イン・ザ・ハイツ
このレビューにはネタバレが含まれています
素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店
これは・・・何とも・・・不思議な味わいのある映画でした。 自殺志願者が自殺幇助を依頼するアンダーグラウンドの葬儀屋、という設定は『世にも奇妙な物語』にでもありそう。 んで、運命の女性と出会って心変わりするんだけど、葬儀屋は「キャンセル不可」で・・・。という展開は、演出さえ変わればホラー映画としても成り立つと思う。 後半にはマサカのドンデン返しも用意されており、まさにサプライズ!でしたねえ。 そういった様々な作品としての要素は、ひとつひとつ抽出してみるとどこかで見たハズのものなんだけど、ヨーロッパ映画独特の雰囲気やテンポでやられると何とも新鮮。 音楽もクラシックやオーケストラを嫌味なく使いこなしており、映画との親和性もバツグンでした。 ファンタジー映画みたいなタイトルですが、コメディです。しかし現代の寓話として考えると、ファンタジーと名乗っても良い気がします。 意外と知られていない作品だと思うのですが、掘り出し物でした!
レイダース 失われたアーク《聖櫃》4DX
冒頭のインディのからくりの仕込まれた遺跡でのトレジャーハンターぶりが、これから始まる壮大な展開を期待させてくれます。あの定番の音楽も、いつ聴いてもワクワク感を盛り上げてくれ素敵です。 ハリソン・フォードの大学講義での教授姿はパリッとしていてカッコイイです。 今作の舞台が大好きなエジプトで、カイロの街並み等を観ながら鑑賞できたのも気に入っているポイントです。元恋人のマリオンだけでなく、子ザルとも行動を共にするのも可愛くて良かったです。 「聖櫃」の未知の力を求めるナチスと、インディの宝探しの様子は波乱づくしで、アリオンが大変な目に遭ったり、やっと聖櫃を見つけたと思ったら奪われたりと、場面がどんとどん変化していくので飽きる事無く楽しく観ていけました。 また車を馬で追いかけるインディのかっこいい騎乗シーンも観られ、車上での攻防も迫力がありました。 最後のアメリカへの船旅でやれやれと思ったものの、まだまだ気の抜けない展開が続いて神秘的なストーリーも盛り込まれた、今観ても最後まで十分楽しませてくれるシリーズ化するのも納得の内容でした。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
スティーブンキング原作の映画化は意味不明で終わってしまうものも多い中、こちらの作品は話題にたがわず面白くて、夢中で見てしまいました。 スタンドバイミーのホラー版ともいわれる本作、まさにその通りで、各々暗い家庭事情を抱えている少年少女たちが「それ」と呼ばれる恐ろしい怪物と対峙し、協力して苦難を乗り越えることで友情を育み成長していくストーリー。 ホラーとして物凄く怖いわけではないですが、驚かせる演出には長けていて、少年たち視点で眺めていると各シーンでドキッとさせられ、思わず声を上げてしまうことも。 また、主人公とヒロインの淡い恋もありつつ、主人公が所属する落ちこぼれグループ、ルーザーズクラブのメンバー同士のクスっと笑えるシーンもあり、とにかく物語として飽きることがなく最後まで楽しめました。 子供たちが成長した後の続編もありますが、そちらなしでも一つの映画として完成されています。もちろん続編を見るとさらに世界観に浸れます。 個人的にはホラー映画のベスト3に入る良作だと思うので、見て損はない作品です。
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
ドント・ハングアップ
天誅もの、といった感じでしょうか。 かなり悪質なイタズラ電話をかけ、相手の反応をネットで公開して遊んでいる青年たちに悪夢が押し寄せます。 出だしがかなりいいです。 警察から電話がかかり、慌てる女性。 しかし、それは青年たちの仕業……となってからのポップな展開をみせ、登場人物がSNSの画像と共に紹介されます。 このあたりがうまいだけに、のちの展開がちょっと残念かな。 実際のところ「あれ」をやるのがどこまで本当に可能なのかがよくわからないんですよね。 ちょっと展開的におかしなシーンもちらほら。 本作はおそらく、その「ツッコミどころ」はあえてやっているのではないかと思います。 本当に描きたかったテーマは「無邪気な悪意」と「純粋な悪意」との戦いなのではないでしょうか。 そこを描くには多少の無理も仕方なし、なのかもしれません。 無邪気な悪意がもたらした不幸な結果。 彼らは自身のしたことの「その後」までは想像していなかったことでしょう。 物語的にはかなり無理はありますが、少々スッキリしてしまう作品でした。
ドリーム ホーム 99%を操る男たち
キャストは良かったです。 マイケル・シャノンは相変わらずの存在感だったし、アンドリュー・ガーフィールドの悪に染まりきれない感じも良かった。 でもなあ・・・何というか、終始ピンと来なかったです。 リアリティがしっかりあるのは分かるのです。実際、実話ベースらしいですし。 差し押さえのシーンとか、臨場感があって思わず惹き込まれましたもん。 でもね・・・まずリーマンショックがどうにもピンと来ない。そんなのあったような・・・というレベルですからw そんでもって彼らの商売のシステムとか、その違法性とかも、最後まで観てもピンと来ず、何となくでしか理解できませんでした。。。 ここまでの強制退去自体、日本人には馴染みのないモノだからかもしれません。 まあ単に僕の頭が悪いだけかもしれませんが(汗) 従って物語への没入感も微妙でした。 DVDのパケ裏に『まるでアメリカ版「闇金ウシジマくん」だ!』って書いてた映画評論家の方がいらっしゃいましたが、それはどうかと。。。 正直「どこが?」という感じ。 あと、社会派サスペンスらしいですが、サスペンスの部分はかなり弱いです。パンチが全然利いてない。やっと盛り上がってきた!と思ったらエンディングなので、物足りないです。 音楽は緊張感があって良かったです。
スーサイド・スクワッド
絶対面白いです。マーベル映画に負けていません! ウィル・スミス演じる「デッドショット」も魅力的ですが、やはりここはイカレすぎて可愛い「ハーレイクイン」を見るべきでしょう!とにかく、ジョーカーに一途すぎて痛みも暴力も何でもOKになってしまった彼女は、どの凶悪犯よりもチャーミングで恐れ知らず。彼女がどうしてここまで人気なのかが良くわかる一本です。 ストーリーとしては、スーパーマン不在の地球を守るための「タスクフォースX」のために、悪党の凶悪な力を役立てようとしたら、うっかり最恐の魔女に裏切られて、そのもみ消しのために「スーサイドスクワッド」部隊が突入される、というトンデモストーリー。 ここでその「トンデモ」に文句をつけては絶対にダメです。これはこの「トンデモ」具合をどうエンターテイメント的にオチをつけるかが、とても大事! ラストには悪人たちの仲間意識や償いきれない過去、本当に心から望むものは実はノーマルな生活……などメロウな部分があるのも、最高に心にぐっときます。 絶対元気になるし、見ていて心が喜ぶ映画です。おすすめです。
屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ
300 <スリーハンドレッド>
[リミット]
起きたらいきなり狭い場所に閉じ込められている。何がなんだか分からずパニックに陥る。そしてだんだん落ち着いてきておかれている状況を理解するが、命の危険にさらされているのはわかるのですぐに癇癪を起こして普通の精神状態でいられない。パニック映画は天災や事故のように大規模なものが多いが、ただ閉じ込められているだけでもこれだけの緊迫感が出せるのはすごいと思いました。暗くてジトッとした暑さというのは恐怖感を増大させますね。犯人とのやり取りや外部の人間と連絡を取るための携帯電話の電池残量が、また微妙な感じでいいですよね。連絡を取れるということはそんなに深く埋められているわけではないのでそれが生きることにつながるのではと思える分、彼の焦りはものすごく伝わってきます。外部の人間もすごく親身になって助けてあげる風なんですが、本気になって助ける気がないのがわかります。埋められている恐怖もありますが、助けてもらえないと感じる恐怖がさらに彼を追い詰めている所がこの映画のキモです。棺の中でも小さなトラブルがちょこちょこ起きて、この人の精神を少しずつ追い詰めて行きますよね。最後はすごい終わり方ですね。
真夏の方程式
真夏の海辺の街を舞台にしたガリレオシリーズの映画ですが、いつもの感じと違うのは決まり文句がないからか少し異質かもしれません。湯川は資源開発と海の保存という二択に揺れる街の会議にアドバイザーとして呼ばれているのですが、男の子もある旅館に夏休みのあいだに過ごすために訪れました。殺人が起きるのですが、これが昔の事件が引き金になっていてスムーズに実行するために子供を利用したという部分が非常に心が重くなってしまいます。悪い人間ではない人が殺しをしてしまって、関係ない子供も関わってしまうという部分は大きくなった時にどう感じるのかとにかく辛かったです。容疑者Xの献身にも何か似ているような感じがするのは、大事なものを守るために殺したからでしょう。 子供の夢を叶えるために湯川が協力する場面は、夏の宿題にも向いていてこの作品の中で一番心温まる場面でしたね。それ以外はいきなり訪ねてきた人間を殺してしまったり、話が飛躍している感じがしました。男の子の未来がどうなるのか、それが気になる作品です。
オール・イズ・ロスト 最後の手紙
スカイスクレイパー
ドウェイン・ジョンソン演じる主人公が、とにかくタフすぎることが印象に残る映画でした。家族を守るというたった1つの動機のために、何度でも命懸けの行動をとるヒロイックなお父さんが素敵です。 良くも悪くも超王道のアクション映画で、相手のテクノロジーを利用して逆に報復しようとする悪玉と、敵か味方か分からない資本家と、愛を動機に行動する一人の男性といった、分かりやすいキャラ立て。何よりも中心にあるのは、燃えている高層ビルを、知恵と筋力によって通過していく、主人公のアクションです。この点がブレないのが良いです。皆で観てワイワイ楽しめる映画だと思います。 序盤は、既に前線を退いて、静かで平和な暮らしを望んでいる落ち着いた男性として登場する主人公。襲い来る危機を前にしても、スーパーマンのようには戦えず、被害を被る普通の市民……といった印象なのですが、燃える超高層ビルに家族が取り残されたと知るやいなや、火事場の馬鹿力とばかり、どんどん超人的なアクションを披露していきます。このメリハリが良かったです。 また、義足であることを活かしたアクションがところどころあるのも、アクセントになっていて決まってました。本作の危機は、対人間戦もありますが、全体的に落ちたら終りの「高所の恐怖」で、ヒヤヒヤさせるアングルの連続です。高いところが苦手な自分は、観ていて結構汗びしょびしょになりました。
犬鳴村
有名な都市伝説、犬鳴村を題材にしたホラー映画です。 ただまあ、あんまり面白くはないかな……というのがざっくりした感想ですね。 ただ全体的には手堅い作りだと思います。物語全体に漂う嫌な雰囲気、犬鳴村に関わったことで狂気に陥っていく人々、村に隠された過去と因縁、などなど。 でもあんまり新しくないんですよね。10年前の映画だと言われても納得してしまう感じがあります。 ストーリーには特に意外な展開もなく、あっとこちらを驚かせる恐怖演出があるわけでもなく、社会風刺などのメッセージ性が示されているわけでもない。ホラー映画の進化というか、時代の潮流に取り残されてしまっている気がします。 呪怨の清水監督が撮っていることが前面に押し出されている作品ですが、呪怨の頃からあまりにも変化がなさすぎるなという印象を受けました。 でも、中高生が観て友達や恋人と話して楽しむティーンホラーとしては需要あるんでしょうね……。清水監督にはもう一度ちゃんと怖い作品撮っていただきたいです。
おおかみこどもの雨と雪
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フリー・ガイ
猟奇的な彼女
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