存在の耐えられない軽さ
このレビューにはネタバレが含まれています
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
殺人の追憶
1980年代に発生した「華城連続殺人事件」を題材にした映画だと知って見ました。 事件は10人が殺害されたという衝撃的なもので時効成立後に犯人が判明しています。 そういった事件を、どのように描くのかに興味を感じました。 ソン・ガンホが演じる主人公のパク刑事が印象に強く残っています。 ラスト近くで明かされる事実にも衝撃を受けました。 実際の事件を扱った映画は、やはりリアルな雰囲気があります。 重いものの見ごたえがある映画の1つです。 おすすめシーンは「グァンホの自供」です。 注意深く見てみると発見があるはずです。 個人的には今まで見た韓国映画の中で1番面白いと感じています。 高い評価を受けたというのも納得です。 この作品を見る前は、普段あまり韓国映画を見ないほうでした。 しかしこれを機に、いろいろ見るようになりました。 そんなきっかけとなった作品でもあります。 サスペンスや、実話を題材にした映画が好きなかたには楽しめる1本です!
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦
大好きなコワすぎシリーズの1作目。 この作品でモキュメンタリー形式の作品の面白さに気づきました。 なんといってもディレクターの工藤がいい味を出しています。 乱暴者で口も悪い。 口裂け女をテーマにした作品で「口裂け女を捕獲します」というセリフから始まる作品なんて観たことないです。 捕まえてどうしようというのか。 監督は白石晃士氏で、カメラマンの田代という人物として作品内に登場します。 白石監督の作品はかなり独特で、基本的にクトゥルフ神話がベースになっています。 クトゥルフについては全く知らなくても、この物語、そしてのちに続く作品で大体把握していけるかと思います。 この後、シリーズが出ていますが、全て物語は繋がっています。 劇場版もでており、それもDVDシリーズからの展開なので、まずはこの1作目から観て押さえておきたいところ。 この作品に出てくるモチーフがかなり重要なキーになっています。 コワすぎシリーズは某動画配信サービスで毎年夏に恒例で無料配信されていますが、ファンが大変多いです。 カルト的人気を誇る作品です。
長ぐつをはいたネコ
「シュレック」のスピンオフ作品です。 私は「シュレック」は観ていないのですが、それでも楽しめたので観ていなくても大丈夫です。 「シュレック2」の脇役だった「長ぐつをはいた猫」ことプスの冒険譚。 プスがとにかくかっこいいです。 しかし、酒場に入るとき入口に背が届いていなかったり、頼むものがミルクだったりするという、いわゆるギャップ萌えがいい感じ。 プスはあくまでハードボイルドなキャラクターなのですが、いざという時は「猫のかわいさ」を使って相手を篭絡させるところなどが面白いです。 物語は「ジャックと豆の木」を下地にして進んでいきます。 2つの童話が融合した形になっており、そこを不自然にしていない点もよいです。 プスは二本足で立ってはいますが、物語全体的にきちんと「猫の動き」を再現している点は非常にうまいと感じました。 ハラハラドキドキ、そして笑える。 3Dの映像も美しく、物語のテンポもいいので退屈せずに見ることができるかと思います。
藁の楯
「藁の楯」、大沢たかおや松嶋菜々子の演技も良いです。 しかし見どころは何といっても命を狙われる設定の藤原竜也です。 清丸国秀役が藤原竜也以上に似合う俳優など存在しないのではと思うほどです。 これ以上にない配役です。 映画だと分かって見ているはずなのに腹立たしくなります。 最初から最後まで、良い意味で清丸には共感できないままです。 そんな有り得ない極悪非道な気味の悪い人物を藤原竜也が好演しています。 こういう役をやらせたら右に出る役者はいないとすら感じます。 とんでもない設定なので、当然全体的にはつっこみどころもあります。 そもそも出だしが「犯人を殺害したら懸賞金10億」なのです。 有り得ないシチュエーションも含めて楽しむのが面白いと感じます。 「誰を信用したらいいか分からない」という緊迫感は強めです。 結末も個人的には嫌いではありません。 最後の最後まで清丸のクズっぷりが楽しめて清々しいほどです。 とても楽しめました。
ゴーストバスターズ
1980年代初頭のアメリカ映画のハチャメチャ感がたっぷり堪能できる作品。 難しいことなど考えず、ただただ飲み物片手に気楽に観ることができます。 この頃は「ポリスアカデミー」も人気がありました。 こういった言ってみればくだらない、しかし面白い作品を作り上げるアメリカ文化に大らかさを感じたのを覚えています。 今、改めて観てみるとCGなどは荒いですが、当時としては頑張っています。 物語冒頭でのゴーストバスターズのホテルの幽霊退治シーンも面白いですね。 ちっぽけな、いてもいなくても問題なさそうな幽霊を退治するために、シャンデリアなどを壊しちゃう。 その上で高額な料金を請求するなどめちゃくちゃで「これ、放っておいたほうが安上がりだったんじゃ……」という面白さがいいです。 子どもの頃は掃除機を使って「ゴーストバスターズごっこ」やったなぁ。 当時子どもだった人は経験があるのではないでしょうか。 そしてなんといってもタイトルロールの音楽がいいですね。 「幽霊なんて怖くないさ!」と軽やかに歌いあげるノリが映画全体を象徴しています。 今改めて観ても、やはり名作です。
エリン・ブロコビッチ
くちづけ
相模原の事件の後に、どのような内容の映画かは知らずに鑑賞しました。 知的障碍者のグループホームを舞台にした映画ですが、時々街なかで見かける知的障碍を持つ子供が大人になった後にどのように過ごしているかを知らなかったので、大人になってから本人や親族、周囲の人がいかに大変かが解りました。 実際に知的な障碍があると日常的にどのような困難やトラブルがあるのかがユーモアを交えてわかりやすく描かれていました。 竹中直人と貫地谷しほり演じる親子を中心にストーリーは進みますが、何かとコミカルに軽妙に描かれていますが、内容はとても重く、考えさせるものです。 成人した障碍者の生活に関しては、これまでは主に親が世話することが多かったそうですが、高齢者介護がビジネスとして広まったように、障碍者介助もさまざまなグループホームなどができて広まっているようです。
がっこうぐらし!
ゾンビ的なものが大量発生し、学校で暮らすことになった少女たちのお話。 元々がいわゆる「萌え漫画」ですので、登場人物の造形や仕草に若干の無理を感じます。 二次元なら見れても、三次元にすると「痛い」表現になるというのはあるものだなぁというのが正直な感想。 物語全体にも無理がありますし、なにより主役の少女たちの演技がいまひとつです。 ―と、悪い点ばかり挙げましたが、なぜかこの映画、癖になるんですよね。 もう5回くらい観ています。 毎回「演技下手だなぁ」と思いはするのですが、主役の子たちが懸命に「演技頑張ろう」というところがみえて、なんとなく好感が持てるんですよね。 原作を読んでいる人から見ると「駄作」になるかもしれません。 実際のところ映画作品としては失敗はしています。 しかし、監督の主人公たちのいいところを伸ばそうという努力も垣間見え、たまにはこういう作品もあってもいいかと思います。 ジャンルとしては結果的にアイドル物になっています。 その事前情報を踏まえてみて、鑑賞しました。 結果「二度は観ないな」と思ったわけですが、なぜか癖になっているという謎の作品。 たまにこういう怪作(?)があるので映画って面白いものだなぁとつくづく感じました。
硫黄島からの手紙
公開当初にこの映画を見た時は戦争の悲惨さだけに目が行って辛かったです。上官の命令とはいえ「なぜ自決するんだよ」「なんてバカなことを」と。そしてちっぽけな島を守るためになぜ大勢の兵士を動員する必要があるんだ?日本の司令部は何を考えているんだ?と、怒りが沸き上がりました。 その後、硫黄島が落ちたら日本全土が米軍の容赦ない空襲に晒されることを知り、どういう想いで兵士の方々が戦ったのか目に焼き付けるため改めて鑑賞しました。 押し寄せる米軍を撃退できると考えていた兵士は現場にはいなかったでしょう。自分達が1日でも耐え抜けば愛する家族だけでなく大勢の国民が疎開できると戦い抜いたんだと思います。 アメリカで作られる映画ではアメリカに敵対する国や組織はとんでもない悪者に描かれることが少なくありませんが、この映画では日本側の栗林中将やその部下である兵士達からの目線で描かれており、この映画には「悪者」はいません。(少しだけ「こいつクズだな」と思える兵士もいましたが) 敗戦色が濃厚になってきた時代に、武器弾薬だけでなく食料や水さえも足りない中、米軍の想定をはるかに超える驚異的な粘りで戦い、犠牲となった兵士の方々に我々は感謝しなければなりません。あの方々の犠牲がなければ我々は生まれていなかったのかもしれないのだから。 日米のいずれかに偏ることなくフラットに描いてくれ、戦争の悲惨さだけでなく、それぞれの人の想い、そしてあの兵士の方々から頂いたであろう自分の命の大切さ、それらに気付かせてくれた監督にも感謝です。
マイ・ボディガード
誘拐事件が多発するメキシコで少女のボディガードになったデンゼル・ワシントン演じるクリーシーは生きる希望を失っていたが、ダコタ・ファニングが演じる9歳の少女ルピタとの交流の中で人間性を取戻し、生きる希望を見つける。 初めはルピタに対して冷たく接していたクリーシーは、無垢であどけないルピタから良い意味で「遠慮のない接近」を繰り返されたことにより次第に打ち解けていきます。特にルピタの水泳大会では抱き合って喜ぶ姿は見ていてほっこりさせられます。 誘拐犯グループがルピタを連れ去りクリーシーは重傷を負いますが、ルピタを取り戻すために「炎の男」になり、「あれだけの怪我したのに嘘だろ」と野暮なこと見る側に思わせながらも犯人グループを追い詰めて行きます。その追い詰め方がエグい。怒りが頂点に達すると身体の痛みも苦しみも情けまでも消えちゃうんでしょうね。 ネタばれを避けるため結末は書きませんが、最後まで全く退屈することはありませんでした。 この映画を見てデンゼル・ワシントンのファンになりましたが、久々に見たクリストファー・ウォーケンがまた渋くてカッコいい!それから完全な脇役でしたがミッキー・ロークも無難に役をこなしていました。
ヘレディタリー/継承
かなり評判が高い本作、実際に見て「確かに面白い」と感じました。 びっくり系の怖さともジャパニーズホラーとも違う独特の雰囲気です。 主人公のアニーは精神疾患が原因で父母や兄を亡くしています。 さらに自分も夢遊病で苦しんでいます。 それが子供たちに遺伝することを怖れています。 映画だと嘘をついてグループ・カウンセリングに行くほどです。 しかし、話はそれだけではなく予想外の方向に進んでいくのです。 夫からも子供からも理解されずに追い詰められていくアニーの姿が非常に印象的。 子供を守ろうとするのに、それも理解されないのです。 でも、娘の遺体をあんな形で見つけたら、誰だって取り乱すのではないでしょうか。 前半から不気味ですが、後半になると超常現象的要素も登場します。 すべてが明らかになるわけでもありませんが、ストーリー自体には納得です。 リアルで、薄気味悪く、見終わった後も後味は悪めです。 すっきりするオチではありません。 まだ1回しか見ていないので改めて見返してみようと考えています。
ラストミッション
EMMA/エマ 人工警察官
アンドロイドのエマに警察の仕事と人間性を教え込ませるためにフレッドの捜査チームに配属、捜査現場での分析能力は高いが日常においては変な言動がある・・・ データ分析能力や武術に優れ、足が速いことや他人の声を真似ることはできても人間の心の機微を理解できていない彼女は時々デリカシーのない発言をしそうになりフレッドに制止されたりもします。しかしフレッドやその同僚、フレッドの家族と付き合っていくうちに少しずつ変化が出てきて少しずつ人間らしさを吸収していきます。特にフレッドの娘とエマとのシーンは微笑ましく、エマが自分に過去が無い(子供の頃の写真が無い)ことを改めて知ったときのシーンは切ないものがありました。 エマ役のソレーヌ・エベールさんは整った顔立ちの女優さんで、この映画の中ではいつでもうっすら微笑んでおりアンドロイドっぽい雰囲気を出しています。 タイトルや売り文句を見ただけではロボコップみたいな映画をイメージされる方が多いと思いますが、全く違います。ちなみに「SF」的なシーンはエマが自室で自身を充電(?)する以外は見当たりません。 もちろん殺人事件(2話構成)を捜査する映画なので格闘シーンや死体も出てきますが、人間(アンドロイド)ドラマとして見ることをおすすめします。
スウィング・キッズ
鑑賞後、言葉が出なかった。 圧巻、という言葉がピッタリだった映画だった。凄い…。 ジャケットでも分かるように、異文化でダンスをするのだけれど、その場所が…。 行き場のない怒りや悲しみを抱いてチンピラのような行動に出ている者、妻と離れ離れになった者、振付師だった異国の者、生きるために身に着けた4カ国語を話す者、そして、相反する立場に居る元ブロードウェイダンサー。 正直、最初のシーンを覚えていない。どうしてこの4人が踊りだしたかも。 それを上回る、ストーリーと音楽。1時間過ぎまで、ワクワクして音楽の使い方に心打たれた。 何より、凸凹の5人、特に主人公のギスとダンサーだった士官ジャクソンの2人が、ダンスで会話するかのようなシーンに畳み掛けるような曲が掛かって、もうこれは、「パラサイト」を超えたんじゃないか?と思った。 がしかし、現実はそうもいかない、ということを、後半で、これでもか!と戦争を見せてくるのが、言葉を失ってしまう展開になっていった。それが、エンドロールまで続いていく。目を背けても見せてくる。 楽しく笑えた分、悲しみや怒りが心を覆っていきました。 心避けるほどの苦しさを戦争は生むし、無論反対だけど、この映画を観て、違う国の人との交流が思い出になっている人もいるんじゃないか、と思うと、もう言葉が出ない。 映画が好きな人、全員に観て欲しい。 そして、そこから戦争という愚かな行為を、今一度、考えて欲しい、と思わずにはいられなかった。
しゃぼん玉
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
グレイテスト・ショーマン
私が人生の中で1番好きな作品といっても過言ではない作品です。 大好きすぎて映画館で4回も見に行ってしまいました。そして、面白い事を周りにも布教してしまいました…(笑) P.Tバーナム、彼のエンターテイメントさながらな人生をヒュー・ジャックマンが過去っこ良く演じているのを楽しむのも良し。 おもちゃ箱を開けた様な様々なカラーに富んだ楽曲を楽しむのも良しな歴史好き・偉人好きにもミュージカル映画好きにも楽しめる作品になっています。 特に楽曲は長い年月をかけて作成しているのもあってか耳に心地よい曲ばかりとなっています。 どの曲も舞台を見ているかのような、P.Tバーナムが存在した世界にタイムスリップしてしまったかのような気分にさせてくれます。 こんなにも曲で泣けたり笑ったりワクワクどきどきしたのは生まれて初めての体験でした。 なので、この素晴らしい曲を体感してもらいたいので、ぜひこの作品は映画館で見て欲しいです…! 見世物小屋なんて聞くとどうしても炎上してしまいがちな題材だと思うのですが、この作品は大成功だと思います。 映画とは楽しむものである!最高のエンタメだ!と思っているひとなら最高に楽しめる作品になっていますよ。
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