.ヒューズがプロデュースした映画作品。 演出は、名作:上海特急、の、スタンバーグです。 それだけで、期待しますが、これは、期待を裏切らないゴージャスなフィルムノワール社会派映画。 ヒロインを、ジェーン ・ラッセルが演じます。 香港 マカオ を舞台に、アメリカ人と中国人の違いを、それとなく、ハリウッド映画の基本を外さずに、描いていて、素晴らしい(映画途中に 猫𓃠 が特別出演しています)。 当時のアメリカの上流階級を優しく表現している映画としてお薦めです。
シャドウズ・エッジ
ジャッキー・チェン直撃世代で、80年代の一連の作品に熱狂していた少年時代だったが、こと2000年代以降のジャッキー映画に関しては数作しか観れていないし、そんなに印象に残っていない。 が、これは久々の傑作なんじゃ!? まず、アクション映画としてのレベルがすこぶる高い。 冒頭からハイテンションで最先端レベルのアクションシーンが連続し、最後までそのテンションが落ちない。 もう、観終わったらお腹いっぱいになる。 そして、ジャッキー以外の主要キャストの全員が際立っているのも素晴らしい。 正直、この映画はジャッキー単体(ジャッキーだけが主役)の作品ではない。 でも、そこがとても良かった。 特筆すべきは、今回のヴィランであるレオン・カーフェイ。 ベテランのジャッキーとは似て非なる存在で、悪役としてめちゃくちゃカッコいい! ぜんぜん知らない俳優さんだったけど、ラスボスとしての存在感や強さ、頭がめっちゃ切れる感じ、説得力抜群だった。 他にも、犯罪組織の若手メンバーの双子(二役)も印象的で良い味を出していた。 もちろん、警察側の若手たちも十分に個性が際立っていた。 そんなキャスト陣がいるにもかかわらず、やはりジャッキーの存在感たるや! 見た目も、役柄としても年老いたジャッキー、もうたまらん! あの哀愁漂うアナログ感、されど経験豊富なプロフェッショナル感、70代になったジャッキーも本当に良い。 アクションシーンも昔ほど派手さはないけど、まだまだぜんぜんキレキレだしね。 娯楽作品として、本当に大満足の一本だった。 なんだか続編ありそうね…。
WEAPONS/ウェポンズ
観て怖い怖くないは人それぞれだけど、ホラー映画として十分な出来だと思う。 種明かしをすれば「なーんだ…」で終わってしまうようなことを、見せ方を工夫してサスペンス・ホラーとして最後まで飽きさせず、興味を持続させていた。 子供たちが失踪した事件を、6章立てで6人の登場人物の視点から追っていく。 完全な「羅生門スタイル」だが、この6人の順番の出し方とかも上手いし、後々に物語が繋がっていくのも楽しい。 登場人物たちも、人間として良い面も悪い面もあって安易に感情移入させないようになっていて良い。 そして真相の人物のキモさ、ヤバさの塩梅も良かった。 ただ、マーカス校長だけは可哀想すぎる…笑 最後の大団円も、完全に悪フザケで好き。 まぁ映画観終わったら、みんな絶対あの走り方をマネしたくなるはず。
罪人たち
言われているとおり、プロットは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の黒人版という感じ。 そこにデルタ・ブルースや、音楽が持つ呪術的効力(悪魔や超常現象を呼び覚ます力)や、アイルランド系のヴァンパイア、当時の中国系移民、人種差別、KKKなど、様々な要素が絡み合ってストーリーが構成されている。 正直、日本人にはピンと来ない部分も多く(情報量も多い)、映画を観た後いろいろと解説が必要だった。 ただ、そこを理解すると本作をより深く楽しめる。 「フロム・ダスク〜」同様、前後半で異なる展開や世界観は面白いし、登場人物も音楽も魅力的で良かった。 強いて言えば、前半の仲間集めの部分はつまらなくはないけど、ちょっと長く感じた。(まぁひとりひとりのキャラ説明なんだろうけど…) あと、後半のバーで事件発生後、客をみんな帰しちゃうんだって思った。(密室での阿鼻叫喚が観たかったなぁ…) とはいえ、こんなごちゃ混ぜの変な映画が大ヒットする全米はやっぱすげーわ。
『バーバリアン』で知られるザック・クレッガー監督らしい、不穏さがじわじわと積み重なっていくホラー。 静かな郊外の町で、深夜2時17分に子どもたち17人が一斉に姿を消すという冒頭から空気が異様で、物語が進むにつれて町全体が狂気に飲み込まれていく感じがとても印象的でした。 視点が複数のキャラクターに切り替わる構成や、モキュメンタリー風の演出もあって、現実と虚構の境界が曖昧になるような不気味さがずっと続きますが最後はスカッとする展開で楽しめました。 ただジャンプスケアは本当にイヤでした。。 作品全体の雰囲気は静かで不穏なのに、突然くる“ドンッ”としたジャンプスケアが何度かあって、心臓が持っていかれました。 あの静けさの中で急に来るのは反則級で、正直そこだけは「やめてくれ…!」と思いながら観ていました。
ワン・バトル・アフター・アナザー
全作品見ているわけではないが、PTA監督作品は正直言って個人的にツボではない。 が、今作は1番わかりやすい娯楽作品だったと思う。 とはいえ、作風がアクションであり、コメディであり、ポリティカルな社会派でもあり、バランス的に見方(物語の捉え方)が少し難しくも感じた。 まぁその感じがPTA作品らしさでもあるが。 あまり深く考えず、娯楽作品として気楽に鑑賞するのが正解かも。 キャストの役者陣はみんな印象深く、演技を見ているだけでも楽しい。 昨今同様、ディカプリオのダメっぷり演技は最高だし、ショーン・ペンのイカれっぷり哀れっぷりもスゴイし、デル・トロの頼れるセンセイのカッコ良さはたまらん! 他、女優陣も総じて素晴らしかった。 レビューでは絶賛評価の人も多いなか、自分はそこまでではないけど十分楽しめたかな。 でも、上映時間162分は長いなぁ…。
私が棄てた女
本作は、当時の、日本国家の社会状況を描いた、社会派映画。 遠藤周作の小説と、大分、かけ離れた作品。(遠藤周作は、医者の役で出演) 図々しい共産党派閥の者たち、を描く、ロシア系の喫茶店でのシーン、次に、日本人の吉岡努を、マリ子が、そして、その兄や親戚が、いびる、シーン等に、演出した浦山桐郎の才気が、出ていて、これは、傑作です。 いくつか重ねた重厚な青春大作映画として観ることも可能。 中国系あるいは、韓国系の人たち、が、人数増えているようですが、日本人を描いた作品、として必見かも。 若い頃に、銀座の名画座:並木座で観た、思い出の映画です。
幸福の黄色いハンカチ
テレビで放送されたときに、何度か観ましたが、これは、映画:男はつらいよシリーズ、のミッチェルキャメラで撮影の頃の雰囲気、の、ほっとさせる映画。 次に、キリスト教の台詞のシーンが、途中にあるのは、山田洋次監督ならではですが,教条的比率が低い方です。 結論としては、 適度にラフな演出が、素晴らしい、北海道へ旅行したくなる映画作品として、お薦めです。
暗殺者の家
渡米前のヒッチコック映画の傑作。 フィルムの保存状態が悪く、画質程々。 しかし、渡米後のリメイク映画:知りすぎていた男(1955年)と違い、演出が、キリスト教宗教演出で、すぐれています。 特に、歯科医院のシーン・キリスト教の教会のシーンは、尖鋭的。 ギャング団、の、ピストルに依る撃ち合いは、当時のイギリス国家の状況が反影されているようです。
エクソダス:神と王
最新CG技術のシーンが、殆ど全シーンの史劇映画。 出エジプト記の、モーゼが、ヘブライ人たち40万人、を率いて、新天地(環境条件がいい暮らせる土地)へ移住するラストシーンには、感動します。 しかし、全体的には、CG技術の限界を感じさせる、作品で、ガッカリ。
白と黒
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