ボヘミアン・ラプソディ
このレビューにはネタバレが含まれています
となりのトトロ
お元気ですか?
激突!
1971年、若き日のスピルバーグ監督が手掛けた不条理サスペンス 原作・脚本は「ヘルハウス」のリチャード・マシスン。 もともとはTVの2時間ドラマだが、あまりの出来の良さから劇場公開され、アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭第1回のグランプリに輝いた。 アメリカの片田舎の荒涼とした砂漠に現れた、赤い小さな乗用車とこげ茶色のモンスタートラック。 些細ないざこざから悪夢のような追跡劇が始まる。 全編ほぼセリフ無し、砂漠の一本道で車2台がひたすらチェイスするだけという低予算自主映画のような世界なのだが、「追う/追われる」という映画の原始的な面白さに満ちていて、グイグイとスクリーンに引き込まれる。 疾走する2台を追いかけるカメラワーク、編集、音楽の使い方。緊張と緩和のタイミングが絶妙だ。 後年の「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」にも通ずる「巨大な何かに追われる恐怖」を鮮烈に描写する、25歳のスピルバーグの才能の煌めき! 何度繰り返し観ても面白い、サスペンスの原液のような傑作である。
世界でいちばん長い写真
良さ気なのに、良くなかった残念作。 パノラマカメラと高校生写真部員という取り合わせもメチャクチャ良いのね。。。 雰囲気も○。しかしストーリーの引きが余りにも弱い。 これだと102分引っ張るのには厳しいモノがありました。 もっと恋愛にせよトラブルにせよ、ナニカ事が起こって欲しかった。 キャストも悪くないのになあ。 男前で、健康的にエロい主人公のイトコの姉ちゃん。『ハイキックガール』で空手アクションをキメまくってた武田梨奈がまさかこんな役を・・・。彼女も役者として成長しているということなのでしょう。 クライマックスで長いなが~いパノラマ写真を、学園祭のシメに撮るんですが、一応作品のハイライトだと思うのですが個人的には全然盛がらなかったです。。。 始めの方の向日葵畑撮ってる時がイチバン良かったかな。 やっぱパノラマカメラなら人より風景を撮って欲しかった。 あと、誰と誰とは書かんけど突然すぎるプロポーズには、一緒に観ていた家族一同ドン引きでした。アレはナイわ。。。
一度も撃ってません
50年間で刊行したのはたった2冊という長らく休業状態の作家・市川進に、石橋蓮司が哀愁たっぷりに扮していました。ハードボイルドの世界への憧れが強すぎるあまりに、フィリップ・マーロウ気取りのトレンチコートとつば広帽子を身にまとってネオン街をさ迷い歩く姿には笑わされます。ろくに仕事もしていないのに夜な夜な出掛けていく市川に、学校教員として家計を支えている妻の弥生が浮気を疑ってしまうのも致し方ありませんね。 市川の担当編集者・児玉役には懐かしのモーレツ世代を体現する佐藤浩市が、児玉の部下でいかにも今どきのゆとり世代な五木役には寛一郎が。さりげない親子俳優の共演にも、ジェネレーションギャップが反映されていて面白いです。 定年退職した検事から過去の栄光にすがり付くミュージカル女優までと、市川が入り浸るバー「Y」の常連客が誰も彼も胡散臭いです。小説顔負けのピンチが迫りくる中でも、はったりと見かけ倒しだけで切り抜けてしまう市川に脱帽してください。
もののけ姫
猫の恩返し
ストーリーとしては、平凡なファンタジーものかなという印象です。そもそも本作は『耳をすませば』のスピンオフで、そのヒロイン・月島雫が書いた小説という設定になっています。そのため、何かメッセージ性の強い作品というわけではなく、純粋に登場人物のキャラクター性を楽しむ作品だと言えます。 キャラクターといえば、ヒロインの吉岡ハルですが、おっちょこちょいで可愛らしい女子高生です。最初は猫の国に行きたくないということでストーリーは展開していくのですが、行ったら行ったで楽しんでいるし、猫の世界も悪くないんじゃないかと、かなり軸がぶれているヒロインではあったのですが、その点も逆に愛らしいと感じます。 あとは何と言ってもバロンの存在です。紳士的な振る舞いと言葉遣いで、男性が観ても憧れる存在です。この映画は、バロンがいかにかっこいいかを伝える映画と言っても過言ではないでしょう。それくらい彼には魅力があります。 音楽も非常に素敵です。『猫の恩返し』といえば、つじあやの「風になる」ですね。つい口ずさんでしまうメロディーで、今聞いても楽しい気持ちになります!
サマーウォーズ
ギャングバスターズ
アメリカの南部を舞台に、ならず者3兄弟が美女に頼まれて彼女の息子を取り戻しに行く話ですが、タランティーノ辺りを意識した作りになっていて、何かと楽しめる映画になっています。 DVDジャケットのデザインは汗臭い感じになっていますが、中身もしっかり汗臭くなっています。3人のならず者兄弟のキャラクターをそれぞれ描き分けていて、更に家族の歴史なども描いていました。 黒幕の差し向けたインディアンギャング団や海賊ギャング団、美女ギャング団と戦う展開で、派手にドンパチしていました。 全体として人情物とアクション映画を上手く組み合わせた作りになっていました。 気軽に見れて楽しめて、最後にほっこりする良作になっています。 何かとハリウッド映画では、南部は怖い無法地帯のように描かれますが、そのイメージを上手く使った映画になっています。 北部から来たATF捜査官がその土地の案内役として、観る人を案内してゆく作りになっています。 B級アクション映画が好きな人なら気にいる映画だと思います。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
名探偵コナン ゼロの執行人
テロ事件の容疑者として毛利小五郎が身柄を拘束されてしまうという、映画版ならではのオープニングにハラハラさせられました。普段は別居中でケンカばかりしている妃英理が、法律の知識を存分に駆使して小五郎の危無実を証明するために奔走するという展開にも夫婦愛を感じますね。 小五郎の弁護を担当すると名乗り出てくるミステリアスな若手弁護士、橘境子役に上戸彩が抜擢されています。橘が今回の事件に接近してきた本当の理由、さらには彼女が抱えている意外な過去には驚かされるでしょう。父親が逮捕されたことで不安を募らせる毛利蘭を慰めるために、主人公・江戸川コナンが携帯電話越しに工藤新一の声で語りかけるシーンが切ない… 公安の捜査官でありながら「バーボン」のコードネームで黒の組織に潜入中の安室透、その組織を裏切り小学生の姿でコナンに協力する灰原哀。この映画に登場する多くのキャラクターたちが、周りを欺くためにふたつの名前と顔を持っているのが運命的です。 前半は本格的な推理ドラマとして静かに進行していきますが、東京湾のサミット会場を舞台にした後半戦はアクションが盛りだくさんで一気に加速していきますよ。安室が言う「命にかえても守らなければならなもの」とは何なのか、コナンは大切な人を守ることができるのか見届けてあげてください。
ハミルトン
オリジナルキャスト公演の映像化です。ありがとうございます何度でも見返したい!!日本語字幕の対応を首を長ーくして待っているつもりが、気づいたら再生を押していて、英語字幕だけじゃ流石にきついかなあと思っていたら引き込まれていました。史実ベースのお堅いドラマ?いやいや。見終わってました。アメリカ建国の父ハミルトンの生涯をこんなにもポップに色鮮やかに描いたリンマニュエルミランダの鬼才っぷりと、有色人種の配役で演出されたパワフルなアメリカ文化の唯一無二の魅力が凝縮された160分間に、ただただスタンディングオベーションです。魂の篭った歌声と息遣いに、偉人たちの想いに触れた様な気がして度々胸が苦しくなったり、会場に誘われて笑ったり、最後には胸がいっぱいになりました。字幕対応したらまた観ます!また泣きます! 流れるような曲や舞台装置の展開も見所で鳥肌モノ。歴史や言葉の綾をこれほどまでに知りたいと思ったことはない、、
Swallow/スワロウ
『異食症』という摂食障害を題材にした作品です。 DVDパッケージでもネットでも、本作を『スリラー映画』として紹介していますが、正直言ってスリラー的な要素はまったくと言っていいほどなく、特殊な病気に罹ってしまった女性の人生の岐路と決断を描いたヒューマンドラマでした。 でも、ジャンルこそ思ってたのと違いましたがとても良く出来た作品なので、観て良かったです。 主人公のハンター役を演じるヘイリー・ベネットがとても素晴らしかったですね。 とりわけ美人というわけでもないのに、どうにも魅力的。 これはもう、彼女を観る為の映画と言っても過言ではないでしょう。 主人公が異食症になったことで過去の自分と向き合い、周囲の理解を得られない八方塞がりの中で人生を切り開こうと必死でもがく彼女の姿は感動的・・・とまではいかないものの、とてもエモーショナルで胸にグッと刻み込まれました。 ラストは賛否が分かれそうですが、杓子行儀でない彼女の決断は尊重されるべきだと思いました。
イン・ザ・ハイツ
かねてよりミュージカル映画をドルビーシネマで観たいと思っていたが、満を持してインザハイツを鑑賞。基本的に私はミュージカル映画があまり好きではない。ジャンルで言えばドラマや伝記系、ストーリーは凝っていればいるほど好きである。それゆえどうしても音楽に時間を割いてしまい、ストーリーの内容が薄まってしまうミュージカル映画を観ることは自ずと少なくなる。しかしこのインザハイツ、素晴らしかった。 この映画で描かれる登場人物たちのエネルギーを分けてもらったからだろうか、鑑賞後は「自分の悩みや不安などちっぽけなものだ」という気持ちになるパワフルな映画であった。 ただ、内容とは別のところにこの映画を楽しめた最大の理由があるのではないかと考える。それは「ミュージカル✖ラップ」である。 この映画を観るまで私がミュージカル映画に抱いていた印象は、普通に話していたのにいきなり歌い、踊りだすというものだ。いまいち印象が湧かないという方は「レ・ミゼラブル」などを思い浮かべてもらえればいいだろう。そう、いきなり歌いだすそれである。 しかしこの「 In The Height 」だがほとんどのミュージカルシーンにラップが用いられている。故に自然体、まさに会話を聞いている感覚である。実際に複数人で歌う楽曲が大半を占めており、リズムも適度に外してくるので歌っているという印象よりもリズミカルに話しているという印象のほうが強いかもしれない。 実際にYouTubeに映画本編の動画が何本か掲載されているので、時間がある方は是非見ていただきたい。ミュージカルが苦手な人もあまり抵抗は感じないのではないだろうか。 ラップでまくしたてるような彼らの歌唱には、もはや普通のセリフよりもずっと魂が宿り、その魂は私たちのそれさえも震わす。普段ラップ聞かないのにこんな絶賛するのもなんですけど。
プラットフォーム
犬鳴村
竜とそばかすの姫
ゴーストライター
誰かの代わりに原稿や著作を執筆する「ゴーストライター」と言えば、我が国では2014年に社会問題になったあの人を思い出してしまうでしょう。海の向こうイギリスでも高額報酬に飛び付いて怪しげな依頼を引き受けてしまう陰の著者に、思わぬ災難が降りかかっていました。自らの本名さえ名乗ることを許されていないミステリアスな主人公を、ユアン・マクレガーがちょっぴりブラックユーモアを交えて演じています。 引退した首相アダム・ラング役に「007」シリーズでのジェームズボンド役でお馴染みのピアース・ブロスナンを起用するなど、サービス精神も忘れていません。海に囲まれた島に豪勢なお屋敷を構えて本妻と愛人を一緒に住まわせているという、およそ高潔さとは無縁の人物。政界進出にもまったく意欲がなかったというラングが、なぜ一国のトップにまで上り詰めることができたのか気になりますよね。 少しずつ明らかになっていくラングのもうひとつの顔と、2003年に勃発したイラク戦争にまでさかのぼるほどの政治的な陰謀には息を呑むばかりです。
マリッジ・ストーリー
自らの選択なのか不本意なのか、平穏なのか醜くなるか。それも0か100かって話ではなかった。法というシステムでは綺麗に解決できないような、めちゃくちゃ人間臭い別れの過程が描かれていました。みんなが観たくてハッピーになるような大衆映画ではないけれど、こんな愛の溢れるハッピーエンドもあるんだなあと。この家族のこの時点での1番の終わり方でした。 もう一緒には居られないと分かりながらも、愛し合っていた過去に後ろ髪が惹かれる姿、どんなに恨んだとしても人生の一部を共にした相手を思い合う描写が絶妙でした。緩急のある口論のシーンから伝わるそこにあった愛、まだそこにある愛が、離れたからってなくなるわけではない二人の歴史が、全てが本物のようでした。2人の演技の凄ましさが説得力ありまくりで息を飲みます。流石売れっ子2人だ、、と平伏します。 そしてそして彼ら主演2人だけじゃないんです凄いのは。Divorceを撮ってmarriage storyを語らせる脚本も天才すぎませんか。
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