ヘレディタリー/継承
『ミッドサマー』で有名な監督、アリアスターの長編映画デビュー作です。登場人物全員まともな人がおらず感情移入はしにくいのですが、家庭全体に流れる不穏な空気がたまらなく不快で精神的に追い詰められます。 ミニチュア模型アーティストのアニーは夢遊病に悩まされており、母、父、兄も精神病を患っていたことから、いずれ自分の息子ピーターと娘チャーリーにも精神疾患を発現することを心配していました。とある事故でチャーリーが亡くなってしまったことをきっかけに一家はどんどん破滅に向かって転がり落ちていきます。 よくあるホラーは分かりやすい謎の存在がいるのですが、本作は日々生活している中で、謎の存在が徐々に家庭の中に侵食していき、気づいたときにはもう後戻りができない状態となっています。それは自分の生活の延長線上に繋がっているような気がして、いつ自分がその世界に行ってしまってもおかしくないような気持になり不快感を倍増させます。 俳優陣のやりすぎともとれる顔の演技も、さらに恐怖を煽られて見物です。
パターソン
当たり前の生活なんて無いんだ、毎日全く違う昨日を生きているんだ、と強く感じた映画だった。 バスドライバーのパターソンと妻のローラ。アダム・ドライバーがバスの運転手というのも、なかなかジム・ジャームッシ監督っぽいな〜とクスッと笑わされる設定。 パターソンとローラが寝ている早朝で、2人の趣味が違い、それを尊重しているのが分かる。ジャケをよ〜く見ると分かる。 パターソンの1日は、会社へ向かう道の頭の中で詩を考え、運転前のバスでノートに書き、時間になったら出発。バスの乗客の話を盗み聞きし、ランチはお気に入りの場所で妻が作った食事とコーヒーを飲み、また詩に思いを馳せる。帰り道もそう。帰宅して地下の狭い書斎でノートに書き留めることもある。愛犬そしてライバルのマーヴィンを散歩させ、バーでビールを飲む。 いつものバー、いつもの散歩道、いつものノート、いつものランチ。 この映画を観ると、パターソンの生活リズムは同じだけど、「いつもの」があって無いようなものだと気が付いた。 散歩道で出会う人は毎晩違うし、バーの主人とビールを飲んで会話しても、毎晩違うし、起こることも違う。 妻ローラとのやり取りも、また違う。 でも、お互いを思いやり愛し合っているのが、ひしひしと伝わってくる。 そして、2人が可愛い過ぎる。 妻が作った夕食のパイ。夕食にパイ。ミートパイみたいなディナーパイだと言うローラ、マーヴィンを見て食べた後のパターソン。可愛い。 パターソンが、壁に飾った小さな滝の写真をチラッと見ただけで、ローラが何かに気づいて、その写真のことを話す。 マーヴィンも、賞を頂いたようで、名演技。 毎日、同じことの繰り返し、と言う人が多いけど、今のこのご時世だからこそ、オススメしたい。
MAMA
『パンズ・ラビリンス』や『シェイプ・オブ・ウォーター』などで有名なギレルモ・デル・トロ製作総指揮作品で、彼らしい怖くも美しいゴシックホラーの世界観が描かれています。謎の存在「MAMA」に育てられた少女2人と、不本意ながら2人を保護しなければならなくなった女性アナベルの心を通わせていく過程は、ホラーでありながら心が温まります。 主演は『インターステラー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』などで有名なジェシカ・チャステイン。知的なイメージのある彼女が、目の周りを黒く化粧をしたパンクバンドのべージストを演じているところも見どころです。最初は彼女だと気づかず驚きました。 ホラーとしても非常に質が高く、少女2人の叔父が雇った男2人組と少女が初めて出会うシーンは、少女2人の動きが不気味でゾッとします。「MAMA」は何なのか、どうして少女2人に執着するのか、徐々に正体を突き止めていきます。 賛否両論となりそうなラストではありますが、切なく、余韻を楽しめる作品です。
007 スカイフォール
このレビューにはネタバレが含まれています
TENET テネット
今までに見たことのない映像作品で有名なクリストファー・ノーラン監督の最新作です。非常にストーリーが難解で、一度見ただけでは理解することが難しいということでも話題になりました。 CIAの一員である名前のない主人公がとあるテストに合格し、未来の第三次世界大戦を救うための特殊任務に就くことになります。仕事仲間となるニールと合流し、任務のカギとなる武器商人セイターに近づきます。セイターは余命が短いことを理由に自暴自棄になり、時間の流れを逆行させるアルゴリズムを完成させ、現世界を滅亡させる画策を企んでいました。 名もなき主人公はいきなり任務を任され、任務の全容が分からないまま話が進んでいくので、見ている側も混乱しながら話についていくので精一杯です。ただノーラン監督らしく、本物の映像に強いこだわりを感じます。飛行機を爆破させたり、逆向きに進むカーチェイスなど、どのように撮ったか分からない映像は新鮮で、見ていて興奮します。今までタイムリープを取り上げた作品は数多とありますが、時間の逆行を取り上げた作品は本作が初めてではないでしょうか。まずは考えるよりも、映像美を感じてください!
ラブ・アクチュアリー
これはいかにも暖まるロマンチックなクリスマスを迎える。 この作品は主人公は一人ではない。 他の人々でも愛に溢れたクリスマスを過ごす。 この作品はただの恋愛映画じゃなくて、笑えるところと感動的なストーリーも含まれています。 英国の豪華キャストが出演しております。 私はこの作品の中で知っている英国俳優は 「キングスマン」シリーズに出演していたコリン・ファースと 「ハリー・ポッター」シリーズに出演していたアラン・リックマンと 「Mr.ビーン」シリーズに出演していたローワン・アトキンソンと 海外ドラマ「SHERLOCK」シリーズと「ホビット」シリーズに出演していたマーティン・フリーマンぐらいです。 この作品で一番面白かったところはロック歌手がお笑い芸人のようにジョークを言っていたり、ローワン・アトキンソンがジュエリーショップの店員をやっていて、「Mr.ビーン」のような芸をしているところです。 ラブコメだけれども、意外と感動的なストーリーだった。
ダ・ヴィンチ・コード
恋は雨上がりのように
ミスト
自分はモンスター映画と、密室パニック系(自分で勝手に呼んでるジャンル、SAWのような)の映画が大好きです。 この映画はこの二つを足したような感じで、メチャクチャ面白かったです。 見入っちゃいましたし、感情移入しまくりでした。 ただトラウマにもなりました… ちゃんと覚悟してから見るようにしてください。 見所としては とにかくモンスターの気持ち悪さです。 最初タコの足のようなものが出てきて、そのきめ細やかなグロさに鳥肌が立ちました。 それと薬局に行くシーンは、腹を決めてください。 恐らく一週間は頭にこびりつくでしょう。 自分が密室パニック系の何が好きなのかというと、追い詰められた人間の醜い本性を見るのが好きなのです。 この映画は、それの最高峰のような映画です。 あまりに腹が立って、あるシーンでは映画を見て初めてガッツポーズしました。 映画の予告にもありますが、ラストは衝撃的です。 まさかあんな結末とは… 愕然としました。 見所を聞くと見る気が失せたかもしれませんが、ホントに面白い作品です。 自分の映画ランキングでもTOP3に入る名作なので、ぜひおススメしたいです。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
特捜部Q カルテ番号64
重いデンマークの空、重いテーマ、重い出演者の表情、派手さがなく、練りに練った謎解きもない刑事もののこの映画。 見ていて暗い気持ちになるし、後味もあまり良くないこの映画。 本作でシリーズ4作目であることを鑑賞後に知り、残り3作もたて続けに見ました。どの作品も重いし暗い。でも見入ってしまう。本作を見るまでは「北欧ミステリー」なるジャンルがあることを知りませんでしたが、なるほどこれは面白い。 今作の事件の鍵となる老女の壮絶な過去には目を背けたくなる描写(性的、暴力的)がたくさんあり、苦手な人にはおすすめはできませんが、緊張感が続く物語は見ていて退屈しません。またシリーズの主人公カールは気性が荒い一匹狼気質、相棒のアサドはそんなカールを気遣いながら陰で支える穏やかな性格、その二人に負けない行動力を持つ特捜部の紅一点ローセ、それぞれの登場人物が個性的に描かれており、このシリーズの見どころとなっています。 今作で扱ったテーマのような出来事はかつて我が国でも同様のことが行われていたことがあり、現代でも同じようなことをしている国があるとの噂も聞きます。非常に怖恐ろしいことを人間は考えます。医学でも科学でも人が平和で幸せに暮らすためだけに発展してほしいものです。
ワンダとダイヤと優しい奴ら
トゥルーライズ
ラン・オールナイト
リーアム・ニーソン演じる殺し屋ジミーは過去の罪の意識から逃れるためかアルコールに溺れて仲間からも老いぼれ扱い、古くからの親友でマフィアのボスであるショーンだけが良き理解者だった。そんなショーンを息子を庇うために裏切ってしまったことからマフィアを敵に回し、更には汚職警官殺しの罪で警察からも追われることとなった。大まかにこんなストーリーです。 てっきりショーンはジミーの味方のまま物語は進むと思っていましたが、敵同士になってしまいます。ジミーは家族から良く思われてなく息子とは度々ぶつかります。またマフィアのボスといえども信念を持ったショーンに対してショーンの息子はロクデナシ。ろくでもない父であるジミーとろくでもない息子を持ったショーンが互いに敵対することが決まった物語中盤にレストランで語り合うシーンが印象的です。ジミーは息子を守るため、ショーンは息子の仇を討つため、しかしかつては地獄をくぐり抜けた親友同士が最後に言葉を交わす。やはり親子は親子。 ショーン役のエド・ハリスは映画「スターリングラード」の冷酷なドイツ人スナイパーの印象が強く、この映画では冷たさと親友想い(物語当初)と息子想い(中盤以降)の人の持つ温かさを渋く演じてくれています。 ジミーの息子マイクを演じるヨエル・キナマンはなかなかの男前だと思って調べたらロボコップのリメイク版や「ドラゴン・タトゥーの女」にも出演されてたようです。
ノウイング
ドリームキャッチャー
グリーンマイル
メン・イン・ブラック
もともとアメコミなどでネタになる、米国の都市伝説をもとに作られた映画です。普段の日常の景色の中で、コミカルだったりグロイ宇宙人やハイテクのグッズが出てくるところが何かと笑えます。トミー・リー・ジョーンズは終始仏頂面で演じていて、ウィル・スミスは何かと大げさに驚く対比が面白いです。物語のベースはよくあるバディ物なので、見ていて単純に楽しめる映画です。何かとアメリカのサブカルチャーで取り上げられる宇宙人やそれを隠そうとする政府の秘密組織ですが、本作ではそのようなネタを大掛かりなセットやCGを使って映画化しています。政府組織が秘密に色々な事をする設定は、アメリカ人の連邦政府への不信が昔からあるからなのでしょう。最近はたくさんのアメコミがCGを使って映画化されていますが、当時の技術でここまで作れたのはすごいと思います。
ギャングース
サイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤諒)、タケオ(渡辺大知)の三人は、少年院を出たのち、3人で詐欺の事務所の金庫の強奪を始めます。少年院出身で、資格も住居もないので、普通に働くこともできないため、オレオレ詐欺グループのお金を奪い、自分たちで何かを始めることを夢見て強奪を続けているのでした。しかし、少年院が同じだった半グレのグループに目を付けられ、すべて奪い取られたため、詐欺グループの上にいる金主の資金を奪うことを計画します。 いかに格差と貧困が子供に大きな影響を与えるかがよく解る映画です。現代日本の格差の最底辺にいる少年たちのサバイバル青春犯罪映画となっています。詐欺グループの描写に関しても、リアルな描写になっていました。一つの映画の中に、様々なテーマが詰め込まれています。ダークな素材を軽快に描いた力作です。福祉、療育関係者にはお勧めです。
1917 命をかけた伝令
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。